クリニック・医療向けビジネスフォンの選び方とおすすめ3選
スタッフ間の連携を円滑にし、患者さんへの対応品質を高めたい。そうお考えのクリニック経営者にとって、その実現の鍵を握るのが電話環境の見直しです。
院内PHSなど旧来の電話システムが持つ課題を解決し、スマートフォン1台で内線・外線から電子カルテ連携まで実現する「クラウド型ビジネスフォン(クラウドPBX)」なら、院内業務の効率を向上させられます。
この記事では、クリニックの業務効率化と患者満足度の向上に貢献する、おすすめのビジネスフォンをご紹介。導入するメリットや選び方も解説しますので、ぜひご覧ください。
- クリニックでPHSを利用し続けるデメリット
- クリニックにビジネスフォンを導入するメリット
- PBXの選び方
- 【比較表】クリニック・医療福祉業界対応のビジネスフォン
- クリニック・医療福祉業界対応のビジネスフォン3選
- 【まとめ】クラウドPBX選びで迷ったらPRONIアイミツへ

クリニックでPHSを利用し続けるデメリット
2017年の三菱総合研究所の調査によれば、クリニック内で利用される携帯端末の80%以上がPHSとなっています。ここまでPHSが普及したのは、電磁波が非常に弱く医療機器や人体への影響が少ないことが理由でしたが、現在では技術革新により院内でスマホも使用可能です。
しかし、院内でPHSを使い続けることには、主に2つのデメリットが存在します。一つは、スマートフォンとPHSの2台持ちが必須になるなど、日々の業務における非効率さです。
そして、より深刻なのが事業継続のリスクです。公衆PHSサービスが2023年3月に完全終了したことに伴い、端末の製造やメーカーによる保守サポートも順次終わりを迎えています。万が一お使いのPHSや院内基地局が故障した場合、修理や代替ができず、院内の連絡網が麻痺してしまう恐れがあるのです。
これらのデメリットを解消する方法が、ビジネスフォン(クラウドPBX)の導入です。
クリニックにビジネスフォンを導入するメリット
クリニックにビジネスフォン(クラウドPBX)を導入するメリットは、電話1台で内線・外線に接続でき、電子カルテへのアクセスやその他豊富な機能が利用できること。
クラウドPBXによりスマートフォンを内線化できれば、1台で内線・外線が切り替えられるため、PHSのように複数台を持ち歩く面倒さがなくなります。またPHSではナースステーションやデスクに戻らなければカルテが確認できませんが、スマートフォンであれば、その場で電子カルテにアクセスできることから素早い対応が可能。
通信は暗号化されるため、安全性が高いことも魅力です。そのほか、クラウドPBXにはチャット機能や録音、通話分析などが可能であることから、さらなる業務の効率化が図れるでしょう。
PBXの選び方
PBXを選ぶ際には、以下2つのポイントをチェックしましょう。
導入費用
導入形態によって費用が異なります。オンプレミス型は、自社内に設備を導入するため工事費や機器代など、初期負担が大きい傾向にあります。一方、クラウド型は設備不要のため初期費用は抑えられますが、ランニングコストが発生します。長い目で見ればオンプレミス型の方が費用を抑えられるかもしれませんが、利用人数やサポートの有無によっても価格は変わります。
セキュリティー体制
クラウド型PBXでは特に注意したいポイントです。クラウドサーバーを利用するため、場所を選ばず使える利便性が魅力ですが、オンプレミス型に比べて不正アクセスの影響を受ける可能性があるのも事実。プライバシーマーク取得の有無や、具体的なセキュリティー対策を確認した上で導入を決めましょう。
【比較表】クリニック・医療福祉業界対応のビジネスフォン
ここからは実際に、クリニック・医療福祉業界対応のビジネスフォンを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
料金
月890円/席
初期費用 30,000円
(他1プラン)
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料金
月800円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月15,000円/席
初期費用 50,000円
(他11プラン)
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導入実績社数 発行番号数300万番号以上 |
導入実績社数 6万社 |
導入実績社数 2,000社超 |

総務省認可の通信キャリアが提供するサービスのため音声通話は高品質。また、音声データをAIが解析してテキスト化する機能を備えている点もメリット。電話対応後に報告書を作成する手間を省くことができ、医療機関内の業務効率化に役立ちます。

システムはユーザー目線で開発されており、簡単な設定と管理で運用可能。デバイスや場所も選ばないため、業務効率の向上も期待できるでしょう。音声・ビデオ通話やメッセージ、通話分析などの機能も豊富です。
クラウド市場最高峰の質の高い音声や、待ち呼、入電状況、応対率などをリアルタイムに表示できるためコールセンターと誤差のない環境が提供できます。最短5日で導入でき、PBX(交換機)の設置が不要であるため、院内へスムーズに導入できるでしょう。
クリニック・医療福祉業界対応のビジネスフォン3選
ビジネスフォン(クラウドPBX)は、さまざまな特徴のあるシステムが提供されており、クリニックなど医療福祉業界で利用できるサービスの需要も高まっています。今回はそのなかからおすすめのサービスを3つ紹介します。
- VoiceX(ボイスクロス)
- Dialpad
- BIZTEL コールセンター

VoiceX
VoiceX(ボイスクロス)は、株式会社コムスクエアが提供するクラウドPBXです。現在ご利用のスマートフォにゃPCを電話端末として利用可能なため、テレワークにおける電話環境を迅速に構築することができます。
総務省認可の通信キャリアが提供するサービスのため音声通話は高品質。また、音声データをAIが解析してテキスト化する機能を備えている点もメリット。電話対応後に報告書を作成する手間を省くことができ、医療機関内の業務効率化に役立ちます。
主な機能

Dialpad
Dialpadは、世界的にも先進的なピュアクラウド型PBXです。導入実績も世界で6万社以上であり、クリニックなどの医療業界をはじめ幅広い業界・業種で支持されています。
システムはユーザー目線で開発されており、簡単な設定と管理で運用可能。デバイスや場所も選ばないため、業務効率の向上も期待できるでしょう。音声・ビデオ通話やメッセージ、通話分析などの機能も豊富です。
主な機能
BIZTEL コールセンター
BIZTEL コールセンターは、8年連続シェアNo.1を獲得している人気のPBXです(※デロイト トーマツ ミック経済研究所による)。クリニックや製薬会社など医療福祉業界での導入実績も豊富。
クラウド市場最高峰の質の高い音声や、待ち呼、入電状況、応対率などをリアルタイムに表示できるためコールセンターと誤差のない環境が提供できます。最短5日で導入でき、PBX(交換機)の設置が不要であるため、院内へスムーズに導入できるでしょう。
主な機能
【まとめ】クラウドPBX選びで迷ったらPRONIアイミツへ
クラウドPBXを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でPBXを比較できます。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを機能1つから探すことができます。
さらに要件を絞りこみたい方はぜひ一度お試しください!
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