【2024年最新】費用が安いカスタマーサクセスツールおすすめ8選|無料プランあり
運営するSaaSの「解約率を低下させたい」「顧客の声をもとにサービスを改善をしたい」と、カスタマーサクセスツールの導入を検討するIT企業の担当者は多いでしょう。ただ、カスタマーサクセスツールの相場が分からず、導入を躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、カスタマーサクセスツールの費用相場を解説します。料金比較表をもとに、費用の安いおすすめのカスタマーサクセスツールも紹介しますので、カスタマーサクセスツールの導入を検討されてる方は、ぜひご覧ください。
- カスタマーサクセスツールの費用相場
- 【比較表】カスタマーサクセスツールの料金比較表
- 【2024年最新】費用が安いカスタマーサクセスツールおすすめ8選
- カスタマーサクセスツールの選び方ポイント
- まとめ:価格だけでなく、目的や機能も明確にしてカスタマーツールを選ぼう
カスタマーサクセスツールの費用相場
カスタマーサクセスツールとは、サービスを利用する顧客の利用状況や行動パターンをリアルタイムで監視し、効果的なサポートやフォローアップを行うためのツールです。ツール導入により顧客満足度の向上や、解約のリスク低減を実現。その他にも顧客からのフィードバックを収集するアンケート機能や、最適なタイミングで顧客へアプローチし、売上増加を目指す機能も備わっています。
初期費用・月額料金の相場
料金項目 | 費用相場 |
---|---|
初期費用 | 無料〜問い合わせが多い |
月額料金 | 従量課金:3,000円〜10,000円程度 固定費用:30,000円〜110,000円程度 |
カスタマーサクセスツール導入にかかる初期費用は問い合わせ後、利用機能や登録ユーザー数によってそれぞれの会社に最適なプランを提案してくれるベンダーが多いです。そのため、見積り時に料金を確認しましょう。
また登録ユーザー数につき月額料金が変動する月額従量課金形式のツールにおいては、月額料金相場は3,000円〜10,000円程度。月額固定費用形式の相場は、月額料金30,000円〜110,000円程度です。
【比較表】カスタマーサクセスツールの料金比較表
ここでは、人気のカスタマーサクセスツールの料金を比較します。初期費用・月額料金をまとめた以下の料金比較表をご覧ください。
ツール名 | ツールタイプ | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
Service Cloud | 問い合わせ対応を効率化 | 要問い合わせ | 月3000円〜/1ユーザー |
Zendesk | 問い合わせ対応を効率化 | 要問い合わせ | 月$55〜/1ユーザー |
RightSupport by KARTE | 問い合わせ対応を効率化 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Re:lation | 問い合わせ対応を効率化 | 要問い合わせ | 月12,800円〜 無料プランあり |
チャネルトーク | 問い合わせ対応を効率化 | 要問い合わせ | 月2,700円〜 |
Gainsight | LTVを最大化 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Growwwing | LTVを最大化 | 要問い合わせ | 月60,000円~ |
Adobe Marketo Engage | LTVを最大化 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Fullstar | オンボーディングを管理 | 無料 | 月60,000円 無料プランあり |
Onboarding | オンボーディングを管理 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
coorum | コミュニティを構築・管理 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Commune | コミュニティを構築・管理 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
SmartCore | コミュニティを構築・管理 | 無料〜 | 14,000円~ |
EmotionTech CX | 顧客満足度を測定 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Ambassador Relations Tool(ART) | 顧客満足度を測定 | 無料〜 | 月29,480円〜 無料プランあり |
カスタマーサクセスツールの初期費用が公式サイト上に明記されていないツールも少なくありません。ですが、「Fullstar」や「Ambassador Relations Tool」など、初期費用無料で利用できるツールもあり、導入時のコストを抑えたい場合はおすすめです。
【2024年最新】費用が安いカスタマーサクセスツールおすすめ8選
2024年現在、費用が安いおすすめのカスタマーサクセスツール8選を紹介します。各ツールの特徴とおすすめポイントをまとめているので、ぜひカスタマーサクセスツールを選ぶ時の参考にしてください。
- Salesforce Service Cloud
- Zendesk
- Re:lation
- チャネルトーク
- Growwwing
- Fullstar
- SmartCore
- Ambassador Relations Tool
Salesforce Service Cloud
Service Cloudは、Salesforce社が提供するクラウド型カスタマーサクセスツールです。メールや電話、SMSやSNSなど、多様なオンラインチャネルに対応しており、顧客の問い合わせを適切な担当者に自動的に振り分けます。また、問題の迅速な解決やナレッジ管理をし、顧客満足度向上や業務効率向上を実現するAI技術が強みです。
小規模チーム向けでシンプルな機能を兼ね備えたStarterプランでは、月額料金3,000円から導入が可能。他にもチーム規模や機能によって、段階的なプランが用意されているため、自社のサービス規模や登録ユーザー数にあった導入が可能です。
- ダッシュボード作成
- レポート作成
- レポートのCSV出力
- 担当者の割り振り
- タスク管理
- コミュニティの作成
- コンテンツの作成
- コンテンツの検索
- グループ・ユーザの権限設定
- チャッターで同じ部署の人の営業状況などが共有できること。 次のやるべき行動をアラート機能で知らせてくれること。
- UIが洗練されていて使いやすい。 ナレッジや履歴がすぐ検索できるのが良い。 昔から使っており使いやすい
Zendeskは、Zendesk社が提供するクラウド型カスタマーサクセスツールで世界10万社以上の導入実績を誇ります。メッセージング・チャットやAI・自動化、ヘルプセンター・FAQなど、顧客との円滑なコミュニケーションを促進し、旅行な関係を築くための機能を兼ね備えています。また、セキュリティ対策や持続可能な社会への取り組みにも力を入れています。
メール問い合わせに特化したBasicでは、下位プラン「Support Team」なら1ユーザーにつき月額19$から利用可能(年払いの場合)です。複数チャネルからの問い合わせを一元管理するZendesk Suiteでは、1ユーザーにつき月額55$から導入できます。さらに、スタートアップ企業はZendeskを6か月間無料で利用可能という、他にはない特徴があります。
Re:lation
Re:lation (リレーション)は、株式会社インゲージが運営するクラウド型カスタマーサクセスツールで、導入社数は5,000社以上を誇ります。多様な顧客対応チャネルを統合し、問い合わせ対応の効率化を図るクラウドサービスで、メールや電話、LINE、チャット、SNSなどの窓口を一元管理し、対応漏れを防ぐ機能が充実しています。
試しにRe:lationを使ってみたい方向けに、月額料金が無料のFreeプランが用意されているため、初めてツールを導入したい企業におすすめ。有償プランでも、月額料金12,800円〜開始が可能です。
チャネルトーク
チャネルトークは、株式会社Channel Corporationが運営するクラウド型カスタマーサクセスツール。webチャットやCRMマーケティング、ビジネスチャット、電話機能など顧客満足度を向上させる多彩なツールを提供しています。また、AIエージェント「ALF」による自然言語対応や、効率的な問い合わせ管理により、業務負担を軽減します。
事業規模に合わせた最適な料金プランが準備されており、社内・顧客とのチャット機能のみの場合は無料で導入できます。また、有料プランでも立ち上げ期の企業向けのプラン「Early Stage」では月額2,700円から導入が可能。予算が限られている小規模向けでも導入できるのが嬉しいポイントです。
Growwwingは株式会社ユニリタが提供する、カスタマーサクセス活動に必要な一連の機能を備えたカスタマーサクセスツール。
顧客の導入時からの課題やアクションを一元管理するカスタマーカルテ機能が強みの一つ。また各顧客の状況を一目で確認でき、迅速かつ適切な対応が実現するヘルススコア表示機能も搭載。これらの機能により、各顧客の状況を一目で確認し、迅速かつ適切な対応を実現します。
料金は担当者・組織の成熟度に合わせて選べる3つの料金プランが用意されています。中でも、シンプルな機能をまとめた「Essentials」プランは月額料金60,000円から導入が可能。他にも、無料のトライアルやコンサルサービスもあり、組織のニーズに合わせた運用を実現します。
Fullstar
Fullstar(フルスタ)は、SaaSツールを53,000社以上に提供しているクラウドサーカス社が開発した、ノーコードで利用可能なクラウド型カスタマーサクセスツールです。ノーコードで簡単に利用できるチュートリアル作成や、ユーザーのフィードバックを効率的に収集するためのアンケート収集が強みの一つ。
利用率が低下した顧客を自動で検知し、解約リスクの高い顧客に対してアラートを発する機能があり、顧客のオンボーディングやサービス利用の最適化をサポートします。
機能によって異なる3つのプラン全て、初期費用が無料です。また、テックタッチを取り入れたカスタマーサクセス体制に取り組みたい企業向けの「Freeプラン」は月額費用も無料。Fullstarは、初期導入のコストを抑えた運用を実現します。
SmartCore
SmartCore(スマートコア)は、株式会社イーストゲートが運営する統合会員管理プラットフォーム。多様な会員組織のニーズに応じた柔軟なカスタマイズが可能で、会員満足度の向上や組織運営の効率化を実現します。
基本機能と30以上のオプション機能を組み合わせることで、必要な機能を低コストで提供。初期費用が無料、月額料金14,000円から利用可能な「スタンダードプラン」は、全ての基本機能を利用できます。
Ambassador Relations Tool(ART)は、株式会社コンファクトリーが提供するクラウド型のカスタマーサクセスツール。企業が顧客との関係を効果的に管理・強化するためのCRM・MA・メールマーケティングのシステムが統合されています。
Ambassador Relations Toolは、顧客満足度の向上やマーケティング施策の効率化を図る機能を多く備えていることが強みの一つ。顧客情報や商談履歴の管理、アンケートやキャンペーンの自動実施、業種別テンプレートによるアンケートメールの送信、NPS計測、顧客の購買履歴分析など多彩な機能を備えています。
Ambassador Relations Toolは、フリープラン、クラウドプラン、クラウドBプラン、サーバ設置プランの計4つのプランがあります。初期費用も月額料金も無料のフリープランは、特に中小企業やスタートアップ企業にとっては、導入のハードルが低く抑えられるためおすすめです。
カスタマーサクセスツールの選び方ポイント
費用の安いカスタマーサクセスツールは、機能やユーザー数に制限があります。そのためツールを選ぶ際には料金だけでなく、以下の点も注目しましょう。
- 解決したい課題や目的を明確にする
- 自社のカスタマーサクセスに必要な機能を確認
解決したい課題や目的を明確にする
カスタマーサクセスツール タイプ | 目的 |
---|---|
問い合わせ対応効率化 | 顧客からの問い合わせを効率的に対応 |
LTV最大化 | サービスの解約率改善や売上向上 |
オンボーディング管理 | サービス利用開始時の新規顧客サポート |
コミュニティ構築・管理 | 顧客間のコミュニケーションを促進。ブランドに対する忠誠心やエンゲージメントを高める |
顧客満足度を測定 | サービス改善、顧客サービスの質向上 |
例えば、目的が顧客の解約率(チャーンレート)改善であれば、顧客の行動データを詳細に分析し、顧客がサービスを離れそうな時に予測する機能が搭載されている「LTV最大化」タイプのツールを導入すると良いでしょう。
他にも競合が多い市場において、顧客がブランドへの愛着や忠誠心を持ち続けるようにしたい場合は「コミュニティ構築・管理」タイプのツールが特におすすめです。このようにサービス・製品に対する具体的な目的を設定することで、ツールを選ぶ際の基準が明確になります。
自社のカスタマーサクセスに必要な機能を確認
カスタマーサクセスツールを選ぶ際、サービスの課題を解決するために必要な機能を確認することが不可欠です。顧客からの問い合わせを効率化したい場合は、メールやSNSなど複数チャネルからの問い合わせを一元管理できる機能が必要です。他にも、顧客満足度を定量的に測定するNPS(ネットプロモータースコア)機能が充実していると、顧客満足度を分析して製品の改善に活かすことができます。
まとめ:価格だけでなく、目的や機能も明確にしてカスタマーツールを選ぼう
費用だけでカスタマーサクセスツールを選ぶと、後々自社に必要な機能が不足していたり、操作性が悪かったり、十分にツールを活かすことができないケースがあります。そのためカスタマーツールを選ぶ際には、価格だけを基準にするのではなく、自社の課題を明確にし、必要な機能を把握することも重要です。
しかし、カスタマーサクセスツールは市場に多数あるため、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、カスタマーサクセスツール選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
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