【2025年最新】ECサイト向けおすすめCRM9選を比較
顧客のニーズの多様化から新規顧客の獲得が難しく、ECサイトでもCRM施策によるLTV(顧客生涯価値)の向上が重視されています。一方で、ECサイトでのCRM施策をどう行えばよいのか分からないという企業も多いでしょう。そこで、本記事ではECサイトにCRMを導入するメリットからおすすめのCRMシステムまで解説します。
- ECサイトへCRMを導入するメリット
- 【比較表】ECサイトにおすすめのCRM
- ECサイトにおすすめのCRM9選
- ECサイト向けのCRMの選び方
- ECサイトでのCRM施策事例
- ECサイトでのCRMまとめ
ECサイトへCRMを導入するメリット
CRMを導入するきっかけは顧客情報の増加、それぞれに合わせたアプローチ方法、効率的なデータの分析をしたいなどの理由が多いです。
CRMの導入によって、本来時間がかかっていたこれらの業務をスムーズに行うことができ、担当者は専念すべき業務に注力できます。ここからは、ECサイトへのCRM導入メリットに関して、ご説明します。
顧客情報の管理
ECサイトで集客した顧客のデータをCRMに蓄積していくことで、LTV向上を狙ったCRMマーケティングを行うことが可能となります。CRMでは、ECサイトの管理画面の情報以上に、どのようなセグメントの顧客がいつ、どこで、どのような経路で商品を買ったのかという、細かい情報を管理できます。
ですので、例えば、顧客が商品を使い切るであろうタイミングでフォローメッセージを送れたり、メールの開封率がよければメールでキャンペーンを送るといった施策を行うことができます。
顧客との関係性
CRMの概念には、顧客と長期的な関係性を築くことによって、LTVの最大化を目指すという部分あります。顧客との良好な関係性を築くことがLTV向上の鍵となります。
顧客が何を求めているのか、どういったところに不満を抱いているのかをしっかりと把握することによって、良好な関係性が築けるでしょう。
CRMでは顧客が何を求めているのかを可視化出来るというメリットがあります。
データの活用
CRMは従来よりも、さらに細かく、より深いデータ分析をあらゆる方面から可能にします。それもAIなどによる客観的な情報で、信頼性の高いデータ分析ですので今後のアプローチが明確になります。
人によって偏っていた意見、根拠のないデータで今後のアプローチを決めていくことはなくなっていくでしょう。
CRMによって顧客1人1人に合ったアプローチ方法を知り、より戦略的なマーケティングが可能となります。
業務効率化
CRMの導入する決め手の1つが業務効率化です。Excelの場合、自身で表などを作成して業務をしていくうえで改善点があれば修正していくというのが主流でした。
しかし、CRMで顧客情報を一元管理することによって、部署をまたいで同じデータを扱い、情報の意思疎通が行えます。それによって、事業理解が進むと共に、データの共有などに割いていた時間が無くなり、専念すべき業務に集中できるようになるというメリットもあります。
【比較表】ECサイトにおすすめのCRM
ここからはおすすめのCRMを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するCRMでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、CRM選びの参考にしてください。
ECサイトにおすすめのCRM9選
ECサイト向けのCRMには様々な種類がありますが、中でもおすすめのCRMを9個説明します。システムごとに特徴やプランが異なるため、違いを把握した上で、自社に合ったCRMを選ぶようにしましょう。
Synergy!
-
料金
月20,000円~ -
初期費用
118,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Synergy!はシナジーマーケティング提供のCRMです。
数ある機能から成果につながる本当に必要な機能だけを厳選搭載しています。
ECサイトの集客、顧客情報を統合・一元化しての分析やマーケティング課題などをサポート。強力なセキュリティを備えており、操作性抜群のシンプルな画面デザインはマニュアル不要で使用可能です。
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 問い合わせ管理機能
- 顧客情報の重複データ除外機能
- レポートのカスタマイズ設定
- リードのタグ設定
-
アイコンのカラーが気分を明るくしてくれる。メールや紙の決裁が減り、時短になった。形式にとらわれず、気軽にやり取りができる。
-
直感的な画面と操作です。初心者でも苦痛なく使えると思います。他サービスと比べてコスパも良いですね。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
カスタマーリングスはプラスアルファ・コンサルティングが提供する顧客実感型のEC事業向けのCRMです。
データ統合から分析、アクションをノンプログラミングで実行可能。ボタン一つでデータ確認が行え、分析工程を大幅に削減しながらも深い顧客分析が出来ます。
顧客1人1人の言動や表情の変化を深掘りした分析と嗜好の把握を可能にする分析機能が標準装備されています。まるで顧客と対話しているような深い分析が可能です。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- 企業情報の自動取得機能
- リードナーチャリング機能
- 営業データの分析機能
- リードスコアリング機能
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
なし
アクションリンクはアドブレイブ提供のCRMです。顧客軸で統合されたデータから顧客像の把握、施策の実行、結果の検証までを最適化するなど、顧客体験を改善・促進してくれる働きがすべて搭載されており、特にECでのリピート率の改善に強みを発揮します。
外部システムとの連携、拡張が可能で違和感なくワークフローへ取り入れられるでしょう。小規模から大規模に対応しているのであらゆる面で活用可能です。
- クラウド(SaaS)
- 見込み顧客の管理機能
- メール一斉配信
- 顧客情報の重複データ除外機能
- リードナーチャリング機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
- データのインポート機能
- アンケート作成機能
- 電話サポートあり
うちでのこづち
-
料金
月29,800円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
うつでのこづちはE-Grant提供のCRMです。導入機能累計650社以上、EC通販導入企業No.1の実績で多くの会社に導入されています。
最短30日でスピード導入できるにも関わらず、顧客分析や改善施策の機能、EC通販システムとの自動連携機能といった機能が搭載されています。
日本国内ほとんどのECカート、基幹システムに対応しており、追加のシステム開発不要でスムーズに導入可能です。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- スケジュール管理機能
- リードナーチャリング機能
- 営業データの分析機能
- LINEメッセージ配信機能
- SMS配信機能
-
料金
月30,000円~ -
初期費用
50,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
LTV-Labはコアフォーム提供のCRMです。EC通販企業500店舗以上の導入実績があり数多くの企業に利用されています。
ショップの顧客の見える化、顧客/商品ごとのリピート分析、開封率・クリック率集計を駆使してメール催促へとつなげます。
また、既存のカートシステムやモールデータなどとの連携・導入など多数の機能が利用可能で、ニーズに合わせたビジネス戦略をサポートしてくれます。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- メール一斉配信
- ダッシュボード機能
- レポートのカスタマイズ設定
- LINEメッセージ配信機能
- データのインポート機能
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
やずや通販CRM基幹システムは未来館提供のCRMです。社員一人あたり5億円を売り上げてきた実績があるノウハウが詰まったEC通販CRMです。
ABテストのリスト抽出、顧客フォローなどが搭載されており、誰でも簡単に使いやすい設計が特徴です。
顧客情報や出荷情報、注文情報、送信したDMなどが管理画面に一元管理され、より使いやすくなり作業効率化が期待できます。
EMOROCOはアーカス・ジャパン提供のCRMです。顧客サービスに特化したAIサービスと学習データベースが搭載されており、CRMとAIを融合させた世界初のエモーショナルソリューションです。
AIは自己進化型となっており、情報量が増えれば増えるほど効果的な結果が得られ、「1顧客1ID」を可能にします。ECサイトの顧客データを蓄積させることで精度の高い予測が可能となります。
今だけのニーズだけではなく、将来発生するニーズにも対応でき生涯のパートナーになる顧客管理システムです。
- クラウド(SaaS)
- 顧客管理機能
- 見込み顧客の管理機能
- 問い合わせ管理機能
- ダッシュボード機能
- 名刺管理機能
- 見積書作成機能
- リードナーチャリング機能
- リードスコアリング機能
- メールサポートあり
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ecbeingは株式会社ecbeingが提供するCRMです。ECサイトにおける受注管理機能、商品管理、顧客管理、分析管理機能の他に外部システムとの連携も可能です。システムの形も一般ユーザーとの取引向けのネットショッピングサイト企業内の本支店間発注システムなどさまざまなモデルが用意されています。企業によって柔軟なカスタマイズが可能なので、導入しやすいのが特徴で、新たな顧客開拓や業務効率化が期待できます。
-
料金
月5,500円~ -
初期費用
11,000円~
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
MakeRepeaterはGMOメイクショップ株式会社が提供するCRMです。ノーコードで使用できるメールマーケティングツールで、購入からその後のフォローまでしっかりしています。メールマーケティングの一斉配信、顧客既存のケア、EC・ネットショップの売り上げに伸び悩んでいるなどの課題をすべて解決します。導入実績は大型店から個人経営店まで導入実績は3,000社以上とさまざまな企業で導入されている、実力あるCRMです。
ECサイト向けのCRMの選び方
ECサイト向けのCRMを導入すれば、既存の顧客とのつながりをより深められる可能性が高まります。
新規顧客の獲得には労力もコストもかかりますが、既存顧客であればそれよりも低いコストで長期的な利益が見込めるでしょう。
ECサイト向けのCRMでは、機能面、他のシステムとの連携面、セキュリティ面を考慮する必要があります。自社に適したものを選択しないと導入後、思うように効果が得られなかったとなりうるので注意しましょう。
機能が充実しているか
特定の機能に注力しているCRMもありますが、今後も事業拡大などを見越している場合は機能の充実さを見る必要があります。
比較的小規模なECサイトやネットショップの場合は、最低限の機能を持ったCRMの方が使いやすい可能性がありますが、ある程度規模感が大きく、事業拡大を見込んでいるECサイトの場合には、AI搭載型のCRMなどハイパフォーマンスなCRMを選ぶと良いでしょう。ニーズがはっきりしている、今後もこの機能しか使わないといった場合以外は、機能が充実しているCRMを選んだ方が今後の展開も広がります。
他のシステムとの連携ができるか
CRMは1つで機能が充実しているものもありますが、他のシステムとの連携でさらに使いやすく、使い道も広くなります。特に既存のシステムとCRMの連携ができれば、違和感なく業務フローに取り入れられます。ほかにもデータ連携をすれば、データ共有が容易になりその結果手間や時間を大幅に削減でき、業務効率化が実現出来るでしょう。
しかし既存システムとの互換性、API連携可能かなどの問題がありますので、導入前に連携可能かをしっかりと確認しておくことが大事です。
サポート・セキュリティの充実
サポート・セキュリティの充実はとても重要です。製品を導入してから効果を得られるまでにはさまざまな試行錯誤をする必要があります。自社で製品について話し合うようも、サポートに頼る方が早く、正確な答えが得られます。サポートは丁寧か、きちんとフォローしてくれるのかなども確認しましょう。
セキュリティにおいても顧客情報などを取り扱う以上、情報漏洩は許されません。仮に情報漏洩となれば、多大な損害に加え、信用が落ちたり、顧客にもダメージを与えることになります。しっかりとセキュリティ面に力を入れているかを判断材料にしましょう。
ECサイトでのCRM施策事例
ECサイトでのCRMを選ぶ際の重要視する点を挙げていきましたが、実際にどのような工夫をして成果を上げているのかと気になる企業も多いのではないでしょうか。ここからは施策事例について解説していきます。
メールマーケティング
一般的なメールマーケティングでは、顧客のリストに対して、キャンペーンの告知や割引情報を送るなどにとどまりますが、CRMと連携させることで、より個人に特化したコミュニケーションを取ることが可能となります。
例えば、CRM上である商品を1年間のうちに3回以上買っている顧客には、こういうキャンペーンを送ろうといったことが可能になります。顧客側からしても、自分ごと化しやすい内容が送られた方が反応しやすく、売上にもつながります。
サイト内レコメンド
実店舗で購入単価を上げる場合、お客さまが購入したい商品に合わせたアクセサリーなどを勧めるでしょう。それをECサイトでも行えば、ついで買いや合わせ買いを促して購入単価の向上が期待できます。
カートに商品を追加したユーザーに「この商品を見た人はこのような消費も購入しています」とレコメンドを提案することで、顧客の新たな発見を可能にします。
購入意欲が高い段階でレコメンドをすることで「合わせ買い」「まとめ買い」をしやすくすることで、自社の売上につなげます。
ECサイトでのCRMまとめ
効果的なアプローチ、顧客との良好な関係性、業務効率化、顧客情報の管理、営業に関するあらゆる機能を備えているのがCRMです。CRMは導入すれば大きなメリットを感じるでしょう。この記事で紹介したおすすめのCRMはどれも優れているものです。しかしその一方で製品によっての違い、特徴を抑えて、自社のニーズに合っているかどうか照らし合わせる必要があります。
導入前にこれらをしっかり吟味することで、導入後に大きな効果を感じられるでしょう。従業員の負担も減り、顧客満足度も上がるというのは非常に魅力的です。
ECサイト向けのCRMで悩んでいる方はぜひPRONIアイミツを活用してください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!