【2025年最新】ICカードに対応したおすすめ経費精算システム10選
申請と承認にかかる手間を省いて業務効率化をすすめるために、交通費精算システムを導入する企業が増えています。交通費精算システムにはさまざまな機能がありますが、昨今Suica、PASMO、ICOCAなどの交通系icカードの利用が進むなかで、icカードと連携して便利に使える交通費精算システムも続々と登場してきました。
本記事では交通系ICカード対応の経費精算システムを厳選して紹介します。また、別記事「2025年最新のおすすめ経費精算システム」では、交通費精算だけでなくさまざまなシーンに対応した多機能なシステムを紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
- 交通費精算は手間がかかる
- ICカード対応の経費精算システムとは
- ICカード対応の経費精算システムを導入するメリット
- ICカード対応の経費精算システムの注意点
- ICカード対応の経費精算システム導入の流れ
- 【比較表】導入実績豊富な経費精算システム
- 導入実績豊富な経費精算システム5選
- 【比較表】導入コストが安い・他ツールと連携できる経費精算システム
- 費用を抑えるならこれ!経費精算システム2選
- 他ツールと連携できる経費精算システム3選
- ICカード対応の経費精算システムを選ぶポイント
- まとめ
交通費精算は手間がかかる
経費精算の中でも、とりわけ交通費精算は手間がかかると言われています。ここでは、交通費精算が手間がかかる理由について解説します。
社員が精算する手間
まず、社員が交通費を記録しておくことに手間がかかります。内勤の社員であれば、交通費は自宅から会社までの定期券代だけという場合もあるでしょう。しかし、頻繁に会社を出入りする営業担当者の場合は違います。営業活動を行った日付と交通手段、利用区間、金額などを毎日記録しておかなければなりません。また、個人で管理しなければならないため、人によっては交通費の申請漏れが起こってしまう可能性があるでしょう。
経理担当者の手間
経理担当者は、社員が提出した交通費清算書をチェックしていきます。必要事項の記入漏れがないか、最短ルートを通っているか、運賃は間違っていないかなどをひとつひとつ調べていかなければなりません。交通費精算は、万が一にも間違いがあってはいけませんので、経理担当者がチェックを行ったのちに、別に人がチェックを行う「ダブルチェック体制」が取られることが一般的です。このダブルチェックにも時間も手間もかかってしまいます。
不正申請にも繋がる
交通費精算を手作業で行う場合、起きてしまいがちなのが交通費の不正請求です。特に、電車やバスの運賃は通常、領収書が発行されませんので、経理担当者が不正を見つけることは難しいでしょう。交通費の不正請求は刑法上では「詐欺罪」にあたるれっきとした犯罪で、悪質な場合、懲戒解雇もあり得る重罪です。また、会社側にとっても税務調査で不正な損金計上だと指摘される可能性もあるため、厳しく取り締まらなければなりません。
ICカード対応の経費精算システムとは
交通費精算を手作業で行うことは、社員にも経理担当者にも大きな負担を強いることで、不正請求の温床にもなってしまいます。交通費精算の煩雑さにお悩みの方は、ICカード対応の経費精算システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
経費精算システムを導入することで、交通系ICカードをカードリーダーやスマートフォンに読み込ませるだけで交通費精算ができ、経費精算にまつわるさまざま課題を解決できます。社員側から見れば、交通費をいちいち記録しておく手間が省け、経理担当者は確認にかかる手間や時間を最小限にできます。さらに、ICカードに日付や利用区間、金額などが自動的に記録されるため、不正請求の防止にも役立つでしょう。
関連記事:交通費精算でおすすめの経費精算システム
ICカード対応の経費精算システムを導入するメリット
それでは、交通系ICカードとの連携に対応している経費精算システムを導入するメリットをお伝えします。
手間が大幅に省ける
交通系ICカード対応の経費精算システムを導入すれば、申請者の手間も、承認者の手間も大幅に削減可能です。ICカードに記録されるデータを精算システムに転送するだけで交通費データができるので、申請時に金額を調べて手入力する必要がありません。
承認する側は、登録されたデータから適切なものを選択するだけ。こうして経費精算業務にかかる手間を削減できれば、申請者も承認者も、より優先すべきほかの業務に集中できるでしょう。
人為的ミスが解消される
上述のように、交通系ICカードを導入すれば、利用した駅や交通費の金額を手入力する必要がなくなります。すると、人為的なミスが発生する機会もなくなるので、自然と正確な申請と承認が実現できるのです。
また、ICカードに記録されたデータをそのまま利用することで、ミスの発生だけでなく、水増し請求リスクも減らすことが可能。交通費は経費の中でも水増しされやすい項目ですので、ICカード対応システムの導入には大きなメリットがあるのではないでしょうか。
業務の幅が広がる
交通系iCカード対応の経費精算システムの中には、ICカード以外のシステムとも連携できるものがたくさんあります。こうしたシステムを導入すれば、交通費を含む経費精算に関わるあらゆる作業を効率的に進めることが可能になるでしょう。
業務の効率化が進むほど、開いた時間で業務の幅を広げていくことも可能。ICカード対応の経費精算システムは、成長し続けたい企業にぴったりのサービスなのです。
データの一元管理が可能
経費精算システムを導入することで、データの一元管理が可能になります。
特にクラウド型経費精算システムはインターネット環境があればどこでも利用できるため、営業など外回りや出張時なども外出先からデータを入力することができます。
経費申請のためだけに出社する必要はないので、業務効率化や働き方改革推進には最適と言えるでしょう。全国に複数店舗を持つ会社も、リアルタイムで全社的にデータを一元化できます。郵送で経費申請書類を送付するよりも手間やコストがかからない点も魅力です。
ICカード対応の経費精算システムの注意点
ICカード対応の経費精算システムには多くのメリットがありますが、利用に際してはいくつか注意点もあります。実際に導入する際には次の2つの点を押さえておきましょう。
ICカードの履歴保存件数には上限がある
経費精算システムはICカードと連動できる製品があり、導入により情報を入力することなくICカードの情報をシステムに取り込めます。
しかし、ICカードの履歴保存件数には上限があり、無制限に情報を登録できるわけではありません。特にカートリーダータイプのシステムは注意が必要で、こまめにカードを読み込ませる必要があります。
例えば、Suicaの履歴保存件数は上限20件までです。Suicaを利用する場合は20件に達する前にICカードリーダーにSuicaをかざさなければなりません。大抵カードリーダーは社内に設置してあるので、上限に達する前に帰社して手続きを行う必要があり、長期出張などではネックになることもあります。
モバイルICカード対応の端末が限られている
ICカードの履歴保存件数の問題をクリアする手段として、スマートフォンにSuica機能を搭載した「モバイルSuica」を利用する方法もあります。
モバイルSuicaはインターネット環境があればどこでも使えるため利便性が高く、利用履歴の自動登録も可能です。カードリーダーにかざす必要もないため、手続きのためだけに帰社する必要もありません。
ただし、モバイルICカード対応の端末が限られている点には注意が必要です。モバイルSuicaに対応しているのはiPhone7以降のiPhoneと一部のアンドロイド端末なので、社用のスマートフォンがない、または機種が統一されていないという場合は、モバイルSuicaの利用が難しいケースもあるでしょう。
ICカード対応の経費精算システム導入の流れ
ICカード対応の経費精算システムを導入する際の流れを解説します。
経費精算システムを選ぶ
まずは、導入する経費精算システム選びから始めましょう。近年、多くの経費精算システムが登場しており、多くの製品の中から最適の製品を見つけなければなりません。自社に合う製品を選ぶには、まず会社が抱える課題を明らかにして、問題解決につながる製品を選ぶことが大切です。ICカード対応の有無、モバイルSuica対応の有無も必ず確認しておきましょう。何社か候補を絞って見積もりをとることも大切です。
経費精算システムのベンダーに申し込む
自社に合う製品が見つかったら、ベンダーに申し込みをします。無料トライアルがあれば積極的に活用して、導入前に操作感を試してみましょう。本格導入後に合わないからとシステムを入れ替えるのは想像以上に大変です。失敗を防ぐためにも、事前のシミュレーションは慎重に行ってください。
カードリーダーの設置
経費精算システムを導入したら、ICカードデータを読み取るカードリーダーを設置します。ICードの読み取りはカードリーダーのほか、スマートフォン、専用端末で行えます。
読み取り方法はサービスごとに異なるため、導入前にしっかりと確認しておきましょう。カードリーダーや専用端末を設置する場合、初期設定時にサポートを受けられるサービスもあります。
ICカードの登録
カードリーダーを設置したらICカードを登録をしましょう。カード登録は1枚1分程度で終わります。
【比較表】導入実績豊富な経費精算システム
ここからは導入実績豊富な経費精算システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する経費精算システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、経費精算システム選びの参考にしてください。
導入実績豊富な経費精算システム5選
ここでは、導入実績が豊富なICカードを使った経費精算システムを紹介します。
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料金
月400円/1ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
1人
ジョブカン経費精算は、東京都渋谷区に本社がある「株式会社Donuts」が提供する交通費をはじめとした経費精算を自動的に行うシステムです。
これまでに1万社以上の導入実績を持ち、東証一部上場の大手企業から中小企業、スタートアップまで業種を問わず幅広い会社で導入されています。外部からの評価も高く、クラウドで提供されるソフトウェアを表彰する「BOXIL SaaS AWARD 2020」の「Back Office」部門を受賞しています。
ICカードの読み取りによる交通費精算が自動で行えるほか、経費精算の申請データから仕訳データやファームバンキングデータも自動生成されます。パソコンやスマートフォンから経費精算の申請や承認、管理ができるシンプルで使いやすいシステム設計で、1アカウントにつき月額400円からという格安な点も魅力です。
【料金プラン】
・初期費用:無料
・月額費用:400円/1アカウント
※価格はすべて税抜き
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 定期区間自動控除機能
- 申請へのファイル添付機能
- 経費の入力・申請機能
- 代理申請機能
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マニュアルが無くても視覚的に使えるUIで、ほぼ全員が簡単に使いこなせています。経路検索や領収書の無い切符の金額なども簡単に調べることができます。
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以前までは手書きで入力していたので、システムを使うことでミスが減り、時間も短縮されかなり助かっています。
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料金
月46,000円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
TOKIUM経費精算は、東京都千代田区に本社を置くTOKIUMが手掛ける経費精算システムです。
これまでにシリーズ累計で1,500社以上(※2023年7月末時点)の導入実績があり、社員数10人ほどの会社から5,000人を超える規模の会社までの幅広く手掛けています。導入した会社の中には、月80時間の経費精算業務の削減できた会社や、経費精算業務の完全ペーパーレスを実現した会社もあります。
交通費精算は、スマートフォンにICカードをかざすだけで完了。導入にあたって専用端末の購入もスマートフォンアプリのインストールも必要ありません。利用日時、利用区間、利用金額が瞬時に登録されることはもちろん、定期券区間内は自動除外されるので、交通費精算のチェックにかかる時間を大幅に削減できます。利用できるアカウント数は無制限のため、従業員数が多い大企業に特におすすめの経費精算システムです。
【料金プラン】
月額費用:4万6,000円~/アカウント数無制限
※価格は税抜き
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
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総額で経費の申請ができ、領収書を明細として張り付けられるので見た目的にもわかりやすく、メモを記載できるので似通った内容の領収書が連続してもきちんと判別可能なのが良い。
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手間だけど細かく正確に管理できる 慣れるまで面倒だと感じる 経費精算システムを使ってよかったと思ってる
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5人
マネーフォワードクラウド経費は、東京都港区に本社がある「株式会社マネーフォワード」が運営しているクラウド型経費精算システムです。
製造業からサービス業、卸売業、介護・福祉・医療まで幅広い業種での導入実績があることが最大の特徴です。導入した会社の事業規模もさまざまで、社員数人の会社から社員数数百人以上の会社の導入事例があります。導入した多くの会社が交通費をはじめとした経費精算にかかる時間の削減に成功しており、なかには「これまで延べ10日ほどかかっていたチェック業務がわずか1時間になった」という会社も。
インストールした無料のスマートフォンアプリから、交通系ICカードを読み取るだけで交通費精算が完了します。
【料金プラン】(1〜30名で利用する場合)
・クラウド基本料金:月額2,980円〜(年額プラン)
・従量課金:1名あたり500円〜
※価格は全て税抜き
※会計ソフトを含めたパッケージ価格
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
-
公共交通機関使用の金額算出について、経路や金額などの候補を表示してくれる点。スイカ等のカードの使用履歴を読み込むことができる点。
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使い方がシンプルで分かりやすいので、利用者を選ばないことです。手軽に利用できるので、使い勝手が良いです。
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料金
月30,000円/契約 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
Concur Expenseは、東京都中央区に本社を置く「株式会社コンカー」が提供しているクラウド型経費精算システムです。世界中で活用されているツールであると同時に、日本国内の売上も5年連続No.1を記録しており、国内企業にとっても使いやすいシステムであることがわかります。
SuicaやPASMOなどの交通系icカードとの連携機能を搭載しており、専用端末にタッチするだけで、利用履歴をシステムにまとめてアップロードすることが可能。専用端末をタイムカードや出入り口の近くに置いておけば、オフィスへの出勤時などに手間をかけずに交通費の請求ができます。
icカードだけでなく、Apple PayやAndroid端末にも対応しているので、申請者がスマホだけで電車移動と交通費の自動入力を実現できるのも魅力です。
【料金プラン】
要問い合わせ
- 電子帳簿保存法への対応
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
-
簡単に操作できる。よく使う経路はお気に入り登録できて都度入力が不要なところがいいです。交通費以外も清算できるので使いやすい
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問題なく使えている。日々の精算をスムーズに行えて、社内決済も滞りなく行えている。上長のチェックも見やすいとのこと。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
楽楽精算は、東京都渋谷区に本社を置く「株式会社ラクス」が提供するクラウド型経費精算システムです。経費精算を楽にするツールとしてこれまで18,000社(※1)に導入され、国内導入社数No.1を記録(※2)しています。
交通系icカードをリーダーにかざせば、交通費のデータを自動的に読み込み、そのまま精算可能。専用のカードリーダーを用意しなくても、スマホやタブレットのアプリで読み取れるので、導入もスムーズです。
プライベートの履歴と、業務利用の履歴をシステム上で振り分けられるので、専用のカードを用意する必要もありません。また、過去の精算履歴から、訪問先などの項目をAIが自動入力する補助機能も備わっており、精算業務をさらに効率化してくれます。
【料金プラン】
・初期費用:10万円〜
・月額費用:3万円〜
(※1:2024年9月時点)
(※2:デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より)
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
-
Suicaなどと連携できて出張精算なども簡単に操作できるので使いやすい。カード会社とも連携できて、領収書さえあれば簡単に精算できるところです。
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今まではフォーマットに内容を記載して裏に領収書を貼り付けして提出していたが、楽々精算になってからはポチポチとクリックしていけばいいだけなのでかなり楽になりました。 提出時に経理のご機嫌に怯えなくてよくなったのも助かります。
【比較表】導入コストが安い・他ツールと連携できる経費精算システム
ここからは導入コストが安い・他ツールと連携できる経費精算システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する経費精算システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、経費精算システム選びの参考にしてください。
費用を抑えるならこれ!経費精算システム2選
経費精算システムは導入したいけれどできるだけ費用は抑えたいという方も多いでしょう。ここでは、導入コストが安い経費精算システムを紹介します。
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料金
月29,000円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
HRMOS経費は、神奈川県相模原市に本社がある「イージーソフト株式会社」が提供する経費精算システムです。
費用を抑えて導入できることが最大の特徴で、初期費用0円、月額費用は2万9,000円から。格安で導入できるとはいえ、交通系ICカードを読み取るだけで交通費精算ができたり、レシートの自動読取やクレジットカードとの連携で経費の申請・精算を自動化できたりなど、経費精算業務を効率化できるさまざまな機能を標準装備しています。また、1ヶ月の無料トライアルも用意しているので、効果を実感したうえで導入を検討することが可能です。
サービス提供開始から20年で、累計58万ユーザー、2,300社以上の会社が導入しており、98%という高い顧客満足度を得ている点もおすすめポイントです。
【料金プラン】
[クラウド型]
・導入費用:0円〜
・月額費用:2万9,000円〜
[オンプレミス型]
・初期費用:65万円〜
・保守費用:7万2,000円/年〜
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
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長くこのシステムを使用しています。他のシステムを利用したことが無いので比較はできませんが、ekeihiは簡単に入力が出来る点で使い易いです。
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初めから使いやすくスムーズに導入できました。使い方がわからない場合も、サポート体制が万全で導入には不安がなかったです。
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料金
月3,980円/20ID -
初期費用
30,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MOT経費精算は、東京都新宿区に本社がある「株式会社バルテック」が運営するクラウド型経費精算システムです。
月額費用は20IDまで3,980円という低価格で導入できます。機能追加時のアップデートは無料で、追加費用なしに最新の状態のサービスが利用可能です。格安で利用できますが、経路・運賃計算といった交通費の自動計算や、ICカードをリーダーにかざすだけで交通費データが自動作成されるなど、必要な機能は標準装備されています。
また、月額利用料だけで、電話サポートやメールによるサポートが受けられる点もおすすめポイントです。導入時はもちろん、導入後のサポート体制も手厚いので、はじめて交通費精算システムを導入するという方も安心して導入できるでしょう。
【料金プラン】
・月額費用:3,980円/20ID
※20IDまでは初期費用・初回トレーニング無料
※21ID以上のプランでは初期費用
※価格はすべて税抜き
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 申請へのファイル添付機能
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導入がしやすく、使いやすい。iPhoneでの入力もできるため、使い勝手が良い面が多いから。また、いつでも入力ができ、承諾もしやすいから。
他ツールと連携できる経費精算システム3選
ここでは、他社ツールとの連携ができる経費精算システムを紹介します。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
勤怠管理システム SPEASICは、東京都目黒区に本社を置く「エスピーイー株式会社」が提供する交通費精算システムです。Suica・PASMO・ICOCAなどの交通系icカードを読み取れば、路線情報と乗降駅名、金額を精算データに自動反映。定期区間の自動控除機能も搭載されているため、金額の間違いを防ぎ、承認・確認作業のスピードアップを促します。
同社の勤怠管理システムを併用すれば、同じicカードを使って出勤・退勤の打刻も可能。1度のタッチで打刻データと精算データを取得できるので、申請の習慣化が実現できます。また、帳票のフォーマットや操作画面がカスタマイズでき、自社の承認経路やルールに合わせた機能を実装できるのも強みの一つでしょう。
【料金プラン】
要問い合わせ
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
トランジット・マネージャーは、東京都渋谷区に本社がある「株式会社ジェイアール東日本企画」が運営する交通費精算システムです。
数ある交通費精算システムのなかでもトップクラスに、連携する他社ツールが豊富な点に特徴があります。
連携しているシステムには、高機能ワークフローシステム「ExchangeUSE」、出張管理システム「J's NAVI NEO」、web 上で経路検索や交通費精算が行えるシステム「駅すぱあと旅費交通費精算Web」、総務系管理業務を一括管理できるASPサービス「Hi-VOX」、経費精算や勤務管理を行えるワークフローシステム「皆伝!ワークフロー」があります。使い慣れたシステムから簡単に経費精算ができる点がメリットです。また、自社開発の経費精算システムとの連携もできます。
【料金プラン】
要問い合わせ
- 電子帳簿保存法への対応
- ICカード利用履歴の取込み
- 経費の入力・申請機能
- 経費精算のワークフロー設定
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- タブレット対応
- パソコン対応
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画面が合理的に簡素化されていて、余計な入力も極力少なくて完結するので、初心者にも使いやすい設計になっている。
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グラフィックインターフェースが非常に優れていて分かりやすいので、初めて使う人やパーソナルコンピューターの使用に慣れていない人でもOK
WiMS/SaaS経費精算システム
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
100名
WiMS/SaaSは、東京都千代田区に本社を置く「株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー」が提供しているクラウド型経費精算システムです。Android端末用のスマホアプリを利用して、交通系icカードの利用履歴から経路と運賃のデータを読み込み、そのまま交通費精算の申請に反映させられます。
手入力の負担を減らし、ミスを防げるシステム。ジョルダン乗換案内とも連動しており、マルチデバイスに対応しているため、icカードが使えない場面でもスマホやタブレットから簡単に交通費を申請できます。申請や承認の際に、コメントを書き込んだり資料を添付したりできる機能も備わっているため、差し戻し理由の記載や承認理由の記録にも便利です。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 申請へのファイル添付機能
ICカード対応の経費精算システムを選ぶポイント
それでは最後に、ICカードに対応する経費精算システムを選ぶときのポイントをお伝えします。
導入の目的を明確にする
経費精算システムには、ICカードとの連携機能も含め、さまざまな機能が搭載されています。導入すればどのようなことが可能になるのかは、各システムによって異なるので、機能性は要チェックです。最大限の導入効果を得るには、「自社で最も活用できるシステムはどれなのか」を見極める必要があるでしょう。
そのため、まずは自社が経費精算システムを導入する目的を明確すべきです。現場にはどのような課題があり、どういった機能を活用すればその課題を解決できるのかを言語化するのがコツです。
料金に含まれるサービス内容を明確に把握する
経費精算システムは、提供会社によって初期費用や月額料金に大きな幅があります。繰り返しになりますが、経費精算システムを選ぶ際には、自社で最大限に活用できるかどうかがポイント。「安さに惹かれて導入したが、必要な機能が足りなかった」「高額なものほど使いやすいと思ったが、要らない機能が多かった」という事態は避けたいものです。
価格だけで判断するのではなく、自社で必要となる機能やサービス内容が十分に含まれているかをしっかり確かめましょう。
サポート体制やオプション等もあわせて確認する
経費精算システムを見比べるポイントは、機能や料金だけではありません。導入時・導入後のサポート内容や、ニーズに合わせて追加できるオプションも確かめておくことが大切です。
「導入時にサポートを受けたい」「不明点が生じたときにすぐに対応してもらいたい」「自社に合わせてカスタマイズしてほしい」など、導入にあたっての希望をあらかじめ明確にしておき、それに対応できるシステムを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は、交通系ICカードと連携できる経費精算システムを紹介してきました。
各システムによって、機能や料金プランが少しずつ異なります。そのため、経費精算システムを導入する際には、自社の目的を達成できるものを選ぶことが大切です。PRONIアイミツ(当サイト)では、企業規模や機能などで絞り込んで経費精算システムを比較することができますので、ぜひご活用ください。
→経費精算システムのランキングはこちら
しかし、交通系ICカードと連携できる経費精算システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、経費精算システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
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