ISO文書対応のおすすめ文書管理システム7選【2025年最新】
品質・環境・情報セキュリティなど、さまざまな面における企業としての信用性のバロメーターとも言える“ISO認証制度”。ISO規格に沿った文書管理を行うことは、企業の信頼性の向上はもちろん業務効率の向上にもつながります。
一方で、「最新版の文書が分からない」「承認フローが複雑で時間がかかる」など、規格に沿った厳密な管理は担当者にとって大きな負担になりがちです。
本記事では、ISO文書対応のおすすめ文書管理システムをご紹介。選び方のポイントもあわせて解説します。煩雑な文書管理業務から解放され、監査にも自信を持って対応できる、自社に最適なシステムを見つけましょう。
- 文書管理システムとは
- 【比較表】ISO文書に対応している文書管理システム
- ISO文書対応の文書管理システムおすすめ2選
- ISO文書に対応する実績豊富な文書管理システム4選
- ISO文書に対応する業種特化型の文書管理システム1選
- 文書管理システムの選び方のポイント
- まとめ:文書管理システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
文書管理システムとは

文書管理システムとは、社内にある多種多様な文書を1ヶ所に集約し、効率的な業務をサポートをするツールです。例えば、各個人のPCで保存していたファイルをデスクトップ上ではなくシステム上で管理することで、同一のデータを全社的に共有できます。
情報更新時の周知や資料配布の手間が省ける上に、検索機能を使うことで確認したい文書をすぐに見つけ出すことが可能。なおかつ社内の文書をシステム上でデータベース化することで、ペーパーレス化も進められます。
ISO9001における文書管理とは
ISO9001とは、より良い製品やサービスを持続的に提供するための仕組みを評価するガイドラインのこと。「品質マネジメントシステム」とも言われる国際規格です。
このISO9001が要求する品質を担保するため、重要になるのが“文書管理”。文書が必要な場所で、いつでも正しく使える状態を維持することが求められます。具体的には、「誰が文書を作成・承認したか」「常に最新版が使われているか」「必要な時にすぐ閲覧できるか」といった点を厳密に管理する仕組みの構築と運用が必要です。
このように複雑で厳密なルールを、担当者の負担を軽減しながら簡単かつ確実に行うために活用されるのが、“ISO文書対応の文書管理システム”です。
【比較表】ISO文書に対応している文書管理システム
ここからは実際に、ISO文書に対応している文書管理システムを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
料金
月4,800円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
料金
月600円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
料金
月20,000円
初期費用 300,000円
(他1プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月40,000円
初期費用 300,000円
(他1プラン)
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料金
622,500円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 世界190カ国 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 700社以上 |
導入実績社数 約850社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |

システム上で文書作成ができるツールとなっており、既存テンプレート・ファイルの添付や埋め込み・下書き保存といった、テキスト関連の機能が強いです。そのほかにも、アクセス制限設定、24時間365日のサーバー監視、二段階認証など高いセキュリティレベルも特長。今後新たにISO文書をデータ化して管理したい企業にもおすすめです。
料金は利用者数に応じたプランで、一番小さいプランなら、最大8人利用できて月額4,800円(税込)とリーズナブル。少人数でシステムを運用していきたい場合に向いています。

主な機能は、ファイルの共有・オンラインによる共同編集・ブラウザー上でのファイル参照・文書内容のAI要約など。さらに、ドキュメントのバージョン管理、アクセス制限、監査機能、ウィルスチェックといった厳格なセキュリティ設定にも対応しており、ISO文書の管理にもおすすめです。
料金は機能に応じたプランを設けており、簡単なファイル共有のみで使うのであれば、月額600円(税抜)/人のプランが向いています。ビジネス上で本格的に利用する場合は、月額1,800円(税抜)/人のプランが使いやすいでしょう。

文書の作成をはじめ、改版や承認の履歴管理、アクセス権設定・検索など、多様な機能を搭載。全社規程から部門の手順書、個人のメモに至るまで、あらゆる文書をルール通りに管理します。ISO審査や内部統制などにも柔軟に使えるシステムです。
クラウド型のため場所を問わずPCやスマホから利用でき、サーバー管理や保守は富士通に任せられます。データは国内のデータセンターで安全に保管され、常に最新のサービスを利用できることもおすすめポイントです。

おすすめポイントは、ISO9001/14001に準拠したISO文書管理ができること。文書の登録から改訂、承認、そして定期的な見直しまで、文書のライフサイクルをシステム上で完結。厳格なアクセス権管理や作業履歴の記録も可能なため、監査対応の工数を大幅に削減します。
また、高精度な検索エンジンを搭載しており、膨大な文書の中から必要な情報を瞬時に検索可能。スムーズに欲しい情報にたどり着けるでしょう。
主な機能は、各種ドキュメントファイルの保管・内容の属性に沿った文書データベースの作成・タイムスタンプによる管理・文書の検索など。更新や閲覧の権限・承認ルート設定・アクセスログやバージョンの記録といったセキュリティ面も万全で、ISO文書の管理にもおすすめのシステムです。
料金プランは4つあり、最小プランは初期費用が無料、月額料金2万円(税抜)で、10~50GBのデータを利用できます。また、最大プランは100~2,000GBを利用できるため、企業の成長に合わせてデータ容量を柔軟に拡張していくことができるでしょう。

既存文書の登録・編集・参照ができるのはもちろんのこと、申請・承認が可能なワークフローシステムとしても利用できるのが特徴。一般文書や機密文書、ISO文書、契約書、医療文書など、さまざまな文書保管に対応しています。
また、オプション製品が充実しており、ニーズに合わせて機能を自由に拡張できる点もおすすめポイント。大量のデータ管理に最適な「ASTRUX OptionKit」をはじめ、紙文書を直接格納できる「ASTRUX Apeos連携オプション」、iPadでのオフラインのファイル参照・データエントリーができる「ASTRUX iPadオプション」など、10種類以上に及ぶオプションが用意されています。

おすすめポイントは、ISO文書管理に不可欠な、柔軟なアクセス権限設定や厳密な版管理、作業履歴の記録機能といったセキュリティ機能を網羅していること。ミルシートや検査成績書といった品質文書も安全に管理でき、監査にも自信を持って対応できるようになるでしょう。
さらに、スキャンした大量の紙文書を自動で電子化する、高性能なOCR機能も特長です。文字の学習機能で特殊な字体も正確に読み取るため、手入力の手間を削減します。
ISO文書対応の文書管理システムおすすめ2選
はじめに、特におすすめのISO文書対応の文書管理システムを紹介します。

NotePM
「NotePM」は株式会社プロジェクト・モードが提供している、ISO文書対応の文書管理システムです。マニュアル・設計書・議事録など、社内での幅広い情報共有に活用できます。
システム上で文書作成ができるツールとなっており、既存テンプレート・ファイルの添付や埋め込み・下書き保存といった、テキスト関連の機能が強いです。そのほかにも、アクセス制限設定、24時間365日のサーバー監視、二段階認証など高いセキュリティレベルも特長。今後新たにISO文書をデータ化して管理したい企業にもおすすめです。
料金は利用者数に応じたプランで、一番小さいプランなら、最大8人利用できて月額4,800円(税込)とリーズナブル。少人数でシステムを運用していきたい場合に向いています。

Fleekdrive
「Fleekdrive」は株式会社Fleekdriveが提供する、ISO文書対応の文書管理システムです。ファイル共有を目的としたツールで、クラウドストレージとして活用できます。
主な機能は、ファイルの共有・オンラインによる共同編集・ブラウザー上でのファイル参照・文書内容のAI要約など。さらに、ドキュメントのバージョン管理、アクセス制限、監査機能、ウィルスチェックといった厳格なセキュリティ設定にも対応しており、ISO文書の管理にもおすすめです。
料金は機能に応じたプランを設けており、簡単なファイル共有のみで使うのであれば、月額600円(税抜)/人のプランが向いています。ビジネス上で本格的に利用する場合は、月額1,800円(税抜)/人のプランが使いやすいでしょう。
ここまでは、ISO文書に対応する、特におすすめの文書管理システムをご紹介しました。文書管理システムといっても、サービスによって特徴は大きく異なります。システム上で文書作成ができるものもあれば、ファイル共有によって管理するものもあり、導入目的に応じて選ぶべきツールも変わってくるでしょう。
料金についても、各サービスでプランの設定方法は異なります。利用人数や必要なデータ容量など、細かな点まで十分に確認することがおすすめです。
ISO文書に対応する実績豊富な文書管理システム4選
ここでは、ISO文書に対応する文書管理システムのうち、実績が豊富なサービスを紹介します。

Documal SaaS
「Documal SaaS(ドキュマルサース)」は、株式会社富士通四国インフォテックが手がける、ISO文書に対応する文書管理システムです。30年もの運用実績を誇るツールで、各種管理からワークフローまで行えるシステム設計になっています。
文書の作成をはじめ、改版や承認の履歴管理、アクセス権設定・検索など、多様な機能を搭載。全社規程から部門の手順書、個人のメモに至るまで、あらゆる文書をルール通りに管理します。ISO審査や内部統制などにも柔軟に使えるシステムです。
クラウド型のため場所を問わずPCやスマホから利用でき、サーバー管理や保守は富士通に任せられます。データは国内のデータセンターで安全に保管され、常に最新のサービスを利用できることもおすすめポイントです。
主な機能

楽々Document Plus
「楽々Document Plus(らくらくドキュメントプラス)」は住友電工情報システム株式会社が提供している、ISO文書に対応する文書管理システムです。幅広い業種において、これまでに950社以上の導入実績があります。
おすすめポイントは、ISO9001/14001に準拠したISO文書管理ができること。文書の登録から改訂、承認、そして定期的な見直しまで、文書のライフサイクルをシステム上で完結。厳格なアクセス権管理や作業履歴の記録も可能なため、監査対応の工数を大幅に削減します。
また、高精度な検索エンジンを搭載しており、膨大な文書の中から必要な情報を瞬時に検索可能。スムーズに欲しい情報にたどり着けるでしょう。
主な機能
MyQuick
「MyQuickクラウド」はインフォコム株式会社が提供している、ISO文書に対応する文書管理システムです。1993年発売と長年にわたって運用を続けており、今までに幅広い業種や業態の約900社が導入しています。
主な機能は、各種ドキュメントファイルの保管・内容の属性に沿った文書データベースの作成・タイムスタンプによる管理・文書の検索など。更新や閲覧の権限・承認ルート設定・アクセスログやバージョンの記録といったセキュリティ面も万全で、ISO文書の管理にもおすすめのシステムです。
料金プランは4つあり、最小プランは初期費用が無料、月額料金2万円(税抜)で、10~50GBのデータを利用できます。また、最大プランは100~2,000GBを利用できるため、企業の成長に合わせてデータ容量を柔軟に拡張していくことができるでしょう。
主な機能

ASTRUX2.0
「ASTRUX2.0」は、株式会社デジタルマトリックスが提供している、ISO文書に対応する文書管理システム。大手から中小企業、金融、官公庁など、1,000社を超える企業や団体が導入しています。
既存文書の登録・編集・参照ができるのはもちろんのこと、申請・承認が可能なワークフローシステムとしても利用できるのが特徴。一般文書や機密文書、ISO文書、契約書、医療文書など、さまざまな文書保管に対応しています。
また、オプション製品が充実しており、ニーズに合わせて機能を自由に拡張できる点もおすすめポイント。大量のデータ管理に最適な「ASTRUX OptionKit」をはじめ、紙文書を直接格納できる「ASTRUX Apeos連携オプション」、iPadでのオフラインのファイル参照・データエントリーができる「ASTRUX iPadオプション」など、10種類以上に及ぶオプションが用意されています。
主な機能
ここまでは、ISO文書に対応する実績豊富な文書管理システムを紹介しました。いずれについても長年の販売歴や数多くの企業に選ばれている実績があり、非常に信用性の高いツールです。幅広い活用方法にも期待できるでしょう。
ISO文書に対応する業種特化型の文書管理システム1選
最後に、ISO文書に対応する業種特化型の文書管理システムを紹介します。

デジタルドルフィンズ
「デジタルドルフィンズ」は枚岡合金工具株式会社が提供している、ISO文書に対応する文書管理システム。ものづくりの現場から生まれた、製造業に特化したツールで、既存の生産管理システムとスムーズに連携できるのが強みです。
おすすめポイントは、ISO文書管理に不可欠な、柔軟なアクセス権限設定や厳密な版管理、作業履歴の記録機能といったセキュリティ機能を網羅していること。ミルシートや検査成績書といった品質文書も安全に管理でき、監査にも自信を持って対応できるようになるでしょう。
さらに、スキャンした大量の紙文書を自動で電子化する、高性能なOCR機能も特長です。文字の学習機能で特殊な字体も正確に読み取るため、手入力の手間を削減します。
主な機能
文書管理システムの選び方のポイント
ここでは、文書管理システムの選び方と失敗しないためのコツを紹介します。
セキュリティ面に十分注意する
特に取り扱いの難しいISO文書においては、万全の管理が欠かせません。例えば勝手に改ざんされるなどの事態が起きてしまうと、大問題に発展する可能性もあるでしょう。
そこで文書管理システムを選ぶ際は、具体的なセキュリティ機能の確認が不可欠です。例えば、「誰が・いつ・何を閲覧/編集したか」を記録する証跡管理(操作ログ)機能や、役職・部門ごとに細かく設定できるアクセス権限機能は必須。これらに加え、通信やデータの暗号化の有無も確認したほうがいい重要項目と言えます。
これまでの導入実績を確認する
文書管理システムと一口に言っても、その機能性や料金設定などは、それぞれで大きく異なります。そこで一つの判断基準として使えるのが、今までの導入実績です。
公式サイトの「導入事例」を見る際は、自社との共通点を探すのがポイントです。特に「同じ業種か、企業規模は近いか」「自社と同じ課題を解決しているか」という視点で確認しましょう。具体的な導入効果が数値で示されていれば、さらに信頼性が高いと言えます。
まとめ:文書管理システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
本記事では、ISO文書の厳密な管理を効率化する、おすすめの文書管理システムを目的別に紹介しました。最適なサービスを見つけるには、まず「証跡管理」や「アクセス権限」といった必須のセキュリティ機能を確認することが重要です。その上で、自社と同じ業種・規模の企業への「導入実績」を参考にすれば、失敗のないシステム選びが実現できるでしょう。
しかし、ISO文書に対応する文書管理システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、文書管理システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った文書管理システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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