Slack(スラック)の機能・使い方を徹底レビュー!|実際に使って分かったメリット・特徴も解説
今回紹介する「Slack(スラック)」は、2011年からサービスを開始したビジネスチャットツールです。約15万社以上で利用されている人気サービスで、社内はもちろん、社外の人とのコミニュケーションにも利用できます。またSlackはPCだけでなくスマホにも対応しているので、時間や場所にとらわれず、気軽にやり取りできることも特長の1つ。
今回は、人気のビジネスチャットツール、Slack(スラック)の機能や使い方を徹底レビュー!実際に使ってみたからこそ分かるメリットを開設するほか、初心者でも理解しやすい写真付きの使用手順をまとめています。これからSlack(スラック)を導入する方、ビジネスチャットツールを比較検討している方におすすめです。
- 総評: Slack(スラック)は拡張性や自由度が高いとても便利なツール
- Slackとよく比較されるサービス
- Slackのネット上の評判は?
- Slackの使い方(PC版)
- 使ってみて分かったSlackの特長
- Slackの使い方(スマホ版)
- 実際に使ってみた感想
- まとめ
総評: Slack(スラック)は拡張性や自由度が高いとても便利なツール
Slack(スラック)とは、チーム内での連絡や情報共有を行うビジネスチャットツールです。チャンネル単位で会話を整理でき、メッセージ、ファイル共有、外部サービスとの連携を一つの画面上で扱える点が特徴です。
Slackの一番の特徴は拡張性と自由度の高さです。特に、IT・web業界の多くの企業で利用されており、外部連携のバリエーションや機能が豊富で、自分の用途に応じて柔軟にカスタマイズできます。特に開発や制作用のコミュニケーションツールとして優れており、エンジニアやデザイナーにとっては必要不可欠なツールという声も多く挙がっています。
同じジャンルのサービスに「チャットワーク」がありますが、こちらはできるだけ誰でも簡単に利用できる事を重視したサービスで、拡張性はそこまで高くありません。そのため、ITリテラシーが高めの場合は物足りなさを感じるケースもあります。
一方で、IT/Web業界の企業に限らず、今後社内のIT化を推進したい企業にとっても、Slackは有力な選択肢の一つになり得ます。ネット上の評判や実際の使用感なども踏まえ、次章以降でより詳しく特徴を解説していきます。
Slackとよく比較されるサービス
Slackのネット上の評判は?
Twitterで実際にSlackを利用されているユーザーの意見を見てみると
- google driveなど外部サービスとの連携ができる事などが特に便利
- 慣れてくると使いやすい。(最初は使いにくいと感じていた)
- 特にエンジニアに好評(IT/web系の企業はほとんどが利用している)
- Slackは常に見ていないといけないので疲れる
- 見にくい、使いにくい・通知が届かない
などの意見が目立ちました。ちなみにチャットワークの場合は「慣れてくると使いやすい」という意見はほぼ見かけませんでした。それでは次に、Slackを使って操作感などを確認していきましょう。インストール〜メッセージの送信方法など、まずはSlackの基本機能をPC版とスマホ版に分けて説明していきます。
Slackの使い方(PC版)
まずはPC版のSlackから説明していきます。今回は以下の2つに分けて説明していきます
① ユーザー登録(インストール)~ チャンネル作成
まずSlackのTOPページにアクセスしてください。
真ん中のボックスにメールアドレスを入力して「Slackを始める」のボタンをクリックします。
既にSlackを使っているメンバーがいて、既存のワークスペースに参加する場合は上の「Slack ワークスペースを検索」をクリックします。新しく自分でワークスペースを作成する場合は、下の「ワークスペースを新規作成」をクリックしてください。ちなみに今回はこちらで進めていきます。
メールアドレスと、メールに届く確認コードを入力します。
その後、社名、チーム名、プロジェクト名などを入力すると、
プロジェクトに招待するメンバーのアドレスを入力する画面になります。メールなどで一斉送信したい場合は、赤枠で囲った「招待リンクを取得して共有する」をクリックしてURLをシェアしてください。
これで、ユーザー登録(インストール)~ チャンネル作成までの作業は完了です。
【 ② チャットでの会話、DMでの会話】
作成したチャンネルにユーザーを招待して会話をしてみましょう。
設定の中にある「メンバーを招待」をクリックして、メールアドレスと名前を入力し、「招待を送信する」をクリックします。そうすると相手のメールアドレスに招待が届くので、そのメールに届いたリンクから名前やパスワードを設定してもらいます。
相手の画面で、このように先程作成した「Slackを使ってみるテスト」のチャンネルと、「自分(坂本)」のスペースが無事作成されている事が確認できます。
メッセージを送信する際は一番下のボックスに入力して、右にある送信ボタンをクリックすれば反映されます。
メッセージを投稿する際はチャンネルを間違わないように注意しましょう。
メッセージを入力する際に「@」を入力すると、このようにメッセージの送信相手を指定できます。複数人いるチャンネルの場合「全員宛のメッセージ」なのか「誰か特定の人に向けたメッセージ」なのか切り分けて送信する必要があるので覚えておきましょう。
複数人いるチャンネルではなく、ダイレクトメッセージでやり取りしたい場合は、左側のメニューからその人のスペースを選び、先程と同じ要領でメッセージを送信します。
未読の場合はこのように通知が表示されるので、
クリックして内容を確認しましょう。
使ってみて分かったSlackの特長
Slackにはたくさんの特長がありますが、特に主要な3つを解説します。
Slackの特長とは
- 外部連携や拡張性の高さなど自由度が高い
- プログラミングのコードも入力できる
- 長文や資料を整理して共有 できる
外部連携や拡張性の高さなど自由度が高い
Slackは拡張性が高くとても自由度の高いサービスです。Google Driveはもちろん、タスク管理アプリの「Trello」やオンラインストレージサービスの「Dropbox」、そして「Twitter」など、様々な外部サービスと連携可能です。
今後社内のIT化をより大きく推進していく予定がある場合、Slackのようなチャットツール以外にも様々なサービスを導入するはずなので、より便利に感じる機会が増えると思います。用途に応じて自由にカスタマイズできるのがSlackの大きな特長です。
プログラミングのコードも入力できる
SlackはIT/WEB業界の企業で多く利用されているサービスですが、それはプログラミングのコードが入力できることや、Githubと連携できることなどが大きな理由です。
このような形で表示できるので、エンジニアやデザイナーが開発を進める際のコミュニケーションツールとしてもとても便利です。
長文や資料を整理して共有 できる
Slackの「ポスト機能」も便利です。このポスト機能は、通常のメッセージで送信するには多すぎて読みにくいと感じるような情報をわかりやすく整形して、ドキュメントとして共有する機能です。
自分1人だけでなく複数人でドキュメントを編集する事も出来ます。ボタン一つで起動できて共有も簡単なので、特別こだわる理由がない限りはポスト機能を利用してドキュメントを作成する事をオススメします。
資料を作成する際に、GoogleDriveのドキュメントやプレゼンテーションを利用する人も多いですが、Slackのポスト機能を利用すればSlack内の一つのサービスで全て完結させられます。
Slackの使い方(スマホ版)
ここからはスマホ版のSlackの使い方を以下の3つに分けて説明していきます。・ログインについて・ダイレクトメッセージメッセージの送信・グループチャットの作成まずはApp storeもしくはGoogle PlayからSlackのアプリをダウンロードしてください。
ログインについて
下の「サインイン」をタップします。
Slackでアプリからログインする方法は
「マジックリンクをメールで送信」
「パスワードでサインイン」
の2つの方法がありますが、先にPCでアカウントを作成している場合は「マジックリンクをメールで送信」の方が簡単です。今回はこちらの方法で進めていきます。
この画面でメールアドレスを入力すると、
このような画面になり、入力したアドレス宛てに
画像のようなメールが届くので、「confirm Email Address 」をタップします。
プッシュ通知をオンにしたい場合はこちらで設定してください。
これでログイン完了です。
ダイレクトメッセージメッセージの送信
次は、Slackのスマホアプリで、ダイレクトメッセージを送信する方法を説明していきます。
右上の設定マークをタップして、「メンバーディレクトリー」をタップし、
送信する相手を選択して
「メッセージ」をタップ。そうすると
このようにダイレクトチャットのスペースに遷移します。
後はメッセージを入力して「送信」をタップすればメッセージの送信完了です。
ちなみに画面下部の左から2番目にある「/」をタップすると「チャンネルを退出する」「他のメンバーにダイレクトメッセージを送信する」「Facetimeコールを開始する」など様々な便利コマンドが表示されます。
新しくチャンネルを作成したり、新しいメンバーを招待する
新しくチャンネルを作成したい際は、左上のSlackのログマークをタップします。
そしてこの画面の中にある赤枠で囲んだ「+」をタップして
右上の「作成」をタップし、
「チャンネル名」を入力して、「作成」をタップすれば完了です。
このように新しいチャンネルが作成されました。
新しくメンバーを招待する際は、右上の設定の
「メンバーを招待」から、連絡先や招待リンクを使って行ってください。
PC版との違い
PC版と比べたスマホ版の特徴として、次の3点が挙げられます。
画面サイズによる操作感の差が大きい
webサービスをスマホで利用する場合、小さな画面で操作するので、どうしても操作性がPCよりも劣ってしまいます。基本的にどのサービスにも共通することではありますが、Slackは他のチャットサービスよりも機能が豊富なので、その傾向が特に強いようです。
拡張性が高く共同作業用ツールとして利用できる側面もありますが、スマホの場合はその特長が生かしにくい場合も。人によってはかえって使いにくいと感じる人もいるかもしれません。
ショートカットコマンドが使いやすい
Slackの使い方の項目でも簡単に触れましたが、スマホ版はショートカットコマンドをとても簡単に利用できます。
プライベートチャット画面の下部に表示される「/」をタップするだけで、
「他のメンバーにダイレクトメッセージを送信する」
「Facetimeコールを開始する」
「 チャンネルに参加しているメンバーのリストを表示する」
など、様々な便利コマンドが一瞬で表示されます。
通知が届かないという声がある
評判の項目でも簡単に紹介したのですが、スマホにSlackからの通知が届かずに困っているという意見を見かけます。ちなみにスマホを省電力モードにしていると通知がオフになったりするようです。
通知がスマホにしっかりと届くか確認するためのトラブルシューティングもあるので、アプリをダウンロードしたら忘れずに確認するようにしましょう。こちらのページにSlackからの通知が届かない場合の情報がまとまっています。
実際に使ってみた感想
Slackは、最初にイメージしていたより、とても使いやすかったというのが正直な感想です。以前までは利用する場合は最初に英語から日本語に設定する必要がありましたが、現在は最初から日本語で利用可能ですし、インストールからメッセージのやり取りまでスムーズに利用できます。
そして何よりも、IT/WEB系の企業の方向けのうれしい機能がたくさんあり、拡張性や自由度が高い事がSlackの一番の特長です。IT/WEB系の企業には必須のツールといえるでしょう。
一方で、こういったビジネスチャットを利用する人たちは、基本的にコミュニケーションを目的に利用する人のほうが多いです。よって機能を持てあます人が多くなり、利用する人がある程度限定されるツールだとも感じました。
まとめ
Slackは利用する人を選ぶツールかもしれないと説明しましたが、もちろん決してネガティヴな意味でこのように言っているわけではありません。むしろIT/WEB業界で働く人にとっては欠かせない、作業を効率化してくれるとても便利なツールです。
これから会社にビジネスチャットを導入したいと考えている方は、どのツールにしようか迷われると思いますが、今後IT面に注力していく予定がある場合は、導入を検討してみるのもいいかもしれません。サービスはWEBから無料で利用できるので、ぜひ一度実際にサービスを触って確かめて見てください。