無料のおすすめビジネスチャットツール12選【2024年最新】
テレワークは場所を選ばずに業務ができる一方で、部署やチームのメンバーと直接話す機会が減少する傾向にあります。しかし、業務を進める上でコミュニケーションは欠かせないもの。そこで大きな必要となってくるのがビジネスチャットツールです。
ビジネスチャットツールを導入すれば、インターネット環境があればいつでも・どこでも連絡をとることができます。しかし、「導入にあたって費用が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」がおすすめする完全無料のビジネスチャットツールや、無料で試用できるビジネスチャットツールを紹介していきます。無料のビジネスチャットツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
- ビジネスチャットツールとは
- 【比較表】無料で使えるビジネスチャットツール
- 無料で使えるビジネスチャットツール4選
- 無料で試せるビジネスチャットツール8選
- 有料版のビジネスチャットツールを導入するメリット
- 無料のビジネスチャットツールを使う際の注意点
- まとめ:無料で試して自社にあったビジネスチャットツールを導入しよう
ビジネスチャットツールとは
ビジネスチャットツールとは、その名のとおりビジネスでの利用に特化したチャットツールのこと。1対1のチャット機能をはじめ、複数人で会話できるグループチャット機能、ファイルの受送信や保管のできるファイル管理機能、自分の業務を管理できるタスク管理機能などが基本的に搭載されています。
クラウド型・オンプレミス型の双方がありますが、大半のサービスがクラウド型のみでの提供となっており、マルチデバイス対応でいつでも・どこでも連絡を取ることが可能です。
【比較表】無料で使えるビジネスチャットツール
ここからは無料プランのあるビジネスチャットツールを紹介していきます。
まずはご紹介するビジネスチャットツールでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ビジネスチャットツール選びの参考にしてください。
無料で使えるビジネスチャットツール4選
Chatwork
Chatworkは、東京や大阪、台湾に拠点を構えているChatwork社が提供しているビジネスチャットツールです。Nielsen NetViewによる調査では国内利用者数No.1というデータからも分かるように、ビジネスチャットツールの代表格として多くの企業に導入されています。
料金プランは「フリー」と「パーソナル」、「ビジネス」「エンタープライズ」の4種を用意。「フリー」プランは完全無料でありながらも、1対1でのチャットや音声通話・ビデオ通話、5GBストレージを利用することができます。
有料プランでは複数人での音声通話・ビデオ通話が可能。最上位プランの「エンタープライズ」は社外ユーザー制限やIP・モバイル端末制限、ファイル送受信制限などセキュリティ関連の機能が充実しています。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、Microsoftが提供しているオンラインビジネスツールです。チャットや通話、ビデオ会議にくわえて、ファイル共有や画面共有といった機能を搭載。WordやPowerPoint、Excelといったオフィスソフトのweb版で共同作業ができるほか、生産性向上に役立つアプリやプロジェクト管理アプリ、独自開発アプリなどとの連携も可能なので、業務の効率化に役立てられるでしょう。
また、チャットや最大100人まで参加できる会議、ファイル共有、アプリ・サービス統合といった基本的な機能のみであれば、制限なしで無料で利用が可能なのも大きな魅力。「最低限の機能が使えれば問題ない」「チャットの制限のない無料サービスを探している」という場合におすすめです。
LINE WORKSは、東京都渋谷区に本社を構えるワークスモバイルジャパンが提供しているビジネスチャットツールです。その名称からも分かるとおりビジネス版のLINEともいえるチャットツールで、LINE感覚で使うことができます。
LINEの使いやすさはそのままに、ビジネスに便利なさまざまな機能が追加されているのも大きな特徴。全社への情報共有に便利な掲示板やカレンダー機能、ファイルや資料が管理できるDrive機能、社内外を問わず利用できるアンケートなどを備えています。
料金プランは「フリー」と「ライト」、「ベーシック」、「プレミアム」から選択でき、無料の「フリー」はユーザー数100人まで利用可能。基本的な機能であれば制限なく使用することができます。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
Workplace from Facebookは、Facebookが提供しているビジネス向けのオンラインコミュニケーションツールです。エスティーローダーやSpotify、アストラゼネカなど世界の有名企業に利用されており、有料ユーザー数は500万人以上にのぼります。
チャットや音声通話、ビデオ通話にくわえて、お知らせの配信に便利なライブ動画配信や、ニュースフィードといった機能を搭載。動画配信ではキャプションや翻訳も追加できるので、グローバルに展開する企業でも安心です。
また、チームグループ・プロジェクトグループ数やストレージに制限はあるものの、無料でチャットやビデオ通話などが使える「エッセンシャル」プランが用意されているのもうれしいポイントといえるでしょう。
- クラウド(SaaS)
- 絵文字の投稿機能
- チャットへのリアクション機能
- メンション機能
- チャットボット(自動投稿)機能
- チャットでのスタンプ送信機能
- 英語の即時翻訳対応機能
- 写真・動画の送信機能
- 音声通話機能
- 画面共有機能
無料で試せるビジネスチャットツール8選
続いて、無料トライアルを利用できるビジネスチャットツールを紹介していきます。
Talknote
Talknoteは、東京都港区に本社を構えるITサービス企業であるTalknote社が提供しているカルチャーマネジメントツールです。キレイモや丸亀製麺などの有名企業にも導入されており、メーカーや医療、飲食など業界を問わず利用されています。
その人気の理由は、コミュニケーションツールにとどまらず、組織全体を管理できるツールであるということ。会社・部署単位でのコミュニケーション量を可視化できる「組織活性スコア」や、従業員1人ひとりの状況が確認できる「人材レポート」などによって組織全体のコンディションの把握が可能です。もちろん、メッセージやタスク管理といったビジネスチャットらしい機能も備えています。
14日間の無料トライアルも用意されているので、HR的な要素をもつツールをお探しの方は、まずは試用してみてもよいでしょう。
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
Slackは、ビジネスチャットツールの代表格の1つとして、世界中の多くの企業に導入されているコミュニケーションツールです。
プロジェクトやチームごとにチャンネルを作成して複数人でやりとりができるだけでなく、1対1のダイレクトメッセージも可能。人物名や内容などで検索ができるのはもちろん、音声通話やビデオ通話を用いればwebミーティングも行えます。Google Driveをはじめとする2,200以上の外部サービスとの連携に対応しているのもうれしいポイントでしょう。
料金プランは「フリー」と「スタンダード」「プラス」「Enterprise Grid」から選択でき、フリープランでは直近の1万件までのコミュニケーションの閲覧・検索と、5GBまでのストレージが利用可能。もちろんプランのアップグレードにも対応しています。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
TopicRoomは、東京都港区に本社を構え、システム開発やソフトウェア開発、コンサルティングなどを行うNTTテクノクロスが提供しているビジネスチャットツールです。
メッセージやファイル、画像、動画のやりとりが手軽に行えるのはもちろん、特定のキーワードが発信された際に通知が届くキーワード設定や、ルームにほかのユーザーがログインした際のログイン通知など、集中の妨げを防ぎながらも必要な情報が確認できる機能を搭載。スタンプやテンプレート、引用返信などスピーディなレスポンスを叶える機能が豊富なのもうれしいポイントです。
料金プランは、コミュニケーションの効率化に特化した「Business」と、高度なセキュリティと拡張性をもつ「Enterprise」の2種類。30日間の無料お試しプランも用意されているので、実際に使用してみた上で導入を検討することができます。
- ログ管理
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
WowTalk(ワウトーク)は、キングソフト株式会社提供しているビジネスチャットツールです。
チャット形式で手軽に会話ができるトーク機能をはじめ、webミーティングにも便利な無料通話、社内の情報共有が行える掲示板、業務を管理できるタスク管理などを搭載。14ヶ国語への翻訳にも対応しており、トークだけでなくビデオ通話も翻訳が可能なので、グローバルな企業にもおすすめのビジネスチャットツールといえます。
すべての機能を2週間無料で使用できるトライアルも用意されているので、使いやすさをじっくりと確かめたいという場合も安心でしょう。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
Tocaroは、東京都千代田区に本社を構え、コンピューター・ネットワークシステムの販売やソフトウェアの受託開発などを行なっている伊藤忠テクノソリューションズが提供しているワークプロセスマネジメントプラットフォームです。これまでに2,000社を超える企業で利用されており、導入先には大日本印刷やNTT西日本など有名企業も名を連ねています。
1対1はもちろん複数での会話にも対応しているリアルタイムチャットにくわえて、タスク管理やプロジェクト管理、ワークボード機能など生産性の向上を叶えるための機能を豊富に備えているのが魅力です。料金プランは「スタンダード」「ビジネス」「エンタープライズ」の3種から選ぶことができ、もっとも低価格な「スタンダード」は1ユーザー月額800円。30日間の無料トライアルが利用できるのもうれしいポイントでしょう。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- ダイレクトチャット機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
ChatLuckは、神奈川県横浜市に本社を構え、大阪・名古屋にも拠点をもつネオジャパンが提供しているビジネスチャットツールです。チャット感覚で手軽にメッセージが送れるだけでなく、ファイル送信もドラッグ&ドロップで簡単。音声通話やビデオ通話にも対応しているので、テレワークにおけるミーティングにも便利でしょう。
内部統制・セキュリティ対策が充実しているのも魅力で、メッセージやファイルはもちろん、ダウンロード履歴や削除されたデータの監査も可能。端末認証による情報漏えい対策を行うこともできます。
クラウド版・パッケージ版から選ぶことができ、クラウド版の場合は初期費用無料、1ユーザーあたり300円で利用可能。クラウド版は30日間、パッケージ版は60日間の無料トライアルが用意されています。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
InCircleは、東京都港区に本社を構えるAI CROSSが提供しているビジネスチャットツールです。既読機能つきのメッセージ機能をはじめ、探している情報がすぐに見つけられる検索機能、社内への情報周知に便利な一斉同報機能などが利用可能。InCircle APIを用いれば、その他の外部システムとも連携することができます。
万全のセキュリティ対策も特徴の1つで、データ送信時のSSL暗号化通信はもちろん、スマートフォンのキャッシュも暗号化。さらに、世界トップクラスのセキュリティ水準を誇るAWSでデータベースを保管しているため、情報漏えいを徹底して防ぐことができます。クラウド型とオンプレミス型から選択でき、クラウド型の場合1ユーザー180円とリーズナブル。30日間の無料トライアルも用意されています。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
direct(ダイレクト)は、東京都千代田区に本社を構え、クラウドサービスの開発や運営サポート、webシステムやアプリケーションの開発などを行なっているL is B (エルイズビー)の提供しているビジネスチャットツールです。ANAやJR西日本、大林組、広島銀行など幅広い業種で活用されており、これまでの導入企業は2,000社以上にのぼります。
1対1のトークやグループトークだけでなく、ボイスメッセージや音声通話、ビデオ通話も利用可能。気軽に意思表示が行えるアクションスタンプ機能も便利です。ファイル共有やノート機能も搭載されているため、会社のナレッジマネジメントツールとしても活用できるでしょう。
料金プランは「フリー」「ベーシック」「プラス」「プレミアム」「マックス」の5つがあり、フリープランであれば10名まで無料で利用可能です。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 公的認証
有料版のビジネスチャットツールを導入するメリット
ここまで無料で利用できる/無料トライアルのあるビジネスチャットツールを紹介してきましたが、無料のビジネスチャットツールは有料のものとどう異なるのでしょうか。
ここからは、有料のビジネスチャットツールを導入するメリットを解説していきます。
利用人数や機能に制限がない
無料版のビジネスチャットツールを導入した場合にネックとなるのは、ユーザー数に制限があるということです。利用人数が少ない場合は問題ないかもしれませんが、ビジネスの規模が拡大した場合はグレードアップが必要となります。
また、利用できる機能が限られているというケースも少なくありません。なかにはセキュリティにも関わる管理機能の有無で有料・無料が分けられているなど、重要な機能が利用できないということもあります。
ビジネスチャットツールを導入する際は、「今後ユーザー数はどれくらい増えるのか」や「必要最低限の機能はなにか」などを整理し、制限があると不便という場合は有料プランを利用しましょう。
ストレージの追加もできる
ビジネスチャットツールの無料プランでは、5GBほどのストレージが用意されることが多いようです。しかし、会社やチームで使うとなるとすぐに容量をオーバーしてしまう可能性があります。また、ストレージの空きを気にしながらファイルの送受信を行うのも面倒になるのではないでしょうか。
「容量を気にせずにやりとりをしたい」という場合は、やはり無料プランではなく有料プランで契約するのがおすすめです。自由に容量も追加できるため、ストレスなくファイル管理が行えるでしょう。
セキュリティ対策をしている
無料版のビジネスチャットツールであっても、通信の暗号化といった基本的なセキュリティ対策は施されていますが、万全のセキュリティを希望する場合には物足りないかもしれません。
グレードの高いプランでは、データベースやデバイスのキャッシュデータの暗号化や、ログイン時刻やトーク内容、削除されたデータのログ監査など、セキュリティ機能が充実していることも珍しくありません。
データの消失や情報漏えいといった事態を防ぐためにも、無料版ではなく有料版を利用しておくとより安心といえるでしょう。
無料のビジネスチャットツールを使う際の注意点
無料のビジネスチャットツールを利用する際には、「社内のコミュニケーションを活性化させたい」「テレワークでも気軽にやり取りできるツールが欲しい」など、導入する目的を整理しておきましょう。
そのなかに「業務効率化を叶えたい」という要望がある場合は、既存システムとの連携についても検討する必要があります。不要な場合は無料版でも問題ない可能性が高いですが、外部システムとの連携は有料版のみでの提供となっていることもあります。
また、前述のとおり、有料版と比較すると無料版はセキュリティの面で物足りなく感じることも少なくありません。より強固なセキュリティ対策を希望する場合は、無料版の使用を慎重に検討しましょう。
まとめ:無料で試して自社にあったビジネスチャットツールを導入しよう
ビジネスチャットツールは、無料であっても問題なく利用できるものも多いため、ユーザー数が少ない場合やストレージ容量を気にしないという場合には無料版がおすすめです。しかし、無料版はさまざまな制限があるのも事実なので、ユーザー数やストレージ容量を気にせず使いたいという場合や、より万全なセキュリティ対策が必要な場合には有料版が適しているでしょう。
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