万全のセキュリティでおすすめのビジネスチャットツール9選【2024年最新】
テレワークを導入する企業が増加傾向にある昨今では、業務で「ビジネスチャットツールの利用シーンが増えた」という企業も多いのではないでしょうか。ビジネスチャットツールの便利な部分は、インターネット環境があれば場所を選ばずに社内コミュニケーションができるということ。しかし裏を返せば「クラウドサービスだからこそセキュリティ面が気になる」という方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、「PRONIアイミツ」が厳選した、セキュリティ対策が万全なビジネスチャットツールを紹介します。セキュリティに優れたビジネスチャットツールをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
- ビジネスチャットツールとは
- ビジネスチャットツールにセキュリティが必要な理由
- ビジネスチャットツールのメリット
- 【比較表】セキュリティが万全なビジネスチャットツール
- セキュリティが万全なビジネスチャットツール9選
- ビジネスチャットツールを選ぶポイント
- まとめ:自社にぴったりなビジネスチャットツールを探そう
ビジネスチャットツールとは
ビジネスチャットツールとは、チャットや通話、タスク管理などの機能が搭載されているビジネス用のコミュニケーションツールを指すものです。メールよりも気軽に連絡が取り合えるだけでなく、部署ごと、チームごとなどのチャットルームも簡単に作成が可能。音声通話やビデオ通話もできるので、テレワークにも大いに役立てられます。
「社内のコミュニケーションを活性化させたい」という場合には、いち早く導入しておきたいツールだといえるでしょう。
ビジネスチャットツールにセキュリティが必要な理由
社内のコミュニケーションとしてビジネスチャットツールを用いる際は、当然ながら事業や業務に関するさまざまな情報がツール内で飛び交うことになります。時には機密情報に関する会話が交わされることもあるかもしれません。万が一、情報が漏えいしてしまった場合は大きな問題に発展するおそれがあります。
ビジネスチャットツールは、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスに対応しているため、どんな人でもアクセスがしやすいことや、端末の紛失による情報流出の可能性があるというのも不安要素です。
ビジネスチャットツールのメリット
おすすめのビジネスチャットツールを紹介する前に、ビジネスチャットツールを導入することで得られるメリットを解説していきます。
複数人でのコミュニケーション
先述のとおり、ビジネスチャットツールを使えば部署単位、チーム単位などの複数人による会話を手軽に行うことができます。「CCに多くの宛先を追加してメールを送信する」「メーリングリストなどを作成して情報を共有する」といった手間がなくなるので、部署・チーム内での情報共有がより効率的になるでしょう。
部署・チーム内で共有しておきたい資料やファイルの共有・保管ができるのもビジネスチャットツールを利用するメリットの1つ。あらかじめビジネスチャットツール上で資料を共有すれば、会議の際に都度コピーして配布するといった作業も不要となります。
スピーディなコミュニケーション
チャットで会話ができることの最大のメリットは、「メールよりもレスポンスが速い」ということです。メールの場合は、送信してから返信が届くまでに数時間かかることも珍しくありません。翌日にやっと返信があったという経験をもつ人も多いでしょう。しかし、チャットを使えばよりスピーディなやりとりが可能となります。
また、チャットではスタンプなどで相手の投稿に反応することもできるので、レスポンスの速さや気軽さを求めるのであれば、ビジネスチャットツールはぴったりのツールといえるでしょう。
生産性・効率性の向上
ビジネスチャットツールは、ただ従業員同士でチャットで会話ができるだけではありません。多くのビジネスチャットツールには音声通話やテレビ通話機能、タスク管理機能などが搭載されているため、それらを活用することによってさらに業務効率化を進めることができます。
通話機能を用いてばオンラインミーティングも手軽に行うことができるため、テレワークの機会が増えているという場合にもぴったり。仕事を進める上で疑問点などがあればすぐに連絡・相談できるので、、テレワーク中であってもスムーズに業務が遂行できるでしょう。
【比較表】セキュリティが万全なビジネスチャットツール
ここからはセキュリティが万全なビジネスチャットツールを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するビジネスチャットツールでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ビジネスチャットツール選びの参考にしてください。
セキュリティが万全なビジネスチャットツール9選
ここからは、万全のセキュリティ対策を備えているビジネスチャットツールを紹介していきます。
Chatwork
Chatworkは、東京・大阪・台湾にオフィスを構えるChatwork社が提供しているビジネスチャットツールです。業界を代表するサービスの1つとして多くの支持を獲得しており、2020年10月末時点の利用企業数は28万9,000社以上にのぼります。
1対1のチャットをはじめ、グループチャット、音声・ビデオ通話のほか、タスク管理やファイル管理まで行うことができます。KDDIと提携のもとでセキュリティ強化や管理機能の共同開発に取り組んでおり、24時間体制でのサーバー監視や通信の暗号化、バックアップに対応。未許可のデバイスからのアクセス防止やIPアドレスによるアクセス制限、ファイル送受信制限など管理機能も充実しています。さらに、情報セキュリティマネジメントシステムの認証を取得済みなのも安心できるポイントでしょう。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
Talknote
Talknoteは、東京都港区に本社を構えるTalknote社が提供しているカルチャーマネジメントツールです。製造や飲食、小売、医療など業界を問わず導入されてきた実績を誇り、これまでの利用企業数は約1,000社。
大きな特徴としてあげられるのは、ビジネスチャットツールとしてだけでなく、さまざまな活用方法があるということ。メッセージ機能やタスク管理機能といったビジネスチャットツールらしい機能にくわえて、ノウハウや議事録のグループ内でのシェアや、アクセス時間や投稿量にもとづいた従業員のアクションリズム解析、働きすぎを防ぐオーバーワーク検知機能なども搭載しています。
また、セキュリティの面では、指定したスマートフォンからのみ利用ができる設定に対応しているのも心強いポイントでしょう。
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
Slackは、東京や大阪を含む世界各地に拠点をもつSlack社が提供するビジネスチャットツールです。ビジネスチャットツールを代表するサービスの1つとして人気を集めており、利用企業数は75万社以上。日本国内ではJR西日本や三菱重工、ソフトバンクなど数々の有名企業にも導入されています。
部署ごとやチームごとなどでチャンネル開設しコミュニケーションをとることができ、個人や複数人でのダイレクトメッセージも可能。音声・ビデオ通話機能も搭載されているので、Web会議ツールとしても役立つでしょう。GoogleカレンダーやSalesforce、Trelloなどさまざまな外部アプリケーションと連携できるのもうれしいポイントです。
ISO/IEC 27001やISO/IEC 27017といったセキュリティ管理に関する認証も取得しているため、安心して利用できます。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
TENWA
出典:株式会社テンダ https://www.tento.camp/tenwa/
TENWAは、東京に本社を構え、仙台に支店をもつテンダが提供しているビジネスチャットツールです。トーク機能やタスク管理機能、ファイル管理機能のほか、ユーザーの利用状況がひと目で分かるダッシュボード、トーク・タスク・ファイルの横断にも対応した検索機能などを搭載しています。
セキュリティの面では、通信の暗号化や第三者機関によるセキュリティ診断、IDS、WAFなどを標準で装備。さらに強固なセキュリティを希望する場合には、企業ごとの専用環境が利用できるのもうれしいポイントでしょう。専用環境ではデータベースの暗号化も行えるため、大手金融機関でも導入されています。くわえて、IPアドレス制限やデバイス制限などもオプションで利用できるので、セキュリティ対策を重視してビジネスチャットツールを選びたいという場合にもうってつけです。
InCircleは、SMS配信サービス「絶対リーチ!®︎SMS」の開発・提供などを手がけるAI CROSSが提供しているビジネスチャットツールです。政府にも採用されている高水準のセキュリティ技術を活用しているのが特徴で、通信だけでなくデータベースやクライアント端末のキャッシュデータまでも暗号化。デバイスを紛失してしまった場合や、ハッキングを受けた場合であっても情報漏えいリスクの低い環境が構築されています。
また官公庁や医療機関、金融機関などセキュリティポリシーが厳密な機関向けにオンプレミスによるシステム提供を行っているのも大きな魅力。「外部からの侵入を徹底的に防ぎたい」という場合でも、安心して利用できるのビジネスチャットツールの1つといえるのではないでしょうか。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
WowTalkは、キングソフト株式会社が提供しているビジネスチャットツールです。NTTデータやセブン銀行、佐川急便など多くの有名企業にも導入されており、利用企業数は10,000社以上。99%というリピート率からも、顧客満足度の高いサービスであることがうかがい知れます。
チャットや無料通話、掲示板、タスク管理といった基本的な機能はもちろん、管理機能が充実しているのが特徴。IPアドレス制限やデバイスの端末ID制限、従業員の使用頻度やトーク内容のログ管理、閲覧・連絡の範囲を制限できるパーティション機能なども利用が可能です。
さらに、通信やサーバーストレージが暗号化されているほか、 ISO27001の認証も取得済みなので、安心して利用できるでしょう。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
ChatLuckは、神奈川県横浜市に本社を構えるネオジャパンが提供しているビジネスチャットツールです。チャットで気軽に会話ができるのはもちろん、取引先や協力会社など外部の人をゲストとして招待できるので、複数の企業が携わるプロジェクトにおけるコミュニケーションにも役立てられます。
リスクを最小に抑えるセキュリティ環境を構築しているのも特徴で、ネットワークポリシーの設定やアクセス制限、端末認証、メッセージ・ファイルのログ管理などが可能。ダウンロード履歴や削除されたデータの監査も行えるので、内部統制強化を図りたいという場合にもぴったりといえます。
また、ISO27001/ISMS認証を取得済みであるだけでなく、より強固なセキュリティを希望する場合にはオンプレミスで導入ができるのもうれしいポイントでしょう。
- ログ管理
- メッセージの検索機能
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- チャットのピン止め(固定表示)機能
- メモ機能(自分用の個人チャット)
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
【終了】DirectCloud-TALK
※サービス提供終了しています
DirectCloud-TALKは、東京都港区に本社を構えるダイレクトクラウドが提供しているビジネスチャットツールです。1対1と200人までのグループチャットに対応したトーク機能をはじめ、ファイル共有機能やクラウドストレージ・DirectCloud-BOXとの連携機能などを搭載。サービス上に保存されたデータは暗号化されるだけでなく、CYREN社のAnti-Virusセキュリティエンジンによるウイルス侵入監視、デバイスのキャッシュクリアやアカウントロックなどセキュリティ対策に関する機能が充実しているのも特徴です。くわえて、ログインやトーク内容、ファイル転送などのログをすべて管理・閲覧することができるので、内部統制の強化にも役立つといえるでしょう。
TopicRoomは、東京都港区に本社を構えるNTTテクノクロスが提供しているビジネスチャットツールです。メッセージの送信や画像・動画の投稿、ファイル送信といった基本的な機能のほか、既読リスト機能、スタンプ機能、テンプレート機能なども搭載。人や日付、ファイルなどさまざまな条件が設定できる検索機能も備えているので、必要な情報にすぐにたどり着くことができます。
また、IDやパスワードだけでなく、アプリや端末も含めた多要素認証を採用しているのも大きな特徴。認証された端末からのみログインが可能なので、仮にID・パスワードを紛失してしまっても心配いりません。くわえて、データや通信はすべて暗号化されるほか、企業ごとのセキュリティポリシーに則った厳格な条件にも応えられるので、よりセキュリティ対策に注力したい場合も安心でしょう。
- ログ管理
- チャットの編集・削除機能
- チャットの閲覧状況の確認機能
- 個人単位の権限付与
- ダイレクトチャット機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
ビジネスチャットツールを選ぶポイント
ビジネスチャットツールを選定する際には、どのような点に注意するべきでしょうか。ここでは3つに絞ってポイントを解説していきます。
必要な機能が揃っているか
ひとくちにビジネスチャットツールと言っても、搭載されている機能はさまざまです。コミュニケーションに特化したシンプルなものもあれば、APIを用いて外部アプリケーションとも連携できるもの、HR的な機能を備えているものもあります。
「自社がどこまでの機能を必要としているのか」「現状の課題はどのような機能があれば解決できるのか」などを事前に社内で整理しておくことによって、ツールの選定に時間をかけずに済むかもしれません。
使いやすいか
ビジネスチャットツールを導入するにあたって、もっとも重要なのが「使いやすさ」です。どんなに機能に優れていても、使用方法が分かりづらければ導入しても社内での浸透が進まず、業務の効率化も困難になると考えられます。システムやアプリケーションの利用に慣れている層だけでなく、不慣れな人であっても使いこなせるツールを選びましょう。
直感的で使いやすいインターフェースが採用されているか否かは、無料トライアルや無料デモなどを利用して確認しておくと安心です。必ず実際の操作を体験した上で、使いやすいと感じたビジネスチャットツールを導入することをおすすめします。
コストパフォーマンスが良いか
ビジネスチャットツールの料金体系は、利用ユーザー数に応じて変動する従量課金制が多いようです。この場合、人数が多い企業の場合はランニングコストが高額になってしまうため、コストパフォーマンスに優れているかどうかも注意しましょう。
また、無駄な支払いを抑えるためには、料金の安い・高いだけでなく「必要な機能が揃っているか」や「自社に必要のない(使いそうにない)機能ばかりではないか」などを確認することも大切なポイントです。
まとめ:自社にぴったりなビジネスチャットツールを探そう
ビジネスチャットツールと言っても種類はさまざまです。導入を検討しているものの「どれを選べばいいのか分からない」という方も多いでしょう。PRONIアイミツでは、さまざまな条件でビジネスチャットツールを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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