社内SNSでおすすめのビジネスチャットツール8選【2025年最新】
「働き方改革」が進む中、社内で円滑・スムーズなコミュニケーションをとることが必要とされています。しかし、社内における情報の共有化が課題となっている企業が多いようです。その課題を解決するツールとして、社内SNSや情報共有ツールが注目されています。
この記事では社内SNS(情報共有ツール)にはどのようなものがあるのか、選ぶ際のポイントなどを紹介。また、おすすめのサービスも比較・紹介していきます。社内SNS(情報共有ツール)の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- 社内SNSとは
- 社内SNSのメリット
- 社内SNSよるデメリット
- 社内SNSを選ぶポイント
- 【比較表】おすすめの社内SNS
- 無料で利用できる社内SNS 3選
- 使いやすさに定評のある社内SNS 3選
- 社内コミュニケーションを促進できるツール2選
- まとめ:社内SNSの導入でコミュニケーションを活性化しましょう
社内SNSとは
社内SNSとは、個人向けSNSの機能を企業内専用で使用するためにカスタマイズされたSNSのこと。ビジネスを目的に、社内のメンバーだけが使えるソーシャルネットワークです。プライベートを公開するFacebookやTwitter、Instagramなどとは異なり、社内SNSは仕事を効率よく効果的に進めるために活用されています。ビジネスに特化したアプリといっても、よいかもしれません。
社内SNSを利用することで、在宅勤務やサテライトオフィスなどのリモートワークのような新しい働き方にも対応。ビジネスの柔軟性や、スピードアップにもつながります。社内SNSには、社員やチームメンバーが情報を書き込んだり、閲覧したりできる機能が備わっています。ほかにも営業や総務、事務などの各職種に応じて、使いやすいようにカスタマイズされているのも特長のひとつです。
社内SNSのメリット
ここでは、社内SNSを導入する3つのメリットについて解説します。
業務効率の向上
社内SNSを活用すると業務効率を改善できます。これまで電話やメールが、社内コミュニケーションツールとして使用されてきました。しかし、電話は相手が不在の場合、かけなおすか相手からの連絡を待つしかありません。メールも情報共有ツールとして使用するには限界があります。社内SNSには、タスク管理機能やスケジュール機能が付いているものが多いです。格段に情報を共有しやすくなっているので、社内SNSを導入すれば連絡の行き違いを解消できるでしょう。
必要な情報をすぐに検索できる
社内SNS導入には、必要な情報を必要なときに検索できるようになるメリットもあります。資料や請求書などを探す手間が省け、時間的なコストを削減できるでしょう。社内SNSにはナレッジ共有機能を利用できるものもあり、業務マニュアルや取引情報など、社内で共有すべき情報の一元的な管理が可能。ナレッジベースで確認できる情報であれば、担当者に問い合わせる手間を省ける上、相手の時間を奪わずに済みます。
場所を問わないコミュニケーション
社内SNSを導入すると、社内のコミュニケーションを活性化できます。メールなどの従来のコミュニケーションツールと異なり、社内SNSではオープンなコミュニケーションが可能です。直接顔を合わせる機会が少ない部署の社員とコミュニケーションを取りやすくなるメリットも。昨今、在宅ワークやリモートワークを導入する企業が増えている一方で、コミュニケーションの希薄化が懸念されています。社内SNSを活用するれば、在宅勤務によるコミュニケーション不足を解消できるでしょう。
社内SNSよるデメリット
ここでは、社内SNSを導入するデメリットを3つご紹介します。
コストがかかる
社内SNSを使用するには、相応のコストが掛かります。有料のツールが多く、うまく活用できなければ費用が無駄になってしまう恐れも。また、導入にあたっては、社員に使い方をレクチャーする必要があります。コミュニケーションツールとして定着するまでに、時間と手間が掛かる点はデメリットと言えるでしょう。社内SNSを導入する際は、事前に費用や時間的なコストを見積もっておかなければなりません。
SNSを使用することによるストレス
社内SNSには社員同士の交流を活発化させるメリットがある一方で、ストレスの原因になる恐れもあります。気軽に利用できる反面、メッセージの受け手の中には「何か反応しなければ」と、返信することを億劫に感じる人も。また、手軽さゆえに私的な投稿を行うなど、公私混同する社員がでてくる可能性もあり、仕事とプライベートきっちり分けたい人にとってはストレスになるでしょう。社内SNSを導入する際には、あらかじめ利用方法に関するルールを決めておくことをおすすめします。
社内SNSを選ぶポイント
社内SNS(情報共有ツール)は数多く存在しており選定が難しいですが、ポイントを押さえることで最適なサービスを選べるようになります。ここでは、社内SNSを選ぶ際のポイントを解説します。ぜひ選定時の参考にしてください。
- 従業員全員が直感的に使えるか
- スマートフォンに対応している
- 価格と機能のバランス
従業員全員が直感的に使えるか
どんなに高機能な社内SNSも、従業員が日常的に使ってくれなければ意味がありません。導入を成功させる鍵は、誰にとっても「使いやすい」ことです。
まずは、自社の従業員のITスキルを客観的に見極めましょう。パソコンやスマートフォン操作に不慣れな従業員が多い職場では、マニュアルがなくても直感的に操作できるかが重要です。日常使いしているメッセージアプリのような感覚でメッセージを送れたり、絵文字やリアクション機能で気軽に返信できたりするツールが向いているでしょう。
一方、エンジニアが多いなどITに精通した職場であれば、各種システムと連携できる「API連携」の自由度やカスタマイズ性を重視することで、業務をさらに効率化できる可能性があります。
スマートフォンに対応しているか
営業や現場で働くスタッフなど、オフィス外で働く従業員が多い場合、社内SNSのスマートフォン対応は必須条件と言えます。
移動中のスキマ時間や顧客訪問の合間に、スマートフォンアプリで手軽に連絡を確認・返信できる環境は、ビジネスのスピードを大きく左右します。現場の状況を写真付きでリアルタイムに共有すれば、迅速な意思決定にもつながるでしょう。
また、全従業員がどこにいても同じ情報にアクセスできるため、オフィス勤務者と外出者の間の「情報格差」を防ぐ効果も期待できます。個人アプリの業務利用(シャドーIT)を防ぎセキュリティを担保する上でも、スマホに対応していることは重要です。
価格と機能のバランス
社内SNSは高機能なほど高価になるため、自社にとって最適なバランスを見極めることが重要です。多機能さに惹かれて高価なプランを契約しても、使わなければコストが無駄になってしまいます。
まず「ツール導入で何を解決したいのか?」目的を明確にしましょう。「情報共有のスピードを上げたい」のか、「タスクの抜け漏れをなくしたい」のかで、本当に必要な機能は変わってきます。
その上で、自社の目的に対して「絶対に譲れない機能」と「あれば便利な機能」をリストアップし、それに見合った料金プランを選びましょう。多くのツールには無料プランやトライアル期間が用意されています。まずは実際に触れてみて、自社に本当に必要な機能を見極めてから本格導入を判断しましょう。
社内SNSの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った社内SNS(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】おすすめの社内SNS
ここからは実際に、おすすめの社内SNS(情報共有ツール)を比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金 月 925 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金 月 700 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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問い合わせ |
料金 月 300 円 /1ユーザー 初期費用 0円
(他2プラン)
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問い合わせ |
料金 月 800 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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導入実績社数 1,000万人 |
導入実績社数 91万社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 約1,000社 |
導入実績社数 2,000社以上 |
基本的なチャット機能に加え、話題ごとに会話を整理する「チャンネル」機能や、Google Driveなど2,500以上※の外部サービスと連携できる点が大きな特長。Slackを業務の中心(ハブ)とすることで、複数のツールを横断する手間を削減し、生産性を大きく向上させます。
特長は、ITツールに不慣れな方でも直感的に使えるシンプルな操作。さらに、会話の流れから直接タスクを作成・依頼できる機能も標準搭載。「誰が」「いつまでに」やるべきかを明確にし、依頼の抜け漏れや対応忘れを防ぎます。
無料のフリープランでも基本的なチャット機能やタスク管理を利用できる、初めて社内SNSを導入する企業におすすめです。シンプルさを重視しつつ業務の確実性を高めたい企業にとって、バランスの取れたサービスと言えるでしょう。(※2025年3月末時点)
特長は、LINE譲りの直感的な操作性です。導入時の教育コストがほぼ不要で、すぐに全社へ定着させられることが期待できます。さらに、唯一LINEと直接つながれるビジネスチャットであり、顧客との連絡をより円滑に進められる点も大きな強みです。
無料プランでもチャットや掲示板などの基本機能を利用できるため、「導入したその日から誰もが使える」ツールを求める企業に最適です。操作の分かりやすさを最優先したい企業にとって、おすすめの選択肢と言えるでしょう。(※2025年1月時点)
スタンプや絵文字を使ったチャットはもちろん、タスク管理やスケジュール共有といった業務を効率化できる機能も充実。さらに、一般的なクラウド版だけでなく、自社サーバーで運用する「オンプレミス版」も選択でき、ネットワーク分離といった企業の厳しいセキュリティ要件にも柔軟に応えます。
従業員には使いやすい環境を提供しつつ、企業としては高い水準のセキュリティを確保したい、そんなニーズにおすすめの選択肢です。
誰でも直感的に使えるシンプルな操作性を土台に、独自のAIがコミュニケーションデータを解析する機能を搭載しているのがおすすめポイント。「アクションリズム解析」により、従業員のコンディション変化を早期に検知し、マネジメントを支援します。
チャットの利便性はもちろん、従業員のエンゲージメント向上や人材定着といった、より深い組織課題に取り組みたい企業に最適です。データに基づいた組織改善に関心のある経営者や人事担当者にとって、力強い味方となるでしょう。(※公式サイトより)
基本的なチャットやタスク管理はもちろん、ファイル共有や申請・承認といったワークフロー機能までを標準搭載。複数のツールを使い分ける手間やコストを削減し、あらゆる情報をTocaro上で一元管理することで、業務全体の生産性を大きく向上させます。
また、業界基準を超える強固なセキュリティと、導入から運用まで一貫した手厚いサポートも魅力です。ツールを一本化して業務を効率化したい企業や、信頼できるサポート体制を重視する企業におすすめ。
無料で利用できる社内SNS 3選
無料で利用できる社内SNS(情報共有ツール)の特徴を詳しく紹介します。
Slack
「Slack(スラック)」は、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する社内SNS。日本でもスタートアップから大企業まで幅広く導入されており、ビジネスコミュニケーションのスタンダードとして高いシェアを誇ります。
基本的なチャット機能に加え、話題ごとに会話を整理する「チャンネル」機能や、Google Driveなど2,500以上※の外部サービスと連携できる点が大きな特長。Slackを業務の中心(ハブ)とすることで、複数のツールを横断する手間を削減し、生産性を大きく向上させます。
主な機能
Chatwork
「Chatwork(チャットワーク)」は、株式会社kubellが提供する国産の社内SNSです。中小企業向けのサービスで、導入社数は91万社を超えています※。
特長は、ITツールに不慣れな方でも直感的に使えるシンプルな操作。さらに、会話の流れから直接タスクを作成・依頼できる機能も標準搭載。「誰が」「いつまでに」やるべきかを明確にし、依頼の抜け漏れや対応忘れを防ぎます。
無料のフリープランでも基本的なチャット機能やタスク管理を利用できる、初めて社内SNSを導入する企業におすすめです。シンプルさを重視しつつ業務の確実性を高めたい企業にとって、バランスの取れたサービスと言えるでしょう。(※2025年3月末時点)
主な機能
LINE WORKS
「LINE WORKS(ラインワークス)」は、LINE WORKS株式会社が提供する社内SNS。多くの人が使い慣れた「LINE」のビジネス版として開発されたサービスで、導入社数は52万社を突破※しており、ITツールに不慣れな方が多い職場や、幅広い年代の従業員が働く企業でも利用されています。
特長は、LINE譲りの直感的な操作性です。導入時の教育コストがほぼ不要で、すぐに全社へ定着させられることが期待できます。さらに、唯一LINEと直接つながれるビジネスチャットであり、顧客との連絡をより円滑に進められる点も大きな強みです。
無料プランでもチャットや掲示板などの基本機能を利用できるため、「導入したその日から誰もが使える」ツールを求める企業に最適です。操作の分かりやすさを最優先したい企業にとって、おすすめの選択肢と言えるでしょう。(※2025年1月時点)
使いやすさに定評のある社内SNS 3選
使いやすさに定評のある社内SNS(情報共有ツール)を紹介します。
ChatLuck
「ChatLuck(チャットラック)」は、グループウェアで実績豊富な株式会社ネオジャパンが開発した、国産の社内SNSです。官公庁や金融機関にも選ばれるほどの高いセキュリティを誇りながら、直感的な「使いやすさ」を両立しているのが大きな魅力です。
スタンプや絵文字を使ったチャットはもちろん、タスク管理やスケジュール共有といった業務を効率化できる機能も充実。さらに、一般的なクラウド版だけでなく、自社サーバーで運用する「オンプレミス版」も選択でき、ネットワーク分離といった企業の厳しいセキュリティ要件にも柔軟に応えます。
従業員には使いやすい環境を提供しつつ、企業としては高い水準のセキュリティを確保したい、そんなニーズにおすすめの選択肢です。
主な機能
Talknote
「Talknote」は、Talknote株式会社が提供する社内SNS。コミュニケーションを活性化させ、組織の課題解決までを目指すサービスです。その導入実績は1,100社以上※にのぼります。
誰でも直感的に使えるシンプルな操作性を土台に、独自のAIがコミュニケーションデータを解析する機能を搭載しているのがおすすめポイント。「アクションリズム解析」により、従業員のコンディション変化を早期に検知し、マネジメントを支援します。
チャットの利便性はもちろん、従業員のエンゲージメント向上や人材定着といった、より深い組織課題に取り組みたい企業に最適です。データに基づいた組織改善に関心のある経営者や人事担当者にとって、力強い味方となるでしょう。(※公式サイトより)
主な機能
Tocaro
「Tocaro(トカロ)」は、CTCエスピー株式会社が提供する社内SNS。3,000社以上、20万人を超えるユーザーに利用されており、チャットからワークフローまで、業務に必要な機能を一つに集約した「オールインワン」設計が大きな特長です。
基本的なチャットやタスク管理はもちろん、ファイル共有や申請・承認といったワークフロー機能までを標準搭載。複数のツールを使い分ける手間やコストを削減し、あらゆる情報をTocaro上で一元管理することで、業務全体の生産性を大きく向上させます。
また、業界基準を超える強固なセキュリティと、導入から運用まで一貫した手厚いサポートも魅力です。ツールを一本化して業務を効率化したい企業や、信頼できるサポート体制を重視する企業におすすめ。
主な機能
社内コミュニケーションを促進できるツール2選
ここでは社内SNSに限らず、社内コミュニケーションを促進できるツールを紹介します。
定額制Web社内報サービス
出典:株式会社エンカウント https://www.encount.co.jp/lp/
「定額制Web社内報サービス」は、社内報制作を専門とする株式会社エンカウントが提供するサービスです。専門知識やスキルがなくても、プロ品質のWeb社内報を手軽に、そして継続的に運用できるのが魅力です。
運用はシンプルで、担当者はテキストと写真データを送るだけ。プロが制作を代行するため、他業務と兼任する担当者の負担を大幅に軽減します。契約から約1ヶ月というスピーディーな運用開始も可能です。
さらに、プロによる校正が入るためコンテンツの品質も安心。料金は定額制で更新も無制限なので、コストを気にすることなくタイムリーな情報発信ができます。担当者の負担を減らしつつ、質の高い社内コミュニケーションを実現したい企業におすすめです。
Viva Engage
出典:日本マイクロソフト株式会社 https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/yammer/yammer-overview
「Viva Engage」は、Microsoft社が提供するプラットフォームです。多くの企業が導入するMicrosoft 365の一部として提供され、組織内の従業員をつなぎ、コミュニティと会話を通じてエンゲージメントを高めることを目的としています。
共通の関心事に基づくコミュニティ作成や自由なディスカッション機能に加え、リーダーと従業員が対話するバーチャルイベントも開催可能。部門を超えた横のつながりと、風通しの良い縦のつながりの両方を育み、組織全体のナレッジ共有を促進するでしょう。
投稿やイベントへの反応はデータとして分析し、組織改善に活かすこともできます。トップダウンの情報伝達だけでなく、従業員の自発的な交流から生まれる一体感やイノベーションを重視する企業におすすめです。
まとめ:社内SNSの導入でコミュニケーションを活性化しましょう
本記事では、企業の生産性を飛躍的に向上させる「社内SNS」について、そのメリットから選び方、具体的なツールまで網羅的に解説しました。メールや電話が中心のコミュニケーションから脱却し、組織の力を最大化する第一歩は、最適な社内SNSの選定から始まります。
サービス選びで後悔しないためには、本編で解説した「従業員のITスキルに合った使いやすさ」「働き方に合わせたスマートフォン対応」、そして何より「導入目的と機能・価格のバランス」の3点を見極めることが重要です。まずは本記事を参考に、自社の課題を最も解決してくれそうな社内SNSを2〜3個に絞り、無料プランやトライアルで試してみてはいかがでしょうか。
もしサービスが多すぎて選べない場合は、専門家に相談するのも一つの手です。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、社内SNS選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったサービスが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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