【2024年最新】勤怠表管理におすすめの勤怠管理ツール6選
皆さんの会社では勤怠表をきちんと作成していますか?勤怠表は勤怠管理をする上では絶対に必要な書類で、正確な記録をしないと法律違反になってしまいます。しかし、本業が忙しくてそこまで手が回らない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、勤怠表の重要性と、記録をしないときのリスクを解説するとともに、勤怠表を簡単に自動作成できる便利なツールについてご紹介します。
別記事「2024年最新のおすすめ勤務表作成アプリ」では、スマホでシフト表作成・管理ができるおすすめアプリを解説していますので、あわせてご覧ください。
- 勤怠表とは?
- 勤怠表を作成する目的と重要性
- 勤怠表の記載方法・必須項目
- 勤怠表の作成方法
- 勤怠表管理には勤怠管理システムがおすすめ!
- 【比較表つき】勤怠表管理におすすめの勤怠管理システム4選
- 【比較表つき】Excel出力が可能な勤怠管理システム2選
- エクセルやスプレッドシートで勤怠表を作成すべきでない理由
- Excelと勤怠管理システムの併用もおすすめ
- 勤怠表の管理を怠ると違法になる?
- まとめ
勤怠表とは?
勤怠表とは、文字通り従業員の勤怠、つまりは出退勤について証明する一覧です。従業員1人ひとりの出退勤時刻や、ある場合には休日出勤についてなどをもれなく記しています。会社によっては「勤怠管理表」と呼んでいることもあるでしょう。
勤務表との違い
勤怠表によく似た言葉として「勤務表」があげられますが、記されている内容はまったくの別物。勤務表では、従業員1人ひとりの勤務スケジュールやシフトなどが記されています。つまり、勤務予定について記されるのが勤務表、実際に勤務した時間について記録されるのが勤怠表と言えるでしょう。
勤怠表を作成する目的と重要性
企業において勤怠表を作成するのはなぜなのでしょうか。従業員を雇っている以上、勤怠表が作成されるのは当たり前であると考える人も多いかもしれませんが、その目的や重要性について改めて確認しておきましょう。
給与計算
勤怠表の作成は、給与計算を正確に行うために欠かせません。
残業する日々が続き、実際の出退勤時刻が定時より長くなっていた場合に、従業員の勤怠をきちんと把握していなければどうなるでしょうか。労働時間に見合った賃金を支払うことができず、場合によっては労使トラブルへとつながってしまいます。勤怠を正しく管理することは、正しい給与計算のベースになるのです。
例えば、勤怠管理を行う上で1日8時間以上、あるいは1週間で40時間以上の勤務があったと記録されている場合、時間外労働(=残業)に値し、25%の割増賃金を支払う必要があります。さらに、夜22時〜翌朝5時の間に勤務があった場合には、本来の賃金の25%が割増賃金として加算に。また、休日出勤をした場合は、本来支払われる価格の35%を割増賃金として支払わなければなりません。
このような法令に則り、間違いなく・過不足なく正しい額で給与を支払うためには、出退勤の時刻がきちんと管理されているのが大前提です。逆に、勤怠表を正確に作成しないまま給与計算を行なってしまうと、未払い賃金の発生により罰則の対象になってしまいます。
従業員の安全と健康を守る
従業員の勤怠をきちんと把握するということは、従業員の安全と健康を守ることにもつながります。
労働時間を把握できているということは、異常な長時間労働があった場合にはすぐさま発見できるということ。労働時間は適切な範囲に収めることが重要であり、もしも長時間労働が続けば過労死に至る可能性もゼロではありません。疲労が溜まり注意力が散漫すれば、予想外のトラブルや事故につながってしまうことも考えられます。
従業員の健康と身の安全を守るためには、勤怠をきちんと管理することが非常に重要なのです。
被扶養者の労働時間管理
従業員の勤怠管理をきちんと行うことによって、被扶養者の労働時間を適切な範囲で管理することも可能となります。
例えば、所得税を発生させたくない場合には年収が103万円を超えてはならず、社会保険の扶養を外れたくない場合には年収を130万円以内に収める必要があります。また、配偶者特別控除を受けるためには年収150万円を超えてはなりません。
つまり、被扶養者として勤務している人にとっては、何時間働きいくら貰うのかが非常に重要なため、正しく勤怠を管理することがより一層求められることとなります。
業務量の見直し
エクセルやスプレッドシートで出退勤の管理や勤怠表の作成を行っている場合、従業員1人ひとりがシートに入力することによって勤怠状況を把握することとなるため、リアルタイムに状況を管理することはできません。
そのため、残業時間についてもリアルタイムに管理することができず、万が一違法な残業が発生しているという場合にも状況の把握が遅くなってしまいます。
管理が追いついていないことを背景に、本来では必要ではない残業を重ねていくことによって人件費がかさんでいく……という可能性もゼロではありません。
リアルタイムに勤怠状況を把握するためには、すぐに出退勤情報が反映される勤怠管理システムを導入するべきでしょう。
勤怠表の記載方法・必須項目
ここまでは勤怠表を作成する意味・目的や重要性について紹介してきましたが、勤怠表にはどのような情報を記載するべきなのでしょうか。
ここからは、勤怠表の記載方法や必須項目についてまとめて確認していきましょう。
出勤時間・退勤時間
勤怠表を作成する上でもっとも欠かせないのが、出勤時間と退勤時間です。出退勤時間を正しく把握・管理することによって初めて勤怠表は意味を成すため、情報の改ざんや不正打刻などのないように環境を整えましょう。
残業時間
勤怠表は、労働時間をきちんと把握するために作成されるもの。そのため、残業時間についても過不足なくきちんと記載することが重要です。法定労働時間を超えた労働があった場合には25%の割増賃金、夜10時以降にまで残業が及んでいる場合には深夜労働分の割増賃金25%が加算されるため注意しましょう。
深夜労働
午後10時〜翌朝5時に至るまでの深夜労働が発生しているのかどうかも忘れずに記載しなければなりません。先にも軽く触れていますが、もしも深夜労働に当たる時間に勤務があった場合には、25%割増にする必要があるため注意しましょう。
休日出勤
勤怠表を作成する際には、休日出勤の有無についてもきちんと記載しておきましょう。もしも週に1回ある休日に従業員を働かせた場合には、通常の35%分割増した賃金を支払わなければなりません。それ以外の休日に出勤させた場合には、1日あたり8時間、週あたり40時間を超えた時間外労働として25%の割増賃金を支払いましょう。
早退/遅刻の時間と回数
勤怠表には、早退や遅刻があったのかについて、時刻や回数とともに記載しなければなりません。企業により異なりますが、出勤時間が所定労働時間を過ぎてしまっている、あるいは満たしていないなどという場合に早退・遅刻となり、賃金が控除される場合もあります。
有給取得日数/残日数
勤怠表を作成する際は、従業員が有給を取得した日数についても記載しましょう。労働基準法に則り、もしも有給休暇が年に10日以上付与されている場合には、最低でも5日は必ず取得しなければならないため、日数の管理は注意が必要です。
有給休暇の管理におすすめの勤怠管理システムを知りたい方はこちらから
欠勤/休日の区別
休日と欠勤についてきちんと区別し、欠勤については勤怠表に記載しましょう。欠勤は、本来であれば勤務しなければならなかった日に勤務しなかったということを意味し、賃金控除の対象とされています。
勤怠表の作成方法
勤怠表には、出勤時刻や退勤時刻、労働時間、残業時間、早退、遅刻など必ず記載しなければならない項目が多数あります。これらの項目を不備なく記載するには、以下の3つの方法のいずれかで勤怠表を作成することをおすすめします。
エクセルやスプレッドシートで作成する
MicrosoftのExcelやGoogleのスプレッドシートなどで勤怠表を作成できます。Excelやスプレッドシートで作成することの一番のメリットは、無料で作成できる点。スプレッドシートは無料で利用できますし、Excelがインストールされている端末であれば無料で利用できます。また、計算式を入力しておけば自動で計算してくれるため、入力ミスや計算ミスなどの人為的ミスを防止できます。
さらに詳しくExcelで作成する方法を知りたい方はこちらから
テンプレートを用い作成する
これまで紙ベースで勤怠表を作成していた方の中には、「勤怠表にどのような項目を記載し、どの部分にどのような計算式を入れれば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。そういった方は、インターネット上で無料公開されているテンプレートを利用してはいかがでしょうか。一般的な勤務表のほか、深夜勤務と深夜残業を分けて集計できる勤務表やスマートフォン対応の勤務表など多種多様なテンプレートが公開されています。
勤怠管理システムを利用する
今回紹介する3つの方法のうち、最も簡単に勤務表を作成できるのが勤怠管理システムで作成する方法です。勤怠管理システムでは、従業員の勤怠情報をもとに、自動的に勤怠表や勤務実績表が作成できます。勤務時間などは自動入力されるため、Excelやテンプレートで作成する勤務表と違い、入力ミスや転記ミスといった人為的ミスの心配がありません。さらに、勤怠管理システムには勤怠表が作成できるだけではなく、残業時間や有給取得状況をリアルタイムで把握できる機能などが搭載されているため、勤怠管理業務の効率化が期待できます。
勤怠表管理には勤怠管理システムがおすすめ!
先ほど、勤怠表を作成する3つの方法をお伝えしました。中でも、最もおすすめなのは勤怠管理システムを利用しての勤怠表の作成です。勤怠管理システムには勤怠表を作成できる機能だけではなく、勤怠管理業務の効率化につながるさまざまな機能が搭載されているからです。たとえば、勤怠管理システムには従業員の勤務時間や休暇の取得状況をリアルタイムで把握できる機能が搭載されています。この機能により、労務管理の法令順守を徹底できるでしょう。また、労働時間や残業時間は勤怠管理システムが自動で算出・集計してくれます。これまで算出や集計にかかっていた時間をほかの業務にあたられるようになるわけです。さらに、勤怠管理システムを利用すれば不正打刻を防止することもできます。
【比較表つき】勤怠表管理におすすめの勤怠管理システム4選
勤怠管理システムは、システムによって搭載されている機能は異なります。そのため、システムごとにできることや得意なことが違います。自社の勤怠管理の課題を洗い出したうえで、その課題解決につながる機能を搭載している勤怠管理システムを導入しましょう。勤怠管理の課題で多いのが、効率的な勤怠表管理ができていないというもの。ここでは、勤怠表を効率的に管理できる機能を搭載している勤怠管理システムを紹介します。機能の詳細や月額利用料、初期費用などは表を確認してください。
まずはPRONIアイミツが料金や機能項目、連携サービスなどを絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、勤怠管理システム選びの参考にしてください。
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料金
月200円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
ジョブカンは東京都渋谷区に拠点を置く株式会社Donutが運営する勤怠管理ツールです。ジョブカンは使いやすさで定評のある勤怠管理ツールで、PCに詳しくない人でもマニュアル不要で即日利用できるのが特徴です。
勤怠管理に必要な機能は漏れなく搭載しており、中でも集計機能については秀逸。従業員は打刻をするだけでOKで、労働時間、休日/有給管理については自動で集計が行われます。また、単に計算をするだけでなく、三六協定違反があれば異常値を素早く検出しアラート表示。また、打刻漏れやエラー打刻があればこちらも直ちに検出しメールで報告をします。打刻忘れは勤怠管理上の大きな課題で、管理者にとっては頭の痛い問題です。しかし、ジョブカンを利用すればその心配もありません。現に、こちらのツールを導入してから「打刻漏れが減った」という声が多数よせられているのです。
また、ジョブカンには出勤簿機能があり、従業員の打刻情報はすぐに集計され、自動的に出勤簿に記録されます。出勤簿をわざわざ作成する手間も省けるうえ、情報はクラウド上で保存されるので、紙のように保管コストも必要ありません。表示は自在にカスタマイズできるので、これまでと同様の勤怠表を簡単に作れるのです。
これまでの導入実績は30,000社以上、飲食、小売、医療、ITなど様々な業界で圧倒的な支持を受けており、勤初めて導入する方には最適の勤怠管理ツールの1つでしょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
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特にないが位置情報を取得しないとタイムカードの 打刻ができないため、不便なように感じることが不満な点。
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説明書がなくても画面上の表示内容を見るだけで入力方法が理解できます。非常に使いやすいので誰でも問題なく利用できると思います。
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料金
月304,000円 -
初期費用
8,600,000円
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最低利用期間
3ヶ月
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最低利用人数
1,000人
バイバイタイムカードは名古屋に拠点を置く株式会社ネオレックスが運営する勤怠管理ツールです。バイバイタイムカードの特徴は、豊富な打刻機能にあります。打刻はICカード、バーコード、QRコードで行えるほか、iPadのカメラでQRコードを読み取るほか、静脈認証で打刻+本人確認を行うこともできます。最近の勤怠管理ツールはどこも打刻機能は優れていますが、バイバイタイムカードは特に種類が多いです。マルチデバイス対応なので、スマホやタブレットでも打刻でき、オフィスの外で働いている人の勤怠管理も万全です。打刻漏れの発見・修正機能もついているので、管理者の負担もぐっと減るでしょう。
集計方法も「基本システム」に「オプション機能」を加えることで、自社ルールに合うように柔軟にカスタマイズできます。また、出勤簿はPDF形式で出力できるので、従来のように記録をする必要もありません。バイバイタイムカードは勤怠記録の機能が特に充実しているので、タイムカード代わりに導入するのであれば十分すぎるほどです。余分な機能はいらないけれど、従業員の勤怠記録、勤怠表の作成、残業時間・休暇管理、こうした機能に特化したシンプルなツールをお探しの方にはおすすめのサービスです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- メールサポートあり
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編集は手間取ることもあるが、それについての履歴も残るし、打刻だけならICチップを読み取らせるだけなので利便性は高いと思う。
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保全と言う立場の仕事では、突発的なトラブルに対応した残業が発生する事があるが、それに対応していないと思われる。あらかじめ申請された残業は、残業時間が反映されるが突発の場合、正確な残業時間が反映されないことがある。
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料金
月400円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
12ヶ月
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最低利用人数
10人
jinjer勤怠はjinjer株式会社が運営する勤怠管理ツールです。jinjer勤怠の最大の特徴は「業界最高峰の機能数」です。
勤怠管理に必要な機能はほぼ全て揃っているので、jinjer勤怠を導入すればできないことはまずないでしょう。打刻はICカード、chat work、slackで行うことができ、GPS機能、笑顔判定もあるので本人確認も可能。またPC、スマホ、タブレットのマルチデバイス対応で、時間と場所を選ばずに勤怠管理をします。
勤務形態も通常勤務以外にも、シフト勤務、変形労働時間制、フレックスタイム制(コアあり・なし)みなし労働時間制にも完全対応。さらに集計機能も多彩で、残業時間管理、休暇管理、まるめ設定、自動休憩設定、就業規則設定(残業・深夜・所定)、締め機能(月単位・日単位)、各種労働時間の出力が可能となので、勤怠表をこれまでの様に作成する必要はありません。労基法アラートもついているので働き過ぎも瞬時に検知します。jinjer勤怠をこれまでに導入した企業は5,000社以上。信頼・実績ある勤怠管理ツールをお探しの方にはおすすめです。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
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勤怠管理システムを利用するのが初めてでしたが、初心者にも使いやすく、今の時点で困ったことはありません。
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今迄は電話で勤怠管理していたが、その手間が無くなった。 振替休日の管理がし易くて、残りの日数が直ぐに分かる。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
Gulf CSM 勤怠管理は東京都江東区に拠点を置く株式会社 ガルフネットが運営する勤怠管理ツールです。Gulf CSM 勤怠管理の特徴は福利厚生に強い点です。一般的な勤怠管理ツールとはコンセプトで一線を画しており、プラスαの機能を求めている方にはぜひ注目をしていただきたいツールです。
もちろん基本的な勤怠管理機能も充実しており、打刻機能は生体認証(指紋・静脈)、Felica/Mifareカード、パスワードなどの方法を用意。本人認証を加えることで従業員の不正打刻を防止します。また、その日の勤怠を退勤時に本人確認させ、確定させる機能もあるので、勤怠管理の不備で労働時間が把握できない、記録の有無で労働者との間に食い違いがでる、といったことはなくなります。また労基法対策では計画段階でアラートがでるので、そもそも法律違反の状態を作らせない工夫がなされており、コンプライアンス対策に力を入れたい企業にはまたとないツールです。
さらに、社員のモチベーション向上のためのポイント付与、人員の適正配置、外国人雇用対応、複数の事業所のコミュニケーション管理など、他のツールにはない機能をたくさん搭載しています。勤怠管理に加え、こうした機能に興味のある方は、一度問い合わせしてみましょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 英語
- 申請のモバイルデバイス対応
【比較表つき】Excel出力が可能な勤怠管理システム2選
これまで勤怠表をExcelで作成してきた方の中には、これまでの勤怠表と同じ形式で保管したいという方も多いのではないでしょうか。勤怠管理システムの中には、これまで管理してきたExcelファイルを勤怠管理システムに取り込むことも、作成したデータをExcelファイルで出力することが可能なシステムもあります。Excel出力可能な勤怠管理システムの中で特におすすめのシステムを以下から見ていきましょう。機能の詳細や利用料などは表に記載しています。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、勤怠管理システム選びの参考にしてください。
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料金
月300円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
KING OF TIMEは豊富な打刻方法や勤怠管理機能が特徴の勤怠管理システムです。打刻に関しては、スマートフォンやPCなどマルチデバイスをはじめICカード、チャットツールでの打刻に対応しています。勤怠管理に関する機能も豊富。勤怠データの集計機能や承認・否認のワークフロー機能や会社独自の勤怠ルールの設定など可能です。また、システム内のデータのほとんどがExcel出力が可能。勤怠データの出力や概算人件費などの勤怠管理関するデータを出力ができます。
また、Excelで管理していた人事や勤怠管理データもCSVでインポートも可能です。
マネーフォワードクラウド給与など外部の給与計算ソフトとも連携ができるため、給与計算業務の効率化も図れるのもポイントです。
料金プランは1人300円で、打刻した人数と毎月のランニングコストのみで集計されるため、コストを抑えた導入が可能なのもポイントでしょう。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 静脈認証打刻
- GPS打刻(位置情報記録)
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- 打刻漏れアラート設定
- チャットサポートあり
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スマホから打刻が出来るのでとても利用しやすいです。後からの打刻も容易で管理もしやすいです。特別な知識がなくとも直感的に使用できるのも良い。
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基本は指認証を使っており、打刻のなりすましできないようにできました。また、在宅ワークの方は、スマホを登録しそこから打刻することで柔軟に対応できた。
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料金
月3,980円/ -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワードクラウド勤怠は直観的な操作性と豊富な機能が特徴の勤怠管理システムです。機能面に関しては、基本的な勤怠管理機能は網羅、勤怠の丸め設定も可能。承認・否認のワークフロー機能やシフト管理能も搭載しており、柔軟な勤怠管理を行うことができます。勤怠データはExcelでのインポートとエクスポートが可能。シフト表や従業員のデータの出力も行えます。
豊富なアラート機能も充実。36協定の遵守状況や残業の過多などの通知してくれます。また、他のマネーフォワードクラウドシリーズと連携が可能。給与計算や人事労務など勤怠管理に関連する業務も効率化ができます。
- ICカード打刻
- PC打刻・Web打刻
- 自動連携できる給与計算システムあり
- フレックスタイム制への対応
- 変形労働時間制への対応
- 36協定対応のアラート機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 申請のモバイルデバイス対応
- シフトの作成機能
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GUIが他に比べて分かり易く直感的である事。例えば、入力する場合は日時毎に入力できる。また管理者として休日や勤務体系の設定を複数用意でき集計時に大幅な工数削減ができた。
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大変合理的で導入してから管理がしやすくなった。操作も簡単なため、社員のミスや失念が少なくて助かっている。優良な仕組みで自社管理ではなかなかきちんと管理しきれないと思います。
エクセルやスプレッドシートで勤怠表を作成すべきでない理由
勤怠表は、エクセルやGoogleスプレッドシートなどがを用いて作成している方もおおいでしょう。そのような作成方法はなるべく避けた方がいいと考えられま
エクセルやスプレッドシートで作成することによって、どのようなデメリットがあるのかチェックしておきましょう。
業務効率が下がり担当者の負担が増える
エクセルやスプレッドシートで勤怠表を作成することは、勤怠管理システムを利用するよりも面倒な作業が多く非常に手間がかかるもの。その結果業務効率が下がってしまい、人事担当者の負担が増えてしまう点は大きなデメリットです。
従業員1人ひとりの労働時間の管理、残業時間の管理、休暇の管理、遅刻や早退、欠勤の管理などを1つずつ手作業で行なっていては、集計作業に多くの時間を要します。
また、従業員が月給制の場合は、各種手当などの確認、厚生年金や社会保険の確認なども必要になるため、給与計算が複雑になっていきます。そのため、確認が不足していると給与計算のミスに繋がるため、大きなトラブルに発展してまいます。
勤怠管理システムであれば自動で集計されていくため、エクセルやスプレッドシートで管理するより手間なく対応できるでしょう。
打刻忘れや不正打刻のリスク
エクセルやスプレッドシートを用いて勤怠管理や勤怠表の作成を行うという場合、手作業で勤務時間を申告・集計することとなるため、従業員1人ひとりの出退勤時間が正確なのかどうかが確かめづらくなってしまいます。
場合によっては、実際に出勤した時刻よりも早く出勤したことに書き換えられてしまっている、不正打刻や打刻忘れの放置などが発生し続けてしまうと、管理体制の不備を指摘され、労働基準法に違反していると判断される可能性があります。
このような事態を防ぐためには、ICカードやGPS、指静脈認証などさまざまな方法を用いて打刻することのできる勤怠管理システムを導入するべきでしょう。
労働基準法違反になる恐れ
エクセルやスプレッドシートでも出退勤の管理は行うことができますが、場合によっては労働基準法違反となってしまう可能性もあります。
勤怠表の作成にエクセルやスプレッドシートを用いる場合、勤怠時刻や合計労働時間数についてはあくまでも自己申告です。勤怠管理システムのように、さまざまな打刻方法を反映しシステムに則って時間が反映されているわけではないため、実際には残業があったにもかかわらず過少申告している、休暇管理をきちんと行えずに有給取得が進んでいないなどといった状況になりかねません。
そのような違反行為を防ぐためにも、システムで過不足なく労働時間を管理できる勤怠管理システムを導入しておくと安心でしょう。
勤怠状況をリアルタイムで把握できない
エクセルやスプレッドシートで出退勤の管理や勤怠表の作成を行っている場合、入力が個人の裁量にゆだねられてしまうので、正確な勤怠状況を管理することが難しいです。
そのため、残業時間についてもリアルタイムに管理することができず、万が一違法な残業が発生しているという場合にも、エクセル管理だと整合性の判断が難しく追求ができず、適切な指導を行うことができません。
リアルタイムに勤怠状況を把握するためには、すぐに出退勤情報が反映される勤怠管理システムを導入するべきでしょう。
多様化する働き方に対応できない
エクセルやスプレッドシートでは、フレックスタイム制度を利用している人や、テレワーク中の人、営業で外回りに出ている人などの勤怠管理も難しいでしょう。
昨今ではさまざまな働き方があるため、それぞれの従業員で打刻のルールを設ける、シートも別で作成するなどという状況になると、人事労務の担当者にとっては厳しいもの。こなすべきタスクが増えすぎて、ミスの多発や業務の遅延につながってしまいます。
多様化する働き方にも柔軟に対応していくためには、クラウド上で気軽に出退勤を管理することができ、さまざまな働き方にも対応した勤怠管理システムを導入するのがベストです。
Excelと勤怠管理システムの併用もおすすめ
どうしても会社の都合でExcelの勤怠表が必要なケースもあるでしょう。そういった方におすすめなのが、Excel出力が可能な勤怠管理システムを活用することです。勤怠の集計やシフト作成などは勤怠管理システムで行い、確認用にExcel出力することで勤怠管理システムによって作成した勤怠表をExcelでも残すことができます。この方法なら、Excelで作成していたこれまでの勤怠管理データを、これからの勤怠管理業務にも活用できます。
勤怠表の管理を怠ると違法になる?
社員の出勤状況を勤怠表に記録することは、健全な経営をする上で重要であるだけでなく、法律でも義務付けられています。勤怠管理の記録をとらないのは違法ですが、それはどのような法律に基づいているのでしょうか?
勤怠表の記録を怠った場合(労働基準法108条違反)
労働基準法は労働者の賃金、就業時間、休日などの基準を定めた法律で、従業員を雇う場合には必ず法律に則って雇用しなければなりません。仮に労使で合意した内容でも、労働基準法の最低基準に満たない内容は無効です。自由契約となるのはあくまでも労働条件が、法律で定める最低基準以上のときに限られます。
労働基準法には様々な規定があり、勤怠表の保存については労働基準法108条で次の様に明記されています。
労働基準法108条 |
使用者は事業場ごとに「賃金台帳」を作成し、賃金計算の基礎となる事項、賃金の額、その他厚生労働省令で定める事項を賃金支払の都度遅滞なく行わなければならない。 |
賃金計算の基礎となる事項とは、従業員の労働日数、労働時間、時間外労働、休日出勤、深夜労働、有給取得などの情報です。つまり従業員の勤怠データがこれに該当します。
このように勤怠記録は法律で義務付けられており、記録を怠ると賃金台帳調整義務違反となり、30万円以下の罰金に処せられます。
さらに勤怠記録を怠ったがために、法律で定められた有給休暇が付与されなかった場合は、6ヶ月以下の懲役、または30万円以下の罰金に処せられる可能性もあるので十分注意してください。
勤怠表の保管を怠った場合(労働基準法109条違反)
勤怠表の記録は法律で保存期間が定められており、勤怠表は3年間の保存を義務付けられています。
労働基準法109条 |
使用者は労働者名簿、賃金台帳、雇用・災害補償・賃金その他の労働関係に関する重要書類を三年間保存する義務を負う |
保存義務がある書類の中には勤怠表やタイムカードも含まれます。
これら保存義務のある書類を三年を待たずに廃棄した場合は、30万円以下の罰金を課せられます。
保管期間を過ぎた書類の対応
勤怠表は5年間の保管が義務付けられていますが、もしも保管期間を過ぎた場合には処分しても構いません。廃棄するという場合には、情報漏えいには十分に注意して処分してください。
万が一のことを考えてデータを残しておきたいという場合は、スキャンなどでデータ化してPCやクラウドに保存しておくという手もあるでしょう。
労働時間に見合った給与が支払われない場合
勤怠表の記録ができていないと、労働時間に見合った給与を支払うことができません。そもそも労働時間を把握できないので計算しようがないからです。
労働時間通りに給与が支払われないのは労働基準法違反であり、従業員い労基署に駆け込まれれば一発でアウトです。是正勧告・指導は行われるでしょうし、それでも従わず悪質と判断されれば最悪逮捕・起訴に発展する恐れもあり、その場合は刑事罰の対象となります。
また、退職後に未払い賃金を従業員から請求された場合は遅延損害金を支払わなければなりません。さらに裁判になった場合は、未払い賃金と同額の付加金を従業員に支払う義務を負います。例えば、50万円の未払い賃金があると認められれば、付加金も50万円となり、従業員に対し合計で100万円の支払いを命じられます。
未払い賃金は通常一人だけということはないので、仮に他の従業員からも一斉に訴えられたら会社の経営は危機的状況に陥るでしょう。
しかし、勤怠表がなければ、裁判で労働時間を証明できないため、少なくとも義務を怠った点で会社側は相当不利な状況になるでしょう。
このように、勤怠表の記録をとらないことは違法であるばかりでなく、そのことが理由で会社の存続が危うくなる可能性すらあるのです。
まとめ
この記事では、勤怠表や勤怠管理ツールに関して詳しくご説明しました。
勤怠表は、従業員の出退勤時間や休暇取得等の情報を記録している書類です。勤怠表がないと誰が何時間働いているのか把握できず、労働時間を管理することができません。また、給与計算も正確にできなくなるので、未払い給与が発生する恐れがあり、裁判沙汰に発展することもあります。
こうしたことから、勤怠表を正確に記録することは法律で義務付けられており、違反すると30万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
もし、勤怠表の記録、管理の負担が大きいようでしたら勤怠管理ツールの導入を検討してみてください。今回紹介したツールは、いずれも勤怠表の自動作成ができるものばかり。その他の機能、料金面では色々と違いがあるので、その特徴をよく見比べて、自社に一番ふさわしいツールを選んでみるといいでしょう。
勤怠管理システムの一覧はこちらからご覧ください。
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