複数事業所に対応する給与計算ソフトおすすめ8選を比較
複数の事業所がある企業や、支店・営業所が全国にある企業では、事業所ごとに異なる勤怠データを集約し、正確に給与を計算する作業は大きな負担です。事業所ごとに手作業でデータを取りまとめていると、締め日に間に合わない、ミスが発生するなどのリスクが高まります。こうした課題を解決するためには、複数事業所に対応した給与計算ソフトの導入がおすすめ。複数事業所のデータを集約し、本社で給与計算を一元管理できる体制を整えられます。
そこで本記事では、複数事業所に対応した給与計算ソフトおすすめ8選を比較します。複数の事業所に対応する給与計算ソフトのメリットや比較ポイントも詳しく解説。複数拠点のデータを集約し、給与計算を効率化したい企業の担当者はぜひ参考にしてください。
- 複数事業所に対応した給与計算ソフトとは
- 複数事業所に対応した給与計算ソフトのメリット
- 【比較表】複数事業所対応の給与計算ソフト
- 【クラウド】複数の事業所に対応する給与計算ソフトおすすめ8選
- 給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
- まとめ:事業所別の給与計算を本社で一括管理し、業務効率化へ

複数事業所に対応した給与計算ソフトとは
給与計算ソフト(給与計算システム)とは、 従業員の勤怠データをもとに給与や手当を自動的に計算するシステムです。一人一人の雇用形態に合った給与計算を行えるうえ、社会保険料や税金、控除などの計算も自動で行え、一連の給与計算業務を効率化します。

複数事業所に対応した給与計算ソフトとは、支店や営業所ごとに異なる従業員情報や勤怠データを効率的に集約し、一括で給与計算ができる仕組みのソフトのこと。複数の法人やグループ会社を持つ企業にもおすすめで、それぞれの給与計算業務を一元的に管理できます。
一般的な給与計算ソフトが単一の事業所での利用を想定しているのに対し、複数事業所対応のソフトは、事業所ごとの異なる就業規則や給与規定、手当、社会保険料率などを個別に設定できる機能を搭載しています。
事業所単位で権限を分けて担当者が入力でき、本社では全事業所の給与計算データを集約して処理することが可能。クラウド型であれば、全国に複数の事業所があっても場所に縛られずに安全に運用できます。
データ入力の効率化はもちろんのこと、法改正への対応やセキュリティ面での管理もしやすくなり、企業全体のバックオフィス業務の負担を軽減できるのが特徴です。
複数事業所の給与計算におすすめの機能
複数の事業所の給与計算を効率化する、おすすめの機能を表にまとめました。
おすすめの機能 | 概要 |
---|---|
複数事業所設定 | 各事業所を登録し、それぞれ独立した給与計算設定(支給控除項目など)を管理できる |
事業所別データ管理 | 事業所ごとに従業員情報、勤怠データ、給与などを分離して管理し、データの混同を防ぐ |
事業所別権限設定 | 拠点ごとに入力権限や承認権限を細かく設定できる |
異動管理 | 従業員の事業所間異動や兼務時のデータを自動で反映 |
承認フロー | 事業所の入力内容を本社が確認・承認できる |
勤怠システム連携 | 勤怠データを自動取込し、計算ミスを防ぐ |
複数事業所でスムーズに給与計算を行うには、拠点ごとの権限設定やデータ入力を分担できる機能が欠かせません。例えば、各拠点の担当者が勤怠情報を入力し、本社が最終確認を行える承認フローがあると便利です。
また、店舗間異動や複数拠点勤務が多い業種では、異動履歴を自動で反映できる機能が便利でしょう。勤怠システムとの連携機能もおすすめです。
複数事業所に対応した給与計算ソフトのメリット
複数事業所に対応した給与計算ソフトを導入することには、多くのメリットがあります。ここでは主なメリットを解説します。
- 複数事業所ごとに給与計算を分けつつ、本社で一括管理できる
- 給与管理の一元化により、バックオフィス業務が効率化する
- 複数法人やグループ会社の給与計算も一つのシステムに集約可能
複数事業所ごとに給与計算を分けつつ、本社で一括管理できる
複数の事業所を持つ企業では、支店ごとに勤怠データや残業時間の集計を行い、本社が最終的に一括で給与を計算する流れが一般的です。複数事業所対応の給与計算ソフトであれば拠点別の管理機能により、支店担当者が自分が担当範囲だけを入力できます。本社はすべてのデータをリアルタイムで確認可能で、取りまとめの負担が軽減します。
さらに、本社側は全ての事業所の給与データが集約できるため、全体の人件費を俯瞰して把握し、経営判断に役立てるといった活用も可能です。各事業所での運用と本社での管理を両立できるのは、複数事業所対応ソフトならではの強みです。
給与管理の一元化により、バックオフィス業務が効率化する
給与計算ソフトを活用して複数事業所の情報を一元管理すると、紙の申請やExcel管理に比べて作業時間を大幅に短縮できます。データが即座に反映され、締め日直前の集計漏れや確認作業の二重手間も減らせます。
例えば、人事異動や組織変更があった際も、システム内で一元的に情報を更新するだけで、全ての関連業務に反映します。また、社会保険料や税金の計算、年末調整といった定型業務も自動化でき、担当者の作業負担が大幅に軽減します。結果として、給与計算にかかる時間とコストを削減し、コア業務に集中できるようになります。
複数法人やグループ会社の給与計算も一つのシステムに集約可能
複数法人やグループ会社を運営している場合でも、複数事業所対応の給与計算ソフトなら一つのシステムで法人ごとの給与計算をまとめて管理できます。法人ごとにマスタデータを分けながらも、共通の画面で切り替えられるため、担当者の作業負担を抑えられます。
グループ内での出向や転籍があった場合でも、システム内で従業員情報をスムーズに引き継ぎ、過去の給与履歴を一元的に管理可能。また、グループ会社間での共通の給与体系やルールをシステム上で設定・適用することで、ガバナンス強化にもつながります。
数ある給与計算ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)ができます。
【比較表】複数事業所対応の給与計算ソフト
ここからは実際に、機能や料金を比較しておすすめの複数事業所対応の給与計算ソフトを紹介します。以下、給与計算ソフトの比較表をご覧ください。
料金
月1,000円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
料金
月400円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
料金
220,000円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
料金
月23,100円
初期費用 0円
(他1プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
|
クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
|
クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
|
クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
|
クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
|
クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
各種手当や控除の計算設定
所得税の自動計算機能
社会保険料の自動計算機能
|
機能情報なし
|
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 シリーズ累計25万社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |

また、PayBookは複数企業の給与計算を行う、会計士・税理士にもおすすめのソフト。クライアントとExcelデータをメールでやりとりする必要がなく、業務がスムーズです。「最短3分、時間をかけずにできる給与計算」というコンセプトの通り、給与計算にかかる時間を短縮できることも、他社と比較した強みです。
ジョブカン 給与計算は、本社のほかに複数の事業所を登録・管理できます。複数の適用事業所を登録すると、各事業所で社会保険・労働保険の給与計算ができるようになります。

「事業所情報登録」機能により、会社データとは別に、複数の事業所の情報を登録できます。各事業所の社会保険事務や税務処理、明細書、帳票に出力する会社名を事業所名にするといった処理が可能です。

MJSLINK DX 給与大将・人事大将は、複雑な支給形態に合わせて、給与規定への柔軟な対応が可能です。企業グループでの運用にも対応し、給与支給日や社会保険組合の複数管理なども行えます。導入から運用、スキルアップ支援までサポートも充実している点もおすすめです。

複数事業所の給与計算に対応していることも強みで、複数の給与形態や締日・支給日など、自社環境に合わせて柔軟に設定できます。本店と支店など、複数事業所がある場合でも、各事業所の地域の保険料率で計算可能です。

月次の給与計算・賞与計算、算定基礎届、月額変更届の作成、年末調整にも対応。サポート体制も充実し、電話・メール・リモートなどによる支援が可能です。

計算式はExcelライクなパラメータ方式で、各種の演算式を提供。体系は最大999パターン、明細項目は最大978項目登録することができます。各種チェック機能も充実し、ミス防止をサポートしてくれます。

複数事業所に対応し、拠点や雇用形態によって、給与の複数締めや支払日が異なるケースにも対応可能です。各事業所の給与支払日に沿った計算処理が行えます。さらに、拠点によって異なる複数の健康保険組合に加入しているケースや、グループ企業の一括管理に活用できることも強みです。
上記比較表をご覧の通り、複数事業所対応の給与計算ソフトは、導入形態が「クラウド型」「オンプレミス(パッケージ)型」の2通りです。「ジョブカン 給与計算」では無料プランを提供しています。
「PayBook」「ジョブカン 給与計算」「マネーフォワード クラウド給与」「PCAクラウド給与」は無料トライアルを利用可能。サービスの機能性や操作性を比較してから導入を検討することをおすすめします。複数の顧問先をそれぞれ管理したい会計事務所は下記記事も参考にしてください。
【クラウド】複数の事業所に対応する給与計算ソフトおすすめ8選
ここからは、複数事業所に対応するクラウド給与計算ソフトおすすめ8選を詳しく解説します。
複数事業所に対応する給与計算ソフト一覧

PayBook
PayBookは、合同会社Pay-book.jpが提供する給与計算ソフト。税理士事務所監修のサービスで、簡単に給与管理ができるソフトです。クラウド型なので、インストールは不要。支店やグループ会社を横断して情報を集約でき、従業員情報や勤怠データも一元管理できます。
また、PayBookは複数企業の給与計算を行う、会計士・税理士にもおすすめのソフト。クライアントとExcelデータをメールでやりとりする必要がなく、業務がスムーズです。「最短3分、時間をかけずにできる給与計算」というコンセプトの通り、給与計算にかかる時間を短縮できることも、他社と比較した強みです。
主な機能
ジョブカン 給与計算
ジョブカン 給与計算は、株式会社DONUTSが提供する給与計算ソフト。社労士と給与計算担当者の声を基に開発したサービスで、細かな部分まで考えられた機能が揃っていることが特徴。ジョブカンシリーズとの連携や、雇用形態に合わせた給与規定、支給控除の計算式作成、保険料・税率の自動アップデートが可能です。
ジョブカン 給与計算は、本社のほかに複数の事業所を登録・管理できます。複数の適用事業所を登録すると、各事業所で社会保険・労働保険の給与計算ができるようになります。
主な機能

給与大臣NX
給与大臣NXは、応研株式会社が提供する給与計算ソフト。複雑な給与計算から社会保険、年末調整まで、企業の給与業務を一元管理し、効率化をサポート。多機能でありながらも使いやすく、幅広い業種・規模の企業で導入されています。
「事業所情報登録」機能により、会社データとは別に、複数の事業所の情報を登録できます。各事業所の社会保険事務や税務処理、明細書、帳票に出力する会社名を事業所名にするといった処理が可能です。
主な機能

Galileopt DX 給与大将・人事大将
Galileopt DX(ガリレオプトDX)給与大将・人事大将は、株式会社ミロク情報サービスが提供する給与計算ソフトです。特徴は、財務会計や販売管理などの各業務データを統合し、全社的な情報の一元管理を実現できること。部門ごとに分散していたデータの整合性を保ちつつ、リアルタイムな経営分析が可能です。
複数事業所に対応し、拠点や雇用形態によって、給与の複数締めや支払日が異なるケースにも対応可能です。各事業所の給与支払日に沿った計算処理が行えます。さらに、拠点によって異なる複数の健康保険組合に加入しているケースや、グループ企業の一括管理に活用できることも強みです。

MJSLINK DX 給与大将・人事大将
MJSLINK DX 給与大将・人事大将は、株式会社ミロク情報サービスが提供する給与計算ソフトです。給与・賞与計算の基本機能に加えて、一時金計算や昇給差額計算など、さまざまなな機能を搭載。
MJSLINK DX 給与大将・人事大将は、複雑な支給形態に合わせて、給与規定への柔軟な対応が可能です。企業グループでの運用にも対応し、給与支給日や社会保険組合の複数管理なども行えます。導入から運用、スキルアップ支援までサポートも充実している点もおすすめです。
主な機能

マネーフォワード クラウド給与
マネーフォワード クラウド給与は、株式会社マネーフォワードが提供する給与計算ソフトです。勤怠データの集計から給与計算の自動化、Web給与明細の発行までを一貫してクラウドで完結できます。
複数事業所の給与計算に対応していることも強みで、複数の給与形態や締日・支給日など、自社環境に合わせて柔軟に設定できます。本店と支店など、複数事業所がある場合でも、各事業所の地域の保険料率で計算可能です。
主な機能

PCAクラウド給与
PCAクラウド給与は、ピー・シー・エー株式会社が提供する給与計算ソフトです。幅広い業種・業態に対応する豊富な機能を搭載し、複雑な給与形態を管理できることが強み。1契約で複数社を管理することも可能なため、事業所・拠点単位で給与処理を行いつつ、本社で集約・管理できます。各拠点の入力作業をクラウドで分担できるため、業務効率が向上します。
月次の給与計算・賞与計算、算定基礎届、月額変更届の作成、年末調整にも対応。サポート体制も充実し、電話・メール・リモートなどによる支援が可能です。
主な機能

GrowOne 給与SX
GrowOne 給与SXは、株式会社 ニッセイコムが提供する給与計算ソフトです。多様な支給形態に対応し、複数拠点・複数法人の管理にも優れていることが特徴。支給・控除・勤務項目まで自由に設定可能で、項目単位に任意の計算式を設定できます。
計算式はExcelライクなパラメータ方式で、各種の演算式を提供。体系は最大999パターン、明細項目は最大978項目登録することができます。各種チェック機能も充実し、ミス防止をサポートしてくれます。
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめの複数事業所対応クラウド給与計算ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、給与計算ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
給与計算ソフトの選び方・比較ポイント
ここでは、給与計算ソフトの選び方・比較ポイントを解説します。
- 操作しやすい給与計算ソフトか
- 自社に合う導入形態か
- 必要な機能を搭載しているか
- 自社の勤怠管理システムと連携可能か
- 費用をトータルコストで比較
操作しやすい給与計算ソフトか
複数事業所で利用する場合、支店の担当者や本社の管理者など、複数のユーザーがソフトを操作します。そのため、誰でも直感的に使える操作しやすいインターフェースかを比較しましょう。
入力ミスや確認漏れを防ぐためにも、導線が分かりやすく、権限別に必要な画面のみを表示できる仕組みがあると便利です。
戦略総務のための専門誌「月刊総務」が株式会社マネーフォワードと共同で実施した調査では、 「給与計算ソフトの選定で重視すること」について、『操作性』が79.1%で1位という結果でした。

給与計算ソフトを比較選定する際には、8割近い企業が操作性を重要視していることがわかります。事前に無料トライアルで操作性を比較し、簡単に操作できるものを選ぶことをおすすめします。
自社に合う導入形態か
給与計算ソフトの導入形態は大きく分けて、クラウド型・インストール型・オンプレミス型の3種類です。
導入形態 | 特徴 |
---|---|
クラウド型 | インターネット上でログインする |
インストール型 | PCにソフトをインストールする |
オンプレミス型 | 自社サーバーにシステムを構築する |
クラウド型の給与計算ソフトは、インターネット上にデータを保存して使う給与計算システムです。複数事業所や支店を横断して情報を集約したい企業にはクラウド型が便利です。
管理は提供会社が行うため、必要に応じて自動アップデートが無料で行われます。法改正や税率変更があっても常に最新版を使える点が、インストール型・オンプレミス型と比較した強みです。
必要な機能を搭載しているか
給与計算ソフトはサービスによって、対応可能な雇用形態・給与体系が異なります。そのため、「複数事業所に対応していることに加え、自社に合った給与計算が可能か」を確認しましょう。なお、給与計算ソフトには下記のような機能があります。
主要な機能 | 概要 |
---|---|
給与・賞与の自動計算 | 勤怠データと給与テーブル(時給・各種手当)から給与や賞与を自動で算出。 |
給与振込の補助機能 | 給与振込用のFBデータを出力する機能。銀行口座と連携し、給与の自動振込まで行えるものもある。 |
年末調整の機能 | 年末調整で提出する源泉徴収票や給与支払報告書を出力する機能。電子申請対応のシステムもある。 |
社会保険・労働保険への対応 | 社会保険料や労働保険料を自動計算する機能。 |
各種書類の作成 | 支給項目や控除項目一覧など、必要書類を出力する機能。 |
また、給与計算のみを自動化できるシステムもあれば、人事・労務管理まで対応できるシステムもあります。人事労務業務全般に対応したシステムなら、大幅な業務効率化を実現できるでしょう。自社に必要な機能を搭載しているかという観点での比較がおすすめです。
PRONIアイミツSaaS(当社)の調査では、社会保険料の自動計算機能が必要と考える企業は92%と最も多い結果に。続いて、源泉徴収票の作成機能が82%、給与振込用データ(FPデータ)の出力機能が77%でした。

自社の勤怠管理システムと連携可能か
給与計算ソフトは、勤怠管理システムや人事労務管理システムと連携できるかがポイントです。たとえば、勤怠管理システムとの連携で勤怠データの自動反映が可能となり、給与計算業務をさらに効率化できます。
また、人事管理システムと連携でできれば個人情報を従業員ごとに一括管理できます。そのため、自社に導入済みのシステムと連携可能かという観点で給与計算ソフトを比較することが重要です。まだ他のシステムを導入していない場合、勤怠管理と給与計算の両方をシステム化できるサービスがおすすめです。
費用をトータルコストで比較
給与計算ソフトの費用は導入形態によって変動します。
導入形態 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
クラウド型 | 無料~5万円 | 800円~1万5,000円程 (1ユーザーごとの課金制の場合、月額500円程) |
インストール型 | 5,000円~20万円 | 発生しないケースが多い |
オンプレミス型 | 数万~数百万円 | 発生しないケースが多い |
クラウド型は月額料金が固定、あるいは1名単位の従量課金制です。一方で、インストール型は買い切り、オンプレミス側はシステム構築やカスタマイズを含めた初期費用が発生します。
給与計算ソフトの導入を検討する際は、初期費用や月額料金だけでなく、オプション・サポート費用などを含め運用にかかるコストをトータルで算出しましょう。事業所数が多い場合、ユーザー追加料金やオプション費用がかさむケースもあるため注意が必要です。
まとめ:事業所別の給与計算を本社で一括管理し、業務効率化へ
複数の事業所がある企業にとって、給与計算の一元管理は業務効率化とミス防止に役立ちます。各拠点の勤怠や給与情報をクラウド上で集約できるソフトを導入すれば、入力作業の分担や進捗の可視化がしやすくなり、本社でのチェック体制も強化できます。事業所別の給与計算を一括管理し、バックオフィス業務の生産性向上を図りましょう。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。→給与計算ソフトのランキングはこちら
しかし、数ある給与計算ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った給与計算ソフトが分かる診断(無料)ができます。
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