PayPal(ペイパル)導入のメリットまとめ!安心の決済サービスを徹底解説
PayPal(ペイパル)とは簡単・安全に利用できる、世界標準のオンライン決済サービスです。PayPalアカウントを開設すれば、次からPayPalにログインするだけで買い物を楽しめます。思い立ったらすぐに利用できるので、導入したい企業も多いことでしょう。今回は、PayPal導入のメリットをご紹介します。
PayPalとは
PayPalは、アメリカ企業PayPal Holdings Inc.が提供している決済サービスです。日本ではシンガポールに拠点がある国際部門PayPal Pte. Ltd.が運営しています。
この項目では、PayPalの基本的な仕組みと、決済時のおおまかな流れについて解説します。
PayPalの仕組み
PayPalの基本的な決済の仕組みは「購入者・販売者のPayPalアカウント間でのやりとり」という形になります。購入者側のPayPalアカウントから販売者側のPayPalアカウントに支払いが行われ、販売者側のアカウントに「残高」として蓄積されるのです。アカウントに登録されている残高は、アカウントに紐づいている銀行口座に引き出すことができます。
PayPalの決済の流れ
商品販売等で決済を行う際、購入者はPayPal決済を選択し、自身のPayPalアカウントにログインして決済を行います。購入者は決済後、領収書を兼ねた通知メールが届くので内容を確認します。
さらにPayPalは「メールでの決済」も可能です。販売者は請求書ツールを使用して購入者に請求書メールを送信します。購入者はメール内のURLをタップして決済画面へと移動し、決済を完了させます。
PayPalの利用料金
PalPalの利用には、初期費用や月額基本料金が必要ありません。決済時に手数料を支払うだけなので、コストパフォーマンスが良い点が一つの強みといえます。以下が利用料金の目安です。
| ペイパルによる月間売上高 | 決済手数料 |
|---|---|
| 30万円以下 | 3.6 % + 40円/件(国内) |
| 30万円超100万円以下 | 3.4 % + 40円/件(国内) |
| 100万円超1,000万円以下 | 3.2 % + 40円/件(国内) |
| 1,000万円超 | 2.9 % + 40円/件(国内) |
Paypal導入のメリット
ここからは、Paypalを導入するメリットをご紹介します。
個人情報が漏れない
PayPalはユーザーのクレジットカード番号や個人情報が、商品購入時に店側へと一切入ってきません。
そのため、個人情報漏洩防止や不正使用へとつながるトラブルに巻き込まれる可能性も低くなります。
万が一、お客様がクレームをつけた場合にも、「情報は一切入ってこない点」を堂々と切り返し、店舗側にミスが無いことを簡単に証明できます。
ユーザーの購入意思を後押しできる
PayPalは登録が2~3分間で終了し、すぐに利用開始できます。
「今すぐ・誰でも・簡単に・審査なしでカード決済が導入できる」ことが最大のメリットです。一方、クレジットカードは発行までに時間がかかる・審査が厳しいといった問題があります。通常発行までに2週間程度かかってしまうことは想像できるでしょう。
さらに、PayPalの手軽さから、カードや現金を持ち合わせていないユーザーに対して、商品購入することを店舗側から後押しできます。
すぐに導入できる
クレジットカード決済を導入しようとした場合、クレジットカード決済代行会社・各カード会社のダブルの審査に通過しなければいけません。
敷居が高い上に審査にかなりの時間がかかります。
PayPalの場合は、各カード会社・PayPalの両方の審査も必要ありません。
今日導入したいと思ったら、即導入できます。
PayPalで決済する側のメリット
PayPalは導入する側(販売者側)だけでなく、決済に利用する側(購入者側)にもさまざまなメリットがあります。
個人情報が販売店に漏れない
通常、カード決済する場合にはカード情報を販売店側に確認してもらう必要があり、場合によっては悪用される可能性もあります。PayPalはアカウント同士での決済のやり取りであり、紐づけしているカード情報や銀行口座情報が販売者側に通知されることはありません。
また、セキュリティシステムが強固である点も評価できます。独自の不正防止モデルと業界最高水準のシステムで、ユーザーの安全性を確保しているのです。
銀行口座からも支払い可能
PayPalはクレジットカードの他に、デビットカードや一部の銀行口座を支払方法として登録できます。該当の銀行口座を持っていればクレジットカードなしでPayPalを利用できるのです。対応している銀行口座は以下の6種類です。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
決済サービスの支払い方法としてクレジットカードを必要とするサービスも多いですが、世の中にはクレジットカードを持ちたくないという人もいるでしょう。PayPalを導入すればこうしたニーズにも対応できます。
カード払いならカードのポイントが普通に貯まる
PayPalでの支払い方法をクレジットカードに設定している場合、該当のクレジットカードのカードポイントを貯められるというメリットがあります。
PayPalで決済した代金をクレジットカードで支払う場合、そのクレジットカードのポイントサービスの対象に含まれます。PayPalのメリットを利用しつつも、クレジットカードのメリットであるポイントサービスも利用できるため、安全かつお得にカードポイントを貯めることができるのです。
手数料がお得
PayPalの利用に際して、導入店は手数料を支払う必要がありますが、購入者側は手数料を負担する必要がありません。PayPalで行うことができるアクションと、それに関わる手数料は以下のとおりです。
| アクション | 手数料 |
|---|---|
| カード・銀行口座でのショッピング時の支払い(日本円) | 無料 |
| 友達や家族への送金(日本円・日本のアカウント間) | 無料 |
| 友達や家族からの受け取り(日本円・日本のアカウント間) | 無料 |
| 銀行への引き出し手数料 | 1回あたり250円(5万円以上の場合は無料) |
| 海外送金手数料 | 1回あたり499円(100万円まで) |
| 通貨換算手数料(送金側が負担する場合) | 4% |
| 通貨換算手数料(受け取り側が負担する場合) | 3% |
簡単操作で決済できる
PayPalは、面倒な操作なしで決済できる操作方法があります。
「ワンタッチ決済」機能をオンにしておくことで、次回以降のログインを省略してスピーディーな決済が可能です。その設定方法も簡単で、ログインしてから「ログイン状態を保持する」を有効にするだけでOKです。ログイン状態は180日間保持でき、同じサイトで頻繁に買い物する場合には特におすすめの決済方法といえます。
まとめ:PayPalは企業・ユーザーにメリット多数!
PayPalは購入者側にとってメリットが多い決済手段であり、これを導入することで顧客の幅を広げるチャンスとなります。導入に際しては費用負担も最小限であり、導入側にとって決して損なことにはならないでしょう。
しかしながら、決済手段は世の中に数多く存在しており、そのすべてを網羅することはなかなか難しいでしょう。自社の販売スタイルや規模などと相性の良い決済手段を選定し、優先的に導入して決済手段の選択肢を徐々に増やしていくことをおすすめします。
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