初期費用無料!オンライン決済代行システムおすすめ4選
オンライン決済システムの導入時にボトルネックになるのが初期費用。新規事業立ち上げの際にはなるべくコストをかけずスモールスタートを切りたいと思う事業者も多いでしょう。
本記事では、新規事業を立ち上げる方に向け、初期費用無料で使えるオンライン決済代行システムおすすめ4選を紹介します。決済代行システムの月額料金や決済手数料もあわせて比較していますので、小規模事業者・個人事業主の方はぜひご覧ください。
- 初期費用無料の決済代行サービス一覧
- オンライン決済サービスの費用相場
- 【2024年最新】初期費用無料の決済代行サービスおすすめ5選
- オンライン決済システムを利用するメリット
- 決済代行会社の選び方
- まとめ:無料で導入できる決済サービスで、スムーズに新規事業を始めよう
- よくある質問
初期費用無料の決済代行サービス一覧
決済代行サービスとは、クレジットカード決済やコンビニ決済、口座振替など複数の決済手段を一括導入できるサービスです。ECサイト運営者は、さまざまなオンライン決済手段を用意することで販売機会の損失を防ぎ、自社の売り上げアップを図れます。
決済代行サービスの中には、初期費用無料で利用できるサービスがあり、新規事業立ち上げの際に、コストを抑えて決済代行サービスを導入したい事業者におすすめです。
以下、初期費用無料の決済代行サービスを比較した表をご覧ください。初期費用、月額料金、クレジットカード決済にかかる決済手数料・トランザクション費用を比較しています。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 決済手数料 | トランザクション手数料 |
---|---|---|---|---|
イプシロン | 無料 | 2,980円~ | ~3.6% | 無料 |
ゼウス | 無料 | 3,000円 | ~3.50% | 30円/1件 |
スマレジ・PAYGATE | 無料 | 3,000円 | 3.24%~ | 要問合せ |
atone ※後払いサービス |
無料 | 48,000円 (無料プランあり) |
2.5%~ |
- |
DSK後払い ※後払いサービス |
無料 | 4,500円~45,000円 (無料プランあり) |
2.7%~4.2% |
- |
「イプシロン」「ゼウス」「スマレジ・PAYGATE」は、初期費用が無料である上、月額料金が約3,000円と安い料金で導入できるオンライン決済代行サービスです。
「atone」「DSK後払い」は後払いサービスで、決済ごとにかかる手数料が安い・トランザクション費用がかからない点がメリット。ランニングコスト(月額料金+決済手数料+トランザクション手数料)を比較して、安いコストで利用できるオンライン決済サービスを見つけましょう。
決済代行サービスは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った決済代行サービスの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
オンライン決済サービスの費用相場
オンライン決済サービスの利用にかかる費用は次の4つです。
- 初期費用
- 月額料金
- 決済手数料
- トランザクション費用
初期費用
初期費用は決済代行サービスを導入する際に1度だけかかる費用で、相場としては2万円程度です。決済代行会社が代行してくれる決済機関の審査や、決済サイトの環境構築にかかる費用として事業者が支払う必要があります。しかし、なかにはオンライン決済を導入しやすいように、初期費用無料で提供している業者もあります。
月額料金
月額料金は毎月固定で支払うコストで、3,000円前後が相場です。基本はサービス利用の有無にかかわらず毎月発生しますが、利用しなかった月は月額料金が無料になる決済代行サービスもあります。
決済手数料
決済手数料は、決済に応じて発生する手数料です。決済代行会社の多くは決済手数料で利益を上げる仕組みになっているため、必ず発生する費用と考えてよいでしょう。
決済手数料の相場は売上金額の2.5%〜4%で、決済手段や取り扱う商材によって幅があります。例えば、クレジットカード決済なら2.5%〜4%、電子マネー決済なら3〜4%と、同じ商材でも決済手段によって決済手数料が異なります。また、取り扱う商材による決済手数料の違いとしては、顧客の支払いが滞りやすい商材ほど手数料が高い傾向があります。
トランザクション手数料
トランザクションは、オンライン決済データを銀行などに送信するための通信費用です。トランザクション手数料は決済1回ごとに発生します。ただし、トランザクション費用は、無料で提供している決済代行サービスも多く、あまり負担にならない場合が多いです。
【2024年最新】初期費用無料の決済代行サービスおすすめ5選
2024年現在、初期費用無料で使える決済代行サービスおすすめ5選を紹介します。オンライン決済を気軽に導入したい個人事業主・企業担当者はぜひ参考にしてください。
- イプシロン
- ゼウス
- スマレジ・PAYGATE
- atone
- DSK後払い
-
料金
月3,000円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
イプシロンはGMOイプシロン株式会社が提供する、中小企業向け決済代行サービスです。初期費用が無料でリーズナブルに利用できる点がおすすめのポイント。個人でECサイトを経営している方も利用できます。
イプシロンの利用にかかる費用は、月額料金2,980円~、決済手数料~3.6%。初期費用とトランザクション手数料は無料です。
クレジット決済やコンビニ決済、銀行振り込みだけでなく、PayPayや他通貨決済にも対応できます。また、オプションサービスとして、分割・リボルビング払いや不正検知サービス、メール珍く機能なども選べるため、自社にあった機能を追加できます。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- デビットカード対応
- 代引き決済対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
-
料金
月3,000円 -
初期費用
30,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ゼウスは、SBIグループの株式会社ゼウスが提供する決済代行サービスです。設立から25年で1万4000以上のサイトに導入されており、パートナー会社は400社以上。多くの企業から信頼を得ており、安心して利用できます。
業種に特化した支払い方法を提供していることが特徴。たとえば「賃貸決済」や「学習塾決済」などがあり、幅広いニーズに対応します。
ゼウスは初期費用無料・月額料金3,000円と、ランニングコストが安いため、費用を抑えたいECサイト運営者におすすめです。
- 電子マネー対応
- デビットカード対応
- 代引き決済対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応
スマレジ・PAYGATE
-
料金
月330円/台 -
初期費用
39,600円
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
なし
スマレジ・PAYGATEは、株式会社スマレジが提供する決済代行サービスです。スタイリッシュなマルチ決済端末を無料で提供しており、クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済に1台で対応。煩雑になりがちなレジ周りがスッキリします。
また、POS連携でECサイトと実店舗の売上・在庫を一元管理できる点もメリット。棚卸しや売上分析を効率的に行えます。
初期費用無料・月額料金3,000円と、他社と比較して安いコストでオンライン決済を利用できるため、店舗運営者はぜひ検討ください。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- デビットカード対応
- クレジットカード決済
- 店舗決済対応
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- Pマーク
-
料金
ー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
atone(アトネ)は後払いに特化した決済代行サービスです。Pay-easy(ペイジー)や口座振替など、クレジットカードを使わない支払い方法を多く取り扱っており、クレジットカードを持たない顧客も決済が可能となります。
他社と比較したおすすめポイントは、決済手数料だけで運用できる点です。初期費用無料に加えて、トランザクション手数料も無料。月額料金無料のプランを選択すれば、決済ごとにかかる決済手数料だけで運用できます。
決済画面はシンプルな操作性で簡単に決済ができるため、ユーザーの販売機会を逃しません。さらに、ユーザーは0.5%のポイント還元を受けられるため、リピート率の向上が期待できる決済代行サービスです。
- QRコード・バーコード対応
- デビットカード対応
- 代引き決済対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応
-
料金
月4,500円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「DSK後払い」は、後払いに特化した決済代行サービスです。約6万5,000店舗のコンビニで後払いが可能なほか、LINEPayやd払いなどのアプリ決済にも対応しています。初期費用は無料です。
さらに、「債権保証あり後払い」や「債権保証なし後払い」、前払い式の「ペーパーレス決済サービス」など、客層に合わせて最適な支払い方法を提案してくれます。後払いシステムを初めて導入する方にもおすすめのオンライン決済代行サービスです。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- 代引き決済対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応
- 掛け払い決済・後払い決済対応
以上、初期費用無料で使えるオンライン決済サービスを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、決済代行サービス選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのサービスがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
オンライン決済システムを利用するメリット
ECサイトや店舗でオンライン決済システムを利用するメリットは、次の3つです。
- 決済手段不足による顧客のサイト離脱を防げる
- クレジットカード各社の審査の手間が省ける
- 売上と入金の一元管理で、経理業務の手間が軽減できる
決済手段不足による顧客のサイト離脱を防げる
決済代行システムは複数の決済手段を一括で導入でき、顧客の多様な支払いニーズに対応できる点がメリットです。SBペイメントの調査によると、顧客自身が希望する決済手段が用意されていない場合、60%以上の顧客が他店舗で商品を購入するという回答が得られました。この結果から、決済手段不足は販売機会を損失する大きな要因になるとわかります。
出典:SBペイメントサービス株式会社「ECサイトにおける決済手段の利用実態調査」
オンライン決済システムを導入するとさまざまな支払い方法に対応でき、決済手段不足による顧客のサイト離脱を防げます。さらに、決済手段不足を理由に他店から流出した顧客が自社で購入する機会にも繋がります。
クレジットカード各社の審査の手間が省ける
VISAやMastercardなどのクレジットカード会社と直接契約しようとすると、審査申込の書類を準備して提出する必要があります。また、それぞれのカード会社との契約手数料も個別に発生します。
決済代行システムを利用すると、決済代行会社に対してのみ書類を送ればよく、複数の書類を準備する必要はありません。これによって、クレジットカード各社の審査の手間が省けます。契約手数料も1度支払うだけで済むのでコストが軽減されます。
売上と入金の一元管理で、経理業務の手間が軽減できる
自社で複数の決済会社と直接契約する場合、各決済方法ごとに売り上げを管理する必要があり、集計業務が煩雑になります。しかし、決済代行システムを利用すると、複数の決済手段の売り上げを一元管理でき、手間なく集計が可能です。
また、入金においても、決済会社ごとに入金日や入金サイクルが異なりますが、決済代行サービスでは複数の決済手段での売上金がまとめて入金されるため、経理業務の手間を軽減できます。
決済代行会社の選び方
決済代行会社選びを失敗したくない方へ、選び方のポイントを3つ解説します。
- 豊富な決済手段があるか
- 情報セキュリティの堅牢度、信頼性
- 導入までの期間や入金サイクル
豊富な決済手段があるか
豊富なオンライン決済手段がある決済代行会社を選べば、販売機会の損失を防げます。手持ち現金が少ない顧客であっても、後払い決済やコンビニ決済など、幅広い決済方法があれば購入に至るケースも多いからです。
決済手段 | 概要 |
---|---|
クレジットカード決済 | Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドと提携する店舗でカード決済ができる。 |
電子マネー決済 | 事前にICカードやスマホにお金をチャージし、決済端末にかざして支払う。SuicaやPASMOなどの交通系、楽天Edyやnanacoのような流通系がある。 |
QRコード決済 | 専用アプリでQRコードを読み取り、事前にチャージしたお金で支払う。 |
口座振替 | 銀行口座から自動引き落としする。 |
コンビニ決済 | 商品の代金をコンビニで支払う。 |
メールリンク決済 | 決済用サイトのURLやQRコードを、メール・SMS(ショートメッセージ)でユーザーに案内する。 |
また、外国人の顧客が多い店舗においては、海外決済サービス(海外の金融機関を通じて決済できるサービス)や、海外向けにペイパル・銀聯ネット・Alipayなどの決済手段を用意するのがおすすめです。決済手段が多い大手の決済代行会社を選ぶことで、より多くの集客・販売が見込めます。
情報セキュリティの堅牢度、信頼性
決済時にはクレジットカード番号など顧客にとって大切な個人情報を取り扱います。万が一、決済代行会社の不手際により顧客の情報を外部に漏らしてしまったら、自社の信用問題に発展します。決済代行サービスを選ぶ際は、情報セキュリティの堅牢度も比較して信頼性の高い決済代行会社を選びましょう。
導入までの期間や入金サイクル
店舗のオープン日が近づいている等の事情で「できるだけ早く決済手段を導入したい」とお考えなら、導入までの期間が短い決済代行サービスを選ぶこともおすすめです。通常、決済代行サービスを契約する前に審査が必要ですが、「ゼウス」など即日で審査が完了するサービスもあります。
また、カード決済などにより支払われた金額の入金サイクルも決済代行会社によって違います。多くの場合は、毎月1回のサイクルで入金されますが、2週間に1回など高頻度で入金されるサービスもあります。
まとめ:無料で導入できる決済サービスで、スムーズに新規事業を始めよう
本記事では、初期費用無料で導入できるオンライン決済代行サービスを紹介しました。新規事業をスモールスタートさせたい個人事業主はぜひ本記事で紹介したサービスを検討してみてください。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で決済代行サービスを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスをお探しください。→決済代行サービスのランキングはこちら
とはいえ、決済代行サービスは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、決済代行サービス選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済代行サービスが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
オンライン決済について、よくある質問に答えます。
クレジットカード決済をオンラインで導入する方法は?
ECサイトなどのオンラインビジネスで、クレジットカード決済を導入する方法は2つあります。1つ目はカード会社と個別に契約する方法(直接契約方式)で、それぞれのカード会社との契約手続きが必要です。2つ目の方法は決済代行会社と契約する方法(包括加盟契約方式)で、1社の代行会社と契約することで様々なオンライン決済手段を使えるようになります。
おすすめは決済代行会社と契約する方法。契約手続きが簡略化されるだけでなく、契約手数料が抑えられる・売上を一元管理できるといったメリットがあります。
個人事業主がオンライン決済代行を導入するメリットは?
個人事業主がオンライン決済代行を導入するメリットは、自社サイトに決済ページを構築する必要がないこと。決済リンクをユーザーがクリックすると、決済代行会社の決済ページに遷移し、ユーザーはオンライン上で簡単に決済できます。決済ページを構築する時間とコストをかけずにオンライン決済手段を導入できるのは、個人事業主にとって大きなメリットです。セキュリティ対策が万全な決済代行会社なら顧客情報も安全に保持できます。
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