WeChat Pay対応の決済代行サービスおすすめ8選!インバウンド需要に対応
WeChat Pay(ウィーチャットペイ・微信決済)は中国人向けの決済サービスで、ユーザー数は13億人を超えています(2023年3月時点)。日常でWeChat Payを利用する中国人は多く、日本企業もWeChat Payを導入することで決済ニーズに応えることができます。
本記事では、WeChat Payにも対応している、おすすめの決済代行サービス8選を紹介します。決済代行サービスを1つ契約すれば、中国系QRコード決済だけでなく、クレジットカードや日本国内のQRコード決済など、さまざまな決済手段を一括で導入できます。「インバウンド需要を取り込みたい」とお考えの店舗運営者はぜひご覧ください。
- WeChat Pay(ウィーチャットペイ)とは
- WeChat Payを導入するメリット
- 【比較表】WeChat Pay対応の決済代行サービス
- WeChat Pay対応の決済代行サービスおすすめ8選
- WeChat Payの決済代行で失敗しないためのポイント
- まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ

WeChat Pay(ウィーチャットペイ)とは
WeChat Pay(ウィーチャットペイ)とは、中国の大手IT・ネットサービス企業「Tencent(テンセント)」が提供するQRコード決済サービスです。WeChatというメッセンジャーアプリに組み込まれている決済機能で、ユーザーはQRコードをかざして簡単に支払いを完了させることができます。
WeChat Payのアクティブユーザー数は13億人以上(2023年3月時点)。中国国内ではAlipay(アリペイ)に次ぐ主要な決済手段となっています。
WeChat Payは日常のさまざまなシーンで利用されています。店舗での支払いだけでなく、オンラインショッピング、個人間送金、公共料金支払い、さらには海外旅行時にも使われています。現在、WeChat Payの導入店舗は100万店以上あります。
訪日中国観光客にとって、現地でスムーズに買い物をするためにWeChat Payは重要なツールです。日本の企業においてもWeChat Payを導入することで、中国人の決済ニーズを満たし、効果的に集客できます。
WeChat Payを導入するメリット
日本の店舗やECサイトにWeChat Pay(ウィーチャットペイ)を導入することで、中国人観光客を呼び込むことができます。ここでは具体的なメリット3つを紹介します。
中国人観光客の集客に効果的
WeChat Payは、人民元から日本円への自動精算ができるため、ユーザーがわざわざ日本円に両替する必要がありません。日本円の持ち合わせがなくても支払いができるため、中国人観光客にとってニーズの高い決済手段となっています。
日本の店舗にWeChat Payが導入されることで、中国人は慣れ親しんだ方法でスムーズに支払いができ、ストレスを感じずに買い物を楽しめます。店舗にとっては、「使いたい決済手段がないから購入をやめる」という販売機会の損失を防ぎ、効果的に集客できる点がメリットです。また、中国人観光客に対してフレンドリーな印象を与え、競合他社との差別化が図れるでしょう。
QRコード読み取りで簡単・スムーズに決済完了
WeChat Payは、ユーザーがスマホでQRコードを表示し、店舗側がそのQRコードを読み取ることで支払いが完了します。事前に店舗ではスマホやタブレットに専用アプリを入れる必要がありますが、導入費用は無料です。
決済方法は日本におけるPayPayに似ており、簡単・スムーズに決済が完了する点がメリット。中国語を話せるスタッフがいなくても、最小限のやりとりでお会計対応ができ、安心です。
WeChat公式アカウントで宣伝できる
店舗にWeChat Payを導入する際、メッセンジャーアプリ「WeChat」に店舗の公式アカウントを作ることができます。日本におけるLINEの公式アカウントをイメージすると分かりやすいでしょう。
このWeChat公式アカウントでは、フォロワーに対してクーポンや特典の情報を配信することが可能。WeChat Pay決済時には公式アカウントをフォローする仕組みとなっているため、フォロワーの再来店を促し、リピート客を増やす宣伝効果があります。
【比較表】WeChat Pay対応の決済代行サービス
ここからは実際に、WeChat Payに対応した決済代行サービスを比較します。以下、各サービスが対応する中国系決済手段と、QRコード決済手数料を比較した表をご覧ください。
サービス名 | 中国人向け決済サービス | QRコード決済の手数料 |
---|---|---|
SBペイメントサービス | WeChat Pay Alipay 銀聯カード |
要問合せ |
Stripe | WeChat Pay Alipay 銀聯カード |
要問合せ |
ソニーペイメントサービス | WeChat Pay Alipay 銀聯カード |
要問合せ |
Airペイ | WeChat Pay Alipay 銀聯カード |
2.95% |
スマレジ・PAYGATE | WeChat Pay Alipay 銀聯カード |
2.00%~ |
アルファノート | WeChat Pay Alipay(店舗のみ) 銀聯カード(店舗のみ) |
2.50%~ |
UnivaPay | WeChat Pay Alipay |
要問合せ |
ビリングシステム | WeChat Pay Alipay |
要問合せ |
WeChat Payだけでなく、Alipayや銀聯カードなど、中国でよく利用されるキャッシュレス決済にまるっと対応した決済代行サービスが多いです。
また、QRコード決済手数料を比較すると、「スマレジ・PAYGATE」が2.00%~と安いコストで利用できます。他のサービスにおいてもQRコード決済手数料は2%台となっており、クレジットカード決済(手数料3%〜4%台)と比較して安い点が魅力です。
数ある決済代行サービスを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済代行サービスが分かる診断(無料)ができます。
WeChat Pay対応の決済代行サービスおすすめ8選
2025年現在、WeChat Payに対応したおすすめの決済代行サービス8選を紹介します。各サービスの特徴やおすすめポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
- SBペイメントサービス
- Stripe
- ソニーペイメントサービス
- Airペイ
- スマレジ・PAYGATE
- アルファノート
- UnivaPay
- ビリングシステム

SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、ソフトバンクの子会社(SBペイメントサービス株式会社)が提供するクレジット決済代行サービスです。これまで21万6,000店舗以上に導入実績があり、トップクラスの業界シェアを誇ります。
40以上の豊富な決済手段を取り揃えている点が他社と比較したおすすめのポイント。中国人向け決済サービス(WeChat Pay、Alipay、銀聯カード)だけでなく、Google Pay、Apple Pay、PayPalなど、海外顧客が日常的に利用する決済サービスもあります。越境ECや訪日観光客の決済ニーズを満たすことができます。
また、サポートが手厚い点も魅力。導入後の加盟店サポートや集客に活用できるマーケティング支援プランが無料で提供されており、キャッシュレス決済を初めて導入する方にもおすすめの決済代行サービスです。
主な機能

Stripe
Stripe(ストライプ)は、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、決済代行会社。グローバルで利用できる40種類の決済手段を取り揃えており、中国・アメリカでよく利用される決済手段も用意しています。越境ECや小売店を始めたい方におすすめの決済代行サービスといえます。また、継続課金にも対応しているため、SaaSなどのサブスクリプションモデルにも最適です。
Stripeは「リンク型」「メールリンク型」の決済システムのほか、「API型」の決済システムも提供しており、ECサイト事業者が自由に決済ページをカスタマイズできます。

ソニーペイメントサービス
ソニーペイメントサービスは、ソニーペイメントサービス株式会社が提供する決済代行サービスです。決済サービス開始から30年の歴史があり、企業規模や業種を問わず、多くの企業に導入されています。
海外顧客向けの決済手段が充実しており、中国人向け決済サービスとしてはWeChat Pay、Alipay、銀聯カードに対応しています。また、多通貨決済にも対応し、Visa・Mastercardのクレジットカードなら約150種類の通貨で支払いが可能です(※2025年現在、多通貨決済はサービスリニューアル準備中)。
また、ソニーペイメントサービスはさまざまなショッピングカートシステムと連携可能。オープンソース型の「EC-CUBE」「Welcart」「CS-Cart」「Magento」、ASP型の「e-shopsカート」「侍カート」などと連携しており、各ECカートでソニーペイメントサービスの決済を導入できます。
主な機能

Airペイ
Airペイ(エアペイ)は株式会社リクルートが提供する決済代行サービスです。初期費用・月額料金・決済端末(カードリーダー)が無料で、安く導入できる点がメリット。気軽にキャッシュレス決済を導入したい店舗運営者におすすめです。
Airペイは77種類の決済サービスに対応。中国人向け決済サービスとしてはWeChat Pay、Alipay、銀聯カードに対応しており、2.95%の手数料で利用できます。
1台の決済端末と、iPhoneまたはiPadがあれば、すぐにキャッシュレス決済を使い始められます。Airペイは飲食・美容・宿泊・イベントなど、さまざまな業界の店舗決済(対面決済)で導入実績があります。ぜひご検討ください。
主な機能

スマレジ・PAYGATE
スマレジ・PAYGATEは、株式会社スマレジが提供する決済代行サービスです。初期費用無料、月額料金3,300円(税込)で導入可能。クレジットカード決済手数料は1.98%~と、他社と比較して安く利用できます。
また、中国系QRコード決済(WeChat Pay、Alipay)にも対応しており、それらの決済手数料も2.00%~と安いです。低コストでキャッシュレス決済を導入したい方におすすめです。
マルチ決済端末「PAYGATE」は、クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済に1台で対応。レシート出力のプリンターも内蔵されているので、煩雑になりがちなレジ周りがスッキリします。
主な機能

アルファノートの決済代行サービス
アルファノートは、実店舗・ECサイト向けに決済代行サービスを提供。これまで40,000件以上の導入実績があり、エステサロン、スクールなど継続役務店舗でも利用されています。
おすすめポイントはレシート一体型の決済端末で、イベント時にも持ち運んでどこでもスムーズに決済を済ませられます。使える決済手段は60種類以上で、クレジットカード・QRコード・電子マネーのほか、中国系の決済サービス(WeChat Pay、Alipay、銀聯カード)にも対応しています。
主な機能

UnivaPay
UnivaPayは、株式会社ユニヴァ・ペイキャストが提供する決済代行サービス。アジア圏を中心とした海外決済サービスを豊富に取り揃えている点が特徴です。中国で広く使われるWeChat PayやAlipayのほか、台湾の「JKOPAY」や、韓国の「KakaoPay」、多通貨クレジットカード決済があります。
UnivaPayは、ECサイトのオンラインショッピング、実店舗の対面決済、どちらにも対応。越境ECやインバウンドの決済ニーズを満たし売上を上げたい事業者におすすめです。
主な機能

ビリングシステム
ビリングシステム株式会社は、決済代行サービスのほか、請求・支払い・資金繰りといった企業の決済業務を総合的にサポート。個人向けサービス(BtoC)の企業だけでなく、法人向けサービス(BtoB)の企業も対象です。
決済代行サービスとしては、クレジットカード、口座振替、電子マネー決済、コンビニ決済、払込票など、さまざまな決済手段に対応しています。またスマホ決済にも対応しており、中国系QRコード決済「WeChat Pay」「Alipay」もカバー。
「決済周りの業務も含めてまるっと依頼したい」ならぜひビリングシステムを検討ください。
主な機能
以上、WeChat Payに対応したおすすめ決済代行サービスを紹介しました。決済代行サービスは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った決済代行サービスの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
WeChat Payの決済代行で失敗しないためのポイント
これを見ている方の中には、決済代行会社を初めて導入されるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、決済代行会社を選ぶ際に失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。
入金のサイクルを考慮しておく
決済代行会社の比較検討材料として、入金サイクルの確認も重要です。売り上げの締め日と入金日のサイクルを確認しておかなければ、仕入れや資金繰りに困る可能性があるからです。
例えば同じ「月末締め」となっているサービスでも、入金日が翌月10日と翌々月末日では入金日が50日近く差が出てしまいます。決済代行サービスによっては決済の種類ごとに入金日が異なるところ、入金サイクルを一括で決められるところなどさまざまなので、資金繰りに困らないようにするためにも、入金サイクルは事前にしっかり確認しておきましょう。
料金だけではなく、使い勝手もチェック
決済代行会社が提供するシステム管理画面は各社オリジナルで用意しており、それぞれに違った良さがあります。せっかく決済の導入を楽にしようと代行会社に依頼したとしても、管理画面の使い勝手が悪く、オペレーションに時間がかかってしまっては本末転倒です。
取引数が膨大になることが予想される方は、複数取引を一括処理できる機能や、入金の照合や消込などを個別に行わなくて済む「自動検知機能」など、複数の決済処理を一括管理できる機能があるかどうかも確認することをおすすめします。
初期費用と長期的コストのバランスを考える
今回ご紹介した決済代行サービスの価格をみてもわかるように、会社によって初期費用などが無料で毎回の決済費用がかかるところと、初期費用などはかかるが月額費用は定額のところなどそれぞれです。後者は大抵、事業規模や月々の取引数によって金額が異なるため、費用は個別見積もりとなっています。
まだ売り上げの見込みが立っていないところは月額費用がかかるところより、毎回の決済で決済手数料を払った方が安くすむ場合が多いでしょう。反対に、すでに売り上げの見込みが立っており、決済の回数も多くなることが予想される事業者の方は、月額料金が固定の決済代行サービスを導入した方がお得になる可能性もあります。
まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ
今までAlipayばかりが主流だったQRコード決済。しかし、中国でのWeChat利用者が特別多かったために、WeChat Payも大幅に普及するようになりました。コミュニケーションアプリから発展したWeChat Payはどちらかというと少額決済向けで、「ちょっとした買い物」といった商材を扱うところではぜひとも導入しておきたい決済方式です。
キャッシュレス決済の導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済サービス(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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