採用管理におすすめの人事管理システム(HCM)7選
採用管理システムとは、求人作成や応募者に関する情報管理から採用・内定のワークフローまで、一元管理ができる人事管理システム(HCM)です。採用スケジュールの設定・求職者との連絡・社内での情報共有なども一括で済ませられるため、採用活動を効率化する人事管理システム(HCM)として多くの企業で導入されています。
本記事では、採用管理におすすめの人事管理システム7選を紹介します。システム導入のメリットや選び方も解説していますので、ぜひご覧ください。
- 統合型人事管理システム(HCM)で採用管理するメリット
- 採用管理に強い人事管理システム(HCM)7選
- 採用管理をする際の3つのポイント
- まとめ:自社にぴったりな人事管理システム(HCM)を見つけよう

統合型人事管理システム(HCM)で採用管理するメリット
では採用管理を含んだ人事管理システム(HCM)を導入することで、具体的にはどのようなメリットが得られるのか見ていきましょう。
採用活動の効率化
求人票の作成・履歴書や職務経歴書の内容確認・面接スケジュールの調整など、人材採用に伴う業務は多岐にわたります。こうした各種処理を別々のデータファイルで行っている場合、管理が煩雑になってしまい、手間も時間もかかってしまうでしょう。しかしすべて1つのシステム上で進めることで、無駄も省けて進捗状況の共有もスムーズにできます。
データに基づいた採用活動の実現
システム上で求職者や採用工程の情報を蓄積しておくことで、今までの採用の傾向を分析することが可能です。さらに社内の人材データと紐づいているシステムであれば、マッチングや配属先の決定などにも役立てるでしょう。入社後の定着を見越した、より戦略的な採用活動を実現できます。
採用管理に強い人事管理システム(HCM)7選
ここからは、数あるツールのうち、特に採用管理に長け人事管理システム(HCM)をご紹介していきます。

ヒトマワリ
-
料金
月60,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ヒトマワリは、主に人材紹介や派遣サービスを手がける、株式会社Touch&Linksが展開しているクラウド型の人事管理システム(HCM)です。人材管理ツールにおけるイメージ調査にて、複数部門でトップを獲得している実績があります。
各種人事情報のマスターデータ化によって戦略的な経営をサポートするシステムで、採用管理のほか、各従業員のマイページ設定・人事評価・組織シミュレーション・ワークフローなど幅広く対応。また採用管理においては、流入経路ごとの管理・選考ステータス確認・説明会や面接日の設定など、多彩な機能を備えています。
なお料金については機能ごとに契約プランが設定されており、最もシンプルな採用管理・人材データベースのみのものであれば月額5,000円(税抜)。そのほかの初期費用などはありません。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 閲覧・編集の権限設定
- 社員の発令管理
- 社員リスト管理

ジンジャー人事労務
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料金
月500円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
12ヶ月
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最低利用人数
10ユーザー
jinjer採用は、jinjer株式会社が運営している人事管理システム(HCM)です。さまざまな人事関連ツールを展開するjinjerシリーズのうち採用管理に特化したもので、そのほか勤怠管理・経費計算・給与採用などのプロダクトと組み合わせて利用できます。
主な機能は、求人票作成をはじめ、選考フローや日程の設定・メッセージ配信・求職者の管理など。新卒・中途のどちらにも対応しており、学生・転職者の各々に向けた機能も幅広く備えています。
また採用工程上の情報をシステム上で自動構築しており、グラフや表も簡単に出せて資料作成の効率化にも有効的。なおかつ各企業の業種や業態に応じたKPI設定やスマホにも対応しており、リアルタイムで現状を把握しやすいシステムです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限

Workday(ワークデイ)は、監査や経営コンサルティングなど幅広いサービスを手がける、デロイト トーマツ グループが展開している人事管理システム(HCM)です。さまざまな人事関連の機能を備えた統合型のプラットフォームで、採用管理のほか、多種多様な人事業務をフォローします。
主な機能は、従業員の情報管理・ワークフロー・タレントマネジメントなど。福利厚生・報酬・勤怠状況といった、各種労務管理にも対応しています。さらには後継者育成や各従業員のパフォーマンス管理などもカバーしており、教育面においても有効的です。
包括的なサポート力で、人事全般を一括してシステム化したい方におすすめ。また導入や操作も簡単なので、手軽に活用しやすい点も大きなメリットです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 最適配置シミュレーション機能
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
タレントパレットは、さまざまなビジネスに関するITソリューションを提供する、プラスアルファ・コンサルティングが展開している人事管理システム(HCM)です。人材の配置・離職防止などを一元管理できるツールで、中小規模から大手まであらゆる業界の企業で導入されている実績があります。
従業員情報のデータベース化・異動シミュレーション・スキルの可視化・人材データの分析といった、多種多様な機能を搭載。なお採用管理においても、採用プロセス管理・応募者とのマッチング・内定辞退防止分析など幅広く対応しています。
また独自の採用マイページの制作もでき、適性テストやチャットなども一括して管理することが可能。さらにツール上にてweb面談も実施できるなど、利便性の高い機能が数多く備わっています。

-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
SUZAKUは、主にエンジニア関連の人材サービスを手がける、エスユーエスが展開している人事管理システム(HCM)です。組織心理学と最新AIに基づいて人材情報を可視化する高精度さが大きな特長で、より正確かつ効率的な採用管理や人員配置などをサポートします。
具体的には、適性人材の検索・人材評価の集計や分析・離職予兆のモデル構築など。採用管理においては適性検査やマッチングなどに対応しており、社内のアセスメントデータから自動解析した、最適な応募者のピックアップなども可能です。
各従業員のヒューマンスキル測定と、組織全体の状況の双方に注目したシステム設計で、スタッフの育成や定着をフォロー。より高度なタレントマネジメントを取り入れたい方におすすめのシステムです。
saba
sabaは元々サービス同名会社が展開していたタレントマネジメントシステムで、現在はコーナーストーン社に統合されている人材管理プラットフォームです。
主に、採用管理・従業員のスキルアップ支援・業績評価・エンゲージメントの把握や社員定着などの機能を搭載。さまざまな学習方法や管理もカバーした能力開発をはじめ、個人のパフォーマンスに関する目標設定・フィードバック、経営を見据えた戦略的要員計画などにも有効的な人事管理システム(HCM)です。
なお採用管理においても、候補者との関係構築・応募者の追跡管理・人材獲得の分析といった、採用活動を幅広くカバーできるシステム設計がされています。さらに採用時のオンボーディングにも対応しており、新人教育についても一括で管理することが可能です。
コーナーストーンは、タレントマネジメントの統合プラットフォームを展開する、コーナーストーンオンデマンドジャパンが手がける人事管理システム(HCM)です。
応募者の管理・面接プロセスの設定・採用指標の測定など、採用管理に特化した幅広い機能を搭載。候補者のレビューから内定通知まで、より効率的な採用活動をサポートします。そのほか企業側から人材にアプローチできるソーシャルリクルーティングや、より最適な候補者のピックアップなどにも対応。また従業員からの人材紹介もカバーできるプログラムも備えています。
さらに独自のキャリアサイトについても、ツール上で簡単に制作することが可能。求職者にとってのエントリーをよりスムーズにすることで、採用率アップも図れます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- 英語
採用管理をする際の3つのポイント
以下においては、人事管理システム(HCM)上で採用管理を始めるにあたって、事前に確認しておくべきポイントを解説していきます。
業務効率化が図れる機能があるか
採用システムの導入において重要なのは、当然ながら使いやすさです。そのためにもまずは、どのような運用方法にしていきたいのか明確にしておく必要があります。その上で、必要な機能や操作性の高さなどをチェックすると良いでしょう。
また外部の求人媒体を利用している場合には、システムとの連携や複数案件の一括管理の可否などについても確認しておくことで、より採用業務を効率化できます。
進捗状況の共有と効果検証ができるか
採用活動の情報をシステム上で一括管理しておくことで、人事部以外との情報共有もできるようになります。より幅広く活用するためにも、面接担当者や配属先の上長のほか、経営陣にとっても進捗状況が分かりやすいものを選ぶと良いでしょう。
また一連の工程をデータベース化することで、今後の採用活動に向けた分析にも利用できます。あらかじめチャート機能などを備えたシステムを導入しておけば、人事業務の負担軽減にもつながるでしょう。
採用サイトの制作ができるか
独自の採用サイトを制作できるシステムを導入することで、よりスムーズな求人活動につながります。自社でサイトを公開できるようになるため、特に外部媒体の利用を省いてコストカットしたい方にもおすすめです。
非常に簡単な操作だけで求人ページを作成できるものもあるため、人事部門だけで処理を完結することも可能。求人情報の更新や新規ページの公開も、手軽に済ませられるようになります。
まとめ:自社にぴったりな人事管理システム(HCM)を見つけよう
それぞれの採用管理システムで、備えている機能や対応している設定はさまざまで、導入にあたっては確認しておくべきポイントも多々あります。そうした中でもより適切なシステムを選ぶためには、気になるものをいくつかピックアップして比較する必要があるでしょう。
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