【2024年最新】採用管理システムの平均費用と料金相場
採用候補者の個人情報から面接のスケジュール、選考結果まで、採用活動にまつわる情報をまとめて管理できる採用管理システム。最近では「Indeed」をはじめとする求人検索サイトや、LINEなどのコミュニケーションツールと連携するものも多く、そうした機能を活用すれば優秀な人材をいち早く確保できます。
ただ、実際に採用管理システムを導入するとなると気になるのがコストの問題。「ランニングコストを含めていくらかかるのかわからない」、「費用対効果が不安」という人事担当の方も多いのではないでしょうか。
今回はそうした方に向けて採用管理システムの料金相場を解説します。あわせて費用を抑えるためのコツやシステムを選ぶ際のポイントも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
- 採用管理システムの費用の算出方法
- 費目別に見る採用管理システムの費用の相場
- なぜ価格が違う?価格差の出る理由
- 実際に採用管理システムの料金を調べてみた
- 採用管理システムの導入で失敗しないためには
- まとめ:採用管理システム選びで迷ったらアイミツへ
採用管理システムの費用の算出方法
採用管理システムの費用の内訳は、主に初期費用と月額料金の2つです。初期費用はシステムの初期設定、アカウント登録などにかかる費用。近年ではクラウドサーバーを用いたSaaS型が主流となり、それにともない初期費用無料のシステムが増えてきました。
一方の月額料金は、アカウント数や登録できる採用候補者の数に応じて毎月固定で発生する費用。採用管理システムの多くはアカウント数・候補者数を基準に「50名から100名:月額〇万円」といったテーブル型の料金体系を設けています。また、利用できる機能によっても月額料金は変わってくるでしょう。
採用管理システムの主な機能
採用管理システムにはどのような機能があるのかチェックしていきましょう。
求人票の作成
テンプレートに沿って募集要項や応募資格、業務内容などを入力するだけで求人票を作成できる機能です。作成した求人票はIndeedやGoogleしごと検索に登録されるほか、システムによっては入力した求人情報をもとにオリジナルの求人サイトが生成されるものもあります。
エントリー管理
転職サイトや会社説明会など、それぞれ異なる経路からエントリーした候補者の情報(プロフィール、履歴書など)を一括で取り込む機能です。付帯する機能として重複する候補者情報の削除、候補者検索などが搭載されたシステムも。
スケジューリング
書類選考や面接の日程を一元管理する機能です。Googleカレンダーやサイボウズと連携し、採用以外の業務とあわせてスケジュールを管理できます。システムの種類によっては面接官へリマインドメールを送ることも可能です。
メッセージの一斉送信
書類選考の通過者や説明会の参加希望者に向けて一斉にメッセージを送信できる機能です。多くの採用管理システムには用途別のメールテンプレートが付いており、個別にメッセージを作成する手間が省けます。また、前述の通り最近はLINEと連携するものも増えてきました。
分析
候補者情報や選考ステータスのログをもとに、エントリー経路別の希望職種の割合、内定辞退者の傾向などを分析し、サマリー化します。うまく活用すれば採用戦略の見直しなどさまざまな局面に役立ち、採用コストの削減にもつながるでしょう。
費目別に見る採用管理システムの費用の相場
費目 | 相場 |
---|---|
初期費用 | 0円から20万円 |
月額料金 | 月額2万円から8万円 |
続けて費目別の料金相場についてご紹介します。
初期費用
契約初月のみ発生する、アカウント登録やシステムの初期設定などの費用です。
前述のとおり、近年はクラウド型が主流になったこともあって初期費用無料の採用管理システムが増えています。有料の場合も5万円前後を中心に、高くて20万円前後までが相場です。
機能や利用できるアカウント数との兼ね合いにはなりますが、20万円を大きく超える初期費用がかかるシステムは契約を慎重に検討した方がいいかもしれません。
月額料金
契約後、毎月定額で発生する費用です。他の業務用システムと同様、システム提供会社のサーバー代、システムの運用管理費、アップデート費用などが含まれます。
採用管理システムの月額料金はおおむね2万円から8万円前後。アカウント数と候補者の登録上限数、機能の数によって金額が変わってくるでしょう。
見落としがちな費用にも注意
採用管理システムは1年単位の契約期間が定められているものが多く、採用活動を行っていない時期でも月額料金が発生するので注意しましょう。
また、システムの導入にあたって内定者のフォロー機能(辞退リスクが高い候補者のアラート通知など)、適性検査といったオプション機能を追加すると別途費用がかかることがあるようです。
【これだけは押さえておきたいポイント】
- 初期費用は無料のものが主流になりつつある有料の場合、相場は5万円から20万円前後
- 月額料金の相場は月額2万円から8万円前後。アカウント数、候補者の登録数、機能によって変動する。
- 一般的に年間契約型の採用管理システムが多く、採用活動を行っていない時期も月額料金が発生する
- その他、オプション機能を申し込むと追加費用がかかることがある
関連記事:採用管理システムを徹底比較!おすすめサービスを紹介
なぜ価格が違う?価格差の出る理由
上記の通り、採用管理システムの料金はアカウント数・候補者の登録可能数のほか、機能によっても変わってきます。求人票の作成やスケジュール管理といったシンプルな機能に絞った採用管理システムは料金が安い一方、高度な分析機能などが搭載されたものは高額です。
もちろん多機能・高機能なシステムほど良いというわけではなく、あくまで自社の採用課題に合ったものを選ぶことが大事。そのためにも契約の前には必ず複数のシステム提供会社から見積もりをとり、見比べながら検討するようにしましょう。
【これだけは押さえておきたいポイント】
- 採用管理システムの料金はアカウント数・候補者数のほか、機能によっても左右される
- 分析機能などが付いたシステムは高額になるが、
- 多機能・高機能なほど良いというわけではない
- 自社に合ったシステムを選ぶためには、複数のシステム提供会社から見積もりをとるのが大事
実際に採用管理システムの料金を調べてみた
ここまで採用管理システムの料金相場について解説してきましたが、実際に料金を公開しているシステムを見つけたので参考までにご紹介します。
採用管理システムA
費目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
初期費用 | 4万5,000円から | 利用人数によって変動 |
月額料金 | 月額2万2,500円から | 利用人数によって変動 |
採用管理システムB
費目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
スタンダードプラン(候補者数200名/月) | 月額2万5,000円 | 初期費用無料 |
プラスプラン(候補者数 無制限) | 月額7万円 | 初期費用無料 |
採用管理システムC
費目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
月額料(候補者数51名から150名/月) | 月額3万円 | 初期費用無料 |
月額料(候補者数151名から300名/月) | 月額7万円 | 初期費用無料 |
月額料(候補者数301名から1,000名/月) | 月額12万円 | 初期費用無料 |
採用管理システムの導入で失敗しないためには
最後は採用管理システムを導入する際のポイントについてご紹介します。失敗を避けるためにはどんな点に目を向けるべきなのでしょうか。
まずは何よりセキュリティ
採用管理システムには氏名、年齢、性別、住所、経歴など採用候補者のありとあらゆる情報が登録されます。その点でセキュリティは非常に大事。管理するための機能だけでなく、アクセス制限やSSL(暗号化通信)対応の有無にもしっかり目を向けましょう。
あわせてシステムを提供する会社がプライバシーマークやISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を取得しているかどうかも判断基準の1つになるのではないでしょうか。
使い勝手を確かめる
エントリーの確認から選考のスケジューリング、内定通知まで、採用活動の間は毎日のように採用管理システムと向き合います。忙しい時に操作に迷ったりしないよう使い勝手の良いものを選びましょう。
採用管理システムの多くには2週間から1ヵ月程度の無料トライアル期間があるので、その間を利用して複数のシステムを試してみるのがおすすめです。
募集職種や雇用形態に合わせて選ぶ
採用管理システムのなかには、特定の職種や雇用形態の採用サポートを目的に開発されたものも少なくありません。
たとえば「PRM」(株式会社ゼクウ)はコールセンター会社をメイン顧客に想定し、200以上の求人媒体と連携。weg面接機能も搭載されています。大量スタッフを短期間で採用したい場合などはこうしたシステムから優先的に検討するといいでしょう。
まとめ:採用管理システム選びで迷ったらアイミツへ
今回は採用管理システムの料金について解説しました。採用管理システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った採用管理システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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