モジュール型の決済代行サービスおすすめ5選【2025年最新】
決済モジュールとはECサイトの決済処理を行うプログラムのこと。決済モジュールを自社サイトに埋め込むと、サイト内に決済機能をつけることができます。これによって、外部の決済ページに遷移する必要がなくなり、自社サイトでスムーズに購入手続きが完了。ECサイトを訪れた消費者のユーザビリティ向上が期待できます。
本記事では、モジュール型でおすすめの決済代行サービス5選を紹介します。スムーズな決済によって「サイト離脱」「カゴ落ち」を無くしたいECサイト担当者はぜひご覧ください。
- モジュール型決済とは
- 【比較表】モジュール型の決済代行サービス
- 【2025年最新】モジュール型のおすすめ決済代行サービス5選
- モジュール型決済代行サービスのメリット
- モジュール型で失敗しないためのポイント
- まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ

モジュール型決済とは
モジュール型決済とは、ECサイトやオンラインショップにおいて、決済処理を行うためのプログラムを自社のサイトに組み込む方式です。この方式なら、消費者(サイトで購入しようとしているユーザー)が決済代行会社などの外部サイトに遷移する必要なく、自社サイト内で支払いが完結します。

モジュール型決済のメリットは、ユーザー体験が向上することです。支払い画面を自由にデザインできるため、ECサイトのブランドイメージに合わせたカスタマイズが可能です。これにより、ユーザーは一貫した体験を得ることができ、離脱率・カゴ落ちを減らす効果があります。
それ以外の接続方式:リンク型、メールリンク型
接続方式 | 概要 | 決済ページ | カスタマイズ性 |
---|---|---|---|
リンク型 | 決済代行会社の決済ページに移動して決済。 | 決済代行会社のページに遷移 | △ |
メールリンク型 | 消費者のメールアドレス宛てに決済フォームのURLを送る。 | 決済代行会社のページに遷移 | △ |
モジュール型/ トークン型 |
自社サイト内に決済プログラムを埋め込む。 | ECサイト内 | 〇 |
モジュール型以外にも、さまざまな接続方式があります。主な接続方式としては「リンク型」と「メールリンク型」があります。どちらも決済代行会社のページに遷移し、カード情報の入力~決済完了までを行う方法です。このような方法では、決済ページをカスタマイズすることは難しい点がデメリットですが、逆に言うと、自前の決済ページを構築する手間がない点がメリットともいえます。
【比較表】モジュール型の決済代行サービス
ここからは実際に、モジュール型の決済代行サービスを比較します。以下、各サービスの初期費用・月額料金・決済手数料を比較した表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 決済手数料 |
---|---|---|---|
ペイジェント | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
ASJペイメント | 無料 | 5,500円 | 3.1%~ |
GMOペイメントゲートウェイ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
VeriTrans4G | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
イプシロン | 無料 | 2,980円~9,980円 | 2.79%~ |
利用料金は導入する決済手段の組み合わせなどによって変わるため、公式HPで料金を公開していない(見積もりが必要)決済代行会社が多いです。公式HPに料金を掲載しているサービスをみると、初期費用は無料で導入でき、月額料金も数千円で利用できるサービスが複数あります。クレジットカードの決済手数料は2.5%〜4%が相場です。
【2025年最新】モジュール型のおすすめ決済代行サービス5選
2025年現在、モジュール型を採用している、おすすめの決済代行サービス5選を紹介します。各サービスの特徴やおすすめポイントをご確認ください。
- ペイジェント
- ASJペイメント
- GMOペイメントゲートウェイ
- VeriTrans4G
- イプシロン

-
料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
-
最低利用期間
要問合せ
-
最低利用人数
要問合せ
ペイジェント決済代行サービスは、NTTデータと三菱UFJニコスの共同出資で設立した、株式会社ペイジェントが提供する決済代行サービスです。
ペイジェントが提供する接続方式は「リンクタイプ」と「モジュール組込タイプ」。モジュール組込タイプでは、決済モジュールを埋め込んだ支払い画面を作成する必要があります。自社サイトにあわせて自由にカスタマイズできる点がメリットです。
モジュール型では、ペイジェントが提供するすべての決済手段を利用できます。具体的には、クレジットカード決済、口座振替、キャリア決済、コンビニ決済、多通貨決済などがあります。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応
- 後払い決済対応
- Alipay国際決済対応

-
料金
ー -
初期費用
要問合せ
-
最低利用期間
要問合せ
-
最低利用人数
要問合せ
ASJペイメントは、 株式会社ASJが提供する、オンラインショップ向け決済代行サービスです。提供する接続方式は「メールリンク型」と「モジュール型」です。
モジュール型は、複数のショッピングカートシステムに対応。具体的には「EC-CUBE」「Welcart」に対応しており、これらに埋め込める決済プラグインを無料で提供しています。
利用できる決済サービスとしては、クレジットカード決済、継続課金、後払い決済、コンビニ決済です。
- 電子マネー対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応
- 後払い決済対応
- ECサイト決済対応
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)

-
料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
-
最低利用期間
要問合せ
-
最低利用人数
要問合せ
GMOペイメントゲートウェイは、15万店舗以上に導入実績のある、業界シェアの高い決済代行サービス。ECサイト運営者をはじめ、国税庁などの公共機関にも選ばれる、決済業界のリーディングカンパニーです。
提供する接続方式は、ECサイト側での開発対応が必要な「モジュールタイプ」「OpenAPIタイプ」「プロトコルタイプ」と、外部への決済リンクを貼る「リンクタイプPlus」です。モジュールタイプは、決済処理用のモジュール(プログラム)をECサイト側のサーバに導入します。Java版・PHP版を用意しています。
GMOペイメントゲートウェイでは、32種類の決済手段を提供しており、クレジットカード決済、QRコード決済、キャリア決済、コンビニ決済、銀行振込などが可能です。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- 代引き決済対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応

VeriTrans4G
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料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
-
最低利用期間
要問合せ
-
最低利用人数
要問合せ
VeriTrans4G(ベリトランス)は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジーが提供する決済代行サービスです。1997年の創業から多くのEC事業者様に選ばれ続けています。
提供する接続方式は、「モジュール型」と「リンク型」です。モジュール型では、複数の決済方法を一括管理・処理できるモジュール「VeriTrans4G MDK」をECサイトのサーバに組み込みます。カード情報は別の文字列(トークン)に置き換えられ、セキュアに決済が完了します。また、対応する決済手段は、クレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振込、電子マネー決済、キャリア決済、ID決済、国際決済です。
VeriTrans4Gは、カード決済導入時のセキュリティ支援(3Dセキュアやセキュリティコード)も手厚く、国際セキュリティ基準に準拠した運用設計のため不正利用の多いEC運営者にも安心です。導入後のサポート体制も整っており、トラブル発生時にもすぐに相談できる窓口があります。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- デビットカード対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
- 払込票決済対応

-
料金
月3,000円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
要問合せ
-
最低利用人数
要問合せ
イプシロンは、GMOイプシロン株式会社が提供する決済代行サービスです。主に中小企業向けに提供されており、これまで4万社以上の導入実績があります。初期費用無料、月額料金2,980円~、クレジットカード決済手数料2.79%~と、他社と比較して安く利用できる点がおすすめです。
決済システムとの接続方式は、「リンク型」「メールリンク型」「トークン型」です。トークン型では、ECサイトに決済モジュールを実装し、カード決済画面を自由に設計できます。
- 電子マネー対応
- QRコード・バーコード対応
- デビットカード対応
- 代引き決済対応
- クレジットカード決済
- コンビニ決済対応
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
- 銀行振込(バーチャル口座)対応
- ペイジー決済対応
以上、モジュール型決済に対応した決済代行サービスを紹介しました。決済代行サービスは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った決済代行サービスの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
モジュール型決済代行サービスのメリット
「モジュール型」決済代行システムのメリットは3つあります。
開発・運用コストを抑えられる
1つ目のメリットは、開発・運用コストを抑えられる点です。オープンソースを利用すれば、安価にオリジナルのECサイトを構築することも可能です。
同一ドメインで決済が完了する
同一ドメインで決済が完結する点もモジュール型のメリット。外部サイトにジャンプした時点で離脱してしまうユーザー(かご落ちユーザー)を防ぐために同一ドメインは有効です。シームレスな決済画面ユーザビリティを維持したいとお考えの事業者は、モジュール型の決済代行サービスを検討しましょう。
決済ページのカスタマイズが可能
決済ページのカスタマイズ性は、統一感あるサイト構築に欠かせない要素。洗練されたUIでコンバージョンレートの悪化を防ぐ効果があります。
モジュール型で失敗しないためのポイント
それでは最後に、モジュール型に強い決済代行サービス選びで失敗しないためのポイントをお伝えします。次の3つのポイントを意識して選ぶとよいでしょう。
ランニングコストにも注目する
モジュール型は開発費や初期費用を抑えられるので、低コストで決済システムを導入できるのが魅力です。しかし、導入後は月額料や振込料、決済手数用など、さまざまな手数料が発生します。せっかく低コストで導入しても運用コストがかかってしまってはコスト削減にはなりません。
各会社によって発生する手数料も異なるので、導入後にどのような費用がどのぐらいかかるのか事前に細かく見積もってもらうことが必要です。
機能やサービスを確認する
各会社のモジュールの機能を確認しておきましょう。クレジットカード以外の決済手段を選べる場合、コストを考えて導入を検討することをおすすめします。
また、売上管理画面の使い勝手も重要なポイントになります。各社のモジュールによって使い勝手は異なるため、処理の方法などを事前に聞いておくと良いでしょう。決済画面のカスタマイズをする場合には、無料でテストができるサービスだと心配ありません。
入金サイクルに気を付ける
売上が立ってから、実際に現金が入金されるまでの入金サイクルも重要なポイントの一つ。特にECサイトを開設したばかりの事業者にとって資金繰りは重大な課題です。月に何回締め日があるのか、締め日から何日で入金されるのか、自身でサイクルを設定することができるのかを確認することが大切です。
また、早期入金が可能な会社でも別途手数料が必要なところもあります。なるべくコストをかけずにキャッシュフローを管理できるサービスを選ぶことが重要です。
まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ
開発費がかからず手軽に導入できるモジュール型の決済システムは、スピード導入もでき、すぐ開業したいネットショップの経営者の方にもおすすめです。決済代行サービスによって、得意とする決済方法や提携しているオープンソースのECカートは異なりますので、よく比較して最適なサービスを選ぶことが大切でしょう。
とはいえ、数ある決済代行サービスを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済代行サービスが分かる診断(無料)ができます。
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