ネットショップ向けQRコード決済おすすめ8選!オンライン決済手段を充実させよう
店舗でのQRコード決済はよくみかけますが、ネットショップやECサイトにも必要なのでしょうか。ECサイトで商品購入する際、PayPayの利用は30%程、楽天ペイの利用は10%程となっており、QRコード決済がオンラインでも主流になりつつあります。(SBペイメントサービスの調査より)
使いたい決済手段がなくてサイトを離脱する、いわゆる「カゴ落ち」を防ぐためにも、身近な決済手段になりつつあるQRコード決済などのオンライン決済手段を充実させることが重要です。
本記事では、ネットショップにQRコード決済を導入したい方に向け、おすすめの決済代行サービス8選を紹介します。ECサイト運営者はぜひ参考にしてください。
- QRコード決済とは
- QRコード決済を導入するなら「決済代行サービス」
- 【比較表】ネットショップ向けQRコード決済代行サービス
- ネットショップにおすすめのQRコード決済代行サービス8選
- 決済代行のメリット
- 決済代行で失敗しないためのポイント
- まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ

QRコード決済とは
QRコード決済とは、スマートフォンの専用アプリを通じて、QRコードを読み取るか、店舗側が提示したQRコードをスキャンすることで、支払いを完了させる決済サービスです。QRコード決済といえば、飲食店やスーパーなどでの利用が思い浮かびますが、ネットショップ・ECサイトでもQRコード決済は浸透しつつあります。
実際に、ECサイトにおける決済手段としてQRコード決済(PayPay、楽天ペイ)を利用する人は、クレジットカード決済に次いで多くなっています。

QRコード決済とID決済の違い
ネットショップでPayPayなどのQRコード決済をする際には、ID・パスワードでQRコード決済アプリにログインし、支払いを行います。このような支払い方法を「ID決済」と呼び、店舗でQRコード・バーコードを読み取る「QRコード決済」と区別することもあります。
名称 | 概要 | 利用シーン |
---|---|---|
QRコード決済 | スマホカメラでQRコード・バーコードを読み取って支払いを行う方法。 | 飲食店など実店舗での支払い |
ID決済 | 事前に登録したIDとパスワードを使ってQRコード決済アプリにログインし、支払いを行う方法。 | ネットショップでの支払い |
※本記事では、一般的に馴染みのある「QRコード決済」という呼び方で表記しています。
QRコード決済の種類・シェア
国内QRコード決済の主な種類としては、次のようなものがあります。
- PayPay
- 楽天ペイ
- d払い
- au PAY
- ファミペイ
- メルペイ
- LINE Pay(2025年4月末にPayPayに統合)
- AEON Pay
- Amazon Pay
また、MMD研究所のアンケート調査によると、「PayPay」が最も多く利用されており、2位「楽天ペイ」、3位「d払い」、4位「au PAY」と続きます。
サービス名 | 利用ユーザー数 | 利用しているQRコード決済 (※MMD研究所のアンケート調査より) |
---|---|---|
PayPay | 6,500万人以上 ※2024年8月時点 |
49.5% |
楽天ペイ | -(非公開) | 25.9% |
d払い | 5,000万人以上 | 21.2% |
au PAY | 3,438万人 ※2024年3月時点 |
16.2% |
PayPayは利用できる店舗が多く、ネットショップのYahoo!ショッピングでも導入されているQRコード決済です。また楽天ペイは楽天ポイントを貯められる・使える点が評判となっています。
QRコード決済を導入するなら「決済代行サービス」
QRコード決済の導入方法は2つあります。
- サービス提供元と直接契約する方法
- 決済代行サービスを利用する方法
1つ目の直接契約については、PayPay、楽天ペイなどと1社ずつ契約しなければならず、審査も大変なため現実的ではありません。おすすめは2つ目の、決済代行サービスを利用する方法です。
決済代行サービスとは、複数のQRコード決済や、クレジットカード決済、コンビニ決済などを一括で導入できるサービス。審査・契約手続きは1回で完了します。また、1つのシステム画面で決済状況や過去の取引履歴を確認できたり、一括で入金されたりと、管理がしやすい点もメリットです。

決済代行サービスの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済代行サービス(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】ネットショップ向けQRコード決済代行サービス
ここからは実際に、ネットショップ向けQRコード決済を提供している決済代行サービスを比較します。以下、各サービスのQRコード決済対応を比較した表をご覧ください。
サービス名 | PayPay | 楽天ペイ | d払い | au PAY | 中国系QRコード |
---|---|---|---|---|---|
SBペイメントサービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | Alipay WeChat Pay |
ソニーペイメントサービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | Alipay WeChat Pay |
UnivaPay | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | Alipay WeChat Pay |
KOMOJU | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | Alipay WeChat Pay |
ペイジェント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | Alipay |
VeriTrans4G | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | Alipay |
GMOペイメントゲートウェイ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
アルファノート | 〇 | - | 〇 | 〇 | WeChat Pay |
「SBペイメントサービス」「ソニーペイメントサービス」「UnivaPay」「KOMOJU」は、国内の4大QRコード決済と、中国系の2大QRコード決済に対応しています。自社ECサイトでQRコード決済を網羅的に使えるようにしたい場合にはこれらのサービスがおすすめです。
ネットショップにおすすめのQRコード決済代行サービス8選
ネットショップ向けQRコード決済を提供している、おすすめ決済代行サービス8選を紹介します。各サービスの特徴や、おすすめのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- SBペイメントサービス
- ソニーペイメントサービス
- UnivaPay
- KOMOJU
- ペイジェント
- VeriTrans4G
- GMOペイメントゲートウェイ
- アルファノート

SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、ソフトバンクの子会社(SBペイメントサービス株式会社)が提供する決済代行サービスです。これまで21万6,000店舗以上に導入実績があり、トップクラスの業界シェアを誇ります。
豊富な決済手段を取り揃えている点が大手ならではの強み。ネットショップ向けQRコード決済(ID決済)も充実しており、PayPay・楽天ペイ・au PAY・d払いのほか、amazon pay・メルペイ・Apple Pay・Google Payにも対応しています。
また、ECサイトや店舗において集客を拡大するための「マーケティング支援プラン」も提供。ニュースリリース配信や、SNSマーケティングのサポートを受けられます。 無料プランもありますので売上拡大を目指す企業はぜひ活用ください。
主な機能

ソニーペイメントサービス
ソニーペイメントサービスは、30年以上の運用実績がある決済代行サービスのパイオニア。始めたばかりのECサイトから、大規模ECサイトまで、規模を問わず導入されています。
オンライン決済手段としては、クレジットカードのほか、QRコード決済(ID決済)、コンビニ決済、口座振替などに対応しています。国内の主要なQRコード決済はもちろん、中国系QRコード決済も利用できます。
また、ECサイトの決済には不正リスクが伴いますが、ソニーペイメントサービスにはさまざまなセキュリティ対策があり、安全です。たとえば、不正リスクを自動検知する「不正検知サービス」、カード会社に直接本人確認する「認証アシストサービス」などがあります。
主な機能

UnivaPay
UnivaPayは、株式会社ユニヴァ・ペイキャストが提供する決済代行サービス。アジア圏を中心とした海外決済サービスを豊富に取り揃えている点が特徴です。中国で広く使われるWeChat PayやAlipayのほか、台湾の「JKOPAY」や、韓国の「KakaoPay」、多通貨クレジットカード決済があります。
もちろん、日本国内の主要なQRコード決済サービスも利用できます。そのほか、クレジットカード決済、銀行振込、口座振替、コンビニ決済にも対応。越境ECやインバウンドの決済ニーズを満たし売上を上げたい事業者におすすめです。
主な機能

KOMOJU
KOMOJU(コモジュ)は、株式会社DEGICAが提供する決済代行サービスです。同社は、EC事業者としてオンライン決済の課題に直面したことをきっかけに、決済事業をスタート。世界中の決済方法を提供することで、決済の障壁をなくすことを目指し、決済代行サービスを提供しています。
国内のQRコード決済サービスのみならず、韓国、中国、東南アジア、ヨーロッパの決済手段を網羅しています。全世界向けに越境ECを展開したい企業に、KOMOJUはおすすめの決済代行サービスです。
また、多様なECプラットフォームとの連携が可能。現在は、Shopify、Salesforce、Wix、ebisumart、Magento(AdobeのECサイト)、WooCommerceとの連携ができるようです。

ペイジェント決済代行サービス
ペイジェントは、大手Slerの株式会社NTTデータと大手クレジットカード会社の三菱UFJニコス株式会社が共同出資する決済代行サービス。安定した経営基盤を持っています。
ペイジェントはQRコード決済に対応しており、PayPay・楽天Pay・d払い・au PAYの利用が可能です。中国系QR決済のAlipayにも対応。
そのほかの決済手段も豊富。クレジットカード決済、ATM(Pay-easy)、コンビニ決済、Paidy(後払い)、ネットバンキング、キャリア決済、多通貨決済、銀行振込、口座振込などの決済サービスを利用できます。
主な機能

VeriTrans4G
VeriTrans4G(旧ベリトランス)は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジーが提供する決済代行サービスです。30種類以上の決済手段を提供しており、ネットショップ向けQRコード決済(ID決済)としては、PayPay・楽天Pay・d払い・au PAY・メルペイ・FamiPayを提供しています。
カード決済導入時のセキュリティ支援(3Dセキュアやセキュリティコード)も手厚く、国際セキュリティ基準に準拠した運用設計のため、不正利用の多いEC運営者にも安心です。導入後のサポート体制も整っており、トラブル発生時にもすぐに相談できる窓口があります。
主な機能

GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイは、15万店舗以上に導入実績のある、業界シェアの高い決済代行サービス。ECサイト運営者をはじめ、国税庁などの公共機関にも選ばれています。
QRコード決済としては、PayPay・楽天Pay・d払い・au PAY・メルペイ・FamiPayを提供しています。また、オンライン決済時はセキュリティが不安になりますが、GMOペイメントゲートウェイは、ECサイトの情報漏えいリスクに対して、万全の対策を打っています。本人認証サービス「3Dセキュア」を使えるほか、ECサイトの脆弱性を検知するセキュリティ診断や、カード番号を文字列(トークン)に換えて情報漏えいリスクを軽減する機能などがあります。
導入時の手厚いサポートも魅力。HDI国際認定取得済のカスタマーサポート部門に、管理画面の操作方法や、運用トラブルを相談できます。
主な機能

アルファノートの決済代行サービス
アルファノートは、これまで4万件以上の導入実績がある決済代行会社です。ネットショップのオンライン決済にも対応。またサブスクリプションのような継続課金モデルにも対応しています。
ネットショップで利用できるQRコード決済は、PayPay・d払い・au PAYです。中国系のWeChat Payも利用できます。
またオフラインのイベント時には、決済端末「アルファポータブル」の利用がおすすめ。持ち運び可能なコードレスタイプの決済端末で、これ1台で60種類以上の決済ブランドを使えます。
主な機能
以上、ネットショップにおすすめのQRコード決済代行サービスを紹介しました。決済代行サービスは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った決済代行サービスの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
決済代行のメリット
ここからは、決済代行サービスの導入メリットを紹介します。
販売機会の損失を防ぐ
クレジット決済を利用したい方もいれば、コンビニで支払いたい方まで顧客のニーズはさまざまです。決済代行サービスを導入すると複数の決済方法への対応が実現します。決済方法の種類によって購入の意思を決定する顧客も多いため、より多くの手段を提供しておけば、販売機会の損失も抑えられるでしょう。
売上を一元管理できる
クレジットカード会社ごとに契約した場合、入金サイクルがそれぞれ異なり売上管理が煩雑になってしまいます。しかし、決済代行サービスであれば、複数の決済方法をまとめて管理できるため手間がかかりません。経理担当の業務負担の軽減にもつながるでしょう。
未回収リスク・不正取引リスクを回避できる
オンラインでの決済では、未払いや不正取引によるトラブルが少なくありません。しかし、決済代行サービスを導入すると、未回収金があった場合には自社に代わって催促してもらえるほか、未払い分を立て替えてくれる場合もあります。不正取引が発生した際の保証を提供しているサービスも多く、安心安全な環境でのオンライン決済が実現します。
決済代行で失敗しないためのポイント
以下では、決済代行で失敗しないためのポイントを3つ紹介していきます。
静的QRコードのセキュリティ
QRコード(スマホ決済)で特に気をつけたいのが、顧客が店舗で印刷されたQRコードをスキャンして決済(ユーザースキャン方式)する「静的QRコード」です。QRコード(スマホ決済)が日本よりも普及する中国では、店舗設置のQRコードが差し替えられる詐欺も確認されました。顧客のスマホにQRコードを表示させ、事業者がスキャンする(ストアスキャン方式)「動的QRコード」であればすり替えのリスクがないため、運用はできる限り動的QRコードの利用をおすすめします。
サービスごとの手数料をチェック
一口にQRコード(スマホ決済)と言っても、決済代行サービスによっていろいろなサービスが用意されており、もちろん、それぞれの手数料は代理店によって異なります。基本的にはクレジットカード決済の場合と同様、決済の度に料金の数パーセントの手数料がかかる仕組みです。導入後は継続的にそのコストがかかりますので、手数料、ターゲット顧客の利用率、決済代行会社のサービスなどのバランスに鑑みて、コストが最小化できる決済代行サービスを選びましょう。
利用率の目処をつけておく
段々と日本でも市民権を得てきたQRコード(スマホ決済)ですが、未だ一般のクレジットや現金が主流です。せっかくQRコード(スマホ決済)を導入したのに使われないようでは、導入した意味がありません。導入後は、自店がQRコード(スマホ決済)に対応しているということを十分にアピールし、QRコード(スマホ決済)利用者の獲得につなげましょう。多くの店舗がQRコード(スマホ決済)導入に名乗りを挙げることで、今利用していない顧客や他の店舗への普及の機運も高まります。
まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ
QRコード決済・スマホ決済に強い決済代行サービスを紹介しました。単発のQRコード決済・スマホ決済を導入するなら、他の決済サービスが充実する決済代行を選ぶより、該当サービスに直接契約した方が費用を抑えられます。一方、色々な種類の決済を導入するなら、顧客の属性に会う決済方法が充実するサービスを選ぶ必要があります。日頃から、顧客がどの決済方法を必要としているのかリサーチしておきましょう。
決済代行サービスの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済代行サービス(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!