Google Drive(グーグルドライブ)の評判と実態|15個のオンラインストレージを試したPRONIアイミツが徹底比較!
オンラインストレージ「Google Drive(グーグルドライブ)」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや「Google Drive」の使い方も網羅。この記事だけで、「Google Drive」の全てが分かります。
- <総評>「Google Drive」はスタートアップから大手までさまざな人が使える
- Google Driveとよく比較されるサービス
- 「Google Drive」の3つのメリット
- 徹底調査でわかった「Google Drive」を使うべき人・会社
- 「Google Drive」の料金プラン
- 「Google Drive」の評判・導入実績
- まずは14日間の無料体験を!
- まとめ
オンラインストレージサービスとは、ファイルのバックアップ、ユーザー同士のファイル共有、また共有ファイルの編集作業などが行えるインターネット上のサービスで、PCはじめ、タブレット、スマートフォンなどの端末から利用できるサービスです。
各オンラインストレージサービスには、容量は少ないけれど無料で利用できる個人向けからセキュリティを強化し容量無制限で利用できる法人向けまでさまざまなタイプがあります。近年、サービス提供会社も増えまたプランも多岐にわたるため「どのオンラインストレージサービスを導入すればいいのか迷ってしまう」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する「Google Drive(グーグルドライブ)」は、Googleが提供するオンラインストレージサービスで、Googleアカウントがあればすぐにでも始められます。Googleドキュメントやスプレッドシートとも連携し、全世界で数百万人が利用している「Google Drive」について徹底調査しました。
関連記事:Google Driveの容量を無料で増やす裏ワザ!|その他オススメの無料オンラインストレージもご紹介
<総評>「Google Drive」はスタートアップから大手までさまざな人が使える
「Google Drive(グーグルドライブ)」は、Googleのあらゆる機能やサービスと連携し、Gmail、Googleフォトと共通のGoogleアカウントがあれば誰でもすぐにスタートできることが最大の特徴。
Gmailアドレスで管理できるアカウントは、仕事用、個人用と切り替えも簡単に行えるところも「Google Drive」ならではの魅力です。
法人向けプランは、Basic、Business、Enterpriseの3タイプ。法人向けプランには、仕事に必要な独自ドメインのメールアドレス(@会社名.com)、チャット、ビデオ会議と言ったコミュニケーションツール、プロジェクト遂行に必要なドキュメント、スプレッドシートなどのオフィスツールに加え、検索機能やユーザー管理、モバイル端末管理機能による端末の保護、共有権限の設定などのセキュリティ機能と豊富な機能を搭載したG Suiteが付帯され、新規ビジネス、中小企業、大企業とあらゆるビジネスシーンに対応しています。
無料の個人向けアカウントでも、利用できる機能は豊富です。例えば、Googleドキュメントやスプレッドシートはもちろん、写真、動画、テキストファイル、他のアプリで作成したイラストなどのデザインデータさらに、音楽ファイルとあらゆるファイルデータを保存、共有することが可能です。
また、写真・動画編集、料理レシピ集、ゲームなど100を超えるドライブ対応アプリをChromeウェブストアのドライブコレクションの中から好みのアプリをインストールして、趣味の幅を広げることもできます。
「Google Drive」には、個人向けとして15GBまでの容量が無料で利用できるプランから月額3万9,000円で30TBまで利用できるGoogle Oneプランがあります。また、法人向けには、30GBから容量無制限で利用できるG Suiteプランがあり、業務形態に合わせて選択することが可能です。
他のオンラインストレージと比較
「Google Drive」は、他のオンラインストレージと比較して評判はどうなのでしょうか。多くのオンラインストレージサービスは、アカウント申し込み、メールアドレス・パスワード設定、アカウント登録という手順を踏まなければスタートできませんが、前述のように「Google Drive」は、Googleアカウントがあればすぐにスタートできるオンラインストレージサービスです。また、会社独自のドメイン設定や会社ロゴのアップデート、メールエイリアスの作成が行えるなどアカウントをカスタマイズできる点も他のオンラインストレージにはない大きな魅力です。
このほか、無料で利用できる個人プランでの使用可能ストレージが15GBと他のオンラインストレージと比べ容量が大きいところも多くのユーザーに評判の良いところです。
さらに、容量無制限のビジネスプランを他のオンラインストレージと比較すると、ビジネスユースに特化した「Box」は月額料金1,800円、使いやすいことから人気の「Dropbox」は月額料金2,000円、Microsoft社が提供する「OneDrive」は年間契約を基本とした月額料金1,090円であり、月額料金1,200円の「Google Drive」はリーズナブルな料金設定と言えます。
以上のことから、誰もが気軽にスタートできるリーズナブルな料金設定、また法人向けにカスタマイズできるアカウント設定などが、「Google Drive」の大きな強みとなっているのではないでしょうか。
まとめ表
Google Drive | |
---|---|
総評 | Googleアカウントがあれば誰でもすぐにスタートできるサービスです! Gmailアドレスで管理できるアカウントは、仕事用、個人用と切り替えも簡単! |
機能性 | ★★★★★ 5点 |
サポート体制 | ★★★★★ 5点 |
料金 | ★★★★★ 5点 |
使いやすさ | ★★★★★ 5点 |
導入実績 | ★★★★★ 5点 |
特徴 | 無料でオフィスアプリが使える!アクセスするだけで、Office365同様のアプリが使えることが魅力 |
高セキュリティで安心!業界最先端の知識と技術、セキュリティ専門の従業員が在籍したデータセンターを採用 | |
嬉しいオフラインアクセス機能!動画〜ドキュメントまで主なファイルにあらゆるデバイスからプレビュー可能 | |
メリット | 他のGoogleサービスと連携できる |
複数人で閲覧・編集が可能 | |
無料プランがある | |
プラン名 | Basic・Business・Enterprise・Google One |
対応デバイス | PC・マルチデバイス |
使用をおすすめする会社の特徴 | Googleドキュメントを使用している |
不特定多数で1つのファイルを編集する機会が多い | |
企業名 | Google,Inc. |
サービス開始日 | 2012年4月 |
導入実績 | 10億人以上 |
自社に合ったオンラインストレージをお探しなら「法人向け・実績のあるおすすめオンラインストレージ(クラウドストレージ)」の記事もご確認ください。
Google Driveとよく比較されるサービス
「Google Drive」の3つのメリット
前にも述べていますが、「Google Drive」には、Google独自のスタイルともいうべき大きな特徴があります。ここでは、大きく3つに分けてその特徴をご紹介します。
他のGoogleサービスと連携できる
「Google Drive」の魅力は、ファイルデータの保存・共有という単なるオンラインストレージサービスにとどまらないところにあります。その1つが、Microsoft社が提供するOfficeと同様の機能を持つオフィスアプリがあることです。
Word同様のGoogleドキュメント、ExcelにあたるGoogleスプレッドシート、PowerPointにあたるGoogleスライドといったGoogleオフィスは、「Google Drive」にアクセスするだけで、パソコンにインストールすることなく無料で利用できます。もちろん、Microsoft OfficeのExcelやWordのファイルを「Google Drive」でそれぞれGoogleファイルに変換することも可能です。
特筆すべきは、これらのアプリで作成したファイルをブラウザ上で編集し、作成したファイルを「Google Drive」に保存しても、ストレージの容量を消費しない設計となっていることです。ストレージ残量を気にすることなくファイル保存ができることは、多数のプロジェクトを進行している場合や大人数でのプロジェクトなど、ファイル作成の多いビジネスシーンでの仕事効率向上につながると言えます。
さらに、Gmailにはメールの添付ファイルにカーソルを合わせると、「Google Drive」ロゴが出現。このロゴをクリックするだけで、添付ファイルを「Google Drive」内のフォルダに保存できます。
強固なセキュリティ
クラウド上で運営されてきたGoogleの強みは、業界最先端の知識と技術。全従業員が「セキュリティ第一」に考えることを求められ、セキュリティとプライバシー保護の専門家など、専門の従業員が多数在籍しているGoogleの核は高度なセキュリティ性を備えたデータセンターであると言っても過言ではありません。
世界中にGmailユーザを持つGoogleは、「Google Drive」にもGmailで使用されているのと同じセキュリティプロトコルSSLを採用しています。これは、パソコンまたはモバイル端末とサーバー間の通信データを暗号化することで、第三者による盗難や改ざんを防ぐことができるシステムで、これによって高いセキュリティを確保することができます。
マルチデバイスに対応
「Google Drive」は、Windows、Macといったパソコンに加え、タブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスに対応しています。
「Google Drive」の特徴は、オフラインアクセス機能があることです。ファイルにオフラインアクセスを設定しておけば、飛行機での移動中や電波状況の悪い建物の中など、インターネットにアクセスできない状況下でもドライブ内の動画、写真、スプレッドシート、PDF、Microsoft Officeのドキュメントなど主なファイルにあらゆるデバイスからアクセス、プレビューが可能です。
徹底調査でわかった「Google Drive」を使うべき人・会社
Googleアカウント1つで、ファイル・データの保存、ファイル共有、Googleオフィスでのファイル作成など、さまざまな機能を使える「Google Drive」。個人使用、法人使用問わず、誰もが手軽に使えるオンラインストレージとして人気です。では、どのような人・会社が「Google Drive」を使うべきなのでしょうか。3つの項目に分けてご紹介します。
Googleドキュメントを使用している人・会社
Googleドキュメントは、Googleが無料で提供するクラウド上にあるテキスト・文書を作成するためのサービスです。Microsoft社のWordが有料のアプリであるのに対し、Googleドキュメントは無料でなおかつパソコンにインストールする必要もなく、ブラウザから直接使用できるという優れもの。
もちろん、「Google Drive」との相性も良く、「Google Drive」の左上にある「新規」ボタンをクリックするだけでアプリが利用でき、また作成したファイルはそのまま「Google Drive」に保存されます。Microsoft Officeを利用していない人・会社で、Googleドキュメントを使用している人・会社はもちろん、オフィス系ソフトの導入を考えている人・会社に「Google Drive」はおすすめのオンラインストレージと言えます。
1つのドキュメントを大勢で同時に編集したい人・会社
オンラインストレージの大きな特徴は、作成したファイルを複数人で編集できるところにあります。Googleのオフィス系アプリで作成したファイル・データは、そのまま「Google Drive」に保存されるので、他のオンラインストレージのようにアップロードの手間が必要ありません。
そのため、アップロードのし忘れやアップロードにかかる時間を気にすることなく、ファイル・データを作成したその場で、複数人同時に閲覧・編集することが可能です。また、Microsoft Officeファイルも簡単に変換できます。
複数人でリアルタイムにあらゆる場所・端末から1つのファイルを編集する機会が多い人・会社には、おすすめのオンラインストレージと言えます。
万全のサポートを受けたい人
「Google Drive」では、管理者に向けて電話、メール、チャットと3タイプのサポートを365日24時間体制で行っています。これは、G Suite利用料金に含まれるもので、管理者のアカウントでログインするだけで、何度でもサポートを受けることができるサービスです。これは、オンラインストレージに慣れない人や、初めてオンラインストレージを利用する会社には、とても有効なサービスとなります。
「Google Drive」の料金プラン
「Google Drive」には、個人向けと法人向けの料金プランがあります。法人向けのプランには、Googleが提供するビジネスに必要なあらゆるサービスを一元に管理できるツールG Suiteが付帯されています。
【法人向け】Business Starterプラン
Business Starterプランは、Google Workspaceの基本プランとして、月額680円(1年契約の場合)で提供されており、ユーザーごとに30GBのストレージが利用可能です。最大100人まで参加できるビデオ会議機能を備え、カスタムビジネスメールアドレスが利用できます。また、標準的なサポートが含まれており、ビジネスのスタートアップ時や小規模会社におすすめのプランと言えるでしょう。
【法人向け】Business Standardプラン
Business Standardプランは、月額1,360円(1年契約の場合)で、ユーザーごとに2TBのストレージを利用できます。最大150人までのビデオ会議や録画機能、ノイズキャンセリング機能を含むため、リモートコラボレーションが充実します。電子署名や予約ページ作成機能も付属し、業務効率を向上させる多機能ツールを提供。標準サポートも利用可能で、中小規模のチームに最適です。
【法人向け】Business Plusプラン
Business Plusプランは、月額2,040円(1年契約の場合)で提供され、ユーザーあたり5TBのストレージを利用できます。最大500人までのビデオ会議を開催可能で、録画や出席者追跡機能を搭載。さらに、eDiscoveryやデータ保持機能を含むカスタムビジネスメール、Vaultを活用したデータ管理機能が強化されています。高度なエンドポイント管理によりセキュリティも万全で、拡大するビジネスに適したプランです。
【個人向け】有料プランGoogle One
個人で「Google Drive」を利用する場合、Googleアカウントを取得することで、15GBのストレージサービスが無料で提供されます。さらに容量が必要な場合は、有料ストレージプランである「Google One」にアップデートすることになります。
「Google One」は、個人向けの有料ストレージプランとして新たに始まったプラン。「Google Drive」の個人向け有料プランからの変更点として、料金・容量、家族共有オプションの追加があります。
「Google One」の料金プランは、無料の15GBはそのままに、100GB月額250円、200GB月額380円、2TB月額1,300円、10TB月額13,000円、20TB月額26,000円、30TB月額39,000円となっています。
現行の「Google Drive」と比べると、1TBのプランがなくなり、代わりに200GB、2TBのプランが加わりました。これは、他のオンラインストレージサービスの個人プランに比べると、大変お得なプランと言えます。
また、新たに加わった家族共有サービスは、最大5人までの家族がストレージを共有できる機能です。これによって、家族旅行などで撮影した写真や動画を簡単に受け渡しできるようになります。さらに、Google検索で見つけたホテルやGoogleが提供するサービスの割引特典やビジネスプランと同様に、メール、電話、チャットでのカスタマーサポートを受けることができます。
なお、現在「Google Drive」の有料プランを利用しているユーザは、「Google One」へ自動的にアップデートされることとなります。
「Google Drive」の評判・導入実績
機能、料金、セキュリティ、サポートなどオンラインストレージを利用する上で、必要な機能を全て兼ね備えている「Google Drive」は、大小問わずさまざまな企業が利用しています。ここでは、その導入実例をご紹介します。
日本を代表する都市デベロッパーである森ビル株式会社では、G Suite Business を導入したことで、社内の情報共有をはじめ、森ビルならではのGoogle Maps APIsの活用により業務を大幅に効率化しています。
また、ANA全日本空輸株式会社では、G Suite導入を機に働き方改革を推進。固定電話からスマートフォンに切り替え、スプレッドシートやスケジュールの共有が可能になったことで時間とコストが削減され、作業の生産性が飛躍的に向上。さらなるハイレベルなワークスタイル環境を目指しています。
「Google Drive」の法人向けプランであるG Suiteを導入した企業の多くから評価されているのは、そのセキュリティの高さ。当初、重要な顧客情報の個人情報保護対策として導入されたG Suiteが、その豊富な機能と使い勝手の良さから働き方までを改革してしまうという結果を生んでいることから、高い評価を受けています。
導入企業:株式会社帝国ホテル、J.フロントリテイリング株式会社、ビッグローブ株式会社、株式会社あきんどスシロー、株式会社アシックス、株式会社ビームス、株式会社ブルックスブラザース、カシオ計算機株式会社、一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ、チャットワーク株式会社、富士フィルムホールディングス株式会社、株式会社ぐるなび、株式会社ホリプロなど
まずは14日間の無料体験を!
「Google Drive」の法人向けG Suiteプランは、Basic、Business、Enterpriseの3タイプ。どのプランも14日間の無料体験ができます。
公式サイトのトップ画面を表示する
無料で体験するためには、公式サイトにある「無料使用を開始」ボタンをクリックするだけととてもシンプルです。
必要事項を入力
「使ってみましょう」画面が表示されたら、会社名、従業員数、名前、メールアドレスを画面に表示される順に入力します。
ドメイン名を決める
必要事項の入力が終わり「次へ」ボタンをクリックすると、「ビジネスでドメインを所有していますか?」画面に切り替わります。これは、ビジネス用のメールとG Suiteアカウントを設定するために必要なドメインを決める項目となります。
ここで、所有しているドメインを使用する場合は「ドメインを持っている」、カスタムドメインを購入してG Suiteアカウントを設定する場合は「ドメインの購入を希望する」、1年間無料の.steドメイン(会社名.ste)を利用する場合は「無料のドメイン.steを希望する」から該当する項目を選びます。
「次へ」をクリックするとドメイン名を記入する画面に切り替わるので、会社名または使用可能ドメイン名を検索し、決定したドメイン名を記入します。
会社情報、使用したい料金プラン選択、支払い情報を入力
ドメインを決定すると、会社情報入力ページに移行します。ドメイン登録に必要な会社情報を入力し、次へボタンをクリックすると、ログイン情報入力画面に移るので、管理者としてログインするためのユーザ名、パスワードを入力、次のページでロボットではないことを証明する手続きを行い、無料で試用したい料金プランを選択します。最後に、登録情報の確認と支払い情報を入力して登録を完了します。なお、支払いはクレジットカードのみとなっています。
まとめ
検索エンジンとしてスタートしたGoogleの経営理念は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできてる買えるようにすること。現在、世界で最も訪問者の多いウェブサイトで、無料メールサービスのGmailをはじめ、Google mapなど、日常何気なく利用している人も多いのではないでしょうか。
そんなGooglが提供するストレージサービスは、「かゆいところに手がとどく」サービスが人気です。特に、個人用無料プランからGooglオフィスアプリが無料で利用できることや万全なセキュリティ体制は大きな魅力。オンラインストレージの導入を考えている方は、まずは「Google Drive」を検討してみてはいかがでしょうか。
2025年最新でおすすめのオンラインストレージを比較したい方は、「おすすめのオンラインストレージを比較・選び方も解説」もぜひチェックしてみてください。