おすすめのファイル共有ソフトを一覧比較!P2P型の現在の状況や安全性も解説
現在、ビジネスで安全に使われる「ファイル共有ソフト(オンラインストレージ)」と、Winnyに代表される「P2P型のファイル共有ソフト」は、仕組みや安全性が全く異なるものです。P2P型の方は、ウイルス感染や著作権侵害といった深刻なリスクがあるため、現在その利用は推奨されません。
本記事ではP2P型の問題点を解説し、ビジネスで安心して使えるおすすめのファイル共有ソフト(オンラインストレージ)を紹介します。
- ファイル共有ソフトとは
- P2P型のファイル共有ソフトとは?その仕組み
- P2P型ファイル共有ソフトの問題点
- P2P型ファイル共有ソフトはビジネス利用NG
- 【比較表】ビジネス利用におすすめ!法人向けファイル共有ソフト
- セキュリティが高い!おすすめファイル共有ソフト6選
- まとめ:ファイルは安全なサービスを使って共有する
ファイル共有ソフトとは
ファイル共有ソフト(オンラインストレージ)とは、インターネット上に文書や画像などのファイルを保存し、共有できるサービスです。
最大の特徴は、複数のデバイスでファイルを共有できること。インターネット接続できる環境であればスマホやタブレットからもアクセス可能で、外出先からでもファイルを閲覧できます。また、オンラインストレージには共有機能があり、導入後は複数名で共同作業が可能になるためリモートワークにもおすすめです。多様な働き方が広がる中で、チームの生産性を高めるファイル共有ソフトに注目が集まっています。
P2P型のファイル共有ソフトとは?その仕組み
ファイル共有ソフトの中には、P2Pという仕組みが使われているサービスもあります。P2Pとは、サーバーを介さず、不特定多数の端末同士(PCやスマホ)がファイルをやりとりする仕組みのこと。オンラインストレージのようにファイルを保存するサーバーが固定されていないことが特徴です。ユーザーがファイルをアップロードすると、同一ソフト内の全ユーザーにも公開されます。そのため、誰でもファイルを見たりコピーできたりするのです。
P2P型ファイル共有ソフトの先駆けは、アメリカで作られた音楽専用ファイル共有ソフトNapsterです。その後、Winny、Gnutella、BitTorrent、WinMX、PerfectDarkといったサービスが登場し、P2P型のファイル共有ソフトが普及していきました。
オンラインストレージとP2P型ファイル共有ソフトの違い
インターネット上でファイルを共有できるツールという点は、両者とも同じです。一方で、オンラインストレージがアカウント登録すると利用開始できるのに対し、ファイル共有ソフトはPCにソフトのインストールが必要になります。
また、オンラインストレージとファイル共有ソフトは利用目的も違います。オンラインストレージは限られたメンバー間でのファイル共有を目的としているのに対し、P2P型ファイル共有ソフトは不特定多数のユーザーとのファイル共有が目的です。
社内や取引先などの関係者だけでファイルを共有したい場合は、セキュリティ対策が万全なオンラインストレージがおすすめです。
P2P型ファイル共有ソフトの問題点
誰にでもファイルを共有できるメリットがある、P2P型ファイル共有ソフト。しかし、多くの問題点を抱えています。
ファイルからウイルスに感染する恐れがある
P2Pネットワーク上には、ウイルスが仕込まれたファイルが罠のように紛れ込んでいます。ファイルの出所が不明なため、悪意のある第三者が作成したファイルを安易にダウンロードしてしまい、PCがウイルス感染のリスクが常にあるのです。
パソコンがウイルスに感染すれば、データの漏えいや消失といった重大なトラブルに見舞われてしまうため注意が必要です。セキュリティ水準が低いファイル共有ソフトを使うことはおすすめできません。
不特定多数にファイルが公開される
ファイル共有ソフトでは不特定多数にファイルが公開されます。また、パソコンがウイルスに感染した場合、勝手にファイルを公開する設定に変更され、パソコン内の保存データがすべて公開されてしまうリスクもあります。
アップロード後にファイルを削除することは難しい
一度アップロードしたファイルを削除するのは難しく、P2P形式で他のユーザーに複製されるケースもあるため注意が必要です。インターネット上に公開されたコピーコンテンツの削除はほぼ不可能なため、情報漏えいの被害が拡大するリスクもあります。
著作権を侵害する危険性がある
P2P型ファイル共有ソフトは著作権侵害の観点でも問題視されています。著作権者に許可なくアニメや音楽などのコンテンツをアップロードしてしまうと、著作権侵害にあたります。さらに、違法にアップロードされたものだと知りながらコンテンツをダウンロードする行為も、著作権侵害となります。
P2P型ファイル共有ソフトは、ユーザーにその気がなくても知らないうちに著作権を侵害してしまうリスクがあるため、利用を禁止する企業や学校が多いです。
※参照:政府広報オンライン『漫画、小説、写真、論文…海賊版と知りながら行うダウンロードは違法です!令和3年1月から著作権法が変わりました。』(2 どんな行為が違法となり規制の対象になったの?)
P2P型ファイル共有ソフトはビジネス利用NG
P2P型のファイル共有ソフトは、ユーザー間でファイルのやりとりを行う仕組みです。オンラインストレージとは異なり、ユーザー・アップロードされたファイル・フォルダを管理する担当者はいません。
また、オンラインストレージに装備されている高度なセキュリティ機能も搭載していないので、現在のビジネスシーンではP2P型ファイル共有ソフトを利用しないようにしましょう。
【比較表】ビジネス利用におすすめ!法人向けファイル共有ソフト
ここからは実際に、ビジネス利用におすすめの、法人向けファイル共有ソフト(オンラインストレージ)を比較します。料金や機能、導入実績数を比較した表をご覧ください。
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問い合わせ
(他3プラン)
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料金 月 540 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金 月 800 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金 月 600 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金 月 25,000 円 初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金 月 10 ユーロ /ユーザー 初期費用 要問合せ |
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ファイルの検索機能
ファイルの同時編集機能
組織外のゲスト招待機能
国内サーバー
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ファイルの検索機能
ファイルの同時編集機能
組織外のゲスト招待機能
国内サーバー
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ファイルの検索機能
ファイルの同時編集機能
組織外のゲスト招待機能
国内サーバー
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ファイルの検索機能
ファイルの同時編集機能
組織外のゲスト招待機能
国内サーバー
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ファイルの検索機能
ファイルの同時編集機能
組織外のゲスト招待機能
国内サーバー
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ファイルの検索機能
ファイルの同時編集機能
組織外のゲスト招待機能
国内サーバー
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導入実績社数 グローバルで115,000社以上、日本国内で19,000社、日経225の76%が使用 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 世界190カ国 |
導入実績社数 8,000社以上 |
導入実績社数 2億940万ユーザー |
セキュリティの高さ、無制限に使用できるストレージ、直感的に操作できるUIが特徴です。ドキュメント、画像、動画など、すべてのファイルに簡単にアクセスでき、共有、編集といった作業は世界中どこにいてもあらゆる端末から対応できます。万全なセキュリティ対策が多くの企業から支持されています。
Windowsユーザであれば、誰もが簡単に設定できる上、タブレットやスマートフォンからも利用できます。データセンターを国内2カ所に設置しており、Microsoft社独自のセキュリティ管理を構築し、最新の世界標準を満たしたセキュリティ対策を講じています。操作画面はシンプルで、Microsoftアカウントでログインすれば、エクスプローラーの中にあるOneDriveのフォルダにアクセスできます。
Google DriveはGoolge社の提供するツール(Googleスプレッドシート・Googleドキュメント・Googleスライド)と連携し、オンラインストレージ上で新規作成や編集が可能な点がおすすめ。また、特定のGoogleアカウントのみ閲覧を許可するアクセス権限設定もできるため、安全にファイル転送・共有できる点でもおすすめです。
規模の大きな企業ほど、効率よく管理できるオンラインストレージであり、高度なIPアドレス制限、サブドメインでの運用、自動監視体制などセキュリティ面や社内サーバと同期ができる拡張性にも優れていることから、多くの企業が導入しています。また「クラウド型ファイル共有サービス」として、単純なファイル管理や共有だけではなく、リアルタイムにチャットでコミュニケーションをとりながら、共同でファイルを編集できるファイルコラボレーション機能も充実しています。
リーズナブルな料金で、中小企業から大企業までさまざまな業種の企業に支持されています。すべてのプランで、無料のウイルスチェック機能を搭載、必要最小限のアクセスにとどめられるよう、IPアドレス認証、パスワード認証の他に、3段階のアクセス制限を設定することが可能です。
MEGAは、データ通信暗号化など、オンラインストレージに必要なセキュリティ水準は満たしています。ファイル転送相手のアクセス権限を「読み取り専用・読み取りと書き込み・ファイルアクセス」から設定して、共有URLを発行するだけで簡単にファイルを転送できる点もおすすめです。
セキュリティが高い!おすすめファイル共有ソフト6選
セキュリティ面に懸念があるP2P型ファイル共有ソフトと比較して、万全なセキュリティ対応で安全にファイルを管理できるファイル共有ソフト(オンラインストレージ)は、ビジネス利用におすすめです。ここからは、機能や連携サービスを比較した結果、おすすめのファイル共有ソフトを詳しく解説します。
Box
アプリをダウンロードするだけで利用できるBoxは、法人向けに特化して開発されたオンラインストレージです。
セキュリティの高さ、無制限に使用できるストレージ、直感的に操作できるUIが特徴です。ドキュメント、画像、動画など、すべてのファイルに簡単にアクセスでき、共有、編集といった作業は世界中どこにいてもあらゆる端末から対応できます。万全なセキュリティ対策が多くの企業から支持されています。
主な機能
OneDrive for Business
Microsoft社が提供するOffice365と連携しているOneDriveは、Microsoftアカウントがあれば、誰もで利用できるオンラインストレージサービスです。
Windowsユーザであれば、誰もが簡単に設定できる上、タブレットやスマートフォンからも利用できます。データセンターを国内2カ所に設置しており、Microsoft社独自のセキュリティ管理を構築し、最新の世界標準を満たしたセキュリティ対策を講じています。操作画面はシンプルで、Microsoftアカウントでログインすれば、エクスプローラーの中にあるOneDriveのフォルダにアクセスできます。
主な機能
Google Drive
Goolge DriveはGoogleのアカウントを持つ人なら容量15GBまで無料で使えるポピュラーなオンラインストレージで、ファイル転送・共有の用途で使う人も多いサービスです。
Google DriveはGoolge社の提供するツール(Googleスプレッドシート・Googleドキュメント・Googleスライド)と連携し、オンラインストレージ上で新規作成や編集が可能な点がおすすめ。また、特定のGoogleアカウントのみ閲覧を許可するアクセス権限設定もできるため、安全にファイル転送・共有できる点でもおすすめです。
主な機能
Fleekdrive
Fleekdriveは、金融システムの構築と運用を長年手がけてきた株式会社Fleekdriveが開発した、日本生まれのオンラインストレージです。
規模の大きな企業ほど、効率よく管理できるオンラインストレージであり、高度なIPアドレス制限、サブドメインでの運用、自動監視体制などセキュリティ面や社内サーバと同期ができる拡張性にも優れていることから、多くの企業が導入しています。また「クラウド型ファイル共有サービス」として、単純なファイル管理や共有だけではなく、リアルタイムにチャットでコミュニケーションをとりながら、共同でファイルを編集できるファイルコラボレーション機能も充実しています。
主な機能
セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、社内サーバと同様にドラッグ&ドロップでファイル共有が簡単にでき、操作性の高さと高いセキュリティ体制に定評があるビジネス向けのオンラインストレージです。
リーズナブルな料金で、中小企業から大企業までさまざまな業種の企業に支持されています。すべてのプランで、無料のウイルスチェック機能を搭載、必要最小限のアクセスにとどめられるよう、IPアドレス認証、パスワード認証の他に、3段階のアクセス制限を設定することが可能です。
主な機能
MEGA
MEGAは、世界中で約1億3,000万人が利用しているニュージーランド発のオンラインストレージです。無料で利用できるストレージ容量が20GBと他社と比較して大きい点がおすすめで、無料で安全にファイル転送したい人におすすめです。
MEGAは、データ通信暗号化など、オンラインストレージに必要なセキュリティ水準は満たしています。ファイル転送相手のアクセス権限を「読み取り専用・読み取りと書き込み・ファイルアクセス」から設定して、共有URLを発行するだけで簡単にファイルを転送できる点もおすすめです。
主な機能
まとめ:ファイルは安全なサービスを使って共有する
P2P型のファイル共有ソフトは大多数のユーザーとファイル共有できる手軽さがメリットの一方、情報漏えいやウイルス感染のリスクが問題となっており、基本的に利用はおすすめできません。
個人・法人に限らず、限られたメンバー間でファイルの共有をしたい場合は、セキュリティの高さに定評のあるファイル共有ソフト(オンラインストレージ)がおすすめ。顧客の個人情報や会社の機密情報をオンライン上で取り扱いたい場合は、セキュリティ対策・導入実績も比較して安全なサービスを導入しましょう。
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