法人向けクラウドストレージ5選を徹底比較【容量・月額料金の比較表あり】
サーバー管理が不要で社員の生産性向上にも役立つクラウドストレージ(オンラインストレージ)は、大企業から中小企業まで多くの法人に導入実績があります。在宅勤務など働き方が多様化する中で、「社員が働きやすい環境を整えたい」や「サーバー運用業務の手間を減らしたい」と考える法人には、クラウドストレージの導入がおすすめです。
本記事では、法人向けクラウドストレージを導入する際の比較ポイントを解説するとともに、2025年最新のおすすめクラウドストレージを5選を紹介。導入を検討中の方やサービスの選定に悩んでいる方はぜひご覧ください。
- クラウドストレージとは
- 法人向けクラウドストレージの比較ポイント
- 法人向けクラウドストレージを一括比較
- 【2025年最新】おすすめの法人向けクラウドストレージ5選
- まとめ:クラウドストレージはセキュリティの堅牢性で選びましょう
クラウドストレージとは
クラウドストレージ(オンラインストレージ)とは、クラウド上にデータ保存できるサービスです。従来は企業が専用のサーバーを購入して、サーバー内にデータ保存する方法が一般的でしたが、AWSなどのクラウド利用が普及し、クラウド上のストレージサービスが人気となっています。
総務省の「令和6年版 情報通信白書」によると、2023年時点でクラウドサービスを「全社的に利用している」または「一部の事業所又は部門で利用している」を選択した率は約78%になりました。

さらに、企業において利用しているクラウドサービスで最も多いのはファイル管理・データ共有で、2023年では約69%が利用しているとの結果になりました。2022年から4ポイント増加しているので、今後も導入する企業が増えていくことも考えられます。

※引用:総務省「令和6年版 情報通信白書|データ集」
クラウドストレージは、導入することでサーバーの運用・保守が不要となり、企業のシステム担当者が本来の業務に集中できることが期待できます。また、クラウドストレージにはデータ保存以外にも、ファイル共有・共同編集が可能です。社内の情報をオンラインストレージで一元管理しておけば、社員が常に最新版のファイルを確認でき、社員同士が1つのファイル上で共同作業を行えます。

法人向け・個人向けサービスを比較した違い
法人向けクラウドストレージは、個人向けサービスと比較してセキュリティ対策が充実しています。例えば、端末やIPアドレスごとのアクセス制限の設定や、USBなど外部ストレージへのダウンロードを制御する機能が備わっています。
総務省の「平成30年版 情報通信白書」によれば、企業がクラウドストレージ導入を躊躇する大きな理由は「セキュリティへの不安」が最多となりました。しかし、2025年現在は堅牢なセキュリティ対策が可能なオンラインストレージも増えています。

※総務省「平成30年版 情報通信白書|クラウドサービスの効果と課題」を元に、編集部にて作図
なお、JIPDEC「2023年度版 個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果」によれば、事故の原因として「誤配達・誤交付」が36.2%、次いで「誤送信」が28.7%となっており、誤送信による事故が多く発生していることが分かります。クラウドストレージに移行するとファイル共有時にメールの利用が不要となり、誤送付の軽減が期待できます。

※引用:一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)「2023年度版 個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果」
法人向けクラウドストレージの比較ポイント
法人向けクラウドストレージ(オンラインストレージ)を導入する際、重要な比較ポイントは4点です。
- セキュリティ対策
- 導入実績・業界シェア
- 機能
- 料金の課金タイプ
セキュリティ対策
情報セキュリティ・コンプライアンス基準を満たすことは、法人がツールを導入する際の重要な比較項目です。高セキュリティの法人向けクラウドストレージは、下記のような機能で情報漏えいのリスクを最小限に抑えます。
- 通信暗号化
- ウイルスチェック
- 2段階認証
- ユーザーのアクセス権限設定
- ユーザーのログ管理
- ファイルごとのアクセス制限/ダウンロード制限
法人組織の内部から機密情報を持ち出しできないよう、ユーザーのログ管理やファイルごとのアクセス制限ができるクラウドストレージなら、より安全な体制を構築できます。セキュリティ機能を比較して、自社の要件に合ったクラウドストレージを選びましょう。
導入実績・業界シェア
法人に導入するクラウドストレージを選ぶ上で、導入実績・業界シェアも比較検討の材料となります。例えば、世界で10万社以上の法人に導入実績があるBoxは、法人向けクラウドストレージの分野で業界シェアNo.1(※2023年ITR調べ)となっており、多くの大企業に採用されている点からも他社と比較して安全性に信頼がおけます。
NTT西日本が938社の法人を対象にしたアンケート調査によると、日本国内ではOneDrive for BusinessやGoogle Drive、Box、Dropboxなどの導入シェアが高く、中でもOneDriveは人気のクラウドストレージです。このような実績・シェアも法人がクラウドストレージを比較検討する際に役立ちます。

※引用:NTT西日本が運営するビジネス情報サイトBiz Clipによる「クラウドストレージ利用実態調査2022」
機能
クラウドストレージを比較すると機能にも違いがあります。クラウドストレージ上でファイル共有・共同編集機能があるツールなら、インターネット接続して「いつでも・どこでも」情報にアクセス可能。客先で営業スタッフがプレゼンをする場合には紙にコピーして資料を持参する必要がなくなります。
また、自動バックアップ機能を備えたクラウドストレージもあります。PCのローカルフォルダのデータが自動バックアップされる機能を利用できれば、法人用のバックアップサーバーを持つ必要がなくなり、コスト削減につながります。
料金の課金形態
法人向けクラウドストレージの料金課金形態は、「ユーザー数に応じて課金するタイプ」と「データ容量に応じて課金するタイプ」に分かれます。現在の主流はユーザー数に応じた課金タイプで、1ユーザーあたりの利用可能容量が無制限のプランであれば容量不足の心配がないためおすすめです。
一方で、社員一人ひとりが利用するストレージ容量が少ない場合や、法人全体で利用するストレージ容量を把握できている場合は、データ容量課金タイプもおすすめです。ユーザー数が増えても月額料金が変わらないため、クラウドストレージにかける予算を把握しやすい点もメリットになります。
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法人向けクラウドストレージを一括比較
ここでは、法人向けクラウドストレージ(オンラインストレージ)5サービスを比較表にまとめています。ストレージ容量、月額料金、利用可の人数を一目で比較できるので、クラウドストレージ選びにご活用ください。
サービス名 | ストレージ容量 | 月額料金 | 利用可能人数 |
---|---|---|---|
Box Business | 無制限 | 1,881円~/ユーザー | 3人以上 |
Fleekdrive | 契約ユーザー数ごとに10G~ | 600円~/ユーザー | 10人以上 |
Dropbox Business | チーム全体で9TB ~ | 1,500円~/ユーザー | 3人以上 |
OneDrive for Business | 1TB~ | 749円~/ユーザー | 1人以上 |
Everidays | 200GB~ | 8,910円~ | 無制限 |
Box Businessは1ユーザーあたりの月額料金がほかサービスと比べると高いですが、ストレージ容量は無制限なので、動画や写真といったデータ容量が大きくなりがちなファイルを格納したい人におすすめです。Everidaysは利用可能なユーザー数が無制限なので、多くの人とファイルのやり取りする場合に向いているでしょう。
【2025年最新】おすすめの法人向けクラウドストレージ5選
法人向けクラウドストレージ(オンラインストレージ)の比較ポイントを踏まえ、2025年最新のおすすめ5選は以下の通りです。各サービスの特徴やおすすめ理由を詳しく紹介します。
- Box Business
- Fleekdrive
- Dropbox Business
- OneDrive for Business
- Everidays

Box
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
1人
Box(ボックス)は全米売上高上位500社のうちの60%に導入実績があるクラウドストレージです。多くの大企業で導入される理由は強固なセキュリティ対策にあり、ユーザーごとに細かいアクセス権限(ダウンロード・アップロード・編集・削除など)の設定を行えます。
法人向けのBox Businessは、ユーザー数ごとの課金タイプで、ストレージ容量は無制限。容量不足を気にせず業務で使える点は、他社サービスと比較したBox Businessのおすすめポイントです。
豊富な実績・機能で業務効率化を促進させるBox Businessは、法人におすすめのクラウドストレージと言えます。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
関連記事:Box(ボックス)のクラウドストレージの使い方と特徴

-
料金
月600円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
10人
-
最低利用人数
なし
Fleekdrive(フリークドライブ)は国産の法人向けクラウドストレージ。長年にわたり金融システム構築・運用を手掛けてきたFleekdrive社が開発した、セキュリティ水準が高いサービスです。ウイルスチェックやサイバー攻撃対策のほか、24時間体制で有人監視を行っていたり、閲覧のみ可能(ダウンロード不可)とする機能があったりと、Fleekdriveは多くのセキュリティ対策で不正アクセスを防ぎます。データは国内のデータセンターに格納されるため安心です。
また、Fleekdriveはファイル共有・共同編集機能が優れている点でもおすすめ。チャットでコミュニケーションをとりながら共同でファイル編集できる、ファイルコラボレーション機能を実装しています。さらに、素早く必要なファイルを見つけられるツリー型検索機能も搭載。
実際にFleekdriveのクラウドストレージを導入した企業では、190カ国にある法人とファイルの一括共有が可能となり、ビジネスの質とスピードが向上したとのことです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
-
料金
月1,500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
3
-
最低利用人数
1ヵ月
Dropbox(ドロップボックス)は全世界に5億人以上のユーザーがいる、人気のクラウドストレージ。法人向けの「Dropbox Business」は1ユーザーあたり3TB・5TBの大容量ストレージを利用できるプランです。
DropboxはMicrosoft Office365やGoogleスプレッドシートと連携させて、オンラインストレージ上でファイル編集も可能な点が特長。PCのローカルフォルダと似ているUIで、初見でも直感的に利用できるため、研修不要で各社員が自主的に利用できます。Dropbox Businessは30日間無料でトライアルも可能なので、まずは機能や使い勝手を試すとよいでしょう。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化

OneDrive for Business
-
料金
月540円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
12ヵ月
OneDrive for Businessは、Microsoft社が提供するクラウドストレージ。Office365(Excel、Word、PowerPoint)と連携しており、クラウドストレージ上でファイルの自動保存が可能です。PCの電源切れや故障で立ち上がらなくなっても、自動保存機能によってデータが最新状態となります。
また、Microsoftのアカウントでどの端末(PC・スマホ・タブレット)からもアクセス可能で、外出先でも資料を確認できる点もおすすめです。複数人で同じファイルを共同編集することもできるので、作業効率化にもつながります。
Office365(Excel、Word、PowerPoint)を業務で活用している場合、OneDrive for Businessのクラウドストレージを合わせて導入することで法人全体の生産性向上が見込めるでしょう。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化

Everidays
-
料金
月8,910円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Everidays(エブリデイズ)は、株式会社yettが提供する国産クラウドストレージ。他社と比較した違いは、データ容量課金タイプであること。200GBから最大5TBまでストレージ容量を選べます。ユーザー数に上限がないため、ユーザー数が増えても月額料金が上がりません。
従業員数1,000人以上の大企業にも導入実績があり、セキュリティの高さ・操作性の良さが評価されています。国内にサポートチームがあるため利用方法などを気軽に問い合わせできる点もおすすめです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
ここまでで、法人向けのおすすめクラウドストレージを紹介しました。以下の記事では、本記事では紹介しなかったサービスも紹介しているので、他のサービスも比較検討したい方はぜひご覧ください。
まとめ:クラウドストレージはセキュリティの堅牢性で選びましょう
法人にクラウドストレージ(オンラインストレージ)を導入する場合、セキュリティの堅牢性は最も重要で、比較すべきポイントです。その上で、「業務で必要な機能が使えるか」「使いやすいUIか」「利用料金は予算内におさまるか」という観点を比較して自社に合うオンラインストレージを選びましょう。
業務でよく利用されるOffice365やGoogleスプレッドシートなどのツールと連携できる法人向けクラウドストレージなら、法人全体の業務効率化にも役立ちます。無料トライアルを実施しているサービスもあるので、複数社のクラウドストレージでトライアルをした上で検討するのがおすすめです。
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