PrimeDrive(プライムドライブ)の評判と実態|15個のオンラインストレージを試したPRONIアイミツが徹底比較!
オンラインストレージ「PrimeDrive」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや「PrimeDrive」の使い方も網羅。この記事だけで、「PrimeDrive」の全てが分かります。
- <総評>「PrimeDrive」は容量無制限のオンラインストレージ
- 1.「PrimeDrive」の5つのメリット
- 2. 徹底調査でわかった「PrimeDrive」を使うべき会社
- 3. 3分でできる!「PrimeDrive」の無料トライアル
- 4.「PrimeDrive」の効果的な使い方
- 5. まとめ
スマートフォンやPCなど、複数のデバイスを使いこなすのが当たり前となった現在、増える一方のデジタルデータを保管し、共有するのに欠かせないのがオンラインストレージです。メールに添付できない大容量データも簡単に保管・共有ができるため、ビジネスの現場で活用している人も多いでしょう。
しかし、会社側の許可を得ないオンラインストレージの利用は、誤った利用方法による企業情報漏えいが懸念されているのも事実であり、シャドーIT(企業が把握していない状況で従業員がITを活用すること)として深刻化しています。こうした課題を解決し、法人向けに強固なセキュリティを実現したオンラインストレージが「PrimeDrive」です。
この記事ではそんな「PrimeDrive」の特徴から、どのような評判を得ているのかといった点を他社サービスとも比較しながら、解説していきます。
発注業者比較サービスのPRONIアイミツが、おすすめのオンラインストレージを厳選!
<総評>「PrimeDrive」は容量無制限のオンラインストレージ
「PrimeDrive」は、ストレージ容量無制限の法人向けオンラインストレージサービスです。法人向けをアピールするオンラインストレージは他にもありますが、ソフトバンクが提供している「PrimeDrive」は、日本のビジネス環境を考慮した使いやすさと、強固なセキュリティを両立させているのが特徴です。
シャドーITがなくならない理由のひとつに、会社側が用意するツールが使いにくいということが考えられます。これは、会社がセキュリティのみを重視したツール選定になりがちだからです。
「PrimeDrive」は、パソコンからはもちろん、iPhone・iPad・Android対応のアプリもあるので、時間と場所を問わずに利用できます。そのためインターネット環境がない場所でも、キャッシュ機能によってファイルにアクセスでき、さまざまなシーンで活用できるのも好評の一因です。
一方、使い方が簡単でも、セキュリティ対策が万全ではないツールは会社として使いにくいのも事実です。この点「PrimeDrive」は安心して使えるツールです。詳細は後述しますが、ダウンロードに伴う送付キーの発行や、カスタムアクセス権による取引先とのファイル共有、豊富な管理者機能や自動データバックアップが標準で用意されており、法人にとって使いやすい料金体系なのも魅力のひとつです。
「法人向けのおすすめオンラインストレージ(クラウドストレージ)比較」についてはこちらの記事をご覧ください。
他のオンラインストレージと比べた評判は?
オンラインストレージといわれてすぐに思い浮かぶのは「Dropbox」や「OneDrive」などだと思います。これらのサービスと比べた場合「PrimeDrive」はどのような違いや特徴があり、どのような評判を得ているのでしょうか。
「Dropbox」には「Dropbox Business」、「OneDrive」には「Onedrive for Business」という、法人向けのサービスが存在します。また、個人向けのサービスも提供しており、「Dropbox」は2GB、「OneDrive」は5GBまでの無料プランを用意されています。
一方の「PrimeDrive」は法人に特化したサービスであり、無料トライアルは用意されているものの、無料で利用可能なプランはありません。ストレージ容量当たりの料金もけっして低価格ではなく、この点においては「Dropbox」や「OneDrive」の方が高い支持を得ているのも事実です。
しかし、先ほど解説したように、日本企業が使いやすいように設計されているのが「PrimeDrive」の特徴です。もっとも大きな違いは、「Dropbox」や「OneDrive」がユーザー単位での契約になるのに対し「PrimeDrive」では、契約した容量に対してユーザー数を1万人まで自由に割り当てられることです。
ユーザーの割り当てや削除を一括で行うことも可能で、管理者の負担を大幅に削減するだけではなく、無駄なストレージ容量に料金を支払う必要もありません。豊富な機能とセキュリティを誇る「PrimeDrive」は、多数の支社や店舗を持つ企業から高い支持を得ています。
まとめ表
PrimeDrive | |
総評 | 必要な時に必要な容量だけ利用できるソフトバンク提供のオンラインストレージがPrimeDriveです。容量にかかわらず1万ユーザーまで利用可能で、高いセキュリティ機能と管理機能を標準搭載しています。 |
機能性 | ★★★★★ 5点 |
サポート体制 | ★★★☆☆ 3点 |
料金 | ★★★☆☆ 3点 |
使いやすさ | ★★★★☆ 4点 |
導入実績 | ★★★☆☆ 3点 |
特徴 | 高セキュリティで安心!豊富な管理者機能とソフトバンクのデータセンター利用で安全なシステムが好評 |
災害時でも安心!30分ごとに行われるバックアップ、災害時にはデータセンター切り替えで安心のシステム | |
スマホはアプリで簡単操作!多彩なユーザーインターフェースで外出先でも利用可能 | |
メリット | 1万人までのユーザーに対応している |
多彩な管理者機能でセキュリティ対策が万全 | |
管理者を複数設定できる | |
プラン名 | 1GB・10GB・100GB |
対応デバイス | PC・モバイルデバイス |
使用をおすすめする会社の特徴 | セキュリティとユーザー管理を重視したい |
大人数で利用したい | |
企業名 | ソフトバンク株式会社 |
サービス開始日 | 2011年8月 |
導入実績 | 不明 |
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関連記事:おすすめのオンラインストレージ(クラウドストレージ)を比較
1.「PrimeDrive」の5つのメリット
それでは、数ある法人向けオンラインストレージサービスのなかでも「PrimeDrive」ならではのメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ここでは5点紹介します。
1-1. 安全なファイル共有・受け渡し
「PrimeDrive」は、オンラインストレージでもっとも利用されるファイルの受け渡し・共有を安全に実行できます。相手にファイルを送付する際には、送付キー(ダウンロードリンク)が発行され、誤った相手にメールしてしまってもリンクをクリックされていなければ無効にできます。ワークフロー承認機能を活用すれば、上長の承認がなければ送付キーが送れないため、セキュリティ対策の二重化も可能です。
また、標準で用意された10個のアクセス権を任意に組み合わせ可能なため、取引先とのセキュアなファイル共有が実現し、先方からのファイルアップロードにも対応できます。
1-2. 充実した管理者機能
日本企業のビジネス環境を考慮に入れた、充実した管理者機能が利用できるのは「PrimeDrive」の大きなメリットです。すでに紹介したユーザーの一括登録・編集ができるほかにも、Windows OSのID/パスワードを使って「PrimeDrive」にアクセスできたり、またActive Directly連携でユーザーの登録作業も簡単に行えます。
ユーザーごとにアクセス権限などのセキュリティを適用できるのはもちろん、ファイルの検閲機能によるアカウントの緊急ロックも可能。蓄積されたログファイルもCSVでダウンロードできるため、操作履歴も管理できます。管理者の負荷を軽減するため、サブ管理者の設置にも対応しています。
1-3. 万全なデータ保護・バックアップ
日本各地で相次いだ自然災害により、BCP(事業継続)を考慮に入れた機能が注目を集めています。こうしたBCP対策に、オンラインストレージでの「PrimeDrive」は最適です。
「PrimeDrive」は、強固なデータセンターのオペレーションで顧客のデジタルデータを保管するだけでなく、30分ごとに、国内の遠隔地にある別のデータセンターへバックアップを行っており、複数箇所へのデータ保管で災害などによるリスクを分散しています。
標準で用意された機能であり、メインのデータセンターが被害を受けても、すぐさまリカバリーデータセンターへの切り替えが可能です。
1-4. ペーパーレスの実現
「PrimeDrive」は、別途用意したMicrosoft Officeオンライン版にも対応しており、これを活用したオンライン共同編集も可能です。うまく活用することで業務関連のペーパーレスを推進に繋がります。
また、会議関連資料を共有フォルダに集約すれば、修正が一か所で完結するため、会議時には参加者全員が「PrimeDrive」にアクセスするだけでよく、会議の効率化とともにペーパーレスにも貢献します。
1-5. セキュアな利用環境
「PrimeDrive」は、基本的な利用環境にも、セキュリティ対策が施されています。具体的な機能として、ユーザーごと、もしくは全ユーザーに対してIPアドレスによるアクセス制限を適用できます。
ほかにもアクセスを特定の端末のみから許可する「PKIクライアント認証」も設定できるほか、iPhone・iPadなどのモバイルデバイスを、ユーザーごとにアクセス制限設定することも可能です。
2. 徹底調査でわかった「PrimeDrive」を使うべき会社
ここまで紹介してきた特徴やメリットを踏まえ、どんな企業に「PrimeDrive」が最適なのかを考えてみました。
2-1. 高度なセキュリティと管理機能を求める会社
日本企業がクラウドサービスを活用する際、もっとも重視するのがセキュリティで、次点で管理のしやすさを考えるのではないでしょうか。そのような日本企業のニーズをくみとり、高いセキュリティと充実した管理機能、使いやすさを兼ね備えているのが「PrimeDrive」です。
管理者の負荷を軽減する豊富な機能が搭載されているだけでなく、シンプルなインターフェースで簡単に使えることから、従業員のシャドーIT防止にも有効です。
セキュリティとユーザー管理を重視する会社には最適でしょう。
2-2. 大量の利用ユーザーが想定される会社
契約したストレージ容量に対し、1万ユーザーまでの割り当てが柔軟に行える「PrimeDrive」は、多くの利用ユーザーが想定される大規模な会社に最適です。
ユーザー単位で契約が必要な他社サービスでは、個人ごとのアカウント管理が煩雑になりがちです。多くの利用ユーザーを抱え、従業員の出入りも多くなる大企業では、大幅な負担の軽減に繋がるかもしれません。
2-3. 日本各地の支社・店舗とデータ共有する会社
PC・Macやスマートフォン・タブレットなど、マルチデバイスに対応する「PrimeDrive」は、日本各地に支社や店舗が点在し、セキュリティを確保しながら簡単にデータを共有したい会社にピッタリです。
メイン以外のサブ管理者を複数設定できるため、各拠点の管理も行いやすく、流動的に店舗の増減が行われるケースでも、ユーザーの割り当てや編集が自由に行えるため、面倒なアカウント管理を最小限にできます。
3. 3分でできる!「PrimeDrive」の無料トライアル
期間限定キャンペーンを行ってはいるものの、基本的に無料プランのない「PrimeDrive」では、Webサイトからの申し込みは、オンライン見積もりとイコールです。
見積もり内容そのままで申し込みを行いたい場合は、Webサイトからの手続きが可能ですが、以下からは、30日間の無料トライアルへの申し込み方法を解説してみましょう。
3-1. 公式サイトにアクセスして申し込みボタンをクリック
「PrimeDrive」の公式サイトにアクセスして
(https://www.softbank.jp/biz/cloud/saas/primedrive/)、「使ってみる(無料30日間トライアル)」をクリックします。
無料トライアル申込フォームページが、別ウィンドウで表示されます。
3-2. 申し込みフォームに必要事項を入力して送信
表示された「PrimeDriveオンラインストレージサービス無料トライアルサービス特約」の内容を確認したうえで「同意する」にチェックを入れ、必要事項を入力します。
必須項目は「会社名」「氏名」「メールアドレス」「電話番号」「住所」「PrimeDriveを知った方法」です。すべて入力したら「確認する」をクリックします。
3-3. 送信ボタンをクリックして完了
無料トライアル申込フォームに、先ほど入力した情報が表示されます。内容に不備があり、修正したい場合は「戻る」をクリックして修正します。
内容に問題がなければ「送信する」をクリックして完了です。登録したメールアドレスあてに連絡がくるまで待ちましょう。
4.「PrimeDrive」の効果的な使い方
法人向けに特化したオンラインストレージである「PrimeDrive」の場合、ビジネスでどれだけ効果的に使えるかが、その使い方のポイントになるでしょう。その具体例をいくつか紹介しておきます。
4-1. 社内外でのプレゼンテーション・データ共有
「PrimeDrive」はブラウザ・Mac、Windowsアプリのほかにも、iPhone・iPad・Androidアプリで利用ができます。スマートフォンアプリを利用している場合は、iPadなどを大画面モニターに接続してプレゼンテーションが行えます。社内だけでなく、取引先でのプレゼンテーションにも効果的に活用でき、インターネットに接続できない環境であっても、キャッシュ機能によるプレゼンテーションができます。
また、共同作業が必要な取引先とのハブとして「PrimeDrive」を活用するのも効果的です。カスタムアクセス権の設定によって、関係者以外のアクセスをシャットアウトでき、共有フォルダ内での共同編集が実現するほか、必要なファイルを双方向からアップロード/ダウンロードができます。
4-2. ファイルサーバーとしての活用
月額料金が要見積もりになってしまうものの、大容量のストレージを契約して「PrimeDrive」 を、社内の重要なファイルサーバーとして活用する方法も有効です。
先ほど紹介したように、メインとは別の国内データセンターへ、30分ごとに自動バックアップを行う「PrimeDrive」は、BCP対策に非常に有効だからです。動画や写真などではなく、ドキュメント中心のデータ保管であれば、それほど容量を確保する必要もないため、リスク分散の面でも検討する価値があります。
4-3. 大容量機密データのやり取り
ビジネスには機密情報がつきものですが、業務内容によっては、設計図や著作権の絡むイラスト・動画・写真などメールに添付できない大容量データもあります。こうしたデータをセキュアに相手とやり取りするにも「PrimeDrive」は効果的に活用できます。
ダウンロードリンクである送付キーが、取り消し可能なのはもちろん、上長の承認がなければ送付キーを有効にできないワークフロー承認機能などを併用し、情報漏えいを防いだ安全なデータのやり取りが実現できます。
5. まとめ
法人向けに特化したオンラインストレージサービスである「PrimeDrive」は、ストレージ容量に対するコストパフォーマンスが優れているとはいえません。そのため、重視するポイントによっては、最適なオンラインストレージサービスだとはいえない場合もあります。
しかし、海外に拠点を持つ主要なサービスと異なり「PrimeDrive」は、日本の企業が日本のビジネス環境を考慮に入れ、日本企業のために開発したオンラインストレージです。強固なセキュリティを確保したうえで、充実した管理者機能を持ち、ユーザーがマルチデバイスで簡単に使えるように設計されています。
自社の利用場面をしっかり想定し、その活用法が「PrimeDrive」にピッタリならば、導入を検討してみる価値はあるのではないでしょうか。