容量無制限でおすすめのオンラインストレージ5選【2024年最新比較】
在宅勤務やリモート会議が一般的になりつつある状況を背景に、ビジネスシーンでもファイルの共有がしやすいオンラインストレージの利用が増えています。今後の組織規模の拡大を見込み、社内資料を容量無制限に保管できるストレージサービスをお探しの企業も多いでしょう。
本記事では、BtoBの受発注を支援する当社が、法人向けのオンラインストレージを徹底比較、容量無制限で利用できるおすすめサービスを紹介します。高水準のセキュリティ環境を保ちつつ、便利なオンラインストレージを導入したい企業担当者はぜひご覧ください。
- オンラインストレージとは
- 容量無制限のオンラインストレージが必要なケース
- オンラインストレージの比較ポイント
- 容量無制限でおすすめのオンラインストレージ5選【2024年最新比較】
- まとめ:セキュリティや機能も比較して導入ツールを選ぼう
- よくある質問
オンラインストレージとは
オンラインストレージとは、インターネット上でデータを保管できるサービスです。これまで法人では、社内専用サーバーを設置してデータを保管することが一般的でしたが、オンラインストレージの場合はサーバーを用意する必要がなく、簡単にデータ保管できます。
また、あらゆるデバイスから保存ファイルを閲覧・編集できる点もオンラインストレージのメリットです。社内メンバーが同時にファイル編集したり、取引先にに必要なファイルだけを単体で共有することもできます。
2024年現在、オンラインストレージを提供する各社は、法人向けに容量無制限のプランも展開しており、組織規模が大きい企業でも便利に利用できるおすすめのストレージサービスです。
オンラインストレージとクラウドストレージは同じ?
オンラインストレージとクラウドストレージは、呼び方は違いますが同じものと認識して問題ありません。クラウドストレージとはクラウド上にデータを保管できるサービスを意味し、インターネットを通じて提供される点でオンラインストレージと機能が同じです。
容量無制限のオンラインストレージが必要なケース
容量無制限のオンラインストレージ(クラウドストレージ)導入が必要なケースとしては、以下の場合があります。
法人でファイル保存ストレージを利用したい場合
データやファイルのバックアップ保存・共有に便利なオンラインストレージは、今やビジネスシーンで必須のツールです。とくに、社員数が多い法人では容量無制限のストレージが必要なケースが多く、容量制限のないオンラインストレージがおすすめです。
昨今では、セキュリティ水準の高いオンラインストレージもあり、個人情報や社外秘データを安全に保存したいというニーズにも対応しています。
関連記事:法人向けおすすめオンラインストレージ(クラウドストレージ)解説
個人で動画や画像を含む大容量のファイルを保存したい場合
動画や画像はテキストデータと比較して容量が大きいため、10GB(10,000MB)など容量に上限があるオンラインストレージでは物足りない場合もあります。動画制作などを行う個人・個人事業主には、容量無制限のオンラインストレージがおすすめです。
参考として、動画や写真のデータサイズをご確認ください。
写真のデータサイズの目安
写真の品質 | データサイズの目安 |
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スマホカメラで撮影した800万〜2000万画素の写真 | 3.6MB〜24MB |
コンパクトデジカメで撮影した1200万〜1800万画素の写真 | 4.5MB〜8MB |
デジカメで撮影した1200万〜2400万画素の写真 | 4.5MB〜10MB |
たとえば、大量の画像データを取り扱う企業で、毎日デジカメの写真を100枚保存すると、1年間で約3万6,000枚となります。1枚のデータ容量が4.5MBとした場合、年間で162GBのストレージ容量が必要です。
動画のデータサイズの目安
動画の品質 | データサイズの目安 |
---|---|
10分のHD動画 | 1.8GB |
10分のフルHD動画 | 3.6GB |
10分の4K動画 | 6GB |
たとえば、動画制作会社で毎日1本、10分のHD動画を保存すると、1年間で648GBのストレージ容量が必要となります。大量の動画を制作して保存する必要がある企業には、容量無制限のオンラインストレージがおすすめです。
ファイル共有機能を利用したい場合
オンラインストレージは、データ保存機能だけでなくファイル共有機能もメリットで、インターネットに接続できる環境であればどこでもファイルにアクセス可能です。
これまでファイルを他の社員と共有したい場合はメールなどで転送する必要がありましたが、オンラインストレージなら常にファイルを共有しながら作業できます。また、同時編集機能が備わったオンラインストレージでは、在宅勤務の社員やフリーランスとも協働しやすく、業務を効率的に進めることも可能。
社員が働きやすい環境を整備したい労務担当者に、ファイル共有・同時編集機能のある容量無制限のオンラインストレージが選ばれています。
関連記事:おすすめのオンラインストレージ(クラウドストレージ)徹底解説
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オンラインストレージの比較ポイント
オンラインストレージ(クラウドストレージ)の法人への導入をお考えなら、データ容量・機能・セキュリティの比較がおすすめです。各比較ポイントについて解説します。
データ容量
オンラインストレージ各社を比較すると、提供するデータ容量プランに違いがあります。BoxやGoogle Driveの法人向けプランは容量無制限を基本としていますが、DropboxやOneDrive、Fleekdriveでは無制限プランのほかに、ストレージ容量に上限があるプランを提供しています。
たとえば、Dropboxでは1ユーザーあたり5TB(5,000GB)までストレージ容量を利用できるプランが人気です。また、Fleekdriveでは1ユーザーあたり200GBと比較的少量のプランを提供しており、同社の容量無制限プランと比較して安価に契約できます。
社員の業務に必要なストレージ容量をおおまかに見積もった上で契約先を決めましょう。必要なストレージ容量の算出が難しい場合は、容量が足りずに困る心配がない無制限プランがおすすめです。
機能
オンラインストレージ各社を比較すると、機能にも違いがあります。たとえば、Microsoft社が提供するOneDiveはクラウドオフィスツール・Office365と提携する機能があり、一方でGoogle DriveはGoogle社のツールとの連携機能があります。
また、オンラインストレージ上のファイルを編集したい場合は、編集機能・編集権限の設定機能の比較もポイントです。同時編集機能を持ったツールを導入すれば、在宅勤務の社員やフリーランスとも円滑に作業を進めることができるでしょう。
セキュリティ対策
近年、企業には高いコンプライアンス意識が求められています。大切な顧客・取引先の情報を守るためにも、しっかりセキュリティ対策されたオンラインストレージを選ぶことは重要です。
セキュリティに特化したFleekdriveや、世界で導入実績が最も多いBoxのオンラインストレージなら安全にデータ保存ができると評判です。セキュリティ水準が高いオンラインストレージには、取引企業にも不安を与えずスムーズにビジネスを進められるメリットもあります。
容量無制限でおすすめのオンラインストレージ5選【2024年最新比較】
法人向けの容量無制限プランを比較し、2024年最新のおすすめオンラインストレージ(クラウドストレージ)はBox Business、Dropbox Business、OneDrive for Business、Google Drive、Fleekdriveの5サービス。無制限にデータを保存できる上、豊富な機能で業務効率化も実現できると評判です。
以降では、各オンラインストレージのデータ容量・機能・セキュリティなどのサービス内容を紹介します。自社の導入目的に照らし合わせ、おすすめのオンラインストレージをご確認ください。
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料金
月550円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
3人
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最低利用人数
1ヵ月
Box(ボックス)は世界的シェアを誇る法人向けオンラインストレージ。「Box Business」プランは容量無制限に利用できます。Boxは他社と比較して強固なセキュリティ対応が魅力で、コンプライアンスを重視する企業に選ばれています。
暗号化されたデータ通信で社外からの不正アクセスを防止できるほか、フォルダ単位でのアクセス権限設定で社内の必要な範囲のみに資料を展開することも可能です。社外の取引先には資料のプレビュー表示のみ可能とし、ダウンロードを不可とする設定もできます。
万全のセキュリティ対策でグローバル企業・大企業から信頼を得ているBox Businessは、取引先企業からも受け入れられやすい点もメリット。企業間のファイル共有機能によってビジネスを加速させたい法人におすすめのオンラインストレージです。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
関連記事:Box(ボックス)の使い方と特徴|オンラインストレージを徹底比較
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料金
月1,500円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
3
-
最低利用人数
1ヵ月
Dropbox(ドロップボックス)は、無料利用できるオンラインストレージの先駆者として個人利用が広まり、現在7億人以上のユーザーを抱える人気のサービス。法人向けには、容量無制限に利用できるプラン「Dropbox Business」を提供しています。
DropboxはUIがシンプルで直感的に利用できる点が魅力。また、Microsoft Office365やGoogleスプレッドシートなどと連携可能なため、業務への影響が少ない点も他社と比較したメリットです。
Dropbox Businessは社員のオンラインストレージ利用を定着させたい法人担当者に選ばれる、おすすめオンラインストレージです。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
OneDrive for Business
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料金
月540円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
12ヵ月
Microsoft社が提供するオンラインストレージOneDrive(ワンドライブ)は、個人利用のイメージが強いですが、法人向けに容量無制限プラン「OneDrive for Business」も提供しています。
OneDirveが企業に選ばれる理由は、利便性の良さ。同社が提供するMicrosoft Office365と連携させることで、オンラインストレージ上でExcel・Word・Power Pointの共有や編集が可能となります。
通信暗号化など、セキュリティ対策は一定の水準を満たしています。Microsoftのツールを業務に多く利用している法人にOneDrive for Businessは相性のよいおすすめオンラインストレージです。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
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料金
月250円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
1ヵ月
Google社が提供するGoogle Driveは、Googleアカウントを持つ多くの人とのファイル共有に便利なオンラインストレージです。法人向けには容量無制限プラン「G Suite」を提供しており、ユーザー数が5名以上であれば契約可能です。
Google Driveは、Googleドキュメント・Googleスプレッドシート・Googleスライドと連携しており、オンラインストレージ上で資料の共同編集ができます。これまでGoogleのツールを活用して資料を作成してきた企業や、フリーランスと協働する必要がある企業におすすめのオンラインストレージです。
また、Google Driveはオンラインストレージ内の検索機能も優れており、膨大なデータから検索ワードに関連性のあるファイルを高い精度で抽出可能。オンラインストレージ上にもGoogle検索の強みが生かされています。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
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料金
月600円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
10人
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最低利用人数
なし
Fleekdrive(フリークドライブ)はビジネス利用を前提につくられた国産オンラインストレージ。高いセキュリティ水準が評価され、国内だけでなく世界190ヵ国で利用されています。Enterpriseプランは容量無制限で、現在は30日間の無料トライアルも可能です。
Fleekdriveは他のオンラインストレージと同様、PC・スマホ・タブレットなどのマルチデバイスに対応していますが、一方で利用端末にアクセス制限をかけることで情報漏えいの防止も可能です。
PCやスマホを紛失した際には、その端末からのオンラインストレージへのアクセスを制限可能。顧客の個人情報などを取り扱う法人には、情報管理をしやすいFleekdriveのオンラインストレージがおすすめです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
まとめ:セキュリティや機能も比較して導入ツールを選ぼう
法人向けの容量無制限オンラインストレージ(クラウドストレージ)を比較すると、セキュリティ対策や機能に違いがあります。顧客データを取り扱う企業はセキュリティ水準・権限管理機能も比較して導入ツールを選ぶことが重要です。
また、Microsoftのツールと連携しやすい・Googleのツールと連携しやすいなど、オンラインストレージによって機能面にも違いがあり、比較がおすすめです。ぜひ本記事で紹介した容量無制限のオンラインストレージをご検討ください。
よくある質問
オンラインストレージ(クラウドストレージ)について、よくある質問に答えます。
なぜオンラインストレージを無制限に提供できるの?
無制限プランといえど、完全にストレージ容量を無制限というわけではなく、「商業上合理的な範囲内(例えば1ユーザーあたり20TBまでの上限設定)で容量無制限に提供している」サービスがほとんどです。しかし設定上限まで大容量のデータを保存するケースは稀なため、無制限プランとして提供できています。
ただし、過去には一部ユーザーが想定以上のストレージ容量を消費してしまい、無制限プランの提供を停止したサービスも。現在は無制限プランを提供するオンラインストレージも、料金プランが変更となる可能性には注意しましょう。
ストレージ容量以外に重要な比較ポイントは?
オンラインストレージを選定する際、容量以外にもセキュリティ・機能も重要で、比較すべきポイントです。とくに法人にオンラインストレージを導入する場合は情報漏えいやウイルス感染などの脅威から企業を守る必要があり、オンラインストレージにも強固なセキュリティ対策が求められるでしょう。
また、オンラインストレージごとに機能もさまざまで、ファイル共有・共同編集機能を備えたツールなら業務効率化にも役立ちます。
容量無制限でおすすめのサービスはどれ?
法人向けに容量無制限プランを提供しているオンラインストレージを比較し、おすすめのサービスはBox Business・Dropbox・OneDrive・Google Drive・Fleekdriveです。中でも、Box BusinessやFleekdriveは他社と比較してセキュリティ対策が万全で、コンプライアンスが厳しい大企業にも多数の導入実績があります。
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個人向けに無制限のオンラインストレージはある?
データ容量無制限のプランは基本的に法人向けとなっており、個人向けには提供されていません。個人事業主には、データ容量無制限かのように利用できる大容量プランがおすすめです。たとえば、Dropboxはデータ容量2TB(2,000GB)を月額料金1,200円で利用できるプランを提供しています。
個人向けオンラインストレージのプラン比較をしたい人は、別記事「個人事業主も必見!料金比較で安いおすすめオンラインストレージ」をご覧ください。
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