Google Driveの容量を無料で増やす裏ワザ4選!|その他オススメの無料オンラインストレージもご紹介
オンラインストレージ「Google Drive」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリット・デメリットや、「Google Drive」の使い方も網羅。この記事だけで、「Google Drive」の全てが分かります。
Google Drive以外のオンラインストレージも比較して、契約におすすめのサービスを確認したい人は別記事「2024年最新比較でおすすめのオンラインストレージ(クラウドストレージ)」をご覧ください。
オンラインストレージサービスとは、ファイルのバックアップ、ユーザー同士のファイル共有、また共有ファイルの編集作業などが行えるインターネット上のクラウドサービスです。PCはじめ、タブレット、スマートフォンなどの端末から利用できます。
最近では、それぞれのニーズにあわせて選択できるよう、多くのオンラインストレージが登場しています。なかでもGoogle Driveは、Googleが提供するオンラインストレージサービスで、Googleアカウントがあれば、すぐに利用できることから人気を集めています。Googleドキュメントやスプレッドシートとも連携し、全世界で数百万人が利用しています。
Google Driveは、無料で15GBの容量を利用できますが、15GBではあっという間に容量がいっぱいになってしまいます。そこで、無料で利用できる15GBを有効に使うために、容量を増やす裏ワザや無料で利用できるその他のオンラインストレージを紹介します。
Google Driveのプランと容量
Google Driveには、個人向けで15GBまでの容量が無料で利用できるプランから、月額3万9,000円で30TBまで利用できるGoogle Oneプランがあります。
また、法人向けには、30GBから容量無制限で利用できるG Suiteプランがあり、業務形態に合わせて選択することが可能です。
まずはそれぞれのプランの概要を説明しておきます。
1.【個人向け】Google One
個人でGoogle Driveを利用する場合、Googleアカウントを取得すれば15GBのストレージ容量が無料で提供されます。さらに大きな容量が必要な場合は、個人用のGoogle Drive有料ストレージプランであるGoogle Oneにアップデートすることが可能です。
ストレージ容量ごとに料金プランが設定されているGoogle Oneは、Google Driveの無料プランにはない、家族共有オプションなどのオプション機能が利用できます。
Google Oneの料金プランは、無料の15GBはそのままに、100GB月額250円、200GB月額380円、2TB月額1,300円、10TB月額1万3,000円、20TB月額2万6,000円、30TB月額3万9,000円となっています。
2.ビジネス向けプラン
Google Driveの法人向けプランには、Basic、Business、Enterpriseの3タイプがあります。どのプランも、仕事に必要な独自ドメインのメールアドレス(@会社名.com)、チャット、ビデオ会議と言ったコミュニケーションツール、プロジェクト遂行に必要なドキュメント、スプレッドシートなどのオフィスツールに加え、検索機能やユーザー管理、モバイル端末管理機能による端末の保護、共有権限の設定など、豊富な機能を搭載したG Suiteが付帯されています。
料金は、ビジネスのスタートアップ時や小規模会社におすすめの月額1ユーザ600円で利用できるBasicプラン、容量無制限(5ユーザ未満の場合はユーザ1人あたり上限1TB)、高度な検索機能、ユーザーアクティビティ監視機能、高度なセキュリティ管理機能が付帯された月額1ユーザ1,200円のBusinessプラン、Businessプランの機能にプラス、ドライブデータ損失防止、Gmail損失防止などさらなる高度なセキュリティ機能を搭載した月額1ユーザ3,000円のEnterpriseプランがあります。
Google Driveの容量を増やす方法4選
Google Driveは、便利なオンラインストレージですが、無料で利用出来るストレージ容量が15GBという点はやや物足りなさを感じます。複数ページにわたるドキュメントや映像、多くの画像など、サイズの大きなファイルやデータを保存したい人にとっては、ストレージ容量が足りなくなることもあるでしょう。
そこで、まずは現在のストレージ容量の残量がどれぐらいあるのかを確認してみることが必要です。現在使用しているストレージ容量は、Google Driveのトップページ左側にあるメニューバーの一番下(雲マーク)に表示されています。残り容量がわずかである場合は、次に紹介する無料で容量を増やす方法を試してみることをおすすめします。
1.Google Driveから不要なファイルを削除する
Google Driveの保存容量は、Google Drive、Gmail、Googleフォトで共有されています。そのため、マイドライブ内に保存されているGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドなど、Googleが提供している無料のアプリ以外のデータやファイルすべてが容量となっています。
まずは、マイドライブ内の不要なデータやファイルを削除することがおすすめです。不要なデータやファイルを削除することで、保存容量を増やすことが可能です。
手順1
パソコンでGoogle Driveを表示し、ファイルを大きいサイズ順に並べ替えます。
手順2
動画、画像などファイルサイズの大きなものをメインに、Google Driveにあるマイドライブから不要なファイルをゴミ箱に移動します。
手順3
Google Driveのマイドライブから移動したファイルは、ゴミ箱を空にするまでゴミ箱に残るため、次の方法でゴミ箱内にあるファイルを完全に削除します。
手順4
ゴミ箱をクリックし、使用中などの必要なフォルダがないか確認します。Google Drive画面の上部に表示された「ゴミ箱」をクリックし「ゴミ箱を空にする」を選択します。24時間以内に不要なファイルが完全にGoogle Driveにあるマイドライブから削除され、空き容量が増えます。
2.Gmailから不要なファイルを削除する
GmailもGoogle Driveのストレージに保存されます。そのため添付メールなどサイズの大きなメールが多く残っていることで、保存容量が圧迫されている可能性があります。
サイズの大きなメールをGmailから完全に削除することで、Google Driveの保存容量を増やすことが可能です。
手順1
Gmail画面で、サイズの大きなメールを検索します。検索ボックスに「has:attachment larger:10M」と入力して検索アイコンをクリック。さらに大きなメールを検索する場合は、最後の数字「10」を大きい数字に置き換えましょう。
手順2
検索の結果がGmail画面に表示されます。大きなサイズのメールから順番に表示されるので、不要なメールにチェックを入れ、ゴミ箱アイコンをクリックします。
手順3
ゴミ箱に入れた不要なメールを完全に削除するため、Gmail画面左側にある「もっと見る」をクリックし「ゴミ箱」をクリックします。
手順4
ゴミ箱内にある不要なメールにチェックを入れると、Gmail画面上部に「完全に削除」と表示されるので、この文字をクリックすればゴミ箱が空になります。不要なメールが削除されることで、Google Driveの空き容量が増えたはずです。Google Driveの画面で容量の確認をしてみてください。
手順5
迷惑メールを削除するには、Gmail画面左側にある「もっと見る」から「迷惑メール」をクリックし、迷惑メールの一覧を表示させます。
手順6
表示された迷惑メール全てが必要のない場合は、Gmail画面上部にある「□」をクリックし、「すべて」を選択、「完全に削除」をクリックします。この時、Gmail画面に表示されている50件の迷惑メールが選択されるため、それ以上の迷惑メールを削除する場合には、この作業を繰り返す必要があります。
また、迷惑メールすべてを選択しない場合は、必要のない迷惑メール1件ずつにチェックを入れ、Gmail画面上部に表示されている「完全に削除」をクリックします。迷惑メールは気づかないうちに溜まっている可能性があります。Google Driveの空き容量を増やすためにも、まめにチェックして不要な迷惑メールが削除するように心がけましょう。
3.Googleフォトの画像や動画の保存設定を変更する
Google Driveに大量の動画や写真を保存していると、ストレージの容量はあっという間にいっぱいになってしまいます。
そこで、Googleフォトに保存されている動画や写真の設定を変更して、Google Driveの保存容量を増やしましょう。
手順1
パソコンで「https://photos.google.com/settings」にアクセスするか、Googleフォトを開き、左上にあるメニューから「設定」をクリックします。
手順2
Googleフォト画面の上部に表示されている「アップロードサイズ」を「元のサイズ」から「高画質」に変更します。「高画質」で保存された写真や動画は、Google Driveの保存容量を使用せずに保存されます。
また、写真や動画の画質に影響しないため、Google Driveの保存容量を増やす方法としておすすめです。
4.Googleフォトで不要なファイルを削除する
Google Driveに保存されている動画や写真は、ストレージ容量を最も圧迫するファイルです。そのため、写真や動画はなるべくストレージに残さず、不要になったファイルは早めにGoogle Driveから削除しましょう。
写真や動画をGoogle Driveのストレージから完全に削除することで容量を増やすことが可能です。なお、多くの写真や動画をGoogle Driveに保存したい場合は、個人向け有料のオンラインストレージであるGoogle Oneの利用をおすすめします。
手順1
パソコンで「https://photos.google.com/」にアクセスするか、Googleフォトを開きます。
手順2
Google Driveに保存されている不要な写真や動画にカーソルを合わせ(複数選択可)左上にチェックを入れます。Googleフォト画面右上にある「ゴミ箱」アイコンをクリックし、選択した写真や動画をゴミ箱に入れます。
手順3
Googleフォト画面右上にある「ゴミ箱」アイコンをクリックすると「ゴミ箱に移動したアイテムは次の場所から削除されます」と表示されるので、削除する場合は「OK」をクリックします。
手順4
「ゴミ箱」から完全に削除するために、Googleフォト画面のメニューアイコンから「ゴミ箱」を選択します。Googleフォト画面右上に表示される「ゴミ箱を空にする」をクリックし、完全に削除します。
まとめ
Googleアカウントがあれば無料で始められるGoogle Driveですが、ストレージ容量は15GBと少なめです。以前は、Googleマップのローカルガイドに申し込むと2TBのストレージ容量が獲得できましたが、最近ではそういったキャンペーンも行われていません。
そこで、今回紹介した裏ワザを知っておくだけで、GoogleDriveの活用方法は大幅に広がるのではないでしょうか。容量不足に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
なお、最後に無料で利用できるオンラインストレージを紹介するので、あわせて参考にしてみてください。
無料で使えるオンラインストレージ
最近では、企業のみならず個人でもオンラインストレージの利用者が増えており、GoogleDrive以外にもおすすめのオンラインストレージがたくさんあります。そこで最後に、無料プランのある人気のオンラインストレージを紹介します。
MEGA(メガ)
MEGAは、ニュージーランド発のオンラインストレージで、世界中で約1億3000万人が利用しています。
最大の特徴は、50GBまでのストレージを無料で使用できること。また、モバイルの写真や動画を自動でクラウド上にバックアップできる自動アップロード機能など、無料ながら豊富な機能を兼ね備えています。仕様や機能もシンプルで誰にでも使いやすく、利用条件がないところや豊富な拡張機能があることも、MEGAが人気である秘密と言えます。
TeraCLOUD(テラクラウド)
TeraCLOUDは、クラウドサービス全般を行うジャストプレイヤー社が提供する国産のオンラインストレージサービスです。サーバーを国内に置き、安全性にこだわっていることから、セキュリティに関して安心できるオンラインストレージとして企業に人気があります。
無料で10GBまでのストレージ容量が使用できる上、汎用的なWebDAVプロトコルに対応し、端末や場所を問わず、多数の連携可能なアプリからアクセスできるところが最大の特徴です。各アプリには、接続方法が説明されているので操作に悩むこともありません。
Box
Boxは、アメリカの大手ビジネス専門誌「Fortune」に掲載された、全米売上高上位500社のうちの60%が利用している世界最大シェアの法人向けオンラインストレージサービスです。
法人向けに特化したオンラインストレージとして設計されており、セキュリティを高めるために、細かい機能が設定されているところが大きな特徴です。有料プランではストレージ容量無制限で利用できますが、個人向けプランは容量10GBまで無料で利用可能です。
関連記事:法人向けのおすすめオンラインストレージ(クラウドストレージ)
Media Fire(メディアファイヤー)
アメリカ・テキサスで誕生したオンラインストレージコラボレーション企業のMedia Fireは、世界で8億人以上が利用するオンラインストレージです。無料プランでは容量15GBまでのストレージを利用でき、友達紹介ボーナスなどで最大50GBまで容量を増量することが可能です。
また、無料プランでも、有料のオンラインストレージと遜色のない機能が利用できます。特に、ブラウザ、モバイルなど端末を選ばずに、一度に複数のファイルやデータのアップロード可能なところが最大の魅力です。
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