個人事業主におすすめの請求書ソフト9選【2024年最新】
インボイス制度の導入によって、多くの個人事業主が紙やExcelの請求書から、請求書ソフトによる電子請求書に移行しています。「インボイス対応の請求書をスマホで簡単に作成したい」「毎月の請求業務にかかる手間と時間を減らしたい」という個人事業主は、請求書ソフトを導入することで、法令に沿った請求書を手間なく発行できるようになります。
本記事では、個人事業主におすすめの請求書ソフトを厳選してご紹介します。個人事業主・フリーランスが請求書ソフトを導入するメリット・デメリット、請求書ソフトの選び方も解説しますので、時間を節約したい方はぜひご覧ください。また、2024年最新でおすすめの請求書ソフトを比較したい方は、別記事「おすすめの請求書ソフトを徹底比較【2024年最新】」も参考にしてください。
- 個人事業主に請求書ソフトは必要?
- 【比較表】個人事業主におすすめの請求書ソフト
- 【2024年最新】個人事業主におすすめの請求書ソフト9選
- 個人事業主が請求書ソフトを導入するメリット
- 個人事業主が請求書ソフトを導入するデメリット
- 請求書ソフトの選び方・比較方法
- まとめ:請求書ソフトで請求書の管理も効率化しよう
- よくある質問
個人事業主に請求書ソフトは必要?
請求書ソフトとは、請求書の作成から発行、管理までをオンライン上で完結できるソフトウェアのことです。請求書ソフトの導入で、紙の請求書で行っていた印刷・封入・郵送手配の手間は不要になり、時間も大幅に節約できるようになります。
個人事業主は、コア業務だけでなくバックオフィス業務もすべて自分で行う必要があります。請求書ソフトは、書類変換や自動転記などの便利な機能で業務効率化を図れるため、個人事業主にとって必要なツールです。請求書ソフトを活用できれば、取引先の情報を手入力する必要がないため入力ミスも軽減できます。
個人事業主は請求書ソフトで請求書業務を効率化することで、空いた時間をコア業務に充てられるようになります。特に、「新規案件を受注するための取り組みができていない」「日常の業務に追われている」という個人事業主は、請求書ソフトによる時間削減で空き時間を収益アップへの施策に使えるようになります。
ペーパーロジック株式会社の調査では、電子化したい書類の第1位が「請求書」65.8%となっており、電子発行されていない書類について「電子発行へ変えたいと思う人」の割合は 71.7%という結果が報告されました。
電子化したい書類、第1位「請求書」65.8%、第2位「契約書」57.9%
出典元:ペーパーロジック株式会社
請求書の作成は直接売り上げにつながる業務ではないものの、定期的に必ず発生する業務です。個人事業主はモバイル対応の請求書ソフトの活用で、外出先でもスマートフォンから簡単に請求業務を行えるため、生産性向上の観点からも今後ますます導入が進むと考えられます。
【比較表】個人事業主におすすめの請求書ソフト
個人事業主におすすめの請求書ソフトを比較表にまとめました。無料プランの有無、インボイス制度への対応可否、月額料金を掲載しましたので、個人事業主・フリーランスは請求書ソフトを選ぶ際の参考にしてください。
サービス名 | 無料プラン | インボイス制度への対応 | 月額料金 (税抜) |
---|---|---|---|
Misoca | 〇 |
〇 | 年額8,800円 |
freee請求書 | 〇 | 〇 | 1,980円 |
BillOne | 〇 | 〇 | 要問合せ |
Square 請求書 | 〇 | 〇 | 3,000円 |
invox発行請求書 | 〇 | 〇 | 1,980円 |
INVOY | 〇 | 〇 | 980円 |
マネーフォワードクラウド請求書 | 〇 | 〇 | 年額10,800円 |
MakeLeaps | 〇 | 〇 | 600円 |
board | × | 〇 | 980円 |
請求書ソフトの無料プランは、サービスによって発行枚数の上限が異なります。例えば、「Misoca」は月間10通まで、「invox発行請求書」は月間15通まで無料で作成・発行が可能です。また、「MakeLeaps」は、取引先の上限を3社としています。
無料で使える請求書ソフトを導入したい方は、別記事「無料で使える請求書作成ソフト【2024年最新】」にて厳選して紹介していますのでぜひ参考にしてください。
個人事業主向けの請求書ソフトは、製品によって料金や機能が異なります。自社に最適な請求書ソフトを選ぶには、コスト面だけではなく、自社のニーズに合う機能を搭載していることも大切です。請求書ソフトの選定にお悩みの個人事業主は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。
【2024年最新】個人事業主におすすめの請求書ソフト9選
ここからは、個人事業主におすすめの請求書ソフトを紹介します。各サービスの特徴や強み、月額料金などを詳しくお伝えしていますので、請求書ソフト選びにお役立てください。
- Misoca
- freee請求書
- BillOne
- Square 請求書
- invox発行請求書
- INVOY
- マネーフォワード クラウド請求書
- MakeLeaps
- board
Misocaは、弥生株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。多くの個人事業主・フリーランスから利用されている請求書ソフトで、無料プランがあるサービスです。大手企業にも導入されており、登録ユーザー数は310万人以上を数えます。
多くのユーザーから選ばれている理由は、簡単に請求書などの書類を作成できる点です。用意されたテンプレートに必要事項を入力するだけで、請求書を作成できます。また、見積書から納品書・請求書への変換、請求書から領収書・検収書の変換はクリック操作だけで行えるため、転記ミスや記入漏れの心配はありません。さらに、会計ソフト「弥生会計」と連携できる点もおすすめ。連携することで、「請求日」や「請求金額」などの請求書データを掛売上として送信できます。
無料プランでは、月10通まで無料で発行可能。個人事業主向けの「プラン15」は、月15通まで発行可能で、年額8,800円(税抜)です。1年間無料で使えるキャンペーンを活用するのもおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
freee請求書
freee請求書は、freee株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。他社サービスと比較した時の特徴は、対応可能な業務が幅広い点にあります。
請求書の作成や発行はもちろん、銀行口座と連携すれば自動で明細を取得し、入金消込も可能です。仕訳データは自動作成されるため、既存の会計システムに取り込むことで仕訳入力をする必要もありません。また、請求書以外にも、見積書、納品書などさまざまな書類の作成にも対応している点もおすすめ。
40種類以上の豊富なテンプレートの中から書式を選べるほか、CSV/PDFインポート機能により、これまで使っていた紙の請求書のフォーマットをそのままソフトで再現することも可能です。「多くの個人事業主に利用されている請求書ソフトを使いたい」「幅広い業務に対応できる請求書ソフトを選びたい」という個人事業主に、freee請求書はおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
BillOneは、Sansan株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。業種や規模を問わず幅広い企業から導入されており、個人事業主の導入実績も数多くあります。
個人事業主・フリーランスにおすすめのポイントは、低コストで導入できる点。従業員数が100人以下の企業や個人事業主は、初期費用、年額利用料金ともに無料で利用できます。閲覧できる請求書件数は無制限、請求書の受け取りはひと月100件まで無料です。請求書は閲覧期限の制限がなく保存できます。
郵送やメール、PDFなどあらゆる方法・形式で届いた請求書をオンラインで受け取れる仕組みのため、導入にあたって取引先に請求書の業務フローを変えてもらう必要はありません。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 品目情報の登録機能
- 書類の検索機能
- 閲覧・編集の権限設定
- 請求関連業務の履歴管理
Square 請求書は、Square株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。全世界で利用されている請求書ソフトで、利用人数は7,000万人以上、請求書の送信数は2億件以上を数えます。
世界中のユーザーから利用されている理由は、請求から入金までをスピーディーに進められるから。請求書・見積書はパソコンやスマートフォンから場所を問わずに無制限で作成可能で、作成した書類はメールやSMS(ショートメール)で手軽に送付できます。支払い受付は24時間年中無休で受け付けています。
プランは「フリー」と「プラス」の2種類を用意。「フリー」は完全無料、「プラス」の月額料金は3,000円(税抜)です。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 見積書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 書類のテンプレート機能
- ロゴ・印影付きの書類作成
- 書類のPDFダウンロード機能
invox発行請求書
invox発行請求書は、株式会社invoxが提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。シリーズ累計で20,000社以上の企業が導入しており、99.5%の高い継続率を記録しています。
人気の理由の一つが、自動化できる業務が幅広い点。請求データをソフトに取り込むだけで請求書が自動作成されるため、転記ミスや記入漏れを削減できます。また、売上計上や入金消込、督促といった面倒な業務の自動化も可能。毎月の発行請求書件数が15件までであれば、無料で利用できます。
なお、請求書の受領をしたい方向けには同シリーズのサービス「invox受取請求書」がおすすめです。こちらも受取請求書の入力作業の大半を自動化できます。
INVOYは、FINUX株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。多くの企業や個人事業主が利用しているソフトで、累計ユーザー数は7万人以上に上ります。
INVOYの特徴は、請求書の発行から受取、支払いまでをシームレスかつ簡単に行える点にあります。請求書の作成は、フォームに必要事項を入力するだけ。パソコンはもちろん、スマートフォンからも請求書を作成でき、外出先での隙間時間も有効活用できます。
また、受け取った紙の請求書はOCR機能により、わずか5秒でデータ化でき、ソフト上で支払いを完了することも可能です。フリーランス・個人事業主向けのプランであれば、初期費用・月額利用料ともに無料で利用できます。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能
- 書類のテンプレート機能
マネーフォワード クラウド請求書
マネーフォワード クラウド請求書は、株式会社マネーフォワードが提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。上場企業のような大企業から中小企業、フリーランス・個人事業主に至るまで幅広く利用されています。
多くの支持を得ている理由の一つが、簡単に各種種類を作成できる点。フォームに沿って必要事項を入力するだけで見積書や請求書が作成できます。作成した書類は、「見積書 → 納品書 → 請求書 → 領収書」の流れで変換できます。
作成した請求書データは、ワンクリックでメール送信、デジタルインボイス送付ができ、ダウンロードや印刷も可能。紙で請求書を残しておきたい方にもおすすめのソフトです。個人事業主向けのプランであれば月額900円(税抜)から利用可能です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
MakeLeaps
MakeLeapsは、メイクリープス株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。請求書ソフトとしてはトップクラスのシェアを誇り、有料契約だけでも5,400社以上に上ります。
多くの個人事業主や企業から選ばれているのは、対応業務の範囲が幅広いからです。作成できる書類の種類は請求書、見積書、発注書、納品書など9種類。作成した書類はいつでもどこからでもワンクリックでメール送信可能。郵送代行も1通158円(税抜)で依頼可能です。さらにワークフロー機能も搭載しています。
取引先の上限3社、ユーザー数上限1人のプランは無料で利用できます。有料プランは月額600円(税抜)で、取引先の上限10社、ユーザー上限3人です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 英語
- 見積書の作成機能
boardは、ヴェルク株式会社が提供する個人事業主におすすめの請求書ソフトです。個人事業主や中小企業の業務負担を軽減するために開発されたソフトウェアで、導入企業数は有料契約だけで5,000社以上、そのうち99%以上が継続利用しています。
カバーする業務領域が幅広い点が強みで、請求書や見積書の作成はもちろん、営業管理、支払管理、売上見込の把握、キャッシュフロー予測まで一つのソフトで完結できます。データは暗号化して保存、2段階認証に対応、堅牢なウイルス対策などセキュリティ体制が万全な点もおすすめポイントです。
個人事業主向けのプラン「Personal」の料金は月額980円(税抜)。30日間の無料お試し期間を用意しています。
以上、機能比較や料金比較で個人事業主におすすめの請求書ソフトを解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、個人事業主向けの請求書ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
個人事業主が請求書ソフトを導入するメリット
ここでは、個人事業主が請求書ソフトを導入するメリットを解説します。
- 見積・請求業務を効率化し、時間を節約できる
- 取引先の登録により、入力ミスを防げる
- クラウド型は法改正にも対応しており、手間がかからない
見積・請求業務を効率化し、時間を節約できる
個人事業主は請求書ソフトの自動機能を活用し、見積・請求業務を効率化して、時間を節約できるようになります。請求書ソフトは、見積書や請求書の作成から送付・管理までのすべての業務をシステム上で完結できます。見積・請求業務にかかっていた手間と時間を削減でき、個人事業主はコア業務に時間やリソースを割けるようになります。
取引先の登録により、入力ミスを防げる
請求書ソフトには、取引先を登録できる機能が搭載されているため、宛名書きの入力ミスを防止できます。請求書ソフトは自動宛名機能や自動入力機能、自動集計機能など、手作業の工程を削減できる機能を搭載しています。手で行う作業を自動化することで業務効率が上がるのはもちろん、ミスがないかの確認作業も必要なくなる点も個人事業主が請求書ソフトを導入するメリットです。
クラウド型は法改正にも対応しており、手間がかからない
請求書ソフトはクラウド型とインストール型の2種類に分かれ、クラウド型の請求書ソフトは、法改正やルール変更があった場合にシステム側が自動でアップデートで対応します。2023年10月からインボイス制度が開始したこともあり、クラウド型請求書ソフトの多くは今後の法改正にもアップデートで対応可能となっているため、手間がかかりません。
クラウド型の請求書ソフトを導入することで、個人事業主は法改正のたびにルールの詳細を把握する必要なく、法律に即した請求書発行業務が行えます。おすすめのクラウド型請求書ソフトを知りたい方は、別記事「クラウド請求書発行システム【2024年最新】」で厳選紹介していますので、ぜひご覧ください。
個人事業主が請求書ソフトを導入するデメリット
請求書ソフトには個人事業主にとって多くのメリットがある一方、次のようなデメリットがあることも押さえておきましょう。
- クラウド型はオンラインの環境が必要
- 運用コストがかかる
クラウド型はオンラインの環境が必要
クラウド型の請求書ソフトは、インターネット上のサーバーを介して利用する仕組みのため、オンライン環境が必須です。回線のスピードやブラウザの表示速度に左右され、状況によっては正常な請求業務ができなくなるおそれがあります。
また、自宅を仕事場にしている個人事業主は、自宅のインターネットが通信障害になることも考えられます。通信障害になってしまうと、その間は請求業務が一切行えないため、通信障害や不具合が起きたときに、すぐに対応してくれる業者をあらかじめ見つけておきましょう。
また、オフラインでも利用できる請求書ソフトを利用したい方には、インストール型の請求書ソフトがおすすめです。
運用コストがかかる
請求書ソフトの導入には運用コストが発生する点も個人事業主にとってのデメリットです。請求書ソフトの料金相場は、月額数百円から数千円ほどですが、まだ売上が多くない個人事業主にとっては、毎月定額のコストがかかることは大きなデメリットではあります。
しかし、紙の請求書から請求書ソフトに切り替えることで、資材代、郵送代、印紙代など削減できるコストも多いです。個人事業主やフリーは、請求書ソフトの導入で、削減されるコストと増大するコストを洗い出した上で、運用コストを算出し比較検討しましょう。
請求書ソフトの選び方・比較方法
ここでは、請求書ソフトの選び方・比較方法を解説します。本格的な導入の前に確認し、請求書ソフト選びの参考にしてください。
- クラウド型かインストール型か
- 無料プランの場合、発行できる件数は足りているか
- 入力しやすく簡単に書類を作成できるか
- 自動仕訳など必要な機能は搭載されているか
- 会計ソフトとの連携に対応しているか
- インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しているか
クラウド型かインストール型か
請求書ソフトがクラウド型かインストール型かをまずは確認しましょう。クラウド型とは、インターネット上のサーバーを介して利用するタイプのソフトです。インストール型は、パッケージ型とも呼ばれ特定のPCにインストールをして利用するタイプのソフトです。
クラウド型の請求書ソフトの特徴 | インストール型の請求書ソフトの特徴 |
---|---|
・クラウド上でデータを保存 ・利用するにはオンライン環境が必要 ・法改正には自動でアップデート ・モバイル対応なら、スマートフォンからも利用可能 ・導入時のコストが抑えられる |
・特定のPCにインストールして利用 ・オフラインでも利用可能 ・外部と遮断されているため、情報漏えいのリスクが低い ・買い切り型が多く、ランニングコストがかからない |
買い切りのソフトウェアをPCにインストールして使いたい方は、別記事「インストール型の請求書ソフト」でおすすめのサービスを厳選紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
一方、「外出先で、スマホやタブレットからも請求業務を行いたい」場合、クラウド型の請求書ソフトを選びましょう。モバイル対応の請求書ソフトであれば、場所に縛られずに作業を進められます。
無料プランの場合、発行できる件数は足りているか
請求書ソフトの無料プランは、ひと月の請求書発行件数に上限が設けられていることが一般的です。無料プランを利用したい個人事業主は、発行できる件数が足りているかを必ず確認しましょう。
自分が毎月、何件の請求書を発行しているのかを明確にし、発行件数の上限が十分な請求書ソフトを選ぶことが重要です。なお、請求書の発行件数や取引先が多い方は、請求書発行件数が無制限のサービス、もしくは、有料プランをおすすめします。
入力しやすく簡単に書類を作成できるか
請求書ソフトの選び方として、入力のしやすさ、簡単に書類を作成できるかも重要です。入力しやすく簡単に操作できるツールは、作業をスムーズにでき効率化が進みます。請求書ソフトは、「便利な機能がほしい」「費用の安い請求書ソフトがいい」という視点で選びがちですが、使いやすさも重視しましょう。
多くの請求書ソフトは無料トライアル期間を用意していますので、無料トライアルを活用し、操作性が良い請求書ソフトを選ぶようにしましょう。
自動仕訳など必要な機能は搭載されているか
請求書ソフトは製品によって搭載機能が違うため、自動仕訳機能など自分にとって必要な機能が搭載されているかを確認しましょう。自動仕訳機能とは、取引の情報をソフトが読み取り、自動的に適切な勘定科目に仕訳する機能です。この機能があれば、わざわざ手作業で仕訳する必要がなく、業務効率は大幅に向上します。
そのほか請求書ソフトの便利な機能としては、金融機関と連携した自動入金消込機能、請求書の繰り返し作成を予約できる自動作成予約機能などがあります。自分が自動化したい業務領域を洗い出し、その機能を搭載している請求書ソフトを選びましょう。
会計ソフトとの連携に対応しているか
すでに会計ソフトを使っている方は、会計ソフトと連携可能な請求書ソフトを選びましょう。会計ソフトと請求書ソフトを連携することで、請求業務だけではなく、バックオフィス全体の業務効率化が実現できます。たとえば、会計ソフトと請求書ソフトの連携で、請求書業務から会計ソフトへの入力までの作業がほぼ自動化されます。
インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しているか
請求書ソフトがインボイス制度や電子帳簿保存法に対応しているかも、大切な比較ポイントです。2023年10月にスタートしたインボイス制度により、「適格請求書」の発行や保存が必要になりました。インボイス制度に対応した請求書ソフトであれば、適格請求書の要件である「登録番号」や「適用税率」、「消費税額」の記載ができます。
また、業務を他の個人事業主・フリーランスに発注している方は、受領・管理の業務も発生します。請求書を受領する方は、電子帳簿保存法に対応している請求書ソフトを導入する必要があります。インボイス制度、電子帳簿保存法ともに大半の請求書ソフトが対応済みですが、念のため、導入する請求書ソフトが対応済みかを確認してください。
まとめ:請求書ソフトで請求書の管理も効率化しよう
請求書ソフトはオンライン上ですべての業務が完結するため、手間や時間だけでなく、印紙代・郵送代も削減できます。さらに、入力や転記にような手作業で行っていた業務を自動化でき、請求書業務の業務負担は大幅に低減します。バックオフィス業務を自分で行わなければならない個人事業主・フリーランスは、請求書ソフトの導入で請求書の管理も効率化できるようになります。
個人事業主向けの請求書ソフトは多くリリースされているため請求書ソフト選びに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。請求書ソフト選びに迷った方はぜひPRONIアイミツにご相談ください。ニーズや予算をお伺いしたうえで、最適な請求書ソフトをご紹介いたします。
よくある質問
個人事業主向けの請求書作成ソフトについて、よくある質問に答えます。
無料で使えるおすすめ請求書作成ソフトは?
無料で使えるおすすめの請求書作成ソフトの代表的なサービスは、次の通りです。
- Misoca:発行枚数上限は月間10件
- freee請求書:発行枚数上限はなし。無制限で利用可能
- invox発行請求書:発行枚数上限は月間15件
請求書ソフトのおすすめランキングは?
請求書ソフトのおすすめランキングは、下記のランキングページで紹介しています。
個人事業主が請求書ソフトを活用する方法は?
個人事業主が請求書ソフトを活用する方法に、会計ソフトとの連携による効率化が挙げられます。請求書ソフトと会計ソフトを連携することで、請求業務だけではなく、バックオフィス全体の業務効率化が実現します。たとえば、請求書業務から会計ソフトへの入力までの作業の大半が自動化できます。
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