請求書受領サービスおすすめ12選を比較【2024年最新】
インボイス制度に対応するために多くの企業が請求書受領サービスを利用し始めています。「請求書の受領業務を効率化したい」「インボイスの作業が煩雑で管理が大変」という経理担当者は多いでしょう。請求書受領サービスの導入により、紙やPDF、FAXなど様々な形式で送られてくる請求書の受け取りを自動化し、効率化できます。
この記事では、請求書受領サービスの基礎知識や比較方法、導入のメリット、導入事例まで幅広く解説します。さらに、おすすめの請求書受領サービス12選を徹底比較しご紹介していきます。請求書の受領業務をラクにしたい経理担当者はぜひご覧ください。
- 請求書受領サービスとは
- 請求書受領サービスの機能
- 請求書受領サービスの3つのタイプ
- 請求書受領サービスの選び方・比較方法
- 請求書受領サービスの比較表
- 【2024年最新】おすすめの請求書受領サービス7選
- 無料トライアルがある請求書受領サービス5選
- 請求書受領サービスを導入するメリット
- 請求書受領サービスの導入事例
- まとめ:請求書受領システムはトータルコストで比較しよう
請求書受領サービスとは
請求書受領サービスとは、取引先から送付される請求書の受け取りやデータ化、仕訳などを自動化するサービスです。請求書は取引先によって、郵送による書面の請求書、メール添付によるPDF、FAXなど形式が異なります。請求書受領サービスを利用すると、郵送された紙の請求書の受領やスキャンを代行してくれたり、PDFで送付された請求書の内容を会計システムに自動で取り込んでくれたりするため、これまで時間が掛かっていた、請求書関連の業務を大幅に効率化できます。
経理担当者は、すべての請求書をデータ化された状態で受け取れるため、データ入力やファイリングの手間を省けます。また、請求書受領サービスによっては承認機能が搭載されており、出社しなくても請求書の確認・承認が可能です。リモートワークを推進する企業もスムーズに請求書の処理を進められます。
デロイトトーマツミック研究所が行った調査によると、2020年度の請求書受領サービスの市場規模はわずか約7億3,000万円でしたが、2023年度は約102億円へと急成長しました。2026年度には約410億円へと市場規模はさらに拡大していくと予測されています。
引用:デロイト トーマツ ミック経済研究所「請求書受領サービスの市場動向推移と中期予測」
請求書受領サービスの市場規模が急激に拡大している理由のひとつに、2022年1月から適用された改正電子帳簿保存法が挙げられます。法改正により、電子取引で生じる国税関係書類の保存が義務化されました。
電子取引を行った場合には、一定の要件の下で、その電子取引の取引情報に係る電磁的記録を保存しなければならないこととされています(電子帳簿保存法7)。
さらに、2024年1月以降は税務当局が相当の理由と判断する場合を除いて、インターネット上で発行・受領した請求書は電子データでの保存が義務化されます。請求書を法律に沿った形式で保存するために、今後ますます多くの企業が請求書受領サービスを導入すると考えられます。
請求書受領サービスの機能
請求書受領サービスの主な機能は次のとおりです。
- 請求書の受領代行
- 紙の請求書のデジタル化
- 支払い申請・承認ワークフロー化
- 仕訳作成・会計システムとの連携
- 紙の請求書の保管
それぞれの機能について詳しく解説します。
請求書の受領代行
請求書の受領代行とは、取引先の請求書を「請求書受領サービスが指定する宛先」に送付してもらうことで、請求書の受領を代行してくれる機能です。請求書受領サービスでは、紙の請求書の受領にも対応しているので、請求書の形式に関わらず利用可能です。受領した請求書は、電子帳簿保存法などの法令に沿った形式で保存されます。
紙の請求書のデジタル化
請求書受領サービスでは、受け取った紙の請求書を自動でデジタル化します。画像やPDFデータの文字・数値を読み取るAI-OCR機能を活用すれば、瞬時に請求書をデータ化してくれるため、請求書の入力やスキャンなどにかかっていた時間や手間を削減できます。
支払い申請・承認ワークフロー化
支払い申請・承認ワークフロー機能とは、システム上で申請・承認業務を進められる機能です。システム上で申請から承認まで完結できます。承認の進捗を確認でき、どこで手続きが止まっているのかも簡単にチェック可能です。
仕訳作成・会計システムとの連携
請求書受領サービスには、仕訳を自動化できる機能があります。また、会計システムと連携できる請求書受領サービスも多く、システム連携により支払いも自動化できます。
紙の請求書の保管
紙の請求書を一定期間保管するサービスを提供しているシステムもあります。紙の請求書を自社で保管する必要がなく、保管費の削減にもつながります。また、ファイリングの手間も省けます。
請求書受領サービスの3つのタイプ
請求書受領サービスには、次の3つのタイプがあります。
サービスのタイプ | 機能 |
---|---|
請求書の受取から代行するタイプ | 紙・PDFなどあらゆる請求書の受領・保管・管理をまとめて任せられる |
自社でのデータ化をサポートするタイプ | 自社ではスキャンしPDF化した請求書データをアップロード。システムのOCR処理により、サービス上ですぐ利用できる形式にしてくれる |
取引先に請求書を登録してもらうタイプ | 取引先の承諾を得られた場合は、サービス上で取引先に請求書データを登録してもらうだけで請求書の受領が完了する |
請求書の受取から代行してもらうタイプは、「毎月受け取る請求書の数があまりにも多い」「請求書のデータ化や保管・管理などのコストが膨らんでしまう」「請求書に関する業務の工数を減らしたい」とお悩みの場合には、特に適しているサービスです。
自社でのデータ化をサポートするタイプは、毎月の請求書の量がそれなりにあり、「紙の請求書を手作業でデータ化すると、時間がかかりすぎてしまう」という場合におすすめのサービスです。
取引先に請求書を登録してもらうタイプは、相手の同意が必要な点からハードルが高く感じられるかもしれませんが、承諾を得られるのであればお互いにとって非常に便利なタイプと言えます。
請求書受領サービスは数多くあるため、自社に合ったタイプを見つけるのはとても大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った請求書受領サービスが分かる診断(無料)ができます。
請求書受領サービスの選び方・比較方法
ここでは、請求書受領サービスの選び方・比較方法を解説していきます。
- データ化できる項目や保管期間を確認する
- データ化以外に、必要な機能が揃っているか
- セキュリティ対策・サポート体制は十分か
- 自社で利用しているシステムと連携はできるか
- 電子帳簿保存法やインボイス制度には対応しているか
データ化できる項目や保管期間を確認する
請求書をデータ化するといっても、対象とする項目などによって選ぶべき請求書受領サービスは変わるため、データ化できる項目や保管期間を確認しておきましょう。取引先や支払額はもちろん、口座情報や税区分、支払い期限など、どの項目をデータ化したいのかを事前に検討しておきましょう。
また、請求書受領サービスによって請求書の保管期限も異なります。導入後に「思ったよりも保管期限が短かった」といったことにならないよう、事前に保管期間も確認しておきましょう。
データ化以外に、必要な機能が揃っているか
請求書受領サービスに搭載されている機能は製品によって異なるため、データ化以外に自社に必要な機能が揃っているかを確認しましょう。データ化以外の機能は、たとえば、ワークフロー機能や基幹システムとのデータ連携機能、経理の入力作業を自動化できる機能などがあります。自社が請求書受領サービスを使って業務をどこまで自動化・効率化したいのかを洗い出したうえで、必要な機能が揃ったサービスを選びましょう。
セキュリティ対策・サポート体制は十分か
請求書データの流出や情報漏えいを防ぐためにも、請求書受領サービスのセキュリティ対策は必ず確認しましょう。セキュリティ対策は各社によって異なるため、予算とも照らし合わせて比較することをおすすめします。また、サポート体制が整っているサービスであれば、トラブルが生じた際にも電話やメール、チャットによるサポートを受けられるため、初心者でも安心して利用できます。
自社で利用しているシステムと連携はできるか
連携できるシステムの種類は請求書受領サービスによって異なるため、連携したい場合は、自社で使用しているシステムに対応しているかを確認しましょう。多くの請求書受領サービスは、外部の会計システムと連携できる仕様になっており、会計システムを連携することで、請求書データや振り込みデータを自動で取り込めるようになります。会計システムに入力する手間が省けることはもちろん、手作業での入力がなくなるため、人的ミスの削減にもつながります。
電子帳簿保存法やインボイス制度には対応しているか
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応した請求書受領サービスを利用できれば、法令を遵守したデータ保存が可能になります。たとえば、改正電子帳簿保存法では紙で受領・作成した書類の画像データで保存する「スキャナ保存」が認められていますが、スキャナ保存をするには画像解像度は200dpi以上、タイムスタンプを付与するなどの一定の要件を満たす必要があります。また、2023年から始まったインボイス制度では、企業は受領した請求書を「適格請求書(インボイス)」と「適格請求書ではない請求書」に分類し保存する必要があります。
請求書受領サービスを導入すれば、こういった各法令の要件に沿った受領・保存ができるため、工数をかけることなく受領・管理を進められます。
請求書システムの選び方をさらに詳しく知りたい方は、別記事「クラウド請求書システムの選び方を徹底解説」もぜひ参考にしてください。
請求書受領サービスの比較表
ここからは実際に、請求書受領サービスの料金や機能を比較し、おすすめのサービスを紹介します。主流の請求書受領サービスの料金比較表をぜひご参照ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
invox受取請求書 | 無料 | 980円~ | 〇 10件まで無料で利用可能 |
TOKIUMインボイス | 要問い合わせ | 10,000円~ | △ 無料デモの閲覧は可能 |
マネーフォワード クラウド債務支払 | 無料 | スモールビジネス:3,980円 ビジネス:5,980円 |
〇 1ヶ月無料 |
バクラク請求書受取 | 要問い合わせ | 40,000円~ | 〇 2週間無料体験 |
楽楽明細 | 100,000円~ | 25,000円~ | × |
BtoBプラットフォーム請求書 | 100,000円~ | 30,000円 | × |
INVOY | 無料 | Freeプラン:無料 Standardプラン:980円 |
〇 Freeプランを利用可能 |
BillOne | 要問い合わせ | スモールビジネスプラン:無料 有料プラン:要問い合わせ |
〇 1ヶ月当たりの請求書受領件数が100件まで無料で利用可能 |
ペイトナー請求書 | 50,000円 | フリープラン:無料 高速データ化プラン:5,000円 |
〇 フリープランを利用可能 |
MakeLeaps | 無料 | 無料プラン:無料 個人プラン:500円 法人プラン:800円 |
〇 30日間無料 |
請求書サービスの費用相場を知りたい方は、別記事「請求書システムの費用相場・料金比較で安いサービス」もぜひ参考にしてください。2024年最新でおすすめの安いサービスも厳選して比較しています。
請求書受領サービスは、製品によって料金や機能が異なります。自社に最適な請求書受領サービスを選ぶには、コスト面だけではなく、自社のニーズに合う機能を具えていることも大切です。請求書受領サービスの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。
【2024年最新】おすすめの請求書受領サービス7選
請求書受領サービスを比較し、2024年最新のおすすめサービス7選を紹介します。他社と比較した特徴について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- invox受取請求書
- TOKIUMインボイス
- マネーフォワード クラウド債務支払
- 楽楽明細
- BtoBプラットフォーム請求書
- バクラク請求書受取
invox受取請求書
invox受取請求書は、株式会社invoxが提供する請求書受領サービスです。請求書受取に特化した低コストで利用できるサービスで、受け取った請求書の支払・計上業務を自動化します。PDFなどの電子化された請求書をデータで受け取った場合は自動取り込み、紙で受け取った場合はスキャンするだけで正確に振込データや仕訳データ・請求データを生成します。
請求書をデータ化する方法をオペレーターとAI-OCRから選択できる点も特徴です。データ化のスピードを重視する場合はAI-OCR、正確さを重視する場合はオペレーターを選択しましょう。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しているため法改正に沿ったデータ保存ができます。会計システムや統合基幹業務システムとの連携も可能です。
初期費用は無料。基本料金はミニマムプランが月額980円(税抜)、ベーシックプランが月額9,800円(税抜)で業界最安水準となっています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
TOKIUMインボイス
TOKIUMインボイスは、株式会社TOKIUMが提供する請求書受領サービスです。紙・メール・PDFなどあらゆる形態の請求書を、一括で受領代行してくれる点がメリット。ダウンロードする必要がある請求書の受領にも対応しており、紙の請求書はスキャンから仕訳まで代行可能です。
データ入力では、2人のオペレーターが入力した内容が完全に一致した場合にしかデータを登録できない仕組みを採用しており、自動読み取りでは不可能な99%以上(※)の精度でデータ化できます。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応し、要件に沿ったデータ保存を行えます。請求書をクラウドで一元管理し、経理業務を効率化します。
(※TOKIUMが規定した条件を満たした書類における、対象項目あたりの精度)
連携できる外部サービスが豊富な点も特徴です。freee会計をはじめとする30種類以上の会計システムと連携できます。初期費用は無料で、月額料金は60,000円(税抜)からです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
マネーフォワード クラウド債務支払
マネーフォワード クラウド債務支払は、株式会社マネーフォワードが提供する請求書受領サービスです。受け取った請求書の処理をオンラインで完結できるサービスで、大手企業から中小企業、個人事業主まで多くの企業が導入しています。
AI-OCR機能によりメールで受領した請求書をデータ化し、自動で保存。さらに、承認~振込~仕訳まで自動化できます。紙の請求書の受領や開封、保管などはオプションサービスを利用すると可能になります。改正電子帳簿保存法とインボイス制度にも対応しており、法律に則ったデータ保存ができるため初心者でも安心して利用できます。
基本料金はスモールビジネスプラン(小規模事業者向け)が月額3,980円、ビジネスプラン(中小企業向け)が月額5,980円で、従量課金が別途かかります。どちらのプランも1ヶ月無料トライアルが用意されています。なお、中堅〜上場企業向けの料金は各種あるためお問い合わせとなります。
楽楽明細は、株式会社ラクスが提供する請求書受領サービスです。請求書受領だけでなく、請求書の作成・発行にも対応しています。請求書発行・受領サービスの中でもトップクラスの導入実績を誇り、これまでに導入してきた企業数は10,000社以上(2024年4月時点)。請求書に加え、見積書や納品書、支払明細などさまざまな帳票をオンラインで発行・受領できます。電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しており、要件に沿ったデータ保存が可能です。Web上で受け取りたい、メールで送ってほしい、郵送がいいなどそれぞれの取引先のニーズにあわせて対応できるため、従来の請求書の印刷コストや封入・発送作業から解放されます。
既存システムの請求データをCSVデータかPDFデータのいずれかで取り込むことが可能なほか、データ連携を自動化したい方に向けてAPI連携オプションも用意されています。データ連携も簡単に行える点もポイントです。操作性に優れ、シンプルで使いやすい画面デザインは定評があります。
料金プランは基本プランが初期費用100,000円(税抜)、月額25,000円(税抜)からで、料金詳細については要問い合わせです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
BtoBプラットフォーム請求書は、インフォマートが提供する請求書受領サービスです。請求書の発行にも対応しており、請求書・見積書・納品書といった幅広い書類に対応しています。利用企業数は90万社以上と、企業取引向けの請求書サービスでは国内1位のシェアを誇ります。受領した請求書はもちろん、稟議書や契約書などの関連書類もまとめて保存できる点も特徴です。
請求書に関連するファイルを紐づけて、一元管理できるため、関連書類探しに割く時間を削減できます。請求書と関連する書類をまとめて承認者へ共有でき、承認作業も効率化。AIを活用して紙やPDFの請求書を電子化するAI-OCRも提供しており、請求書データの入力作業を軽減します。
料金プランは初期費用100,000円(税抜)、月額20,000円(税抜)からとなっています。受け取り・発行ともに取引先は無料で利用できるため、導入しやすい点も魅力です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
バクラク請求書受取
バクラク請求書受取は、株式会社LayerXが提供する請求書受領サービスです。請求書受取から支払処理までを効率化し、経理担当者の負担を軽減します。AI-OCR機能の搭載により、取引先から受け取った請求書をアップロードからわずか数秒でデータ化できます。仕訳データの自動学習機能を搭載している点も特徴のひとつです。
また、改正電子帳簿保存法にも対応しており、取り込んだ請求書への認定タイムスタンプ付与、検索などができます。インボイス制度にも対応し、適格請求書の要件も自動で判定が可能。法対応と業務効率化を同時に実現します。
連携可能な会計ソフトが豊富な点も魅力です。様々な会計システムのフォーマットに対応しているため、月次の支払レポートや源泉税レポートも簡単に作成できます。初期費用は中小企業であれば無料で、月額料金は4万円~となっています。無料トライアルを利用し、操作性を確認できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 取引先情報の登録管理
以上、機能比較や料金比較でおすすめの請求書受領サービスを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、請求書受領サービス選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
無料トライアルがある請求書受領サービス5選
続いては、「導入前に操作性を確かめたい」という場合におすすめの無料トライアルのある請求書受領サービス5選を紹介していきます。
- INVOY
- Bill One
- ペイトナー請求書
- バクラク請求書受取
- MakeLeaps
INVOYは、FINUX株式会社が提供する請求書受領サービスです。請求書の受け取りに加え、請求書などの発行にも対応しています。請求書の発行から受領、支払いまで簡単に素早くできるサービスで人気を集めています。
請求書の一括管理も秀逸で、ワンクリックで郵送&メール送信が完了します。また、入金消込機能により入金の遅延・漏れをいち早く確認できる仕組みになっているため、業務効率化も期待できます。
料金プランは月額課金制で2つのコースが用意されており、Freeプランでは、請求書の作成・発行、請求書の自動データ化、クラウド管理、口座CSVアップロードなどの基本機能をすべて無料で利用できます。Standardプランは月額980円で、口座自動連携、資金繰り表といった機能が利用可能です。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能
- 書類のテンプレート機能
Bill Oneは、Sansan株式会社が提供する請求書受領サービスです。請求書受領サービスではトップクラスのシェアを誇り、大手企業での導入実績も豊富です。請求書の発行・受領の両方に対応するシステムで、インボイスを含む法改正に対応した業務フロー構築が可能となっています。
名刺の電子化で培ったノウハウを活かして、紙の請求書も高い精度でデータ化。あらゆる請求書をオンラインで受け取り、企業全体の請求書業務をまとめてデジタル化し効率化できます。AI-OCRと入力オペレーターにより、99.9%という高い精度で請求書をデータ化。請求書を受け取る側はもちろん、発行する側にも負担をかけずに利用をスタートできる請求書受領システムです。
スモールビジネスプラン(従業員数100名以下向け)は月の受領件数が100件を超えない限り、無料で利用できます。従業員数101名以上は有料プランとなります。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 品目情報の登録機能
- 書類の検索機能
- 閲覧・編集の権限設定
- 請求関連業務の履歴管理
ペイトナー請求書
ペイトナー請求書は、ペイトナー株式会社が提供する請求書受領サービスです。請求書の回収・電子化・振込・管理までをすべて自動化し、経理業務を効率化します。請求書をアップロードするだけで請求書情報をデータ化できるのが特徴。紙やPDFなどを全部まとめて対応できます。
AI-OCR&専属オペレーターにより、高精度なデータ化を実現しており、請求書のデータ化精度が99.9%と高精度なのも魅力です。振込まで自動化でき、振込額を専用口座に入金しておくだけで、指定した期日に振込が可能です。もちろん電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応し、要件を満たしたデータ保存が可能です。
特に従業員50名未満の企業にはおすすめのサービスです。また、社長や経理担当者が1人で振込業務をしている企業にもおすすめ。フリープランでは、ほぼすべての機能が無料で利用できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 書類のPDFダウンロード機能
- 取引先情報の登録管理
- 書類の検索機能
バクラク請求書受取
バクラク請求書受取は、株式会社LayerXが提供する請求書受領サービスです。請求書をシステムにアップロードすれば数秒でデータ化が可能。10枚以上の請求書をまとめてアップロードできます。
仕訳では1度登録されたデータをもとに、仕訳データを自動生成します。さまざまな会計システムのフォーマットに対応したデータを出力でき、会計業務を効率化。そのほか、源泉税や支払いレポートの作成にも対応しています。インボイス制度や改正電子帳簿保存法にも対応し、法令を遵守したデータ保存が可能となっています。
無料トライアルも提供しています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 取引先情報の登録管理
MakeLeaps
MakeLeapsは、メイクリープス株式会社が提供する請求書受領サービスです。請求書を含む各種書類をクラウド上で作成・共有できるため、書類と数字を一元管理できます。上長はWeb上で申請書類を確認・承認でき、業務効率化にもつながります。
Salesforceやkintone、Slackなどと連携できるため、顧客情報の取得や社内プロセスの簡略化も期待できます。最新法令のインボイス制度、電子帳簿保存法にも対応しており、安心して利用できます。
料金プランは全部で4種類用意されており、無料プランでは取引先の上限は3社まで、ユーザーの上限は1人までです。送付通数の上限は無制限、見積書・請求書に対応しています。個人プランは月額500円(税抜)、法人プランは1ユーザーあたり月額800円(税抜)、エンタープライズプランは月額25,000円(税抜)で契約可能です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 英語
- 見積書の作成機能
請求書受領サービスを導入するメリット
請求書受領サービスを導入するメリット5つを紹介します。
- 書面の請求書で生じる物理的な業務を削減できる
- 請求書の承認フローがスムーズになる
- 請求書の処理業務のスピードが向上する
- 計上処理を効率化でき、会計や振込などの経理業務を大幅に減らせる
- 随時アップデートされるため法改正にも対応しやすい
書面の請求書で生じる物理的な業務を削減できる
請求書受領サービス導入により、書面の請求書で生じる物理的な業務を削減できるため、単純作業の負荷が軽減されます。従来であれば処理が完了した後に、ファイリングなどの保管作業も必要でしたが、請求書受領サービスを活用すれば、請求書の形式を問わずデータ化が可能となります。データ入力も自動化・代行してもらえるため、担当者はコア業務に専念できるでしょう。
請求書の承認フローがスムーズになる
請求書受領サービスに搭載されているワークフロー機能により、請求書の申請・承認フローがスムーズになる点もメリットです。ワークフロー機能では、承認フローがどこまで進んだかも一目で把握できます。各担当者は自宅や外出先からでも、請求書の確認や承認を進められ、請求書の承認のためだけに出社する必要はなくなります。インターネット環境とデバイスさえあれば、どこにいても利用できるためテレワーク推進にもつながります。
請求書の処理業務のスピードが向上する
各社の請求書受領サービスは、テクノロジーによる自動化を搭載しており、請求書の処理業務のスピードが向上します。請求書のデータ化を自動で行うため、社員は手作業でデータ入力や仕訳をする必要がありません。請求書をデータ化された状態で受け取れるので、作業の工数を大幅に削減できます。
会計システムとの連携に対応した請求書受領サービスであれば、振込データの作成なども自動化できます。手作業を減らせるので、請求書の処理だけではなく、関連する会計業務の効率化も実現できます。
計上処理を効率化でき、会計や振込などの経理業務を大幅に減らせる
請求書受領サービスにより、計上処理を効率化でき、会計や振込などの経理業務を大幅に減らせる点もメリットです。請求書受領サービスの中には、請求書を内容に応じて自動で仕分けしてくれる製品もあります。また、全国銀行協会(全銀協)のフォーマットに即した振り込みデータを自動作成してくれるサービスも存在します。
さらに、会計ソフトと請求書受領サービスを連携できれば、請求書データや振り込みデータを自動で会計ソフトに取り込むことが可能になります。あらゆる面から計上処理業務が効率化できるため、経理担当者の負荷は減るでしょう。
随時アップデートされるため法改正にも対応しやすい
クラウド型の請求書受領サービスであれば、随時システムがアップデートされるため、法改正にも対応しやすいです。アップデートはサービス側ですべて対応してくれるため、社内では対応する必要がなくなり、法改正の情報をリサーチする時間のない担当者でも安心して利用できます。
請求書関連の法律が改正されることは、しばしばあります。最近でも2022年1月の改正電子帳簿保存法の適用、2023年10月のインボイス制度導入がありました。請求書受領サービスを導入することで、いつでも法令を遵守し業務を行えるようになります。
請求書サービスの導入を検討中の方は、別記事「Web請求書とは?システム導入のメリットやデメリット」もぜひ参考にしてください。
請求書受領サービス導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った請求書受領サービス(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
請求書受領サービスの導入事例
請求書受領サービスが、どのように企業で活用されているのか実際の導入事例を3件ご紹介します。
請求書受領サービスの導入事例①バクラク請求書受取
デジタルマーケティングサービスなどを提供するRITAグループホールディングスでは、バクラク請求書受取を活用して請求書関連の経理作業を半分に削減したとされています。バクラク請求書受取を導入する以前は、紙の請求書が多く、手作業で業務を進めていました。
グループ全体で1ヵ月あたり200件前後の請求書を処理していましたが、人的なミスも多くスケジュールどおりに業務を進められないことも。バクラク請求書受取の請求書のデータ化から総合振込データ作成までワンストップで対応できる点が決め手となり、導入を決定しました。請求書処理の効率化はもちろん、リモートワークにも対応できる体制を構築したことで、居住地を問わず、経理社員を雇用できるようになったとしています。
請求書受領サービスの導入事例②TOKIUMインボイス
生鮮食品事業や加工食品事業を手がけるANAフーズでは、請求書だけではなく、国税関連の書類の電子化を目指してTOKIUMインボイスを導入しています。リモートワークを推進する中で、紙ベースの業務からの脱却が課題になっていました。
また、事業の特性上、納品書などの国税関連書類の電子化にも対応できる請求書受領サービスを選択する必要があり、TOKIUMインボイスの導入を決定。手書きの請求書のデータ化にも人力で対応してもらえる点も決め手になったとしています。TOKIUMインボイスの導入によって、書類を電子化できれば保管コストや郵送費、人件費の削減が期待できるとしています。
請求書受領サービスの導入事例③BtoBプラットフォーム請求書
医療関連受託事業などを手がけるソラストでは、BtoBプラットフォームを導入しています。全国に400ヵ所の事業所があり、4,000件ほどの請求書を処理しています。
BtoBプラットフォームを導入する前は、事業所ごとにワークフローに違いがあり、本社での処理に手間がかかるという課題を抱えていました。請求書受領サービスの導入によって、請求書の処理を本社に集約し、ワークフローも標準化できたとされています。
以前はワークフローシステムと経費精算システムを組み合わせて使用していたが、BtoBプラットフォームを導入したことで、請求書の受領から仕訳、会計システムとの連携までまとめて対応可能。以前と比較して、仕訳作業を月65時間削減できたとしています。
まとめ:請求書受領システムはトータルコストで比較しよう
請求書受領システム(請求書受領サービス)を導入する際には、機能を比較するとともに、料金はトータルコストで比較しましょう。初期費用、月額料金の他に、サービスによっては従量課金やオプション料金も発生します。各社のサービスを比較し、自社に合った請求書受領サービスを導入して業務の効率化を実現してください。
しかし、請求書受領サービスは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、請求書受領サービス選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った請求書受領サービスが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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