見積書作成ソフトおすすめ18選！機能・選び方も解説【2025年最新】

目次
• 見積書作成ソフトとは
• 見積書作成ソフトの基本機能
• 見積書作成ソフトの選び方
• 見積書作成ソフトの比較表
• 【無料プランあり】見積書作成ソフトおすすめ18選
• 見積書ソフトを導入するメリット
• エクセルで見積書作成ができる無料テンプレートはある？
• まとめ：見積作成ソフトはトータルコストで費用比較しよう
• よくある質問

見積書作成ソフトとは

見積書作成ソフト（見積作成ソフト）とは、見積書の作成から発行、管理までのすべての業務をクラウド上で完結できるソフトウェアのことです。

従来の見積書では、Excelで見積書を作成しメールで送付する、あるいは、紙に印刷し郵送するという手間が発生していました。しかし、見積書作成ソフトであれば、Web画面上でテンプレートを使用し簡単に見積書の作成・発行が可能となります。また、見積書はすべてデータとしてシステム内で管理されるため、管理業務の負担も軽減し、オフィスのペーパーレス化・省スペース化も実現できます。

見積書作成は定型業務で、誰でもできる単純作業の面がありますが、取引の成否や信頼性に関わるため、失敗することはできません。見積書ソフトの導入により、「入力業務の自動化機能」や「入力項目のチェック機能」などの優れた機能を利用でき、ヒューマンエラーを軽減できます。

さらに、2021年に施行されたデジタル改革関連法により、建設業では見積書の電子化が解禁されました（建設業法 第二十条）。下記は、デジタル改革関連法の公布にともなう、押印・書面の見直しに係る法改正事項についての記述です。当事者の承諾がある場合に、書面の交付に代わり電磁的記録による提供（見積書の電子化）を可能とする旨が記されています。

《7. 国土交通省関係》
⑳建設業法
建設工事の見積書の電子化

建設業で見積書の電子化が認められたこともあり、今後より多くの企業が見積書ソフトを導入するでしょう。

見積書作成ソフトの基本機能

見積書作成ソフト（見積作成ソフト）の基本機能を表にまとめましたのでご参考ください。

なお、ほとんどの見積作成ソフトは、請求書や納品書といった各種帳票の作成・発行にも対応し、見積書から他の帳票への変換も簡単に実施できます。関連帳票の一元管理により、業務効率を向上できます。

見積書作成ソフトの選び方

ここでは、見積書作成ソフト（見積作成ソフト）の選び方を紹介します。

見積書作成ソフトに搭載されている機能は製品によって異なるため、自社に業務に必要な機能が揃っている製品を選びましょう。見積書を始めとする帳票作成機能・データ送付機能・ステータス管理機能といった基本機能に加え、自社の利用シーンを想定し、求める機能がすべて揃っているかを確認します。

たとえば、取引先に見積書を送付する前に上司の承認が必要な場合には、「承認機能（ワークフロー機能）」があると申請・承認がスムーズです。

また、書面による見積書や請求書を送付する必要がある場合には、「郵送代行機能」を搭載している製品を選びましょう。一方で、余計な機能やオプションが付属している見積書ソフトは、その分の料金が上乗せされるケースが多いため、ソフトの選定には注意が必要です。

見積作成から請求業務までを効率化できるかは、見積書作成ソフトを選ぶ大きなポイントです。見積書作成のあと請求書発行までを自動化できれば、大量の請求書を発行する場合でも効率化を図れます。さらに入金状況のステータス管理や督促機能があれば、請求漏れや未回収リスクも軽減可能。業務の正確性が高まり、担当者の作業時間を削減できます。

自社で利用中の会計システムや顧客管理システム、営業支援システムなどと見積書作成ソフトを連携できれば、見積書作成だけではなく、会社全体の業務効率も向上します。たとえば、見積作成ソフトと会計システムを連携できると、各種帳票の作成時に見積作成ソフトに入力された内容を、会計システムの帳簿に自動で反映できます。なお、システムと連携可能な見積書ソフトは製品によって異なるため、現在利用中のシステムと連携できる見積作成ソフトを選びましょう。

また、自社で導入済みのシステムだけではなく、将来利用する可能性のあるシステムについても、できる限り連携の可否を確認しておけると安心です。見積書ソフトとシームレスに連携できるシステムやツールが多いほど、組織全体の業務効率が向上し、生産性アップにつながります。

企業にとって重要な書類である見積書を扱うソフトですので、セキュリティ対策とサポート体制が万全かどうかは重視すべき点のひとつです。見積書作成ソフトは、Web上のクラウドで情報を管理するシステムのため、サイバー攻撃を受けるリスクは避けられません。できるだけ強固なセキュリティ対策を取っている製品を選びましょう。

また、はじめて見積書ソフトを導入する方は特に、サポート体制が万全なサービスの導入をおすすめします。不具合が生じたり、使い方が分からなかったりした時に迅速に対処してくれるため安心して利用できるでしょう。操作方法の指南やトラブル時の解決のみならず、業務効率化の相談や改善施策の提案など、幅広く対応してくれるサポートであればより安心です。

最新の電子帳簿保存法やインボイス制度など、新しい法制に対応する見積書作成ソフトであれば、社内で対処する必要がなく業務負荷が軽減できます。 また、改正電子帳簿法にも対応するソフトを導入することで、請求書を発行する場合でも電子データを法律に則った形式で正しく保管できます。

電子取引を行った場合には、一定の要件の下で、その電子取引の取引情報に係る電磁的記録を保存しなければならないこととされています（電子帳簿保存法7）。

税務当局が相当の理由と判断する場合を除いて、2024年1月以降はインターネット上で発行・受領した請求書は電子データでの保存が義務化されました。法改正に対応した見積書ソフトであれば、請求書業務を行う場合も法令を遵守した電子データの保存が可能となります。

6割の企業がインボイス対応を理由に請求書ソフトを導入したいと回答

PRONIアイミツSaaS（当社）が2025年5月～9月に実施した調査では、企業が請求書システムを導入する目的・背景は「インボイス制度に対応したい」が60%と、2番目に多い結果に。さらに、「電子帳簿保存法に対応したい」が39%と、およそ4割のニーズがあることが分かりました。

上記の調査結果から、請求業務の効率化だけでなく、インボイス制度や電子帳簿保存法といった法令を遵守するためにシステム導入を検討している企業が多いことが分かります。法改正に対応するシステムの導入で、要件に沿った書類作成・管理を実現しましょう。

  「見積書ソフト導入で法令に沿った書類作成・保存をしたい」という企業はぜひPRONIアイミツ（当サイト）を活用ください。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った見積書作成ソフトの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。  

見積書作成ソフトの比較表

ここからは、見積書作成ソフト（見積作成ソフト）を比較します。無料プランの有無や月額料金も比較していますので、自社の予算と照らし合わせながら、おすすめのソフトをご確認ください。

上記比較表をご覧の通り、見積書作成ソフトの中には無料プランを提供するサービスもあります。無料版は、機能や発行枚数に制限があるものの、無料で見積書を作成できるため、月々の見積書の発行枚数が少ない企業にはおすすめ。他のサービスと比較し、「楽楽明細」と「BtoBプラットフォーム請求書」は月額料金が高めですが、機能性が高く、多くの企業への導入実績を持つおすすめのソフトです。

「Sales Quote Assistan」と「ジョブカン見積／請求書」は、クラウド版とパッケージ版（インストール版）の両方を提供。「みつも郎20」はパッケージ版のみ提供し、買い切りで3万円（税抜）と安い価格で導入可能です。

【無料プランあり】見積書作成ソフトおすすめ18選

2025年最新のおすすめ見積書作成ソフト（見積作成ソフト）18選を紹介します。無料プランがあるソフトも厳選比較しています。各サービスの特徴とおすすめポイントをまとめたので、ぜひシステム選定時の参考にしてください。

「見積書作成にかかる工数を削減したい」「見積作成から管理まで効率化したい」という方は、ぜひPRONIアイミツ（当サイト）をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った見積書作成ソフト（最大6社）をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。

なお、見積書ソフトにはクラウド型だけでなくインストール型（パッケージ型）もあります。外部と遮断してセキュリティを強化したい企業や、オフラインでも見積業務を行いたい企業は、「見積にも対応するインストール型のおすすめ請求書ソフト」をご覧ください。見積書も作成できるおすすめのインストール型のソフトを厳選比較しています。

見積書ソフトを導入するメリット

見積書ソフト（見積作成ソフト）を導入するメリットは次の通りです。

見積書作成ソフトの導入によりシステム上で業務を行えるため、企業のペーパーレス・省スペース化を推進できます。 また、ほとんどの見積書ソフトはデータの送付にも対応し、見積書の作成～送付までの一連の作業をデータ化することも可能です。ペーパーレス化を実現できれば、書類を保管するスペースは最小限にとどめられ、企業にとっては大きなメリットです。

見積書や契約書といった会社にとって重要な書類は7年など一定期間の保管が義務付けられており、保管スペースがが圧迫されている企業も少なくありません。ペーパーレスによる省スペース化で、空いたスペースを有効活用できるでしょう。

見積作成ソフトの導入で、見積作成から送付までをすべてオンラインで完結でき、紙の見積書で必須だった資材費・送料といったコストを削減できます。一つひとつの見積書での紙やインクといった資材費や郵送代はわずかかもしれませんが、10年単位の長期的スパンで積み上げていくとかなりの額になります。資材費や送料といったコストの削減は企業にとってメリットです。

見積書作成ソフトには入力自動化機能をはじめ、コピー機能やレイアウト機能などが搭載されているため、自動化による業務の効率化につながります。さらに送付業務まで見積作成ソフトで完結できれば、従来の印刷・郵送などの手間が削減され、業務効率はより一層向上します。

定型業務である見積作成業務の自動化により、コア業務に集中できるようになったり、別の業務に時間をあてることができるようになったりといったベネフィットも得られます。企業全体の生産性向上、売上拡大につなげられるでしょう。

多くの見積書作成ソフトには、見積作成に加え、請求書・納品書といった各種帳簿も作成でき、さらに、請求書・帳簿の発行・保管にも対応できます。作成した見積書や帳簿データは、システム内に自動、かつ、安全な形で保管されます。

システム内に各種データを一元管理し、関係者は誰でも迅速に情報にアクセスできるようになり、帳簿の検索がスムーズに行えます。請求書や各種帳簿のデータの閲覧も簡単になり、情報共有が効率化された結果、業務遂行のスピードアップも享受できます。

以上、おすすめの見積書作成ソフトを紹介しました。2025年現在、見積書作成ソフトは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った見積書ソフトの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。

エクセルで見積書作成ができる無料テンプレートはある？

見積書の作成は、エクセルで代用できます。専門的な知識がなくても、テンプレートを利用することで、だれでも簡単に無料で見積書作成ができます。

無料のテンプレートを入手する方法は、Google検索で「見積書作成ソフト 無料 エクセル」と入力してみましょう。多くのサイトで見積書作成ができる無料テンプレートが公開されています。

下記はエクセルで利用可能な、見積書作成の無料テンプレートの一例です。

見積書作成におすすめの、無料エクセルテンプレートの1つ目は「Misoca」です。

Misocaの見積書の無料エクセルテンプレートは、シンプルなデザインで使いやすいテンプレートが多いです。カラーベースの見積書、イラスト入りの見積書など、デザインやカラーバリエーションが豊富なので、自社の見積書に最適な無料テンプレートが見つけられるでしょう。

見積書作成におすすめの、無料エクセルテンプレートの2つ目は「請求管理ロボ」です。

請求管理ロボの、見積書の無料エクセルテンプレートには、縦デザインのほか、横デザインのテンプレートもあります。デザイン・カラーはシンプルな見積書が多く、幅広い企業が利用しやすいテンプレートでしょう。

見積書作成におすすめの、無料エクセルテンプレートの3つ目は「freee」です。

freeeの見積書の無料エクセルテンプレートは、ブルーをアクセントカラーとしたシンプルなデザインです。個人事業主から中小・中堅企業まで利用しやすいデザインです。

まとめ：見積作成ソフトはトータルコストで費用比較しよう

見積書作成ソフト（見積書ソフト）を導入する際には、初期費用だけではなく継続的に必要となる月額料金も含め、トータルコストで費用を比較しましょう。

とはいえ、数ある見積書ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った見積書作成ソフトが分かる診断（無料）ができます。お忙しい方は、ぜひご活用ください。

よくある質問

見積書作成ソフトについての、よくある質問に答えます。

無料の見積作成ソフトのおすすめは、「freee請求書」「Square請求書」「MakeLeaps」「Misoca」「INVOY」です。請求書・納品書といった帳票にも対応しており、個人事業主や多くの小規模企業が利用しています。

請求書や見積書に対応するおすすめの無料ソフトは、別記事「無料で使える請求書作成ソフト」をご覧ください。無料で使える見積・請求ソフトを比較し、おすすめソフトを解説しています。

建設業におすすめの見積ソフトは、「KENSEKI」「Kensuke Neo」「使えるくらうど建築見積V2」などです。建設会社は、建設業特有の見積書に対応するソフトの導入がおすすめです。