無料の電子請求書作成システムおすすめ10選【2024年最新】
バックオフィス業務の効率化を図るために、多くの企業が電子請求書作成システムの導入を始めています。「紙から電子請求書に切り替えたいが、導入費用やランニングコストはかけられない」という企業には、無料で使える電子請求書作成システムがおすすめです。2024年現在、70社以上の電子請求書システムがリリースされており、無期限で無料で使えるシステムや無料トライアルを利用できるシステムも多いです。
そこで本記事では、無料で利用できる電子請求書作成システムを厳選して紹介します。無料システムを選ぶポイントや導入するメリットも解説していますので、経費をかけずに請求業務をラクにしたい経理担当者はぜひご覧ください。
- 電子請求書システムの必要性
- 無料の電子請求書システムの選び方・比較方法
- 【比較表】無料で使える電子請求書作成システム
- 【2024年最新】無料の電子請求書作成システムおすすめ10選
- 電子請求書システムを導入するメリット
- 電子請求書システムを導入するデメリット
- 電子請求書の作成方法
- まとめ:無料の電子請求書システム導入で効率化を図ろう
- よくある質問
電子請求書システムの必要性
電子請求書システムとは、請求書の作成から発行・管理といった請求書に関する一連の業務をクラウド上で完結できるシステムです。従来は、紙やエクセルで請求書を作成し印刷・送付するのが一般的でしたが、システム化することで今までのような手作業は不要に。電子請求書システムであれば、請求書の送付はワンクリックで完了します。
紙やExcelの請求書と異なり、手間やコストを削減して業務を進められるため、近年は紙の請求書から電子請求書へシフトする企業が増加傾向にあります。電子請求書システムの必要性には次のような背景があります。
- インボイス制度や電子帳簿保存法に対応するため
- 請求書の作成・管理など、煩雑な業務を効率化するため
インボイス制度や電子帳簿保存法に対応するため
インボイス制度や電子帳簿保存法の法改正により、企業には法令に沿った請求書の発行・保存が求められています。2023年10月にはインボイス制度が実施され、適格請求書(インボイス)として認められるには請求書に次の記載が必要です。
出典:国税庁ホームページ
紙やエクセルによる請求書では、上記の要件一つひとつを手作業で対応する必要があり、確認作業にも手間と時間がかかります。電子請求書システムを利用すれば、適格請求書に対応したフォーマットを作成でき、効率よく請求業務を行えます。登録番号の自動転記も可能で適用税率も自動で算出されるため、入力ミスも回避できます。
また、2024年1月以降は電子帳簿保存法により、インターネット上で発行・受領を行った請求書は電子データでの保存が義務付けられました。
電子取引を行った場合には、一定の要件の下で、その電子取引の取引情報に係る電磁的記録を保存しなければならないこととされています(電子帳簿保存法7)。
企業は電子請求書システムを導入することで、電子帳簿保存法に対応した電子データの保存が可能になります。
請求書の作成・管理など、煩雑な業務を効率化するため
電子請求書システムは、請求書を一元管理できることに加え、いつ・誰が・どの請求書を発行したかがシステム上でひと目で把握できます。「紙の請求書の管理が煩雑」「毎月、請求書の作成に手間がかかっている」という企業も、システム化することで解決でき、請求業務全体の効率化が図れます。
ペーパーロジック株式会社の調査によると、電子化したい書類の第1位は「請求書」で、その割合は65.8%でした。また、電子発行されていない書類について「電子発行へ変えたいと思う人」の割合は 71.7%と多数を占めていました。
電子化したい書類、第1位「請求書」65.8%、第2位「契約書」57.9%
出典元:ペーパーロジック株式会社
請求書発行は直接売り上げにつながる業務ではないものの、定期的に必要となる重要な業務です。上記データを見ると、請求書を電子化して毎月の請求業務を効率化したい人が多いと推測できます。インボイス制度のような法改正に対応しながら毎月の請求業務を効率化したい企業は、電子請求書システムを導入して生産性の向上を図ることが重要です。
電子請求書システムで、法改正への対応と業務効率化の両立をしたい担当者は、ぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った電子請求書システムが分かる診断(無料)ができます。
無料の電子請求書システムの選び方・比較方法
ここでは、無料の電子請求書システムの選び方・比較方法を解説します。電子請求書を無料で作成したい方は、次のポイントを抑えてシステムを比較しましょう。
- 「発行のみ」「受領・管理のみ」「両方に対応」のシステムがある
- 無料プランの場合、発行件数は足りているか
- 自動入金消込など必要な機能はあるか
- 経理担当者が簡単に書類を作成できるか
- 会計ソフトと連携できるか
「発行のみ」「受領・管理のみ」「両方に対応」のシステムがある
電子請求書システムは、「発行のみ」「受領・管理のみ」「両方に対応」のシステムに分かれるため、自社に必要な範囲に対応するシステムを選びましょう。システムの料金は機能が多いほど高くなるのが一般的で、「発行のみ」「受領・管理のみ」のシステムより、「両方に対応」の方が料金は高くなります。
費用対効果を考えるうえでも、自社に必要な範囲を明確にしてシステムを選定しましょう。発行と受領の両方に対応する請求書システムで、無料プランや無料トライアルのある製品は以下の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
無料プランの場合、発行件数は足りているか
電子請求書作成システムの無料プランでは、月間の請求書発行件数に上限が設けられているシステムがほとんどです。例えば、「月間発行件数の上限が10件」「ユーザー数が3名まで」「登録できる企業数が1企業まで」のように、各社で制限が異なるため発行件数は足りているかを必ず確認しましょう。
請求書の発行件数・取引先が多い企業は、有料プランの検討をおすすめします。料金を比較して安いサービスを知りたい人は、下記記事もチェックしてみてください。
自動入金消込など必要な機能はあるか
電子請求書システムが搭載する機能はシステムによって異なるため、自社に必要な機能があるシステムを選びましょう。たとえば、金融機関と連携した「自動入金消込機能」を搭載しているシステムや、同じ内容の請求書を毎月くり返し作成できる「自動作成予約機能」を搭載したシステムのほかにも、勘定科目や取引先・税区分などを自動仕分けできるシステムもあります。
事前に自社が効率化したい業務の範囲を明確化し、必要な機能がある電子請求書システムを絞って比較しましょう。
経理担当者が簡単に書類を作成できるか
経理担当者が簡単に書類を作成できるシステムであれば、導入後も活用が進み業務効率化を実現できます。操作性や使い勝手の良さは電子請求書システムによって異なります。経理担当者が使いづらいシステムを導入してしまうと、従来より業務負担が増えてしまうことも。多くの電子請求書システムでは無料トライアルを用意していますので、本格導入の前に活用して使いやすいシステムを選定しましょう。
会計ソフトと連携できるか
電子請求書システムは、会計ソフトのような他の業務システムとの連携で、さらなる業務効率化が図れます。たとえば、会計ソフトと電子請求書システムを連携することで、請求データを会計ソフトへ自動取込・自動仕訳ができます。転記ミスを防止できるだけではなく、経理担当者の負担軽減にもつながります。すでに使っている業務システムがある企業は、そのシステムと連携可能な電子請求書システムを選びましょう。
下記のランキングページでは、連携したいシステムから請求書システムの候補を絞ることが可能です。使いたい機能や導入実績でも絞り込みができるので、ぜひ自社に合うシステムをチェックしてみてください。
【比較表】無料で使える電子請求書作成システム
ここでは、無料で使える電子請求書作成システムを比較表にして紹介します。無料で作成・発行できる件数やサービスの種類も比較していますので、電子請求書システム選びの参考にしてください。
サービス名 | 利用料金 | 無料発行件数 (月間) |
サービスの種類 |
---|---|---|---|
freee請求書 | 無料 | 無制限 | 発行 |
Misoca | 無料 | 10件 | 発行 |
BillOne | 無料 | 100件 | 発行・受領 |
Square請求書 | 無料 | 無制限 | 発行・受領 |
MakeLeaps | 無料 | 無制限 | 発行 |
INVOY | 無料 | 無制限 | 発行・受領 |
invox発行請求書 | 無料 | 15件 | 発行 |
Zoho Invoice | 無料 | 無制限 | 発行・受領 |
請求QUICK | 無料 | 50件 | 発行・受領 |
BConnectionデジタルトレード | 無料 | 100件 | 発行・受領 |
無料発行件数が無制限のサービスは複数あるものの、ユーザー数や登録できる取引先数には一定の制限があるサービスがほとんどです。詳しくは次章の各サービス紹介にて解説していますので、導入前にご確認ください。
【2024年最新】無料の電子請求書作成システムおすすめ10選
ここからは、無料で使える電子請求書作成システムの中で特におすすめのサービスを紹介します。各サービスの特徴や強み、搭載する機能を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- freee請求書
- Misoca
- BillOne
- Square 請求書
- MakeLeaps
- INVOY
- invox発行請求書
- Zoho Invoice
- 請求QUICK
- BConnectionデジタルトレード
freee請求書
freee請求書は、freee株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。ほかのサービスと比較した際の強みは、請求書の作成が簡単で、全機能を無制限・無料で利用できる点。フォームに必要事項を入力するだけで、請求書はもちろん、見積書や納品書などの書類も無料で作成できます。また請求書を始めとする書類の「請求書番号」「件名」「振込先」などの項目は、表示名称をカスタマイズすることも可能です。
書類のテンプレートは40種類以上用意され、CSV/PDFインポートにより既存の請求書フォーマットをそのまま利用できます。請求書の送付方法は、メール送信のほか、郵送代行にも対応。取引先に合わせた方法で請求書を送付できます。さらに、取引先の請求書データのダウンロード日時が一目で把握でき、確認漏れによる未入金リスクを低減できます。同社のfreee会計を利用することで、請求書の受領にも対応可能です。
freee請求書の無料プランはユーザー数を3名まで追加できるため、10名以下の法人や個人事業主に特におすすめです。「使い方が簡単なシステムを導入したい」「電子請求書だけでなく、さまざまな会計・経理関係の処理に対応するシステムを選びたい」「ワンクリックで収益・損益・資金繰り表のレポートを作成したい」という企業や個人事業主はチェックしてみてください。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
Misocaは、弥生株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。連携機能が充実しているのが特徴で、会計ソフト「弥生会計」や「freee請求書」のように連携可能なシステムが豊富。
たとえば、「弥生会計」と連携することで、「請求日」や「請求金額」といった請求データを掛売上として送信できます。また、各種書類を簡単に作成できる点も強みで、パソコンはもちろん、スマートフォンからでも書類の作成が可能です。さらに、請求書の自動作成機能や自動メール送信機能など、より業務効率が実現できる多彩な機能も搭載しています。
なお、無料プランの月間請求書作成数の上限は10件まで。月間10件以上作成したい企業には、年額8,800円(税抜)からの有料プランの利用がおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
BillOneは、Sansan株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。誰もが知るような大企業から中堅企業、中小企業まで幅広い企業が導入しています。
多くの企業から選ばれている理由は、業務効率化が実現できる多彩な機能を搭載している点にあります。たとえば、メールやPDFでの請求書、紙の請求書などさまざまな方法や形式で届いた請求書はすべてオンラインで受け取れる仕組みです。取引先に請求方法を変えてもらう必要なく、紙の請求書から電子請求書に切り替えられます。
さらに、各拠点に届いた請求書データは本部で一元管理でき、拠点から本部への郵送代も削減できます。従業員数100人以下の中小企業であれば、すべての機能を無料で利用可能です。請求書の受け取りは月100件まで無料です。「請求書の発行・受領の両方に対応するシステムが必要」「請求書の形式・方法に関わらずオンラインで発行・受領したい」という企業に、BillOneはおすすめの電子請求書作成システムです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 品目情報の登録機能
- 書類の検索機能
- 閲覧・編集の権限設定
- 請求関連業務の履歴管理
Square 請求書は、Square株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。日本のみならず世界中で利用されている電子請求書作成システムで、請求書や見積書はいつでも、どこからでも無制限で送信可能。
Square 請求書は定期請求書の送信を予約することもできます。請求書の支払状況はリアルタイムで確認可能、支払いを24時間年中無休で受け付け可能など、未入金防止のための機能やサービスを多数用意しています。なお、利用料金は無料で請求書の作成数は無制限ですが、決済には3.25%の手数料が必要な点は押さえておきましょう。
「多くの企業が導入しているシステムを使いたい」「請求書作成だけでなく、取引先への請求・決済・入金のような支払いに関する手続きも少ない手間で完結したい」という企業に、Square 請求書はおすすめの電子請求書作成システムです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 見積書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 書類のテンプレート機能
- ロゴ・印影付きの書類作成
- 書類のPDFダウンロード機能
MakeLeaps
MakeLeapsは、メイクリープス株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。業種や規模を問わず幅広い企業で導入されており、導入企業数は5,400社以上に上ります。料金は取引先の上限が3社まで無料。
多くの企業から支持を得ている理由は、業務効率化が実現できるから。導入企業の中には、請求書関連の業務時間を80%も削減した企業もあります。また、請求書のほかに、見積書や発注書、納品書など9種類の書類に対応。いずれもテンプレートにデータを入力するだけで誰でも簡単に書類が作成できる仕組みです。
「入金状況や請求日・入金予定日といったお金の流れを可視化したい」「請求業務で頻出する申請・承認までシステム化したい」という企業は、まずは無料トライアルを利用するのもおすすめです。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 英語
- 見積書の作成機能
INVOYは、FINUX株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。請求書の発行から受け取りはもちろん、支払いまでワンストップで簡単に行えるのが特徴。無料で使えるFreeプランは一部の機能に制限はあるものの、帳票の発行枚数や利用者数は無制限なのでどの企業にもおすすめです。
請求書の作成はテンプレートに必要事項を入力するだけ。作成した請求書データはシステムからメールで送付可能です。また、受け取った紙の請求書は5秒でデータ化でき、システムからクレジットカードで支払えます。パソコンのほか、スマートフォンからでも請求書データの作成が可能なため、隙間時間も有効活用できます。
請求書の作成や発行、見積書・発注書・納品書・領収書の作成をずっと無料で行える無料プランのほか、銀行口座との自動連携機能や資金繰り表機能を搭載した月額980円(税込)のリーズナブルな有料プランも用意しています。「コスト重視で電子請求書作成システムを導入したい」「スマホからも請求書や帳票を作成したい」という企業に、INVOYはおすすめの電子請求書作成システムです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能
- 書類のテンプレート機能
invox発行請求書
invox発行請求書は、株式会社invoxが提供する無料で使える電子請求書作成システムです。電子請求書システムとしては業界トップクラスのシェアを誇り、大企業から中小企業、ベンチャー企業など多くの企業が導入しています。
他社サービスと比較したときの強みは、自動化できる業務が幅広い点にあります。請求データをシステムに取り込むだけで請求書を自動作成でき、転記や入力のような人為的ミスが起こりやすい業務を削減できます。
また、売上計上や入金消込・督促にような業務の自動化も可能です。毎月15件の請求書発行までは無料で利用できます。請求書発行が月間15件以上となる場合は、月額1,980円(税抜)からの有料プランに切り替えましょう。
Zoho Invoiceは、ゾーホージャパン株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。中小企業やフリーランスを支援するために開発されたシステムで、規模の小さな企業や個人でも導入しやすいようにすべての機能が無料かつ無制限に利用できるのが特徴。
請求書の作成機能や発行機能はもちろん、複数顧客への一斉送付機能、多言語・複数通貨の請求書作成機能、工数管理機能、プロジェクト管理機能などあらゆる機能を無料で利用できます。
また、スマートフォンアプリも用意しており、いつでもどこでも請求管理を行える点もおすすめ。費用をかけずに請求書業務を電子化したい企業には、特におすすめの電子請求書システムです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 英語
- 中国語
- オランダ語
請求QUICK
請求QUICKは、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。他社サービスにはない特徴として挙げられるのが、請求書買取機能(ファクタリング)。発行した請求書を最短2営業日、手数料0.5%からの条件で資金化できます。資金繰りに悩む中小企業や個人事業主にとって心強い機能です。
さらに、請求書の作成や発行といった請求業務だけではなく、未入金管理・督促のような回収業務や、入金消込・仕訳作成のような会計業務もシステム1つで完結できる点もおすすめ。
請求書の発行件数が月に50件までであれば料金は無料。クレジットカードの決済手数料は1.95%からとなっています。
BConnectionデジタルトレード
BConnectionデジタルトレードは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供する無料で使える電子請求書作成システムです。
電子請求書システムが初めての企業でもスムーズに使いこなせる直感的な操作画面が特徴。導入にあたって研修やマニュアルを用意する必要はありません。また、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しているのはもちろん、45か国の法制度に準拠。24の言語と外貨にも対応しているため、外国企業との取引が多い企業に特に電子請求書システムです。
受取請求書が月に100枚までであれば料金は無料です。それ以上の請求書を受け取りたい企業は、月額40,000円(税抜)からの有料プランに切り替えましょう。
以上、機能や料金の比較でおすすめの電子請求書システムを詳しく解説しました。「無料プランだと発行枚数が足りない」「ユーザー数を増やしたい」という企業には有料プランの検討もおすすめします。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、電子請求書作成システム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
電子請求書システムを導入するメリット
ここでは、電子請求書システムを導入するメリットを解説します。
- 請求業務を効率化できる
- 請求書の送付はメール送信で完結する
- 取引先を登録でき、入力ミスを防止できる
- ペーパーレス化・コスト削減を実現できる
- 一元管理により、情報共有が可能に
請求業務を効率化できる
電子請求書システムを導入すると、請求業務を効率化できるメリットがあります。電子請求書システムでは、請求データをシステムに取り込むだけで請求書が自動作成されます。また、経費科目の自動仕訳や金融機関のデータと連携することで入金確認も自動で行えるサービスもあります。自動化機能が充実しているシステムを導入することで、業務効率はより大幅に向上します。電子請求書システムの多くは見積書の作成にも対応しています。
請求書の送付はメール送信で完結する
電子請求書システムはすべてオンライン上で業務を行うため、請求書の送付はメール配信で完結する点もメリットです。従来のような印刷、封入、郵送手配の業務は不要になり、手間と時間を削減できます。請求書にミスがあった場合も、電子請求書システムであればデータを修正してメールで再送するだけで済みます。
取引先を登録でき、入力ミスを防止できる
電子請求書システムの取引先の登録機能により、住所の入力ミスや誤送付を防止できます。手作業による入力・転記がなくなるため、入力ミスの確認作業も不要に。電子請求書システムの導入で、多くの人為的ミスを削減できるようになります。
ペーパーレス化・コスト削減を実現できる
電子請求書システムを導入し、請求書を電子化することでペーパーレス化が進み、資材費・印紙代のコスト削減も実現できます。紙の請求書1件あたりのコストは少なくても、取引先数が増えればコストは高額になってしまいます。電子請求書システムは、コスト削減を徹底したい企業には特におすすめです。
さらに、電子請求書システムの請求書データはクラウド上に蓄積されるため、ペーパーレス化を推進できます。オフィス内の保管スペースも不要になり省スペース化も実現可能です。
一元管理により、情報共有が可能に
電子請求書システムでは、各拠点や各部署の請求データを一元管理できるため、全社的な情報共有が可能になります。一元管理により、誰でも手軽に請求書情報を検索・閲覧できます。関係者間の情報共有がしやすくなることで、業務をよりスピーディーに進められます。
電子請求書システムを導入するデメリット
電子請求書システムの導入には多くのメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
- 導入・運用コストがかかる
- 業務フローが大きく変わる
導入・運用コストがかかる
電子請求書システムの導入には、導入コストや運用コストがかかる点がデメリットです。システム導入にあたり、増加するコストと削減できるコストを洗い出したうえで、自社の予算に合ったシステムを導入しましょう。また、無料の電子請求書システムも多いため、コストを抑えたい方は無料プランから利用してみるのもおすすめです。
業務フローが大きく変わる
紙の請求書から電子請求書システムに切り替えることで、業務フローが大きく変わる点もデメリットです。社内はもちろん、請求書の送付先である取引先の業務フローも変わるため、事前にすべての関係者に周知しておく必要があります。
取引先の説得が難しい場合は無理に電子化を推し進めるのではなく、電子請求書システムと紙の請求書を併用し柔軟に対応するのが理想的です。
電子請求書の作成方法
ここでは電子請求書の作成方法を2つご紹介しますので、無料で請求書を作成したい方は参考にしてください。どちらが自社のニーズと相性が良いか比較してみましょう。
- 無料で使えるエクセルのテンプレートを活用する
- 電子請求書システムの無料プラン・無料トライアルを使用する
無料で使えるエクセルのテンプレートを活用する
すでにエクセルをはじめとするソフトを導入している企業が、追加費用をかけずに気軽に電子請求書を導入できる方法です。エクセルで利用できる請求書のテンプレートを無料で提供するシステムも多く、誰でも気軽に使えるという特徴があります。
条件を満たすテンプレートをダウンロードして必要事項を入力し、PDF形式で出力するだけで電子請求書を作成できるので、「エクセルで無料で電子請求書を作成したい」という企業には便利です。PDF形式に出力した電子請求書は、メール送付やファイルアップロードですぐに取引先へ共有できます。
電子請求書システムの無料プラン・無料トライアルを使用する
電子請求書システムの無料プランや無料トライアルを使用する方法もおすすめです。システムではフォーマットにそって入力するだけで電子請求書が完成するほか、項目のカスタマイズに対応している製品も多いのでさまざまな請求書に対応できます。
まとめ:無料の電子請求書システム導入で効率化を図ろう
電子請求書の導入は紙による請求業務にかかっていたコスト削減に役立つだけでなく、業務効率化やテレワークの推進も図ることができます。コスト面が心配な企業は、まずは無料の電子請求書システムを導入し、請求業務の手間を減らしてみましょう。
無料で使えるサービスは、以下の記事でも紹介しています。2024年最新でおすすめの請求書作成ソフトを確認したい方は、ぜひチェックしてみてください。
「いろんなことを加味しながら自社に最適なシステムを選ぶのは難しい」と思われた方は、ぜひPRONIアイミツをご利用ください。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、希望要件に合った電子請求書システムが分かる無料診断をご用意してます。
よくある質問
無料の電子請求書作成システムについて、よくある質問に答えます。
無料で使えるおすすめ請求書作成ソフトは?
無料で使えるおすすめ請求書作成ソフトには、「BillOne」「invox発行請求書」「freee請求書」などがあります。
個人事業主向けの請求書の無料テンプレートは?
個人事業主向けの請求書の無料テンプレートを用意している電子請求書システムには、「マネーフォワード クラウド請求書」「INVOY」「board」のほかにも多数あります。詳しくは、別記事「個人事業主におすすめの請求書システムを徹底比較【2024年最新】」もぜひご参考ください。
見積・納品書も無料で発行できる電子請求書システムは?
見積・納品書も無料で発行できる電子請求書システムには、「Misoca」「freee請求書」があります。それぞれのシステムで発行可能な帳票は次の通りです。
Misoca:請求書、見積書、納品書、注文書、注文請書、検収書、領収書
freee請求書:請求書、納品書、発注書、領収書
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