インボイス対応の請求書ソフトおすすめ11選を比較!発行・受領をシステム化
2023年10月からインボイス制度が導入され、多くの企業や個人事業主がインボイス対応の請求書ソフトを利用し始めています。「インボイスの作業が煩雑で管理が大変」「仕入税額控除の適用漏れやミスを避けたい」といった方も多いでしょう。
そこで本記事では、インボイス制度に対応した請求書ソフト(SaaS)のおすすめサービス11選を比較します。インボイス制度の概要や請求書ソフト導入のメリット・デメリット、選び方まで解説。インボイス(適格請求書)の面倒な作業を効率化したい経理・財務担当者はぜひご覧ください。

税理士
板山 翔
平成28年に日本初のオンライン専門の税理士事務所を開業。塾講師歴7年、大手WEBメディアで連載を持つなどの異色の経歴を持つ。5人以下の小 …続きを見る
平成28年に日本初のオンライン専門の税理士事務所を開業。塾講師歴7年、大手WEBメディアで連載を持つなどの異色の経歴を持つ。5人以下の小さな会社の経営者へ向けて、様々なメディアで情報発信をしており、YouTubeチャンネル「税理士ショウの超わかりやすいビジネスQ&A」は動画27本で登録者4,000人近くと、急成長している。 板山翔税理士事務所代表
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- インボイス対応の請求書ソフトとは
- 請求書ソフトの機能
- インボイス対応の請求書ソフトの選び方
- 【比較表】インボイス制度対応の請求書ソフト
- インボイス対応の請求書ソフトおすすめ11選【2025年最新SaaS】
- 請求書ソフトを導入するメリット
- 請求書ソフトを導入する際の注意点
- 会計ソフトなどもインボイス制度への対応が必要
- まとめ:インボイス制度対応のシステムで業務効率化を図ろう
- よくある質問

インボイス対応の請求書ソフトとは
インボイス対応の請求書ソフトとは、インボイス(適格請求書)の発行、または受け取りができるソフトのことです。インボイス制度への対応にITツールの活用を検討している方は、基礎知識を把握しておくことが重要です。以下で確認していきましょう。
インボイス制度とは
インボイス制度(適格請求書等保存方式)とは、複数の税率に対応した仕入税額控除の方式のことです。消費税率・消費税額の透明性の確保、免税事業者の益税の是正を主な目的としており、商品・サービスの販売側は適格請求書の発行を行い、購入側は受け取った適格請求書を保存することで、取引の透明性を確保します。
インボイス制度がスタートすると、適格請求書と呼ばれるこれまでとは異なる様式の請求書を扱う必要があるため、取引を行う事業者双方が業務・管理の方式の見直しを行う必要があります。
インボイス制度について詳しく知りたい方は、別記事「インボイスとは?制度で影響を受ける人や対応を解説」も参考にしてください。インボイス制度のメリット・デメリット、制度に対応する方法も解説しています。
請求書ソフトとは

請求書ソフトとは、請求書に関する一連の業務を効率化するために「請求書作成」「データ取り込み」「請求書の発行・発送」「請求管理」などの機能が搭載されたソフトのことです。請求書ソフトを導入することで、業務効率化を実現できることに加え、インボイス制度で煩雑化する請求業務にもスムーズに対処できます。
ペーパーロジック株式会社による「角印の利用と電子化の実態」に関する調査では、電子化したい書類の第1位が「請求書」で、その割合は65.8%となっています。また、電子発行されていない書類について「電子発行へ変えたいと思う人」の割合は 71.7%という結果が報告されています。請求書ソフトの導入は、企業の生産性向上の観点からもますます必要とされていくと予測されます。
電子化したい書類、第1位「請求書」65.8%、第2位「契約書」57.9%

請求書ソフトの機能
請求書ソフトの代表的な機能を紹介します。
請求書ソフトの機能 | 機能の詳細 |
---|---|
請求書作成機能 | フォーマットを活用して簡単に電子請求書を作成できる機能。 |
請求書発行・発送機能 | 取引先に合わせた方式で請求書の送信・自動発行・紙媒体での送付ができる機能。 |
請求書管理機能 | 請求書の開封状況・入金状況の把握からリマインドなどを管理できる機能。 |
データ取り込み機能 | 外部システムと連携して請求に関するデータを取り込める機能。 |
請求書受領機能 | 送付された請求書をデータ化し受領する機能。 |
請求書の「作成・発行」「受領」機能については、両方をそなえたソフトもあれば、発行だけ、受領だけといったように一方に特化したソフトも存在します。
2025年最新でおすすめのサービスは別記事「おすすめ請求書作成・発行ソフトを比較」で厳選紹介しています。自社のサービス選びの参考にしてください。
インボイス対応の請求書ソフトの選び方
インボイス対応の請求書ソフトにはさまざまなタイプがあるため、自社に合ったサービスを導入できるよう次の点を確認しましょう。
- 「発行のみ」「受領・管理のみ」「両方できる」ソフトがある
- インボイス制度だけでなく電子帳簿保存法にも対応しているか
- 適格請求書(登録番号)のチェック業務を自動化できるか
- 会計ソフトなど他のシステムと連携はできるか
- 操作性に優れているか確認する
「発行のみ」「受領・管理のみ」「両方できる」ソフトがある
請求書ソフトは製品によって機能の範囲が異なります。「請求書発行のみに対応」「受領・管理に対応」「発行・受領・管理のすべてに対応」といった機能の違いがあるため、必要な機能を明確にし、自社の目的や業務に合ったソフトを選びましょう。下記は、請求書作成・発行システムの仕組みを図解したものです。

下記は、請求書受領システムの仕組みを図解したものです。

請求書システムは、機能が多ければ多いほど料金が高くなるのが一般的です。費用対効果の観点からも、自社に必要な機能に絞って請求書ソフトを選定してください。受領に対応するサービスを知りたい方は、別記事「請求書受領サービスおすすめ12選を比較」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
インボイス制度だけでなく電子帳簿保存法にも対応しているか
インボイス制度に加え、電子帳簿保存法に対応している請求書ソフトであれば、法律の要件に沿った請求書保存ができます。改正電子帳簿保存法では、取引先や取引年月日、取引金額を検索できるような状態で保存しておくことが求められているため、ソフトの導入がおすすめです。また、電子取引データの電子保存制度では、インターネットを介して取引した場合、発行側・受領側ともに電子データでの保存が必須とされています(※2023年12月末まで猶予期間あり)。
電子取引を行った場合には、一定の要件の下で、その電子取引の取引情報に係る電磁的記録を保存しなければならないこととされています(電子帳簿保存法7)。
税務当局が相当の理由と判断する場合を除いて、2024年1月以降はインターネット上で発行・受領した請求書は電子データでの保存が義務化されました。改正電子帳簿保存法に対応した請求書システムは、電子データの保存が可能なため安心して利用できます。
適格請求書(登録番号)のチェック業務を自動化できるか
請求書が適格請求書であるかどうかを確認するには、国税庁の「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」で13桁の数字を入力し調べる必要があります。一つひとつの登録番号を調べる作業は負担が重いでしょう。
適格請求書(インボイス)の登録番号の確認を自動化できるソフトを導入すれば、13桁の登録番号を手作業で入力し調べる必要がありません。登録番号のチェックを自動化できるソフトにより、課税事業者の情報を効率的に取得できるようになります。
会計ソフトなど他のシステムと連携はできるか
会計ソフトのように他のシステムと連携可能な請求書ソフトを導入することで、バックオフィス全体の業務効率が向上するでしょう。会計ソフトと連携すれば、請求書業務から会計ソフトへの入力までの作業の大半が自動化できます。また、販売管理システムと請求書ソフトを連携することで、自社が適格請求書を発行する際に、営業部門の売り上げデータをそのまま利用することが可能です。
連携には「CSVファイルのインポート」と「API連携」の2パターンあります。1つ目のCSVファイルをインポートする連携方法は、汎用的な方法で多くのシステムに搭載されている連携機能です。注意点はインポートするたびにデータを抽出する必要がある点です。2つ目の方法はAPI連携で、システムを直接連携するため、データの即時共有が可能となります。API連携はオプション料金が掛かる場合がありますが、効率を重視するならAPI連携連携がおすすめです。
操作性に優れているか確認する
請求書ソフトは、日々の業務で日常的に利用するソフトであるため、操作性に優れた製品を選ぶことが重要です。機能・性能に優れた製品でも、操作性に難があると使いこなせません、また、業務効率が低下してしまう懸念があります。事前にトライアルを実施して、担当者が問題なく使用できる製品を導入しましょう。

税理士
板山 翔のコメント
インボイス対応の請求書システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったインボイス対応の請求書システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】インボイス制度対応の請求書ソフト
ここからは、インボイス対応の請求書ソフトを比較します。自社の予算や必要な機能と照らし合わせながら、おすすめのインボイス対応の請求書ソフトをご確認ください。
サービス名 | 請求書サービスの種類 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
マネーフォワード クラウド請求書 | 発行・受領 | 要問合せ | 要問合せ |
楽楽明細 | 発行・受領 | 10万円~ | 2万5,000円~ |
Bill One請求書受領 | 発行・受領 | 要問合せ | スモールビジネスプラン:無料 有料プラン:要問い合わせ |
インボイス王 | 発行・受領 | 無料 | 30ユーザーまで年額5,500円(税込) |
freee請求書 | 発行 | 無料 | 件数無制限で無料 |
Misoca | 発行 | 無料 | 年額8,000円~ |
freee債権 | 発行 | 要問合せ | 要問合せ |
ジョブカンDesktop 見積・納品・請求書 23 | 発行 | 3,960円(税込) | - |
TOKIUMインボイス | 受領 | 無料 | 6万円~ |
バクラク請求書受取 | 受領 | 要問合せ | 4万円~ |
invox受取請求書 | 受領 | 無料 | 980円~ |
上記比較表をご覧の通り、インボイス対応の請求書ソフトには、「発行・受領の両方に対応」「受領のみに対応」「発行のみに対応」があります。自社の業務範囲をカバーするサービスを選ぶことが大切です。
また、インボイス対応の請求書ソフトの多くは初期費用無料で導入可能。とくにクラウド型(SaaS)は月額500円~数千円ほどの製品もあり、業務効率化とコスト削減の両立を図りたい企業におすすめです。
「ジョブカンDesktop 見積・納品・請求書 23」はインストール型のため、利用は特定のPCに制限されるものの、買い切りで費用を抑えたい人にはおすすめ。
無料で使えるインボイス対応のソフトを知りたい方は、別記事「無料でおすすめの電子請求書発行システム【2025年最新】」もぜひ参考にしてください。無料ソフトの選び方も解説していますので、導入前にチェックしてみてください。
インボイス対応の請求書ソフトおすすめ11選【2025年最新SaaS】
ここでは、インボイス対応の請求書ソフトおすすめ11選をご紹介します。それぞれが豊富な機能や高い利便性を備えているので、各システムの強みや特徴を比較しながらご検討ください。
インボイス対応のおすすめ請求書ソフト一覧
-
請求書発行・受取をまとめて管理マネーフォワード クラウド請求書
-
無料プランありfreee請求書
-
累計導入社数14,000社(※2025年6月時点)楽楽明細
-
あらゆる請求書をオンラインで受領Bill One請求書受領
-
同社の会計王シリーズとスムーズに連携インボイス王
-
個人事業主に人気Misoca
-
「freee会計」の債権機能を抽出したソフトfreee債権
-
シンプルなインストール型ソフトジョブカンDesktop 見積・納品・請求書 23
-
あらゆる形態の請求書を一括受領TOKIUMインボイス
-
請求書受取~支払処理までを効率化バクラク請求書受取
-
データ化の精度は99.9%以上invox受取請求書

マネーフォワード クラウド請求書
マネーフォワード クラウド請求書は、株式会社マネーフォワードが提供するインボイス対応の請求書ソフトです。請求書発行だけでなく受領もできるサービスです。
見積書・納品書・請求書に対応しており、テンプレートとエディタで簡単に帳票を作成できます。インボイス制度・電子帳簿保存法の要件にも対応しているため、法律に則った保存が可能となっています。
ステータス管理によりミスの無い業務が可能となります。信頼性・堅牢性に優れた請求書作成ソフトを活用したい方にはおすすめです。
主な機能

freee請求書
freee請求書は、freee株式会社が提供するインボイス対応の請求書ソフト。クラウド型の請求書作成・発行システムで、スマホやタブレットからもアクセスでき、いつでもどこでも作業可能です。簿記知識がなくても直感的に使え、見積書や納品書も簡単に作成できます。freee請求書はインボイス制度や電子帳簿保存法に自動対応し、請求書を作るだけでインボイスの電子保存が完了します。
他社と比較したメリットは、充実した無料プランがある点。有料プランも初期費用無料、月額1,980円(税抜)からとリーズナブル。freee会計との連携で、経理業務全体の一元管理も実現します。
主な機能

楽楽明細
楽楽明細は、株式会社ラクスが提供するインボイス対応の請求書ソフトです。累計導入社数14,000社(※2025年6月時点)を誇ります。IT業界や製造業、卸売・小売業、人材派遣業、医療福祉分野など、多岐にわたる業界で活用されるおすすめのソフトです。
請求書に加え、納品書や領収書などの各種帳票を発行・受領できるほか、チラシやお知らせといった書類の送付にも対応していることがおすすめ。また、既存システムの請求データをCSVやPDF形式で簡単に取り込める機能や、API連携オプションを活用したデータ連携の自動化も可能です。
料金は、初期費用が10万円~(税抜)、月額利用料が25,000円~(税抜)と、多機能でありながら良心的な価格です。直感的に操作できるシンプルな画面設計で、利用者から高い評価を得ている点もおすすめの理由です。
主な機能
Bill One請求書受領
Bill One請求書受領は、Sansan株式会社が提供するインボイス対応の請求書ソフトです。請求書の発行・受領の両方に対応しており、あらゆる請求書をオンラインで受領し、企業全体の請求書業務を加速するシステムとして支持されています。
インボイス制度を含む法改正に対応した業務フロー構築が可能で、請求書の授受に関する業務をまとめてデジタル化し効率化できます。
紙の請求書はBill One請求書受領が代理で受け取り、面倒なスキャンも代行、PDFの請求書はアップロードするだけなので、請求書を受け取る側はもちろん、発行する側にも負担をかけずに利用をスタートできます。データ化された請求書は専用のデータベースで一元管理できるため簡単に検索が可能。ほかのシステムと連携させて活用することもできます。
主な機能
インボイス王
インボイス王は、ソリマチ株式会社が提供するインボイス対応の請求書ソフト。クラウド型のためスマホからでも請求書を作成できます。請求書の作成・発行だけでなく受領にも対応。複雑な設定なしで適格請求書の発行ができることがおすすめのポイント。
同社の会計王シリーズとの連携で、自動仕訳が可能になります。インボイス王は、月10通までなら無料で請求書を作成でき、有料版も30ユーザーまで年額5,500円(税込)と低コスト。料金を抑えてインボイスに対応したい企業に、インボイス王はおすすめの請求書ソフトです。

Misoca
Misocaは、弥生株式会社が提供するインボイス対応の請求書ソフトです。請求書の発行に特化したサービスで、インボイス制度・電子帳簿保存法の要件に対応しているため法律を遵守しながら利用していただけます。
テンプレートを活用して各種帳票を簡単に作成することが可能で、自動化・効率化機能により帳票の作成から送付までの負荷を軽減します。事業規模に合わせて活用でき、フリーランスから法人まで事業規模に合わせてプランを選べるほか、外部システム・外部サービスとも柔軟に連携することができる点が心強いです。
特にフリーランス・個人事業主から支持を集めており、業務効率化により本業に集中したい方にはおすすめのソフトです。
主な機能

freee債権
freee債権はfreee株式会社が提供するインボイス対応の請求書ソフトです。
freee債権は、クラウド会計ソフト「freee会計」のなかの、請求書の発行・入金管理・入金消込などの債権に関する機能だけを抽出した請求書管理ソフトです。見積書・請求書の発行、債務管理、支払管理に加え、ワークフローによる稟議なども管理可能となっており、請求業務を効率化します。
また、請求書の電子発行と郵便代行にも対応しています。電子取引もまとめて管理可能で、請求書のスキャン代行、電子保存サービスも実施。経理業務に役立つ機能として、購買明細の自動仕訳や請求書データのOCR読み取りといった自動化機能を搭載しています。料金は要問い合わせとなっています。
主な機能

ジョブカンDesktop 見積・納品・請求書 23
ジョブカンDesktop 見積・納品・請求書 23は、株式会社ジョブカン会計が提供する請求書ソフト。シンプルなインストール型ソフトで、安い価格で適格請求書に対応できることがメリット。システムを自社PCにインストールして使うため、データのローカル管理が可能。特定のPCで利用できればOKという企業には最適です。
帳票のかんたん作成機能や売掛データの自動転記、複数単価設定、合計請求書の締め処理など、会計業務を効率化する機能を搭載。料金はパッケージタイプが3,960円(税込)、ダウンロードタイプが3,300円(税込)です。

TOKIUMインボイス
TOKIUMインボイスとは、株式会社TOKIUMが提供するインボイス対応の請求書ソフトです。請求書の受領機能に特化したシステムで、紙・メール・PDFなどどのような形態の請求書であっても、一括で受領代行を依頼できるのがメリット。紙で届く請求書は、受領からスキャンまで代行できるので、郵便物の仕分けや開封などの手間が不要です。
メールに添付された請求書や、システムからダウンロードするタイプの請求書も一括してシステムへの登録を委託できます。請求書をオンラインで一元管理し、業務の大幅な効率化を実現しています。
請求書業務をオンラインで完結でき、経理部門のテレワークもサポートします。
主な機能

バクラク請求書受取
バクラク請求書受取は、株式会社LayerXが提供するインボイス対応の請求書ソフト。請求書受取から支払処理までを効率化するシステムで、AIが請求書入力を代行してくれる点が特徴。AI-OCR機能により、取引先から受領した請求書をアップロードからわずか数秒でデータ化。適格請求書の要件も自動で判定ができ、法対応と業務効率化を同時に実現します。
また、電子帳簿保存法にも完全対応し、読み取った請求書への認定タイムスタンプ付与、検索などが可能。 請求書の作成・発行については「バクラク請求書発行」というサービスで対応しています。
主な機能

invox受取請求書
invox受取請求書は、株式会社invoxが提供するインボイス対応請求書ソフト。受け取った請求書の入力作業を自動化します。PDFなどの電子請求書をデータで受領した場合は自動取り込み、紙で受領した場合はスキャンするだけで振込データや仕訳データ・請求データを正確に生成。
invox受取請求書の特徴は、データ化の結果をオペレータが確認することで、99.9%以上の精度を保証していること。さらに、スピード重視のAI-OCRのみによる即時データ化にも対応し、業務状況に合わせて選択できることもおすすめです。
主な機能
自社に最適なインボイス対応の請求書システムを選ぶには、コスト面だけではなく、自社のニーズに合う機能を具えていることも大切です。インボイス対応請求書システムの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。
なお、個人事業主・フリーランス向けの請求書ソフトは、別記事「個人事業主向けインボイス対応のおすすめ請求書ソフト【2025年最新】」にて厳選比較しています。コストを抑えてインボイス対応の請求書を作成したい方はぜひご覧ください。
請求書ソフトを導入するメリット
インボイス制度対応の請求書ソフトを導入することで得られるメリットは数多くあります。ここでは、インボイス対応の請求書ソフトを導入する主なメリットについて確認していきましょう。
- 経理処理の負担を削減できる
- ミスの削減や不正防止につながる
- コスト削減につながる
経理処理の負担を削減できる
請求書ソフトを導入すれば、請求書の作成・送付・入金確認といった請求関連の一連の業務をツール上で完結させることができます。自動化・効率化のための機能も充実しており、効率的・的確に業務を行うことが可能となるため、手作業と比べると経理処理の負担を大幅に低減できることがメリットです。請求業務は毎月特定の時期に業務が集中しがちですが、請求書ソフトを活用すればスムーズに乗り切れるというメリットもあります。

税理士
板山 翔のコメント
ミスの削減や不正防止につながる
請求書ソフトを導入すれば、自動化・効率化の機能を駆使することで、人による作業の割合を減らすことができるため、ヒューマンエラーや不正行為を低減することが可能です。
企業間取引において、請求関係のミスは信頼を失う大きな原因となるため、業務の正確性を向上できることは大きなメリットとなります。また、多くの請求書ソフトは見積書も作成可能なため、見積書の記入ミスも削減できます。
コスト削減につながる
請求書ソフトを導入すれば、請求書を電子化することが可能となるため、従来発生していた紙代・印刷代・保管場所といったさまざまなコストを削減することができます。会社単位・年単位で換算すると大きな金額となるため、導入後は永続的にこれらのコストが不要となることは大きなメリットと言えます。

税理士
板山 翔のコメント
インボイス対応請求書システムの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったインボイス対応の請求書ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
請求書ソフトを導入する際の注意点
インボイス対応に請求書ソフトの活用はおすすめの手段となりますが、導入にあたってはいくつかの注意点をおさえておきましょう。
- ソフト利用に対応できない企業(外注先)もある
- 一定のコスト負担が生じる
- セキュリティ性能が高いかを確認
ソフト利用に対応できない企業(外注先)もある
取引先が電子請求書を希望しない企業である場合は、無理に電子化への対応を要求すると相手先の負担となるため注意が必要です。事前に了承を得て協力を得るのが一般的ですが、協力を得られない場合は紙の請求書を発行して従来通りの対応を行う必要があります。
一定のコスト負担が生じる
請求書ソフトの導入には、導入時のイニシャルコスト・導入後のランニングコストが必要となります。あまりコストがかかりすぎると、投資対効果が得られないケースが発生することがデメリット。そのため、導入前にはソフトの導入により得られるメリットがコストに見合ったものであるかを確認しておくことが重要です。
サービスの費用相場を把握したい方や、低コストのサービスを比較したい方は、別記事「請求書システムの費用相場・価格が安いおすすめサービス」もおすすめです。価格を抑えて利用できるサービスを紹介していますので、予算をかけられない企業はぜひご覧ください。
セキュリティ性能が高いかを確認
請求書ソフトは、取引相手・取引内容・取引金額・製品単価など、自社の極めて重要度の高い機密情報を取り扱うソフトであるため、セキュアな環境で運用することは必須です。情報漏えい事故等が発生すると、自社が損害を被るだけでなく顧客にも迷惑をかけてしまう恐れがあるため、必ずセキュリティ性能は十分かを確認しましょう。
なお、セキュリティ強化を目的として外部と遮断して請求書ソフトを使用したい場合には、インストール型の請求書ソフトを利用するのもひとつの方法です。別記事「インストール型のおすすめ請求書ソフト」では、2025年最新でおすすめのインストール型請求書ソフトを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
会計ソフトなどもインボイス制度への対応が必要
インボイス制度の影響を受ける業務の範囲は幅広く、請求書業務以外に会計業務・販売管理業務などが影響を受けます。インボイス制度により、それぞれどういった対応が必要になるかを下記の表にまとめましたのでご参考ください。
インボイスの影響を受けるソフトの種類 | 必要となる対応 |
---|---|
会計ソフト | ・適格請求書類とそれ以外を区分して管理する必要がある →取引先ごとに税区分を自動で切り替え可能な機能があると良い |
販売管理システム/受発注システム | ・区分記載請求書の記載ルールに対応する必要がある →取引先に応じて課税事業者と免税事業者の識別ができるマスタ機能があると良い |
POSレジ/POSシステム | ・必要事項が記載されたレシート(各アイテムに対する税率の把握)が必要になる →軽減税率(複数税率)に対応したシステムの利用が必須となる |
受発注システム | ・受注側:
自社の適格請求書発行事業者登録番号をシステムに登録する必要がある ・発注側: 仕入税額控除を受けるためには、取引先が発行する請求書に記載された登録番号を管理する必要がある →登録番号の登録・管理が必須 |
上記の通り、請求書ソフトだけでなく、会計ソフト・販売管理システム・POSレジシステム・受発注システムも、インボイス制度への対応が必要となります。PRONIアイミツ(本サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、インボイス対応のソフト選びについての相談を受け付けていますのでぜひご相談ください。
まとめ:インボイス制度対応のシステムで業務効率化を図ろう
本記事では、インボイス制度に対応するおすすめ請求書ソフトを厳選比較しました。自社に最適な請求書ソフトを導入し、請求書の発行・受領業務を効率化しましょう。
インボイス対応の請求書システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったインボイス対応の請求書システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
請求書システムについて、よくある質問に回答します。
インボイス対応のおすすめ請求書発行システムは?
インボイス対応のおすすめ請求書発行システムは、「バクラク請求書発行」「Misoca」「楽楽明細」です。どのソフトも導入実績が豊富で、簡単に操作できるため請求書をスムーズに作成・発行できます。
請求書発行システムのランキングは?
請求書発行システムのランキングは、以下のランキングページでご覧いただけます。さまざまな条件で請求書発行システムを比較することが可能です。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
→請求書発行システムの最新ランキングはこちら
無料で使えるおすすめの請求書発行システムは?
無料で使えるおすすめの請求書発行システムは、「Misoca」「freee請求書」です。どちらも簡単に請求書の作成・発行ができる設計で、導入実績が豊富。信頼性も高く安心して利用できます。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!

税理士
板山 翔
板山翔税理士事務所代表
平成28年に日本初のオンライン専門の税理士事務所を開業。塾講師歴7年、大手WEBメディアで連載を持つなどの異色の経歴を持つ。5人以下の小さな会社の経営者へ向けて、様々なメディアで情報発信をしており、YouTubeチャンネル「税理士ショウの超わかりやすいビジネスQ&A」は動画27本で登録者4,000人近くと、急成長している。
税理士
板山 翔のコメント