クラウド請求書発行システムおすすめ10選を徹底比較【2024年最新】
バックオフィスの効率化を図るため、多くの企業がクラウド請求書発行システムの導入を進めています。請求書システムを利用すると、インボイス制度や電子帳簿保存法といった法令を遵守しながら、請求書の発行・保存・管理を効率的に行えるようになります。
本記事では、クラウド請求書システムの機能や料金を比較し、おすすめのクラウド請求書システム10選をご紹介。請求書発行システムで、請求業務の負担を軽減したい経理担当者はぜひご覧ください。
- クラウド請求書発行システムとは
- クラウド請求書発行システムの料金相場
- 請求書システム(クラウド請求書)の選び方・比較ポイント
- クラウド請求書システムの比較表
- 【2024年最新】おすすめクラウド請求書システム10選
- クラウド請求書発行システムを導入するメリット
- クラウド請求書発行システムを導入するデメリット
- まとめ:請求書システムには「発行」「受領」「発行&受領」のタイプが存在する
クラウド請求書発行システムとは
クラウド請求書発行システム(請求書システム)とは、請求書の作成から発行、管理までをクラウド上で完結できるシステムのことです。すべての業務をオンライン上で行うことができるため、従来の請求書作成で発生していた印刷や封入、郵送手配といった手間がなくなります。また、「いつ」「誰に」「どの」請求書を発行したかがシステム上で一元管理でき、請求書作成・発行だけではなく、管理業務の効率化にも効果を発揮します。
ペーパーロジック株式会社による「角印の利用と電子化の実態」に関する調査では、電子化したい書類の第1位が「請求書」で、その割合は65.8%となっています。また、電子発行されていない書類について「電子発行へ変えたいと思う人」の割合は 71.7%という結果が報告されています。
電子化したい書類、第1位「請求書」65.8%、第2位「契約書」57.9%
引用:ペーパーロジック株式会社「角印の利用と電子化の実態」に関するアンケート調査PDF
請求書発行は直接売り上げにつながる業務ではありませんが、クラウド請求書システムの導入により、他の業務にリソースを割けるようになります。クラウド請求書システムは、企業の生産性向上の観点からも今後ますます必要とされるでしょう。
クラウド型・インストール型・オンプレミス型がある
請求書システムの種類は、「クラウド型」「インストール型・オンプレミス型」に分かれます。
請求書システムの種類 | クラウド型 | インストール型 オンプレミス型 |
---|---|---|
特徴 | ・インターネット環境と端末があればどこでも利用可能 ・スマホやタブレットでも利用可能な製品もある ・システムの保守運用はサービス側が行う |
・自社サーバーにシステムを構築するため、システムをインストールした端末でのみ利用可能 ・カスタマイズ性が高い ・システムの保守運用は自社で行う |
費用 | 初期費用と運用コストを安く抑えられる | 初期費用が高額になるケースが多い |
クラウド型の請求書システムは、ベンダー側が用意したサーバーでデータを管理するタイプの製品です。インターネット環境とパソコンやスマートフォンといった端末さえあれば自宅や外出先からでも利用できます。インストール型とオンプレミス型の請求書システムは、自社サーバーにシステムを構築するタイプの製品です。クラウド型と異なり、利用できるのはシステムをインストールした端末に限られます。
コスト面と導入のしやすさで選ぶなら、クラウド型がおすすめです。クラウド型の請求書システムであれば初期費用を抑えられるだけでなく、システムの保守・管理もベンダーに任せることができ、税率変更や法改正といった最新のアップデートにも対応可能です。
クラウド請求書発行システムの料金相場
クラウド請求書発行システム(請求書システム)の料金相場は、月額数千円~3万円ほどです。同じサービスでもプランやオプション機能によって料金は異なりますが、搭載されている機能が多ければ多いほど料金も高くなる傾向にあります。また、請求書の発行件数が少ない企業には、利用した分だけ料金が発生する従量課金プランの請求書システムをおすすめします。
システムのプラン | 料金相場 |
---|---|
機能が制限された小規模プラン | 月額1,000~2万円程度 |
豊富な機能が搭載された大規模プラン | 月額5,000~7万円程度 |
従量課金プラン | 1件につき5~30円程度(月額利用料金別途) |
ニーズに合わせてプランを選べる場合は、まずは最小限で初めて事業の成長に合わせてグレードアップすることをおすすめします。そのほか、初期費用や保守運用サポート費用など月額料金とは別にかかる費用もあるため、請求書発行システムの契約前にトータルコストで比較・検討しましょう。
請求書システムの料金比較で安いサービスを知りたい方は、別記事「【2024年最新】請求書システムの費用相場・料金比較で安いサービス」もぜひ参考にしてください
請求書システム(クラウド請求書)の選び方・比較ポイント
請求書システム(クラウド請求書)の選び方や比較ポイントは次の通りです。
- インボイス制度や改正電子帳簿保存法に対応しているか
- 社内で利用している会計システムとの連携は可能か
- 必要な機能は揃っているか
- セキュリティやサポート体制は十分か
- トータルコストで費用を比較しているか
インボイス制度や改正電子帳簿保存法に対応しているか
インボイス制度や改正電子帳簿保存法といった、法改正に対応したクラウド請求書システムを選ぶことで、法律に沿った請求書の発行・管理が可能となります。たとえば、インボイス制度の導入後の請求書は「適格請求書(インボイス)」と「インボイスではない請求書」に分けて管理しなければなりません。インボイス制度に対応する請求書システムであれば、システム側が自動で分けてくれるため、業務負担は減り、人的ミスの発生も防げるでしょう。
また、改正電子帳簿法にも対応する請求書システムは、電子データを法律に則った形式で正しく保管できます。電子取引データの電子保存制度では、インターネットを介して取引した場合、発行側・受領側ともに電子データでの保存が必須とされています(※2023年12月末まで猶予期間あり)。
電子取引を行った場合には、一定の要件の下で、その電子取引の取引情報に係る電磁的記録を保存しなければならないこととされています(電子帳簿保存法7)。
税務当局が相当の理由と判断する場合を除いて、2024年1月以降はインターネット上で発行・受領した請求書は電子データでの保存が義務化されます。法改正に対応したクラウド請求書システムであれば、法律の知識がない方でも法令を遵守した電子データの保存が可能となるでしょう。
社内で利用している会計システムとの連携は可能か
クラウド請求書システムは、社内で利用している会計システムとの連携により、経理の計上処理を自動化できます。また、請求書データの会計システムへの自動転記や仕分け業務も自動化できるため、業務効率が大幅に向上するとともに、ヒューマンエラーの軽減にもつながります。
請求書システムと連携可能な会計システムは各社によって異なるため、すでに社内で利用している会計システムがある場合は、連携可能な請求書システムを選びましょう。なお、会計システム以外では、営業支援システムや顧客管理システムと連携できる請求書システムもあります。
必要な機能は揃っているか
クラウド請求書システムは製品によって搭載されている機能が異なるため、自社で自動化したい範囲を決め、必要な機能が揃っているシステムを選びましょう。たとえば、請求書の作成・発行だけに特化したシンプルな機能の請求書システムもあれば、承認フローの設定ができたり自動で入金督促も実行できるシステムもあります。
また、請求書の作成だけでなく受領までカバーできるシステムも。自社が必要とする機能が分からない、自動化したい範囲もよく分からないという場合には自社の課題の整理から始めるとよいでしょう。請求書の自動化に関わる法律や、請求書自動化の成功事例は、別記事「請求書処理を自動化するポイントは?おすすめサービスも紹介」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
セキュリティやサポート体制は十分か
請求書システム(クラウド請求書)は、企業にとって重要書類のひとつである請求書を扱うため、セキュリティ対策やサポート体制が十分なシステムを選びましょう。特にクラウド型の請求書システムはオンライン上のサーバーで情報を管理するという性質上、自社サーバーで情報を管理するインストール型・オンプレミス型と比べて、サイバー攻撃を受けるリスクは高いです。
サービス提供会社がセキュリティ関連の法令を遵守しているかを確認し、加えて、Pマーク・ISMSの取得状況も判断基準となりますのでチェックしましょう。この他、システムは自動でバージョンアップされるか、通信の暗号化はどの形式を採用しているかなど、サービスごとの違いを把握しておきましょう。また、サポート体制については、土日や深夜に営業している会社は、土日や24時間サポートに対応しているシステムを選ぶ方が安心です。国外の製品であれば、社内に英語で対応できる人がいない場合、日本語での対応が可能かどうかも確認しましょう。
トータルコストで費用を比較
請求書システム(クラウド請求書)の導入と運用にかかる費用は、「初期費用+月々の利用料金」です。また、従量課金が別途必要となるサービスもあります。請求書システムの費用を比較する際には、「初期費用が無料だから」「安価な月額料金プランがあるから」といった理由で選定することは避け、トータルコストで比較して、自社の予算に合ったシステムを選びましょう。
請求書発行システムの導入を検討している方で「トータルコストで費用を比較したい」「候補を絞り、自社の予算に合ったシステムを選びたい」という担当者は、まずは無料の見積もりから始めてはいかがでしょうか。PRONIアイミツをご利用いただくと、希望要件に合ったクラウド型請求書システム(最大6社)の一括見積もりが可能です。クラウド請求書システム選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
また、クラウド型請求書システムの選び方については、別記事「クラウド請求書システムの選び方を徹底解説」でさらに詳しく解説していますので、導入前にぜひ参考にしてください。
クラウド請求書システムの比較表
ここからは実際に、クラウド請求書システムの料金や機能を比較し、おすすめのシステムを紹介します。クラウド請求書システムには、「請求書作成・発行サービス」「請求書受領サービス」「発行・受領の両方に対応するサービス」が存在します。以下、主流のクラウド請求書システムの料金比較表をぜひご参照ください。
サービス名 | 請求書サービスの種類 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
freee請求書 | 発行 | 無料 | 件数無制限で無料 |
MakeLeaps | 発行 | 無料 | 無料プラン:無料 個人プラン:500円 法人プラン:800円 |
board | 発行 | 無料 | 980円~ |
Misoca | 発行 | 無料 | 無料プラン:無料 有料プラン:年額8,000円~ |
Square請求書 | 発行 | 無料 | 無料プラン:無料 請求書プラスプラン:3,000円 |
freee会計 | 発行 | 無料 | 1,980円~ |
電子取引サービス@Sign | 発行 | 無料 | 8,800円 |
ナビエクスプレス | 発行 | 100,000円~ | 要問い合わせ |
invox受取請求書 | 受領 (請求書の発行は、invox発行請求書というサービスで対応) |
無料 | 980円~ |
バクラク請求書受取 | 受領 (請求書の発行は、バクラク請求書発行というサービスで対応) |
要問い合わせ | 40,000円~ (処理件数・利用環境・規模感により異なる) |
ペイトナー請求書 | 受領 | 50,000円 | フリープラン:無料 高速データ化プラン:5,000円 |
Bill One | 発行・受領 | 要問い合わせ | スモールビジネスプラン:無料 有料プラン:要問い合わせ |
INVOY | 発行・受領 | 無料 | Freeプラン:無料 Standardプラン:980円 |
マネーフォワードクラウド請求書 | 発行・受領 | 無料 | 個人向け:980円~ 法人向け:3,980円~ |
楽楽明細 | 発行・受領 | 100,000円~ | 25,000円~ |
BtoBプラットフォーム請求書 | 発行・受領 | 100,000円~ | 20,000円 |
受領に対応したサービスは、別記事「請求書受領に対応したおすすめのシステム」で比較・紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
クラウド請求書システムは、製品によって料金や機能が異なります。自社に最適なクラウド請求書システムを選ぶには、コスト面だけではなく、自社のニーズに合う機能を具えていることも大切です。クラウド請求書システムの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。
【2024年最新】おすすめクラウド請求書システム10選
ここからは、おすすめのクラウド請求書システム10選をご紹介します。数あるクラウド請求書の中から、費用と機能のバランスが良く、特におすすめのサービスを厳選しました。各システムの強みや特徴を比較しながらご検討ください。
- freee請求書(発行)
- MakeLeaps(発行)
- Misoca(発行)
- invox受取請求書(受領)
- バクラク請求書受取(受領)
- BillOne(発行/受領)
- INVOY(発行/受領)
- マネーフォワードクラウド請求書(発行/受領)
- 楽楽明細(発行/受領)
- BtoBプラットフォーム請求書(発行/受領)
freee請求書
freee請求書は、freee株式会社が提供するクラウド請求書発行システムです。見積書・請求書・納品書を無制限で、無料で作成・発行できます。freeeが得意な自動化により、請求書の振り分け・発行・発送・入金消込まですべてfreee請求書が代行。担当者様はわずか数クリックで作業を完了できるようになります。
取引先のダウンロード状況も確認でき、未ダウンロード者に事前にコンタクトをとることで、確認漏れによる未払いリスクの軽減も図れます。現在利用中の基幹・販売管理システムを変える必要がなく、請求書業務だけを「紙の郵送から電子化へ」変更可能です。もちろん、インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しています。
また、freeeは統合型経営プラットフォームを提供しており、ご希望に応じて、販売管理・債務・会計と周辺領域へ手軽に拡張が可能です。共通マスタの利用により、各システムが分断せず、シームレスに使えるのが魅力です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
MakeLeaps
Makeleapsは、メイクリープス株式会社が提供するクラウド請求書発行システムです。リコーグループ傘下の企業で、多数の導入実績があり高い評価を獲得しています。
お金の流れを見える化している点が特徴で、各種書類をクラウド上で作成・共有できるため書類と数字の一元管理が可能です。上長はWeb上で申請書類を確認・承認でき、業務効率化にもつながります。kintoneやSlack、Salesforceと連携することもできるため、顧客情報の取得や社内プロセスの効率化も期待できます。最新法令のインボイス制度、電子帳簿保存法にも対応しています。
料金プランは全部で4種類用意されており、「無料プラン」は月額0円、「個人プラン」は税抜きで月額500円/1ユーザー、「法人プラン」は月額800円/1ユーザー、「エンタープライズプラン」は月額25,000円/1ユーザーで契約可能です。なお、無料プランの取引先の上限は3社まで、ユーザーの上限は1人まで。無料プランの送付通数の上限は無制限、見積書・請求書に対応可能です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 英語
- 見積書の作成機能
Misocaは、弥生株式会社が提供するクラウド請求書発行システムです。請求書の発行に特化し、テンプレートを活用して請求書を簡単に作成できます。請求書のほかには、見積書・注文書・注文請書・領収書・検収書などの帳票にも対応しています。
簡単な操作で書類を作成・発行できる点が特徴で、メールの送付も郵送もワンクリックで完結できます。スマートフォンやタブレットからの操作にも対応し、使いやすいアプリが提供されているのもうれしいポイントです。外出先や出張先からでも手軽に請求業務を進められます。
無料プランが用意されており、月間10通まで請求書を無料で作成可能。請求件数が少ない企業や、個人事業主の方には特におすすめのクラウド請求書システムです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
invox受取請求書
invox受取請求書とは、株式会社invoxが提供するクラウド請求書システムです。受領に特化したサービスで、受け取った請求書の入力作業を自動化します。PDFなどの電子化された請求書をデータで受け取った場合は自動取り込み、紙で受け取った場合はスキャンするだけで正確に振込データや仕訳データ・請求データを生成。受取請求書の支払・計上に必要な入力作業の自動化を実現します。
入力の手間や工数削減はもちろん、受領形式が異なり複雑になりがちな請求書の管理問題も解決します。コストパフォーマンスに優れており、いつでも解約できる1カ月単位での契約が可能です。
初期費用は無料。基本料金はミニマムプランが月額980円(税抜)、ベーシックプランが月額9,800円(税抜)で業界最安水準です。なお、請求書作成・発行に特化したinvox発行請求書というサービスも用意されています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
バクラク請求書受取
バクラク請求書受取とは、株式会社LayerXが提供するクラウド請求書システムです。請求書受取から支払処理までを効率化できます。AI-OCR機能の搭載により、取引先から受領した請求書をアップロードからわずか数秒でデータ化します。
仕訳データの自動学習機能を搭載していることも特徴のひとつ。連携可能な会計ソフトが豊富な点も魅力です。様々な会計システムのフォーマットに対応しているため、月次の支払レポートや源泉税レポートも簡単に作成できます。
また、改正電子帳簿保存法にも対応しており、取り込んだ請求書への認定タイムスタンプ付与、検索などができます。インボイス制度対応にも対応しており、適格請求書の要件も自動で判定が可能。法対応と業務効率化を同時に実現しています。2週間の無料トライアルを実施しているため、操作性を確認できます。なお、請求書の作成・発行については「バクラク請求書発行」というサービスが用意されています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 取引先情報の登録管理
Bill Oneは、Sansan株式会社が提供するクラウド請求書システムです。請求書の発行・受領の両方に対応するシステムで、インボイスを含む法改正に対応した業務フロー構築が可能となっています。あらゆる請求書をオンラインで受け取り、企業全体の請求書業務をまとめてデジタル化し効率化できます。
AI-OCRと入力オペレーターにより、99.9%という高い精度で請求書をデータ化。請求書の受領やデータ化の完了を担当者にメールで通知します。請求書を受け取る側はもちろん、発行する側にも負担をかけずに利用をスタートできる請求書システムです。
スモールビジネスプラン(従業員数100名以下向け)は月の受領件数が100件を超えない限り、無料で利用可能。従業員数101名以上は有料プランとなります。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 書類のPDFダウンロード機能
- 品目情報の登録機能
- 書類の検索機能
- 閲覧・編集の権限設定
- 請求関連業務の履歴管理
INVOYは、FINUX株式会社が提供するクラウド請求書システムです。請求書発行から入出金管理まで素早くできる製品で、使い勝手のよさでも人気を集めています。請求書の一括管理も秀逸で、ワンクリックで郵送&メール送信が完了します。
また、入金消込機能により入金の遅延・漏れをいち早く確認できる仕組みをそなえているため、 業務効率化も期待できます。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しているため、法令を遵守しながら利用できます。
料金プランは月額課金制で2つのコースが用意されており、Freeプランは0円、Standardプランは月額980円です。Standardプランでは、口座自動連携、資金繰り表といった機能が利用可能です。Freeプランでは、請求書の作成・発行、請求書の自動データ化、クラウド管理、口座CSVアップロードなどの基本機能をすべて無料で利用できます。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能
- 書類のテンプレート機能
マネーフォワード クラウド請求書
マネーフォワードクラウド請求書は、株式会社マネーフォワードが運営するクラウド型請求書システムです。主な機能は、オンラインでの見積書・納品書・請求書・領収書の作成や送付とされており、事業所ごとにメンバーを追加したり、メンバーの権限を変更することができます。作成時の作業履歴が残されるため、各人の請求フローについて管理者が状況をチェックしやすいというのもポイントです。
また、マネーフォワードはクラウド会計やクラウド確定申告サービスとしても有名です。現在別のマネーフォワードサービスを利用している場合、格段に連携がしやすく、請求書送付と同時に自動で売上金の仕分けが作成されるため、経理に関わる業務を大きく削減できます。
料金メニューは個人事業主向けと法人向けでプランが分けられており、個人事業主向けのパーソナルミニプランは月額980円(税抜)から、法人向けのスモールビジネスプランは月額3,980円(税抜)から利用可能です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
楽楽明細は、株式会社ラクスが提供するクラウド型請求書システムです。これまでに10,000社以上(※2024年4月時点)の導入実績を誇り、ITや製造業・メーカー、卸売・小売、人材派遣、医療福祉など、さまざまな業界の企業に利用されています。
請求書以外に納品書、領収書などあらゆる帳票の発行および受領が可能で、チラシ・お知らせなど各種書類の発送にも対応している点も魅力です。データ連携も簡単で、既存システムの請求データをCSVデータかPDFデータのいずれかで取り込むことが可能なほか、データ連携を自動化したい方に向けてAPI連携オプションも用意されています。
料金プランは基本プランが初期費用10万円~+月額25,000円~で、料金詳細については要問い合わせです。簡単操作、シンプルな画面デザインで使い勝手の良さでも定評があります。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
BtoBプラットフォーム請求書は、株式会社インフォマートが提供するクラウド型請求書システムです。国内シェアNo.1を誇るクラウド型請求書システムで、これまでの利用企業は70万社以上。ITトレンドを始め数多くの受賞歴もあります。電子帳簿保存法とインボイス制度に対応しており、請求書の電子化を進めたい方には最適です。
特徴は、請求書の「受取」「発行」どちらもオールインワンで対応している点。請求書業務を最大90%削減、デジタルとアナログの組み合わせで無理なくペーパレス化を実現します。また、多様な会計システム、販売管理システムと連携実績があり請求書処理の完全自動化を実現しています。
料金プランは初期費用10万円~、月額利用料は20,000円~です。受け取り・発行ともに取引先は無料で利用できるため、導入しやすい点も魅力です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
以上、機能比較や実績比較でおすすめのクラウド請求書システムを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、クラウド請求書システム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのシステムがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
「まずは無料トライアルを試したい」「無料で使える請求書システムを知りたい」という方は、別記事「無料で使える請求書作成ソフトを厳選比較【2024年最新版】」もおすすめです。無料プランがある請求書ソフトを比較できますので、ぜひ参考にしてください。
クラウド請求書発行システムを導入するメリット
クラウド請求書発行システムを導入するメリットを解説します。
- 印紙代などのコストを削減できる
- 印刷や郵送といった業務が不要になり、効率化につながる
- 省スペース化やペーパーレス化を推進できる
- 情報漏えいや請求漏れといった人的ミスを防止できる
- 請求書を受け取る側にもメリットがある
印紙代などのコストを削減できる
クラウド請求書発行システムに切り替えることで、請求書はオンラインで取引先に配信でき、印紙代やインク代などのコストを大幅に削減できます。特に印紙代をすべてカットできる点は、企業にとって大きなメリットといえます。印紙代の他にも、書面の請求書作成にかかっていた用紙代・切手代などの経費も節約できるでしょう。
印刷や郵送といった業務が不要になり、効率化につながる
クラウド請求書発行システムでは、請求業務をすべてオンライン上で完結できるため、印刷・押印・封入・投函といった手作業は不要になり、効率化につながります。これらの業務に充てていたリソースも削減できるため、空いた時間を他の業務に充てられます。
省スペース化やペーパーレス化を推進できる
クラウド請求書発行システムを導入することで、請求書業務で紙が不要になります。その結果、オフィスの省スペース化やペーパーレス化を推進できます。ペーパーレス化の促進により、紙の保管スペースも最小限にとどめられ、オフィスの中で活用できるスペースが広くなる点はメリットです。空いたスペースは他の用途に有効活用できるでしょう。
情報漏えいや請求漏れといった、人的ミスを防止できる
人の手で管理する以上、ミスをゼロにすることは難しいかもしれません。しかし、手動による請求業務を、クラウド請求書発行システムに切り替えると、防げるミスはたくさんあります。例えば、システムに顧客情報を登録しておけば送信間違いを防止でき、作成中のデータが消えてしまっても、クラウド型請求書システムであれば履歴を元に現状復帰にかかる時間を短縮できます。また、万が一、誤配送が起こっても、閲覧できるデータはすぐに差し替えが可能です。人的ミスを最小限に抑えられるのも大きなメリットです。
請求書を受け取る側にもメリットがある
クラウド請求書発行システムの導入によって、請求書を受け取る側にも「届いた請求書の仕分けや、データ化の作業が不要になる」「未受領の請求書がひと目で分かり、管理しやすくなる」といったメリットがあります。また、請求書を受け取る側も請求書システムを利用していれば、受け取ったデータをそのままシステムに自動入力し、管理することが可能となります。
以上、クラウド請求書発行システムを導入する主なメリットを6つ解説しました。クラウド請求書システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウド請求書システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
クラウド請求書発行システムを導入するデメリット
クラウド請求書発行システムには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。導入に際してはどのようなことに気を付けるべきなのか、順番に確認していきましょう。
- 初期費用・運用コストが発生する
- ネット接続のトラブルがあると請求書の作成ができない
- 取引先(受領側)の業務フローに影響するケースも
初期費用・運用コストが発生する
クラウド請求書発行システムの導入には、当然ながら費用がかかります。クラウド型のシステムは初期費用こそリーズナブルですが、利用を続ける限り月額課金されます。長期利用した場合は相応のランニングコストがかかるため、導入に際しては将来的なコストも考慮しておきましょう。初期費用に加え、月額料金、従量課金、オプション料金なども含めて、トータルコストで費用を比較し、システムの導入を行いましょう。
請求書システムの中には、導入コストやランニングコストがかからない無料プランを利用できる製品もあります。活用してみたい企業は下記記事をチェックし、自社に合った無料プランを確認してみてください。
ネット接続のトラブルがあると請求書の作成ができない
クラウド請求書発行システムは、オンライン上で情報を管理するタイプのシステムだけにインターネット接続にトラブルがあると請求書の作成できません。とはいえ、インターネット接続によるトラブルの影響を受けるのはクラウド請求発行システムだけではありません。クラウド型の業務システムにはすべてアクセスできなくなり、業務の大半がストップしてしまう企業も少なくないでしょう。
インターネット接続にトラブルがあった際に、出張サポートしてもらえる業者を見つけておくなど、迅速に解決できるような対策をあらかじめ取っておきましょう。
取引先(受領側)の業務フローに影響するケースも
クラウド請求書発行システムの導入が、取引先(受領側)の業務フローに影響するケースもあります。電子化した請求書自体が非対応の業種も一部あるため、事前に確認しましょう。取引先から「紙での請求書を続けたい」と言われた場合、紙の請求書と請求書システムを併用するのが現実的です。「紙の請求書を作成し取引先に発行、自社はデータを請求書システムで管理」という業務フローで対応しましょう。
まとめ:請求書システムには「発行」「受領」「発行&受領」のタイプが存在する
クラウド型請求書システムには、「作成・発行サービス」「受領サービス」「発行と受領に対応できるサービス」が存在します。自社に必要な機能を搭載した請求書システムを選び、請求業務を効率化しましょう。
2024年最新でおすすめの請求書システムを比較したい方は、別記事「請求書作成・発行に対応したおすすめのシステム」もぜひ参考にしてください。
クラウド型請求書システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、クラウド型請求書システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウド型請求書システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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