クラウド請求書システム19選を徹底比較!【2022年最新版】
コロナウイルスの世界的な流行に伴い、テレワーク化が進む昨今。 世情もあってか、今まで書面でのやりとりをメインにしていた会社も、少しずつクラウドを利用したやりとりに移行しつつあります。 中でも取引において欠かせないのが請求書です。 最近は請求書システムサービスにもさまざまな機能が充実しており、テレワークが本格化する以前から普及が広がりつつありました。 今回は、そんな請求書システムサービスを厳選し比較した、お役立ち情報をお届けします。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、私たちコンシェルジュがアドバイスします! ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.請求書システムサービスとは
- 2.クラウド請求書システムを導入するメリット
- 3.クラウド請求書システムを導入するデメリット
- 4.導入実績が豊富なクラウド請求書システム5選
- 5.コストパフォーマンスが高いクラウド請求書システム5選
- 6.他システムと連携可能なクラウド請求書システム4選
- 7.無料トライアルプランがあるクラウド請求書システム5選
- 8.請求書を受け取る側(請求先)のメリット
- 9.クラウド請求書システムを選ぶポイントと導入前の注意点
- 10.請求書システムの料金相場
- 11.【まとめ】自社にあう請求書システムサービスを導入して業務負担を減らそう!
1.請求書システムサービスとは
請求書システムサービスとは、オンライン上で請求書を作成・送信するシステムです。いつ、何の請求書を発行したかなどの情報がすべて記録されるため、請求書の管理が大幅に効率化します。請求書発行は直接売り上げにつながる仕事ではありませんが、効率化により本来の業務にリソースを割けるため、生産性向上の観点からも必要なシステムです。
請求書システムサービスには「クラウド型」と「オンプレミス型」の2つがあり、それぞれ異なる特徴を持ちます。順番に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1.クラウド型
クラウド型はベンダー側がシステムを提供しており、インターネット環境があればどこでも使えます。外出先からでもアクセスできるため非常に便利で、保守・運用もベンダー側で行うため自社対応の必要がありません。
システム構築の必要がないため初期導入費用はリーズナブルですが、大半は月額課金制を採用しているため、サービスを利用し続ける限り費用はかかります。導入の際は長期的なランニングコストも考慮に入れる必要があるでしょう。
1-2.オンプレミス型
オンプレミス型は自社でシステム構築をするタイプの製品です。オーダーメイドのため完全に自社仕様にできるのが魅力ですが、自社にシステム構築のリソースがない場合は外注する必要がある点は把握しておきましょう。クラウド型に比べて導入費用は高額で、数十万~数百万円ほどの予算を見込んでおく必要があります。
また、保守・運用も自社対応になるため、技術者がいない場合は使い続けるのは難しいでしょう。しかし、一度導入すればクラウド型の様に毎月費用がかかるということはありません。初期費用が高額でも長期的には安上がりということもあるので、導入前に総合的なコストを想定しておくことが重要です。
1-3.導入しやすさならクラウド型がおすすめ
クラウド型とオンプレミス型は双方にメリットとデメリットがあります。どちらが良いかは予算、カスタマイズ性、技術者の有無などで変わりますが、導入しやすさならクラウド型がおすすめです。理由としては、初期費用の安さももちろんですが、ベンダーが保守・運用をしてくれるという点も大きいでしょう。自社にリソースがなくてもすぐに導入できるほか、インターネットがあればどこでも利用できる点も魅力です。
ランニングコストはかかりますが、初期費用が安い分「解約して別のサービスに乗り換える」という選択もしやすいでしょう。このようなメリットの多さから、実際に多くの企業がクラウド型の製品を導入しています。
2.クラウド請求書システムを導入するメリット
これほどたくさんのweb請求書サービスがあるのは、それだけ需要があるのだということでもあります。では具体的に、どんなメリットがあるのでしょうか。
2-1.経費削減につながる
web請求書はメールで取引先に配信できるため、印刷や郵送にかかる経費を大きく削減することができます。具体的には、プリンタのインクや紙、切手代などです。
取引先によってはweb請求書を受け付けていないところもあるかもしれませんが、その場合でも、web請求書サービスを提供している会社の多くは郵送オプションも備えており、一通160円前後での配送が可能です。自社でかかるコストと天秤にかけて、安くなる場合にはぜひ利用したいですね。
2-2.業務効率化につながる
web請求書の本領は、業務効率化にあると言っても過言ではありません。データの取り込み方はサービスごとに異なりますが、例えば会社の基幹システムと連携し、CSVファイルのデータなどから一括取り込みで請求書を作成できるようになれば、一通一通請求書を作成・印刷・封入まで行う手間が省けるでしょう。
また、送信したデータや未送信のデータなどの進捗状況がリアルタイムで確認できるという点もポイント。請求書にまつわるチェックもスムーズになります。
2-3.情報漏洩や請求漏れなど人的ミスの防止につながる
人の手で管理する以上、ミスを0にすることは難しいかもしれません。しかし、手動で管理している請求書をweb請求書にすれば、防げるミスはたくさんあります。
例えばシステムに顧客情報を登録しておけは送信間違いを防げますし、作成中のデータが消えてしまっても、web請求書であれば履歴を元に現状復帰にかかる時間を短縮できます。また、万が一誤配送が起こっても、閲覧できるデータはすぐに差し替えが可能です。人的ミスを最小限に抑えられるのも大きなメリットです。
3.クラウド請求書システムを導入するデメリット
クラウド請求書システムには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。導入に際してはどのようなことに気を付けるべきなのか、順番に確認していきましょう。
3-1.デメリット①取引先でもシステムでの作業が必要になる
クラウド請求書システムを使って取引をする際は、取引先にもシステムを使って作業をしてもらわなければなりません。業務システムに不慣れな会社も少なくないですし、電子請求書自体非対応で紙の請求書を指定されることもあるでしょう。
取引先に対しても電子化移行や導入のサポートなどを行ってくれるサービスもありますが、問題なく運用できるかどうかは相手先次第となるため、自社都合だけで完結しない点はデメリットと言えるでしょう。
3-2.デメリット②費用がかかる
クラウド請求書システムの導入には、当然ながら費用がかかります。クラウド型の製品は初期費用こそリーズナブルですが、利用を続ける限り月額課金されます。長期利用した場合は相当のランニングコストがかかるため、導入に際しては将来的なコストも考慮しておきましょう。
また、扱う請求書の数が少ない場合、費用対効果という点で導入自体デメリットになる可能性もあります。
4.導入実績が豊富なクラウド請求書システム5選
利用者からの評価の高い製品を導入したい場合は、実績を基準に選ぶことをおすすめします。多くの利用者に継続利用されているサービスを選ぶことで、システム選びの失敗も回避できるでしょう。
ここからは、導入実績が豊富なクラウド請求書システムを紹介します。

楽楽明細はラクスが提供するクラウド型請求書システムです。これまでに3,000件以上の導入実績を誇り、ITや製造業・メーカー、卸売・小売、人材派遣、医療福祉など、さまざまな業界の企業に利用されています。
請求書以外に納品書、領収書などあらゆる帳票の発行が可能で、チラシ・お知らせなど各種書類の発送にも対応している点も魅力でしょう。データ連携も簡単で、既存システムの請求データをCSVデータかPDFデータのいずれかで取り込むことが可能なほか、データ連携を自動化したい方に向けてAPI連携オプションも用意しています。
料金プランは基本プランが初期費用10万円~+月額2万4,000円~で、料金詳細については要問い合わせです。簡単操作、シンプルな画面デザインで使い勝手の良さでも定評があります。
<主な導入実績>
・新生ビルメンテナンス株式会社
・株式会社スタディラボ
・株式会社柴田ビジネス・コンサルティング
・全日本空輸株式会社
・ミクナスファインエンジニアリング株式会社

BtoBプラットフォーム請求書は国内シェアNo.1を誇るクラウド型請求書システムで、これまでの利用企業は70万社以上。ITトレンドを始め数多くの受賞歴もあります。電子帳簿保存法とインボイス制度に対応しており、請求書の電子化を進めたい方には最適です。
特徴は、請求書の「受取」「発行」どちらもオールインワンで対応している点。請求書業務を最大90%削減、デジタルとアナログの組み合わせで無理なくペーパレス化を実現します。また、多様な会計システム、販売管理システムと連携実績があり請求書処理の完全自動化を実現しています。
料金プランは初期費用10万円~、月額利用料は2万円~です。受け取り・発行ともに取引先は無料で利用できるため、導入しやすい点も魅力の一つでしょう。
<主な導入実績>
・株式会社ホテル京阪
・株式会社スマイルリンクル
・株式会社ランドスケイプ
・みやぎ米屋株式会社
・株式会社武蔵野テーブル
- 電話サポート
- メールサポート
- クラウド
- モバイルブラウザ
- ISMS
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能

boardはヴェルクが提供するクラウド型請求書システムで、請求書、領収書、見積書など各種書類の作成と案件ごとの管理ができる画期的な製品です。これまでの有料導入実績は4,000社超、継続率99%を超えており、実績は申し分ありません。高い継続率は満足度の高さの証明と言えるでしょう。
案件ごとに損益を管理できるため紐づく情報の一元管理ができる点が大きな特徴。営業管理、支払管理、売り上げ見込みの把握、キャッシュフローの確認など経営に必要な機能も豊富に搭載しているため、中小企業の経営も効率化できるでしょう。
料金プランは月額課金制で全部で4種類用意されており、「Personal」は月額980円、「Basic」は月額1,980円、「Standard」は月額3,980円、「Premium」は月額5,980円で契約可能です。
<主な導入実績>
・昭和製作所
・ナラティブベース
・リベロコンサルティング
・オルトプラス
・ビヨンド

ナビエクスプレス
「ナビエクスプレス」は、NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションが提供する明細書配信サービスです。高いセキュリティと万全のサポート体制により数万社の利用実績を誇り、多くの企業から厚い信頼を得ています。
基本機能は、明細書、請求書、発注書、納品書などの各種帳票の作成・配信。CSVファイルを送るだけで、現在利用中の明細書からデザインを変更せずにフォーマットを作成できます。配信は基幹システムと連携し人手を介さないため、人的ミスや誤送付も防止可能。クラウド型インターネットFAX「BizFAX」でFAXでの一斉送信ができる点も、他社にはない強みと言えるでしょう。基幹システムとの連携にかかる初期費用は、個別見積もりにより決定。メールでの送信は4万5,000円(税別)・従量料金5円から、FAXでの送信は2万円(税別)・従量料金25円で利用できます。
<主な導入実績>
・株式会社クラウン・パッケージ
・株式会社東和
・ニューベイシブジャパン株式会社
・リタール株式会社
・コニックス株式会社
- メールサポート
- クラウド
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能
- 書類のテンプレート機能
- ロゴ・印影付きの書類作成

invoiceAgent TransPrint
invoiceAgent TransPrintはウイングアーク1stが提供するクラウド型請求書システムです。国内シェアNo.1、累積社数2万8,000社を超える人気製品で、実際に多くの企業が導入し、業務効率化を実現しています。
あらゆる文書をデータ化し取引の電子化が可能で、シリーズ製品との連携ができる拡張性の高さが強みです。導入により周辺業務をほぼ自動化できるため、業務効率化が期待できるでしょう。
Web配信については月額6.5万円から利用でき、各種書類発行はWeb配信と郵送の両方に対応しており併用も可能です。詳細についてはHPで明記されていないため要問い合わせですが、クライアントの配信数に応じた従量課金制を採用しています。現在の業務運用を大幅に変えずに電子化できる工夫が施されており、スムーズな導入を目指す方にはおすすめのサービスでしょう。
<主な導入実績>
・三井住友ファイナンスリース株式会社
・伊藤忠商事株式会社
・JFEスチール株式会社
・エムオーテックス株式会社
・アスノシステム株式会社
- メールサポート
- クラウド
- 二要素認証・二段階認証
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 書類のテンプレート機能
- 書類のPDFダウンロード機能
- 請求一覧データ取り込みによる一括請求書作成
- 書類のメール送信機能
- 書類の検索機能
5.コストパフォーマンスが高いクラウド請求書システム5選
クラウド型請求書システムは月額課金制を採用しているベンダーが大半です。新しいシステムを使うときに真っ先に気になるのは費用ですが、むしろ重要なのはコストパフォーマンスです。費用に見合った便利さがあり、余剰リソースで本来の業務に注力できるのであれば、導入メリットはあるでしょう。
ここからは、コストパフォーマンスが高いクラウド請求書システムを5つご紹介します。

invoyはFINUXが提供するクラウド型請求書システムです。請求書発行から入出金管理まで素早くできる製品で、使い勝手のよさでも人気を集めています。
請求書などの帳票発行については無制限かつ無料で対応。法人口座とオンラインで連携するため、入出金明細など自動取得可能です。請求書の一括管理も秀逸で、ワンクリックで郵送&メール送信が完了します。また、入金消込機能により入金の遅延・漏れをいち早く確認できる仕組みになっているため、業務効率化も期待できるでしょう。
料金プランは月額課金制で2つのコースを用意。「Free」は0円、「Standard」は月額980円です。利用時には複数人を招待できますが、権限管理もできるためセキュリティ面でも安心して使えるでしょう。
- メールサポート
- クラウド
- モバイルブラウザ
- ISMS
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 請求書の自動作成機能
- 書類のテンプレート機能

「Square(スクエア)ラウド請求書」は、米カリフォルニアに本社を置くキャッシュレス決済サービス会社の請求書システムサービスです。Squareのアカウント作成でweb請求書が作成でき、請求書を受け取った顧客はクレジットカードでの支払いが可能となります。また、見積書から請求書への変換やweb請求書の定期送信といった基本機能が備わっています。
請求書の作成・送信は全て無料。決済時の決済手数料(3.25%)のみが引かれる形式とされており、決済手数料を引いた売上金額は最短翌営業日に入金。キャッシュフローが気になる方にも嬉しいシステムです。また飲食店などには、予約の無断キャンセルによる費用の回収が利用できる点も注目です。顧客は請求書から支払いが済ませられ、かつ店側も機会損失が予防できます。英語にも対応しているため、外国人の顧客に領収書を発行したい方にも便利です。
- メールサポート
- クラウド
- モバイルブラウザ
- Androidアプリ
- iOSアプリ
- 請求書の作成機能
- 書類のテンプレート機能
- ロゴ・印影付きの書類作成
- 書類のPDFダウンロード機能
- 書類形式の変換機能

RaQoolはソーシャルデザインが提供するクラウド型請求書システムです。請求書の作成・管理・郵送を楽にするために開発された製品で、メディアでも多数掲載されるなど注目を集めています。
特徴は1分で請求書が完成する点で、顧客データを基に自動で請求書や見積書のひな形を作成できるほか、作った書類をメール送信・郵送する場合はワンクリックで完了します。郵送の場合は一通210円かかりますが、メール添付については無料でサービスを利用できます。顧客データの整理もしやすく検索も簡単に実行可能なほか、既存客だけでなく見込み客の管理もできるため、顧客管理システムとしても重宝します。
料金プランは全部で3種類。「フリープラン」は月額0円、「スタンダード」は月額980円、「オリジナル」は応相談です。リーズナブルな料金体系で利用できる点も大きな魅力と言えるでしょう。

「請求上手」は、ITを通じて顧客の業務改善やコンサルティングなどを行う会社、ティエラの請求書システム作成サービスです。毎月の利用件数は10万件以上を誇ります。
基本機能は、CSV形式の請求データのアップロードで請求書が自動生成されるというもの。請求書の受け取り側も、アップロードされた請求データがプラットフォーム上でリアルタイムに確認できるため、素早く、なおかつ紛失の恐れもなく双方でweb請求書のやり取りが可能です。
初期費用無料で、発行元ユーザー数の制限なし、なおかつ請求書デザインのレイアウト作成費も不要。月額利用件数300件までであれば、月1万8,000円(税抜)での利用が可能です。今までクラウドサービスを利用したことのない会社でも、安心して導入に関わる作業を任せられます。

「請求の助」は、リスモン・ビジネス・ポータルの提供する請求書システム管理システムです。提供するクラウド型グループウェア「J-MOTTO(ジェイ・モット)」の会員を対象とした特典で、業務に役立つ各種クラウドサービスが安価に利用できます。
請求の助での基本機能は、見積書・納品書・請求書の作成と送付。グループウェアを運営するノウハウから請求元情報登録や顧客登録管理、帳票ステータス管理といった情報管理機能も充実しており、会社で使用するクラウドサービスを1つにまとめたい方に最適です。
J-MOTTOの基本料金は年間2万円から。この登録で請求の助が使用可能です。請求書の郵送や見積書・納品書のFAXが必要な場合のみ追加料金がかかり、郵送は1件につき165円、FAX送信は1件につき30円とされています(いずれも税抜料金)。
6.他システムと連携可能なクラウド請求書システム4選
続いて、既存システムとの連携を重視する方に向けて、他システムと連携可能なクラウド請求書システムをご紹介します。

Makeleapsはメイクリープスが提供するクラウド型請求書システム。リコーグループ傘下の企業で、「BOXIL SaaS AWARD 2022」では財務・会計部門において選出されるなど高い評価を獲得しています。
お金の流れを見える化している点が特徴で、各種書類をクラウド上で作成・共有できるため書類と数字を一元管理することができます。上長はWeb上で申請書類を確認・承認できるので業務効率化にもつながるでしょう。kintoneやSlack、Salesforceと連携することもできるため、顧客情報の取得や社内プロセスの効率化も期待できます。
料金プランは全部で4種類用意。「無料プラン」は月額0円、「個人プラン」は月額500円、「法人プラン」は月額800円、「エンタープライズプラン」は月額2万5,000円で契約可能です。最新法令にも迅速に対応しており、インボイス制度、電子帳簿保存法にも対応しています。

「Zoho Invoice」は、グループ本社をインドに置くZoho Corporation Pvt. Ltdの日本法人、ゾーホージャパンが提供する請求書システムサービスです。
会計システムであるZoho Invoiceにはweb請求書・見積書作成のほか、経費管理、自動支払いリマインダの送信、支払確認、顧客ポータルなど、充実した機能を搭載。ZOHOアプリとして提供されている営業・マーケティング、IT・ヘルプデスクなどさまざまなソリューションとの連携が可能で、例えばCRMモバイルを使用した営業の効率化や構造化を図るアプリの使用も可能です。Zoho Invoice単体の料金は、最大顧客数5名・1ユーザーのみの使用であれば0円から。最大顧客数50人・1ユーザーの使用で月額1,080円から使用できます。

請求管理ロボはROBOT PAYMENTが提供するクラウド型請求書システムです。課題に合わせた3つのソリューションを用意しており「請求管理ロボ」「請求管理ロボfor Salesforce」「請求まるなげロボ」から最適のサービスを選べます。
最もシンプルな請求管理ロボは請求書業務と債券発行の自動化と請求代行に特化したサービスです。また、請求まるなげロボなら企業間の請求・集金・代行を全て丸投げできます。料金プランは2種類用意。「電子化プラン」は月額費用1万円、「請求管理プラン」は月額費用3万円で契約可能です。
kintoneやSalesforce、ZohoなどのSFA・CRMとの連携に対応しており、顧客情報をスムーズに呼び出すことができるため、利用開始時に顧客情報を登録し直すなどの手間が省ける点も大きなメリットでしょう。

プリントクリエイターはトヨクモが提供するクラウド型請求書システムです。
kintone上の情報を使って簡単に帳票作成ができ、エクセルで文書作成するなどの二度手間を省けるため、すでにkintoneを導入している方におすすめの製品です。これまでにkintone関連製品だけで6,000件以上という豊富な実績を持っているだけでなく、現在進行形でバージョンアップも重ねており将来性も高い製品です。
料金プランは月額課金制の4つのコースを用意。「無料お試し」は最初の30日間のみ適用で月額0円、「ライトコース」は月額6,000円、「スタンダードコース」は月額9,000円、「プレミアムコース」は月額1万4,000円で契約可能です。
- 電話サポート
- メールサポート
- クラウド
- ISMS
- IP制限
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- ロゴ・印影付きの書類作成
- 書類のPDFダウンロード機能
7.無料トライアルプランがあるクラウド請求書システム5選
続いては費用をできるだけ抑えたい方に向けて、無料トライアルプランがあるクラウド請求書システムをご紹介します。

多彩なテンプレートが用意されており、見積書から納品書・請求書の変換も簡単にできるプラットフォームが魅力のMisoca(ミソカ)。弥生100%出資のグループ会社で、確定申告ソフトなどの連携サービスが充実しています。弥生の申告ソフトに限らず、freee、MFクラウド会計・確定申告などさまざまなサービスと連携が可能な点もポイントです。
特におすすめなのは、郵送での請求書発行が必要な方。Misocaで作成した請求書は、郵送サービス代行サービスプリントアウト代、封筒代、郵送代を含めて1通160円のため、自社での郵送代と比較してお得な場合や、出先から請求書を送る必要がある方は特に重宝するでしょう。
無料体験プランの有効期限はなんと1年間。次年度から、2名同時利用・月15通までのプランは毎年8,000円(税抜)から利用できるため、気になる方はまず見積もりをとってみてはいかがでしょうか。

「マネーフォワード(MF)クラウド請求書」は、マネーフォワードが運営する請求書システムサービスです。主な機能は、オンラインでの見積書・納品書・請求書・領収書の作成や送付とされており、事業所ごとにメンバーを追加したり、メンバーの権限を変更することができます。作成時の作業履歴が残されるため、各人の請求フローについて管理者が状況をチェックしやすいというのもポイントです。
またご存知の通り、マネーフォワードはクラウド会計やクラウド確定申告サービスとしても有名です。現在別のマネーフォワードサービスを利用している場合、格段に連携がしやすく、請求書送付と同時に自動で売上金の仕分けが作成されるため、経理に関わる業務を大きく削減できるでしょう。料金メニューは個人事業主向けと法人向けでプランが分けられており、個人事業主は月額1,280円(税抜)から、法人は月額3,980円(税抜)から利用可能です。

クラウド会計freee
クラウド会計ソフト「freee」は、クラウドサービスを開発・運営するfreeeの会計ソフトです。さまざまな製品ラインナップがあり、中でも法人向け会計ソフトは日々の帳簿や決算書作成といった会計機能に加え、web請求書・見積書・納品書などの作成・送付に対応。クラウド会計ソフトシェアでは最高峰の実績を誇ります。
特徴は、会計機能や請求書作成機能などが一括で管理でき、業務の効率化を図れる点。経理に関わる業務を一元化できるほか、記帳作業も自動で経理が可能なため、より効率的に、かつ正確に経営状況を把握できるようになります。法人向け料金プランは、請求書・決算書の作成ができる「ミニマム」が月2,380円(税抜)、ネットバンキングへの振り込み依頼や経費精算などができる「ベーシック」は月4,780円で利用できます。

「ツカエル見積・請求書オンライン」は、アプリケーション開発やシステムネットワーク設計・構築などを行う、ビズソフトの提供するweb見積書・web請求書作成ツールです。
見積書、納品書、請求書、領収書など幅広い帳票の作成・送付を基本としており、豊富なカスタマイズ機能が特徴。帳票のカラー変更はもちろん、シックな配色のものからシンプルなものまでさまざま。デザイン会社など、請求書も整っているものにしたい方にもおすすめです。加えて、見積や請求書の申請・承認はワークフロー機能も備えます。フローが進んだタイミングでメール通知されるため、チェック漏れが起こりづらく安心です。請求書作成を1人で行なっている方向けの「Stdプラン」は月額500円(税抜)、組織内での承認・申請フロー機能などが追加された「Proプラン」は月額1,000円(税抜)で利用できます。
- メールサポート
- クラウド
- iOSアプリ
- 通信の暗号化
- 見積書の作成機能
- 納品書の作成機能
- 請求書の作成機能
- 領収書の作成機能
- 書類のテンプレート機能
- ロゴ・印影付きの書類作成

「エコデリバー」は、ITサービスとネットビジネスを中心にサービスを提供する帝人のグループ会社、インフォコムの請求書システムサービスです。
見積書や請求書といった主要な帳票に加え、支払通知書や、納品書、従業員に郵送される給与明細書、賞与明細書などあらゆる帳票の電子化と送付が可能で、基幹システムと連携したスムーズで時短が叶うサービスが自慢です。
またweb請求書によるコスト削減にも強みがあり、過去にはある企業の請求書と支払通知書を電子化することで、郵送費と人件費を60%近く削減した実績も。電子化効率化のためのセミナーも積極的に開催しているため、電子化に向けてノウハウを吸収したいという方も要チェックです。初期費用は30万円(税抜)、基本料金は月額3万円(税抜)。1,000通以上のweb請求作成は配信通数に応じた従量課金とされています。
8.請求書を受け取る側(請求先)のメリット
web請求書にすることによってメリットを享受できるのは請求書の送信側だけではありません。では、受け取る側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
8-1.届いた請求書の仕分けやデータ化する作業が不要になる
もし請求書を郵送で送るのあれば、そうしたデータは多くの場合、手作業によりExcelシートなどにまとめられます。しかし手作業ではどうしても開封・仕分け・入力といった作業が必要になります。また人の手による作業では、誤入力が発生してしまう可能性も。
一方、web請求書サービスを利用していれば、受け取ったデータを元に自動でデータを入力し管理できるようになるため、紙で管理していた時の作業の多くが不要になり、別の作業に人的リソースを割くことができます。
8-2.未受領の請求書がひと目で分かるなど管理しやすくなる
請求書システムサービスの多くは、受注におけるweb請求書の作成のみならず、仕事を発注した際の支払い管理ができる機能も備えています。見積書から請求書、納品書をはじめ、各種帳票のやりとりから支払いが必要な案件の進捗が確認しやすくなるため、業務を効率化できます。
サービスによってはカレンダーごと、取引先ごと、更新日ごと、などさまざまなアプローチで請求書の管理ができるものも。自社にマッチした請求書の管理機能があるサービスを選んで、賢く支払い管理をしましょう。
8-3.他システムとも連携できるため経理関連業務の効率化にもつながる
例えば、現在利用している会計ソフトとの連携が可能な請求書システムサービスを利用すれば、請求書を出した時点で自動での記帳が可能となり、経理関連作業を効率化できます。
この他にも、クレジットカードとの連携が可能なサービスや、タクシー乗車アプリ、宿泊施設の予約アプリ、交通系ICカードの連携が可能なサービスなどもあり、各種サービスを電子化することで業務効率化だけでなく、社員が使用する経費の更なる透明化も見込めます。
9.クラウド請求書システムを選ぶポイントと導入前の注意点
ご紹介しただけでも多くの請求書システムサービスがありましたが、具体的にはどのようなポイントに注意して選ぶべきなのでしょうか。
9-1.十分なセキュリティかどうか
請求書のような情報はサイバー攻撃を受けやすいため、強固なセキュリティ対策が必要です。特にクラウド型のサービスは、サーバのあるデータセンターのセキュリティが十分であるかを確認しておきたいところ。
また、サービス提供会社がセキュリティ関連の法令を遵守しているかも重要です。PマークやISMSの取得状況も判断基準の1つ。この他、システムは自動でバージョンアップされるか、通信の暗号化はどの形式を採用しているかなど、サービスごとの違いを把握しておきましょう。
9-2.サポート体制は万全かどうか
いざ請求書システムサービスを導入するという段になった際、不具合や不明点があるのに問い合わせができなければ、業務に支障が出てしまいます。
万一の場合に備え、サポート体制はきちんと整っているか、事前に確認しておきましょう。特に土日や深夜に営業している会社は、土日や24時間対応しているサービスを選ぶ方が安心です。また国外の製品であれば、社内に英語で対応できる人がいない場合、日本語での対応が可能かどうかも重要なポイントとなるでしょう。
9-3.使用中のシステムと連携は可能か
もし会社での電子化を進めようと思っているなら、各種システムとの連携が可能かどうかというのもチェックしておきましょう。代表的なもので言えば会計ソフト。どんなに単体で便利なweb請求書作成ツールを使用していても、自社で使用している会計ソフトと連携できなければ、経理作業の効率化に関わる効果は半減してしまいます。
請求書の発行だけなのか、あるいは売上管理までしたいのか、など、あらかじめ自社に必要な機能を明確にしておき、該当する機能を備えるサービスを選ぶようにしましょう。
10.請求書システムの料金相場
請求書システムの料金はベンダーごとに異なり、無料で利用できる製品もあれば、月額5万円以上する製品もあります。
同じベンダーでも機能やサービスによって料金は変わるため一概にいくらということは言えませんが、相場を出すとすれば月に2万~3万円ほどは見ておく必要があるでしょう。
大まかな費用相場は以下の通りです。
機能が制限された小規模プラン:月額1,000~2万円程度
豊富な機能が搭載された大規模プラン:月額5,000~7万円程度
従量課金プラン:1件につき5~30円程度(月額利用料金別途)
小規模事業者など利用人数が少ない場合は従量課金制の製品を利用すると無駄がありません。また、一般的に機能が多いほど料金も高くなる傾向にあるという点は押さえておく必要があるでしょう。機能数が多くなるほど操作も複雑になるため、そういった面からもオーバースペックの製品の導入はおすすめしません。
システム導入に際しては自社で本当に必要な機能をピックアップして製品選びをするのが得策です。ニーズに合わせてプランを選べる場合は、まずは最小限で初めて事業の成長に合わせてグレードアップすることをおすすめします。
そのほか、初期費用や保守運用サポート費用など月額料金とは別にかかる費用もあるため、契約前にしっかりと見積もりをとっておくと費用面での失敗を避けられるでしょう。
11.【まとめ】自社にあう請求書システムサービスを導入して業務負担を減らそう!
以上、話題のクラウド請求システムの紹介や導入のメリットなどを解説しました。web請求書システムの導入は、郵送にかかる料金や作成、管理にかけていた時間など、さまざまな面でコスト削減につなげられます。さらに別のシステムなどとも連携すれば、更なる効率化アップが見込めるでしょう。
今回ご紹介した請求書システムは選りすぐりのサービスばかり。サービスごとに備えている機能は少しずつ異なるため、気になる製品がありましたら、ぜひ見積もりをとってみてください。

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