【2024年最新】グループウェア10選の費用と料金相場を徹底比較
「社内における情報共有をよりスムーズに行いたい」「社内のコミュニケーションを活性化させたい」などといった悩みを解決するために、多くの企業が次々と導入しているのがグループウェアです。
グループウェアを導入すれば、タスクやスケジュールの管理、ファイル共有などのほか、メッセージのやり取りや掲示板でのコミュニケーションなど、業務効率化につながる便利な機能を利用することができます。
そこで本記事では、おすすめのグループウェア10選を紹介するとともに、それぞれの料金もあわせて解説します。グループウェアの導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
グループウェアを導入するメリット
おすすめのグループウェア10選と料金を紹介する前に、グループウェアを導入するメリットを簡単にチェックしておきましょう。
社内コミュニケーションがスムーズに
グループウェアは、掲示板やチャットツール、ビデオ会議機能などコミュニケーションに役立つ機能が幅広く搭載されているため、「チーム間のコミュニケーション不足で業務に支障を来している」「連絡不足によるミスが絶えない」とお悩みの場合にはぴったりです。
気軽に社内・部署間・チーム間でコミュニケーションを取ることができるほか、ファイル共有も簡単に行えるため、業務の効率化にもつながるでしょう。
ペーパーレス化にもつながる
これまで紙媒体で残していたマニュアルなどの書類をデータ化し、グループウェア上にアップしておけば、いつでも気軽に参照することが可能です。グループウェア導入を機に、ミーティングで用いる資料などもデジタル化しておけば、より一層ペーパーレス化が進むでしょう。
ワークフロー管理も可能
「上司から承認が下りるまでが遅く悩んでいる」というお悩みも、グループウェアを導入すれば解決できます。搭載されているワークフロー機能を使うことで、承認作業を見える化したり簡略化できるからです。承認までのフローがスムーズとなれば生産性もアップすることでしょう。
コスパがいいグループウェアはどれ?
グループウェアを導入する際に気になるのが、どのくらい費用がかかるのかというポイントです。ユーザー数が増えれば費用もあがるのが一般的。そこで今回は、人気のグループウェアを10こピックアップし、ユーザー数50人と仮定して年額料金をまとめてみました。
サービス名 | 年額 |
---|---|
Garoon | 49万6,750円 |
サイボウズ Office | 29万4,000円 |
kintone | 45万8,500円 |
J-MOTTO | 6万6,000円 |
Google Workspace | 40万8,000円 |
Microsoft 365 | 32万4,000円 |
R-Group | 無料 |
Aipo | 24万円(カレンダー・チャット・ポータル機能の場合) |
iQube | 21万8,400円 |
desknet’s NEO | 24万円 |
ユーザー50名の相場としては、年額22万円~30万円ほどのものが多いという結果になりました。その中で、「R-Group」が無料であることや、「J-MOTTO」が6万円台で利用できるというのは非常にリーズナブルといえるでしょう。
「aipo」は使う機能を自由に選ぶことができるので、より機能を絞ればもっとリーズナブルになります。このように、グループウェアはそれぞれで使える機能やカスタマイズ制がバラバラです。費用面だけでなく機能面も考慮し、自社に最適なサービスを導入できるかどうかに焦点をあてなければなりません。
「自社にとってコストパフォーマンスが優れているグループウェアはどれなのか」を念頭に置き、これら10選のより詳しい特徴についてチェックしていきましょう。
人気グループウェア10選!料金や特徴をまとめてチェック
ここからは、多くの企業に導入されている人気のグループウェアを1つずつご紹介していきます。
1.Garoon
クラウド版プラン | 月額(税抜) | 年額(税抜) |
---|---|---|
~300ユーザー | 845円/1ユーザー | 9,935円/1ユーザー |
301~1,000ユーザー | 800円/1ユーザー | 9,405円/1ユーザー |
1,001~3,000ユーザー | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
3,001ユーザー | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Garoonは、星野リゾートや明光義塾、大和証券など多くの有名企業に導入されているエンタープライズグループウェアです。数十名から5,000名以上の大規模に対応しています。これまでに5,400社が導入しており、「社内のコミュニケーションが活発になった」「安定していて動作も快適」など、効果や使いやすさを感じている企業が多数。アンケートでは、97%が導入してよかったと答えています。ディスカッションやToDo、ファイル共有などを一元化できるスペース機能や、ワークフロー機能、メッセージ機能などが充実しています。提供元:サイボウズ
【こんな企業におすすめ】
・有名企業も数多く導入しているサービスを選びたい企業
・機能が充実しているグループウェアを導入したい企業
2.サイボウズ Office
クラウド版プラン | 月額(税抜) | 年額(税抜) | 備考 |
---|---|---|---|
スタンダードコース | 500円/1ユーザー | 5,880円/1ユーザー | 契約は5ユーザーから |
プレミアムコース | 800円/1ユーザー | 9,405円/1ユーザー | 契約は5ユーザーから |
サイボウズ Officeは、300名までの利用が推奨されているグループウェアで、多くの中小企業から人気を集めています。「商談スピードが上がった」「残業が減った」「在宅でも仕事がスムーズ」など喜びの声が多数寄せられており、メーカーやサービス、金融、官公庁など業界を問わず幅広く利用されています。スケジュールや掲示板、ファイル管理、プロジェクト管理、タイムカードなど基本機能が充実しているほか、プレミアムコースであればアプリをカスタマイズすることも可能です。提供元:サイボウズ/「サイボウズ Office」と「Garoon」の違いについては、公式サイトに詳細が公開されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
【こんな企業におすすめ】
・中小企業に人気のグループウェアをお探しの企業
・カスタマイズもしたい企業
3.kintone
プラン | 月額(税抜) | 年額(税抜) |
---|---|---|
ライトコース | 780円/1ユーザー | 9,170円/1ユーザー |
スタンダードコース | 1,500円/1ユーザー | 1万7,640円/1ユーザー |
kintoneは、プログラミングなしで自社にあったアプリケーションを簡単に作成できるグループウェアです。kintoneでカスタマイズを行うことによって、自社の課題にあわせた機能を搭載したグループウェアを導入することができます。これまでに導入した企業数は1万社を超えており、柔軟に拡張していけるグループウェアをお探しなら非常におすすめできるグループウェアと言えるでしょう。提供元:サイボウズ/「Garoon」や「サイボウズOffice」との大きな違いは「柔軟性」&こちらはクラウド版のみです
【こんな企業におすすめ】
・自社のニーズに沿ったグループウェアを導入したい企業
・今導入しているグループウェアの機能の無駄が気になる企業
4.J-MOTTO
プラン | 月払い | 年払い | 備考 |
---|---|---|---|
ライトプラン | 非対応 | 2万円 | 10ユーザーまで(追加可能) |
スタンダードプラン | 3,000円 | 3万円 | 20ユーザーまで(追加可能) |
J-MOTTOは、一人当たり月額150円から利用できるコストパフォーマンスの高さが魅力のグループウェアです。グループウェアに備わっている基本的な機能のみならず、web給与明細や勤怠管理、オンラインストレージなどさまざまな機能が豊富に搭載されているのもうれしいポイントでしょう。最大3ヶ月間無料トライアルを利用できる点も魅力です。
【こんな企業におすすめ】
・コストパフォーマンスに優れているグループウェアをお探しの企業
・無料トライアルを活用したい企業
5.Google Workspace
プラン | 月額 |
---|---|
Business Starter | 680円/1ユーザー |
Business Standard | 1,360円/1ユーザー |
Business Plus | 2,040円/1ユーザー |
Enterprise | お問い合わせ |
Google Workspaceは、GmailやGoogleドキュメント、Googleドライブ、Googleカレンダーなどの機能を一元化して利用できるグループウェアです。ファイルの共同編集やスケジュールのシェア、Google Meetを使ったビデオ会議など、業務の効率化や生産性アップにつながる機能が充実しています。Google Driveをオンラインストレージとして利用したい企業には特におすすめかもしれません。
提供元:Google
【こんな企業におすすめ】
・GmailやGoogleカレンダーなどを活用したい企業
・Google Driveをオンラインストレージとして利用したい企業
6.Microsoft 365
プラン | 料金(年間契約の月相当/税抜) |
---|---|
Microsoft 365 Business Basic | 540円/1ユーザー |
Microsoft 365 Business Standard | 1,360円/1ユーザー |
Microsoft 365 Business Premium | 2,180円/1ユーザー |
Microsoft 365は、世界トップクラスの導入実績を誇るクラウド型グループウェアです。WordやExcel、PowerPoint、OneNote、OneDrive、Outlook、Teamsなどをさまざまなデバイスで利用できるだけでなく、セキュリティ管理やコンプライアンス管理も万全。OneDriveの大容量オンラインストレージを利用できるのもうれしいポイントでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・Officeを活用したい企業
・OneDriveをオンラインストレージとして利用したい企業
7.R-Group
プラン | 料金 |
---|---|
クラウド型のみ | すべて完全無料 |
R-Groupは、すべての機能を無料で利用できるグループウェアです。タイムライン機能やスケジュール管理機能、掲示板やメール、チャット、勤怠管理、無料通話など、業務効率化やコミュニケーション活性化に役立つ機能を豊富に搭載。20か国語に対応しているなど、無料とは思えないクオリティです。追加費用0円でスマートフォンでも気軽に使用することができます。
【こんな企業におすすめ】
・とにかく費用を抑えてグループウェアを導入したい企業
・スマートフォンからも利用できるグループウェアをお探しの企業
8.Aipo
プラン | 月額/税抜 | 年額/税抜 |
---|---|---|
カレンダー | 200円/1ユーザー | 2,160円/1ユーザー |
チャット | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
ポータル | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
タイムカード | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
ワークフロー | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
タイムライン | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
Todo | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
プロジェクト | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
フォルダ | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
Wiki | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
掲示板 | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
報告書 | 100円/1ユーザー | 1,080円/1ユーザー |
Aipoは、使いたい機能を使いたい分だけ導入することのできるグループウェアです。必要な機能だけを選ぶことができるので、「せっかくグループウェアを導入しても、使わない機能ばかりで費用が無駄……」という失敗を未然に防止可能。使いやすいインターフェイスも好評で、1,500社以上に導入されています。
【こんな企業におすすめ】
・機能の自由にカスタマイズしてグループウェアを導入したい企業
・費用の無駄をなくしたい企業
9.iQube
プラン | 月額/税抜 | 月額(年間契約の場合)/税抜 |
---|---|---|
無料プラン | 無料 | 無料 |
テレワークプラン | 300円 | 250円 |
スタンダードプラン | 400円 | 364円(1ヶ月分お値引) |
プレミアムプラン | 700円 | 500円 |
iQubeは、これまでに9,000社以上に導入されてきた実績を誇るグループウェアです。文書やナレッジの共有、スケジュール管理、ToDo管理、社内Wikiによる顧客情報管理など豊富な機能が搭載されており、パソコンのみならずタブレットやスマートフォンでも利用できます。10名までは無料で導入することも可能です。メールや電話での問い合わせサポートを希望する方は、スタンダードかプレミアムプランを選びましょう。
【こんな企業におすすめ】
・これまでの導入実績を重視してグループウェアをお探しの企業
・マルチデバイス対応のグループウェアをお探しの企業
10.desknet’s NEO
プラン | 費用/税抜 | 備考 |
---|---|---|
クラウド版 | 400円(月額)/1ユーザー | |
パッケージ版(スモール) | 3万9,800円~ | 5ユーザーまでの場合 |
パッケージ版(エンタープライズ) | 50万円~ | 100ユーザーまでの場合 |
desknet’s NEOは、これまでに415万ユーザーに利用されているグループウェアです。グループウェアに搭載されている基本的な機能はもちろん、残業管理や顧客マスタ、営業週報、賞与査定表などさまざまな管理機能も搭載されており、これ1つを導入するだけで大幅に業務効率化が叶えられます。クラウド版のみならず、パッケージ版も企業規模にあわせて提供しているので、クラウドかパッケージか選びたい場合にもぴったりでしょう。
【こんな企業におすすめ】
・これまでの導入実績を重視してグループウェアをお探しの企業
・マルチデバイス対応のグループウェアをお探しの企業
まとめ
今回は、多くの企業に導入されているおすすめのグループウェアやその料金を紹介するとともに、グループウェアを導入するメリットもあわせて紹介してきました。「R-Group」や「J-MOTTO」はリーズナブルであるにも関わらず機能が充実しており、非常にコストパフォーマンスに優れているグループウェアといえるでしょう。
また、自社のニーズに沿ったグループウェアをカスタマイズできる「kintone」や、好きな機能だけ選ぶことのできる「Aipo」などは、「使わない機能にもお金を支払っている」「せっかくグループウェアを導入しても、使わない機能ばかり」という失敗を防ぐことができそうです。
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