ClimberCloud(クライマークラウド)の評判と実態【2024年最新版】
電子帳票システムの「ClimberCloud」がどんなサービスか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は「ClimberCloud」の評判について調査しました。機能や連携サービスから特徴を紹介。導入実績や企業からの声を参考に評判・実態をお伝えします。
なお以下の記事では2024年最新の電子帳票システムを紹介しています。興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
- ClimberCloudとは
- ClimberCloudの料金プラン
- ClimberCloudのメリット・デメリット
- ClimberCloudの評判と実績
- 他の電子帳票システムと比べてどうなのか
- 【総評】ClimberCloudはバックオフィスをまとめて効率化したい場合にはおすすめ!
ClimberCloudとは
ClimberCloud(クライマークラウド)は、NTTデータが提供する、累計1,500社以上に導入されているオールインワンのバックオフィスクラウドサービスです。
非常に高い機能性・汎用性を誇り、さまざまな目的・用途を満たせるツールであることから、多くの企業が積極的に利用しています。
以下では、ClimberCloudの主な特徴・機能について確認していきましょう。
ClimberCloudの主な特徴
ClimberCloudの主な特徴には、以下のようなものが挙げられます。
・改正電子帳簿保存法・インボイス制度に対応
法令・制度に準拠したデータの管理運用が可能。
・コストパフォーマンスが優秀
利用数に応じた従量課金であるため、コストの無駄を省き小額から始めることが可能。
・自動化・効率化機能が充実
データ自動登録等の業務自動化・効率化機能が充実。
・連携性・柔軟性に富んでいる
APIによる外部連携性に優れており、既存システムとシームレスに連携した運用が可能。
ClimberCloudの主な機能
ClimberCloudには、電子契約・電子データ保存を効率化・利便化するための以下のような機能が搭載されています。
・領収書・請求書等の取込
スキャナやスマホから領収書・請求書等の取り込みが可能。
・ワークフロー証跡の保存
ワークフローの過程で発生した証跡の電子保存が可能。
・タイムスタンプ
ドキュメントにタイムスタンプを付与したり、検証を行ったりすることが可能。
・バージョン管理
保存したドキュメントのバージョン管理を行う機能。
・API連携
API連携により、データ登録・リスト更新・検索等が可能。
詳しい機能一覧・連携サービス一覧はこちらからご覧ください。
ClimberCloudの料金プラン
ClimberCloudの料金プランは、基本料金・オプション料金・登録件数に応じた従業課金の合計を月額料金として支払う仕組みとなっています。
料金の詳細は以下の通りです。
■月額基本料金
900円(固定)
■月額オプション利用料金
・外部連携オプション
基本料:7,000円/PC1台
従量:1,500円~/PC1台
・自動登録オプション
1,500円/PC1台
・RPA連携オプション
1万2,000円/PC1台
・仮想プリンタドライバ
7,000円/PC1台
詳しい料金プランはこちらからご覧ください。
ClimberCloudのメリット・デメリット
紹介したような特徴がある「ClimberCloud 」ですが、活用することでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
【メリット】電子帳簿保存法に完全対応
ClimberCloudは、電子帳簿保存法の全領域に対応した電子帳票システム。JIIMA認証を取得しており、安心して電子帳簿保存法を遵守した業務に活用することができます。
内部監査や税務監査対応のための原本請求等に関しても、端末上の操作で行うことが可能。また、令和5年10月から開始されるインボイス制度への対応も予定されています。
法令・コンプライアンスを遵守したシステム運用を行えることが、ClimberCloudを活用する大きなメリットです。
【メリット】電子取引・電子帳簿に関するデータを一元管理
ClimberCloudでは、電子取引・電子帳簿に関するデータを一元管理することで、効率的なデータ管理や帳票発行業務を行えることが大きなメリットです。
自動登録ツールによる自動データ登録や、スキャンデータの自動変換・出力、APIを活用した各システムとのデータ連携など、業務の利便化・効率化に繋がる機能も充実。シームレスなバックオフィス環境を実現することができます。
管理や業務の効率化により、人的リソースや管理コスト等のスリム化を図ることも可能です。
【メリット】テレワークの実現にも最適
ClimberCloudは、機能性・利便性・汎用性に優れており、電子帳票を含むバックオフィス業務をまとめてクラウド上で行えるオールラウンドツールです。テレワーク推進時には、帳票類を扱う経理関係の環境構築が大きな課題になることが多くありますが、ClimberCloudであれば容易にクリアできるでしょう。
操作方法も簡単で分かりやすいため、テレワーク環境の構築にも非常に適していることが大きなメリットです。
【デメリット】料金体系が複雑
ClimberCloudは、特に目立ったデメリットの見当たらない完成度の高いツール。強いてデメリットをあげるのであれば、基本料金・オプション料金・利用状況に応じた従量制と、料金体系がやや複雑であるため、コストの見積もりが難しい点です。
毎月のランニングコストの試算は難しくなりますが、不要なコストは発生しない料金体系となっているため、さほど気にする必要は無いでしょう。
ClimberCloudの評判と実績
ClimberCloudの導入を検討している方は、実際に導入を行った企業の事例や実績も気になるのではないでしょうか。導入実績を参考にすることで、自社が導入を行う際の活用方法や運用方法を検討するのにも役立てることができます。
ここでは、ClimberCloudのベンダーサイトに公開されている事例から、おすすめの参考事例を2件ご紹介します。
導入事例1:味の素トレーディング株式会社
味の素トレーディングは、コロナ禍の影響を受け、テレワークの環境整備ならびにその強化が大きな課題に。バックオフィス業務の効率化とテレワーク環境整備のため、ClimberCloudとkintoneの連携、さらにはAI-OCRとPRAを組み合わせた環境構築を実施しました。
ClimberCloudならびに各ソリューションの導入により、ペーパーレス化・業務効率化・電子帳簿保存法対応をまとめて実現した仕組みを構築。幅広い業務にスムーズに対応することができる、当初の課題解決に繋がるテレワーク環境の構築を実現しました。※
※:出典:https://pandora-climber.jp/cases/ati.html
導入事例2:三菱造船株式会社
三菱造船では、電子保存と紙保存を併用していましたが、利用していたサービスの終了に伴い新たなシステムを検討。法令への対応とコストパフォーマンスの観点から、ClimberCloudを導入しました。
導入後は、法令への対応やコストの課題を速やかに解決。一層のデジタル化推進による業務効率化も実現したいと考え、RPAツールであるWinActorの併用も推進。OCRで読み取ったデータをWinActorで自動登録するところから徐々に自動化を進めました。
電子帳票システムとRPAを併用したデジタル化により、年間換算で26万枚以上の紙と有人作業960時間を削減することに成功したとのことです。※
※出典:https://winactor.com/case/winactoruse/38191/
詳しい導入実績はこちらからご覧ください。
他の電子帳票システムと比べてどうなのか
ClimberCloudの導入を検討している方は、他の電子帳票システムとの違いについても把握しておく必要があります。以下に、他製品との主な相違点を解説します。
・電子帳簿保存法に完全対応
ClimberCloudは、電子帳簿保存法の全範囲に対して対応。法的要件への準拠について気にせずに運用することが可能。
・規模を問わずコストパフォーマンスを発揮
月間の利用数に応じた従量課金の料金体系であるため、企業規模や用途に左右されず、高いコストパフォーマンスを発揮することが可能。
・連携性に優れている
API連携により簡単にさまざまなシステムとの連携が可能。データの有効活用や業務効率化を強力に推し進めることが可能。
【総評】ClimberCloudはバックオフィスをまとめて効率化したい場合にはおすすめ!
ClimberCloudは、電子取引に関する情報・帳簿・帳票を一元管理することで、効率的なデータ管理・データ運用を可能とするサービスです。充実した機能を搭載しており、外部連携性にも優れているため、バックオフィス関連のデータ管理や業務をまとめて効率化・利便化することが可能。電子帳簿保存法・インボイス制度など、企業が遵守すべき法令・コンプライアンスの要件も満たしているため、安心して活用することができます。テレワークの環境構築や大々的なDX推進を図りたい場合には、ぜひClimberCloudの導入を検討してみましょう。
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