消費税法改正に対応するおすすめ会計ソフト5選
会計ソフトを選ぶ際、各ソフトが税制改正などの変化に対応できるかどうかを確認する必要があります。たとえば、すでに消費税率が変わっているにもかかわらず、ソフト内の税率が以前のままだと、アップデートまで会計業務をストップするか、会計ソフトを使わずに業務を進めるほかありません。こうした事態は避けたいものです。
そこで本記事では、発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が、消費税法改正にすばやく対応できる会計ソフトを厳選しました。各会計ソフトごとに特徴をご紹介していきますので、ぜひお役立てください。
- 会計ソフトとは
- 比較表:消費税法改正に対応するおすすめソフト
- 消費税法改正に対応する格安会計ソフト
- 消費税法改正に対応する人気の会計ソフト
- 消費税法改正に対応する顧客満足度の高い会計ソフト3選
- 会計ソフトのメリット
- 会計ソフトの選び方のポイント
- 【まとめ】会計ソフト選びで迷ったら
会計ソフトとは
会計ソフトとは、企業の会計業務を効率化するITツールの総称です。自動入力機能やAI(人工知能)による学習機能などを活用して、日々の取引の仕訳、現金出納帳や総勘定元帳などの帳簿作成、賃借対照表・損益計算書・決算書などの書類作成をすばやく簡単に行えます。
顧客管理システムや人事システムなどと連携できる会計ソフトを導入すれば、バックオフィスの業務全体の生産性向上も見込めるでしょう。また、ソフトによっては財務関連データの分析やレポート機能がついているため、会計業務に限らず経営判断にも活用できます。
比較表:消費税法改正に対応するおすすめソフト
まずは消費税法改正に対応する会計ソフトを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、会計ソフト選びの参考にしてください。
消費税法改正に対応する格安会計ソフト
まずは、消費税法改正に対応する格安会計ソフトをご紹介します。
-
料金
月1,078円 -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
「HANJO会計」は、飲食店に特化したクラウド型の会計ソフトです。東京都渋谷区に本社を置くカシオ計算機が、飲食店経営の課題解決に役立つ「HANJOサービス」のひとつとして提供しています。料金は月々980円(税抜)から。飲食店に必要な会計業務を一気に効率化できるうえ、リーズナブルな料金設定も魅力的な会計ソフトです。
スマートフォンでレシートを撮影するだけで自動的に仕訳ができる機能や、確定申告書類の簡単作成、事業推移や資金状況の把握・分析など、低価格とは思えない豊富な機能が揃っています。
消費税法改正などがあった際には追加費用なしで自動アップデート。常に最新状態でソフトを使えるため、忙しい飲食店経営にはぴったり。「HANJO with PRO」のシステムを活用すれば、税理士と一緒に使用することも可能です。
初期費用を抑えたい場合は、導入費用がかからないクラウド型。導入後の出費を減らしたい場合は買い切りのパッケージ型がおすすめです。今回ご紹介したのは、格安でありながら機能も豊富なソフトですが、製品によっては低価格な分、機能がシンプルなものもあります。価格重視で会計ソフトを探す場合も、機能面はしっかり確かめておきましょう。
消費税法改正に対応する人気の会計ソフト
続いて、消費税法改正に対応する人気の会計ソフトをご紹介します。
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「クラウド会計freee」は、東京都品川区に本社を置くfreeeが提供しているクラウド型の会計ソフトです。クラウド会計ソフトシェアNo.1*の人気製品で、過去にはグッドデザイン賞も受賞しています。実績豊富で実力派のソフトをお探しの方にはぴったりでしょう。
また、会計だけでなく経理全般をサポートできるのもポイント。会計帳簿作成のほかに、経費精算、入金・支払管理、経営分析など、業務全体を効率化させる機能を数多く備えています。使いやすさを重視した設計がされているため、誰でも簡単に操作できるのも魅力です。
スマートフォンアプリを利用して、スキマ時間にさっと入力できる点もメリットでしょう。消費税の変更など法改正があった際には自動アップデートで対応されます。追加料金や再インストールは一切必要ありません。
*BCN調べ
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
消費税法改正に対応する、人気の高い会計ソフトをご紹介しました。会計業務のプロセスは企業によってそれぞれ異なりますが、導入実績が豊富な会計ソフトは、使いやすさやセキュリティ対策などが評価されている結果、支持を集めていると言えます。実績からソフトを選びたい場合は、ホームページや資料に掲載されている「導入企業の声」などを参考にしながら、自社にとってベストなものを選びましょう。
消費税法改正に対応する顧客満足度の高い会計ソフト3選
最後に、 消費税法改正に対応する顧客満足度の高い会計ソフトをご紹介します。
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
東京都港区に本社を置くマネーフォワードが提供する「マネーフォワードクラウド会計」は、顧客満足度No.1*、継続率99%*を獲得している実力派のクラウド型会計ソフトです。会計業務を約2分の1に削減できる効果が見込めるため、業務効率の大幅な改善を目指す企業にはとくにおすすめだと言えます。
マネーフォワードのクラウドシリーズには、会計以外にも請求書、経費、給与、勤怠管理など豊富なサービスが提供されているため、それらと連携させることによって、さらに便利な利用が可能です。
消費税法改正などの法令・制度改正への対応はもちろん、日々のサービス改善にも無料で自動アップデートが実施されます。手間をかけることなく常に最新機能が使えるのは、本業に集中したい方にとっては嬉しいポイントでしょう。
*自社調べ
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
-
料金
年60,000円~/ライセンス -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「勘定奉行」は、東京都新宿区にあるオービックビジネスコンサルタントが提供している会計ソフトです。導入実績は累計63万社を超え、顧客満足度No.1*、IPO実現企業の60%が導入*するなど、数々の実績を積み重ねています。近年、従来のパッケージ版に加えてクラウド版の「勘定奉行クラウド」も登場したことによって、選択肢もさらに広がりました。
小規模から中堅・上場企業まで幅広い企業に対応できる豊富な機能を、誰にでも使いやすいインターフェースで実現している点が特長です。導入企業からは、仕訳入力が10分の1に減少したという声も聞かれます。業務を効率化させたい方にはぴったりでしょう。
消費税法改正などの法令改正への対応も迅速かつ確実です。パッケージ版では対応プログラムが提供され、クラウド版では自動アップデートが実施されます。
*OBC調べ
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
会計王
出典:ソリマチ株式会社 https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acc/
「会計王」は、東京都と新潟県に本社を置くソリマチが提供しているパッケージ型の会計ソフトです。高い操作性、充実の機能、手厚いサポートという3点が揃っており、2020年8月の「業務ソフトに関する調査」(株式会社プラグ調べ)では、顧客満足度No.1を獲得しています。
導入企業の担当者からは、仕訳入力と検索のしやすさを絶賛する声や、経営の問題点を把握しやすくなったという声も。専属スタッフによる15ヶ月の電話サポートや、実務に沿って製品の使い方を理解できる「実務解説本」が付属されているため、会計ソフトをはじめて導入する方にもおすすめです。
消費税法などの法令改正に関しては、迅速な更新プログラムの提供で対応。また、次期製品の無償提供サービスが受けられるのも魅力的なポイントです。
会計ソフトのメリット
会計ソフトを導入するメリットは次の3点です。
- 業務効率化
- 人為的ミスの防止
- スピーディな経営判断の実現
業務効率化
会計担当者の業務は、日々の帳簿付けやその管理、決算書や財務諸表の提示など煩雑で手間のかかる作業がほとんど。全てを手書きで作成するのは大きな負担です。しかし、会計ソフトを導入すれば仕訳や帳簿・決算書を自動で作成できます。大幅な業務効率化が実現し、担当者の負担も軽減できるでしょう。
人為的ミスの防止
会計業務では、売上や経費など企業経営において重要な数字を取り扱います。高い正確性を求められますが、手作業での計算や記入だとミスをゼロにするのは難しいでしょう。しかし、会計ソフトでは入力したデータをもとに自動で数値を計算するため、人為的なミスを防止できます。正確性の担保だけではなく、作業時間の短縮にもつながるでしょう。
スピーディな経営判断の実現
会計ソフトでは、日々の取引データをもとにした業績も確認可能です。予算と実績の差や売上の推移など、経営判断に役立つ情報をリアルタイムで把握できます。意思決定や改善案の立案といったネクストアクションの迅速化にも役立つでしょう。
会計ソフトの選び方のポイント
ここからは、会計ソフトを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
パッケージ型かクラウド型かをまず決める
会計ソフトにはパッケージ型とクラウド型があります。パッケージ型は本体買い切りで、クラウド型は月額課金制がほとんどです。セキュリティをより重視するならパッケージ型、導入スピードや保守管理の手間を省きたいならクラウド型がおすすめだと言えるでしょう。
ただし、パッケージ型の場合は、法令改正時に手動アップデートが必要になることが多いです。仕様変更になるべく手間をかけたくないという方は、クラウド型を選んだ方がよいかもしれません。導入形態は総合的に考えて決めましょう。
導入後の使いやすさを重視する
会計ソフトは頻繁に使うツールです。日々の業務を効率化するには、実際に使用する会計担当者にとっての使いやすさを重視することが大事だと言えます。機能の多さだけでなく、よく利用するツールの配置やユーザーインターフェースにも気を配りましょう。実際の使用シーンを具体的にイメージしてみるのがポイントです。
経理業務に慣れていない人が使う場合は、自動入力機能やサジェスト機能にも着目してみてください。
【まとめ】会計ソフト選びで迷ったら
今回は、消費税などの法令改正に対応している会計ソフトを5つご紹介しました。会計ソフトを選ぶ際には「会計ソフトの導入で何を実現したいか」を明確にしたうえで、さまざまな側面から複数のソフトを比較検討しましょう。自社にとってもっとも使いやすいものを選ぶために、機能面だけでなく、管理画面などのインターフェースや料金などを総合的に比較することをおすすめします。
PRONIアイミツ(当サイト)では、BtoB受発注支援のプロとして、会計ソフト選びについてのご相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけでおすすめ会計ソフトが分かる診断も用意していますので、ぜひご活用ください。
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