人事管理システム(人事システム)のシェア・市場規模を調査【600人アンケート】
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施した600名対象のアンケート調査の結果、人事管理システムの利用回答が最も多かったのは「SmartHR(16.7%)」でした。また、市場全体も拡大を続けており、バックオフィスのDX化を背景にクラウド型SaaSの導入が急速に進んでいます。
本記事では、アンケートでシェアが高かった&実績が多いおすすめの人事管理システムや、従業員数規模ごとの選定基準、市場の動向などを解説しています。自社に最適なシステム選びの参考にしてください。
当記事の要点
- 全体シェア1位は「SmartHR」:全体の16.7%が回答。上位3製品(SmartHR、マネーフォワード、freee)で市場の約4割を占める
- 導入効果は「ペーパーレス」と「ミス削減」に集中:全体の約25%が「コスト削減」や「問い合わせ・差し戻しの減少」を良くなった点に回答
- 規模別で分かれる最適解:従業員数100名以下では「freee人事労務」の支持が厚い一方、1,001名以上の規模では「COMPANY」がシェアを伸ばす
- 人事管理システムの市場規模とシェア
- 【従業員数別】規模で分かれるシェア率と選定基準
- シェアが高い人事管理システムの比較表
- シェアが高い人事管理システム5選【アンケート結果から選ぶ】
- まとめ:自社に合った人事管理システムをシェアを参考に選ぼう
- 人事管理システムの利用実態アンケートの概要
人事管理システムの市場規模とシェア
人事管理システムの日本市場における最新の市場規模とPRONIアイミツSaaS(当社)が実施したアンケート調査を踏まえた、シェアについて解説します。
人事管理システム(HCM)の国内市場規模
株式会社グローバルインフォメーションが2026年1月に発したレポートによると、日本国内における人的資本管理(HCM)の市場規模は、2025年時点で約16億7,710万米ドルに達しました。今後、2026年から2034年にかけて6.66%の年平均成長率(CAGR)で推移し、2034年までには約29億9,560万米ドル規模へ拡大すると予測されています。
労働力不足が深刻化する日本において、限られた人材を最大限に活用するための戦略的な管理基盤として、人事管理システムの重要性が中長期的に高まっていることが示されています。
人事管理システムのシェア【600人にアンケート調査】
人事管理システム(人事システム)を導入・利用しているユーザー600名に、どの製品をしているか調査したところ、最も回答が多かったのは「smartHR」で、全体の16.7%を占めました。
【人事評価システムの利用シェア】
- SmartHR:16.7%
- マネーフォワード クラウド人事管理:11.5%
- freee人事労務:10.0%
シェア1位の「SmartHR」は、使いやすいUI/UXと労務管理の効率化に定評があり、広範なユーザー層から支持を得ていました。2位の「マネーフォワード クラウド人事管理」と3位の「freee人事労務」は、会計ソフトとの連携性を武器に、特にバックオフィス全体のDXを推進する企業において高いシェアを獲得しています。
人事管理システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った人事管理システム(最大6サービス)を案内します。シェアが高いツールから探したい方にも、おすすめです。
【従業員数別】規模で分かれるシェア率と選定基準
では、企業規模によってシェア率は変わるのでしょうか。ここでは、従業員数1~100人までの企業を「中小規模(N=164)」、100~1,000人までを「中堅規模(N=199)」1,001人以上を「大規模(N=237)」と置いて、シェアの違いを見ていきましょう。
従業員数100人以下の中小規模企業:freeeの圧倒的支持
中小規模では、会計ソフトや給与計算と密接に連携できる「freee人事労務」のシェアが最も高く、次いで「SmartHR」など人気の製品が続きました。また、昔からの定番である「人事奉行」も根強く、信頼性を重視する層に選ばれています。
中小規模では、特定の人事担当がいない、あるいは少人数で広範な業務を兼務しているケースが多いため、「システム一つでどれだけ人事労務を完結できるか」が選定の基準になっている様子が見られます。
従業員数101〜1000人の中堅企業:SmartHRとMFが高いシェア
中堅規模では「SmartHR」と「マネーフォワード」がシェアを競っています。特にマネーフォワードは101〜300人規模で強く、SmartHRは301人以上でさらにシェアを伸ばす傾向にありました。さらに301人を超えると、「人材の配置や評価」を目的としたカオナビの利用率も顕著に上がります。組織の多層化に伴い、タレントマネジメントへの関心が高まるフェーズであることが分かります。
従業員数1,001名以上の大企業:COMPANYのシェアが急増する
1,000人を超える企業では、汎用的な機能だけでなく、複雑な権限設定や高度なデータ分析機能が求められていそうです。大企業層でも「SmartHR」が高いシェアを維持していますが、次いで日本特有の複雑な要件を標準機能でカバーする「COMPANY」が高いシェアとなっていました。また、日立ソリューションズの「リシテア」がランクインするなど、大規模向けの基幹システムとしての信頼を重視する傾向が見て取れました。
シェアが高い人事管理システムの比較表
シェアが高い人事管理システムの機能や料金、トライアルの可否などをまとめた比較表です。それぞれの確認事項を見ておきましょう。
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問い合わせ
(他4プラン)
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問い合わせ
(他1プラン)
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料金 月 400 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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問い合わせ |
問い合わせ
(他2プラン)
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社員情報の簡易検索
勤怠データの自動計算機能
人件費シミュレーション機能
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社員情報の簡易検索
勤怠データの自動計算機能
人件費シミュレーション機能
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社員情報の簡易検索
勤怠データの自動計算機能
人件費シミュレーション機能
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社員情報の簡易検索
勤怠データの自動計算機能
人件費シミュレーション機能
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機能情報なし
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導入実績社数 登録社数70,000社以上※SmartHR上で事業所登録を完了しているテナント数 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 38万事業所 |
導入実績社数 4,000社以上 |
導入実績社数 シリーズ累計66万社 |
入社手続きや住所変更などの申請を従業員自身が直接スマートフォンで行えるため、人事担当者の入力作業を大幅に削減できる点が口コミでも高く評価されています。
従業員情報の一元管理はもちろん、収集した最新データを活用した人事評価や配置シミュレーション、エンゲージメントサーベイまで一気通貫で行うことが可能。蓄積された人事データを「攻め」の人事戦略へと活用できる、組織の可視化に最適な人事管理システムです。
情報の変更があるたびに複数のソフトを更新する手間がなく、常に最新の組織・従業員情報を維持できるため、バックオフィス全体の効率化に大きく寄与します。
本サービスでは、従業員の基本情報のほか、職位や所属、過去・未来の履歴管理が可能。組織図の自動作成機能も備えており、外部サービスとのAPI連携によって自社に最適な人事基盤を構築できる、拡張性の高い人事管理システムです。
特に中小企業や成長企業において、人事部門の工数を最小限に抑えたい場合に非常に効果的です。freee人事労務では、従業員名簿の管理から入社時の書類作成、算定基礎届の作成までを自動化。
従業員自身が情報を入力することで、人事はチェックと承認に専念でき、ペーパーレス化とミスのない運用を実現するおすすめの人事管理システムです。
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人的資本開示に向けたデータ収集・分析にも対応しており、従業員の能力やコンディションを可視化することで、最適な人員配置や育成計画の策定をサポートする戦略的人事管理システムです。
高度なセキュリティ体制を備えており、機密性の高い人事情報を安心して一元管理できる堅牢性が強みです。人事奉行i11では、社員の基本情報に加え、発令履歴、研修受講履歴、家族情報など、多角的な情報を網羅的に管理。
定型・不定型を問わず自由な条件で人事データを抽出できるため、統計資料の作成や監査対応も迅速に行える、信頼と実績を兼ね備えたシステムです。
今回挙げた5製品すべてがIT導入補助金の対象となっているため、補助金を活用しながら人事管理システムを導入したい方におすすめです。
できるだけ従業員1人あたりの費用を抑えて利用したい方は「freee人事労務」。ITツールに不慣れな層やインストール型のツールを使いたい方は「人事奉行シリーズ」。実績やシェアを重視したければ「SmartHR」などから始めてみるといいでしょう。
シェアが高い人事管理システム5選【アンケート結果から選ぶ】
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施した人事管理システムに関するアンケート調査結果から、シェアが高い人事管理システムを5サービス紹介します。それぞれの特徴やおすすめポイントも記載するので、製品選びの参考にしてください。
SmartHRは、株式会社SmartHRが提供するクラウド人事労務ソフトです。高いシェアを獲得しており、あらゆる規模の企業で導入されています。SmartHRの強みは、専門知識がなくても直感的に操作できる優れたUI/UXにあります。
入社手続きや住所変更などの申請を従業員自身が直接スマートフォンで行えるため、人事担当者の入力作業を大幅に削減できる点が口コミでも高く評価されています。
従業員情報の一元管理はもちろん、収集した最新データを活用した人事評価や配置シミュレーション、エンゲージメントサーベイまで一気通貫で行うことが可能。蓄積された人事データを「攻め」の人事戦略へと活用できる、組織の可視化に最適な人事管理システムです。
主な機能
マネーフォワード クラウド人事管理
マネーフォワード クラウド人事管理は、株式会社マネーフォワードが提供する人事システムです。従業員情報の「マスターデータ」としての役割に特化しており、同シリーズの給与計算や勤怠管理とリアルタイムでデータが同期されるのが最大の特徴です。
情報の変更があるたびに複数のソフトを更新する手間がなく、常に最新の組織・従業員情報を維持できるため、バックオフィス全体の効率化に大きく寄与します。
本サービスでは、従業員の基本情報のほか、職位や所属、過去・未来の履歴管理が可能。組織図の自動作成機能も備えており、外部サービスとのAPI連携によって自社に最適な人事基盤を構築できる、拡張性の高い人事管理システムです。
主な機能
freee人事労務は、freee株式会社が提供する統合型の人事労務管理システムです。人事管理、勤怠、給与計算、社会保険手続きが一つのデータベースに統合されている点が最大の特徴で、データが分断されないため従業員ライフサイクルを一つのシステムで完結できます。
特に中小企業や成長企業において、人事部門の工数を最小限に抑えたい場合に非常に効果的です。freee人事労務では、従業員名簿の管理から入社時の書類作成、算定基礎届の作成までを自動化。
従業員自身が情報を入力することで、人事はチェックと承認に専念でき、ペーパーレス化とミスのない運用を実現するおすすめの人事管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
HRBrain
HRBrainは、株式会社HRBrainが提供する、タレントマネジメントと人事評価に強みを持つ人事管理システムです。単なる名簿管理にとどまらず、人・組織の成長を最大化させるための分析機能が豊富である点が特徴です。
カスタマイズ性の高い評価シートや、データ分析による離職予兆の検知など、戦略的な人事判断を支援する機能が充実しています。HRBrainでは、目標管理(MBO・OKR)や360度評価の効率化、スキルマップの構築、従業員エンゲージメントの可視化が可能。
人的資本開示に向けたデータ収集・分析にも対応しており、従業員の能力やコンディションを可視化することで、最適な人員配置や育成計画の策定をサポートする戦略的人事管理システムです。
主な機能
人事奉行i11
人事奉行i11は、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する、中堅企業を中心に高い信頼を得ている人事管理システムです。日本の複雑な人事制度や組織体系に柔軟に対応できる、極めて詳細な履歴管理能力と法令遵守への対応力が最大の特徴です。
高度なセキュリティ体制を備えており、機密性の高い人事情報を安心して一元管理できる堅牢性が強みです。人事奉行i11では、社員の基本情報に加え、発令履歴、研修受講履歴、家族情報など、多角的な情報を網羅的に管理。
定型・不定型を問わず自由な条件で人事データを抽出できるため、統計資料の作成や監査対応も迅速に行える、信頼と実績を兼ね備えたシステムです。
まとめ:自社に合った人事管理システムをシェアを参考に選ぼう
アンケート結果から、人事管理システムのシェアは「組織の成長フェーズ」によって大きく変わることが分かりました。従業員数が多くない小規模~中小の組織の場合、労務管理システムに近い形(勤怠や給与計算との連携、諸手続き)で利用できるツールが高いシェアとなりやすいようです。
一方で従業員数や規模が大きくなるほど、社員情報の管理だけでなく、人材育成や目標管理などタレントマネジメントに近い運用もできるツールがシェアを伸ばします。そのため人事管理システムは、一概にシェアだけで判断せず、自社の利用の形に合わせて選ぶことが大切になります。
人事管理システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った人事管理システム(最大6サービス)をご案内可能です。
人事管理システムの利用実態アンケートの概要
この記事にまとめた人事管理システムの利用実態アンケートの概要です。
人事管理システムの利用実態アンケートの概要
- 調査対象:人事管理システムの利用・導入者600名
- 調査地域:全国
- 調査期間:2026年4月13日
- 調査方法:インターネット調査
- 主な回答業種: 製造業(27.3%)、建設業(11.5%)、情報通信業(10.8%)など
- 主な調査項目: 利用中の人事管理システム名、導入の経緯、システム選定時に重視したポイントなど
当記事の引用や転載をする際は、必ず出典として「PRONIアイミツSaaS」および記事URL(https://saas.imitsu.jp/cate-hcm/article/l-2739)を明記願います。
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