勤怠管理もできる人事管理システムおすすめ7選
働き方改革や、テレワークなど働き方が多様化した影響で、従業員の勤怠管理が煩雑になっている企業も多いでしょう。勤怠管理だけでなく給与計算や年末調整など、人事業務全般を効率化したい場合には、多機能な人事管理システムがおすすめです。
本記事では、勤怠管理もできるおすすめの人事管理システム10選を紹介します。数あるサービスから自社に合う1社を選ぶ方法も詳しく解説していますので、システム導入を検討中の企業担当者はぜひ参照ください。
※勤怠管理システムをお探しの方は別記事「おすすめの勤怠管理システムを解説」をご覧ください。
- 勤怠管理・人事システムを導入する企業は増えている
- 勤怠管理もできる人事管理システムを導入するメリット
- 【比較表】勤怠管理もできる人事管理システム
- 勤怠管理もできるおすすめの人事管理システム7選
- 人事管理システムの選び方
- まとめ:勤怠まで一元管理できる人事管理システムで業務効率化
勤怠管理・人事システムを導入する企業は増えている
人事システムとは、社内の人事情報を一元管理し、人事評価や労務管理といった人事業務をまとめて行えるシステムです。出退勤の打刻や労働時間の記録・集計といった勤怠管理ができる製品も少なくありません。
従来は紙やExcelで従業員の勤怠管理をしていた企業が多くありましたが、年々、人事システムで勤怠管理を行う企業が増えています。市場調査会社・株式会社アスマークが2022年に行ったHRツールの利用実態に関する調査(対象者:全国の20代~50代男女、会社員)によると、勤怠管理ツールの導入率は64.8%に上ります。
(出典:株式会社アスマーク HRzineニュース)
物流・運送業界において深刻な人手不足になると懸念される「2024年問題」を間近に、HRツールで業務効率化を図る企業は増えています。勤怠管理や給与計算といった煩雑な業務を1つのシステムで効率化できる人事システムの需要も高まっています。
勤怠管理もできる人事管理システムを導入するメリット
勤怠管理もできる人事管理システムを導入する主なメリットは以下の通りです。
- 勤怠管理から給与計算までの業務を効率化できる
- 人的ミスや不正を防止できる
- 公平な人事評価や、適切な人材配置が可能となる
勤怠管理から給与計算までの業務を効率化できる
勤怠管理に特化したシステムと、給与計算に特化したシステムを2つ導入した場合、月末に給与計算を行うために勤怠管理システムからデータを連携する必要があります。またAPI連携やCSVデータ連携ができない場合は、手作業でデータ入力しなければなりません。
勤怠管理・給与計算のどちらにも対応した人事管理システムを導入すれば、1つのシステムで勤怠管理から給与計算までの業務を行うことができ、人事業務の大幅な効率化が実現します。
人的ミスや不正を防止できる
紙やタイムカードでの勤怠管理をシステム化することで、労働時間集計ミスといった人事担当者の人的ミスを減らすことができます。また、勤怠管理システムでは従業員の労働時間が自動的に記録され、本人以外が打刻できない打刻方法も用意されています。そのため、従業員がタイムカードを別の人に押してもらう不正や、残業時間を過大に申告する不正を防止できる点もメリットです。
公平な人事評価や、適切な人材配置が可能となる
人事管理システムには人事評価機能も搭載されており、定期的な評価レポート、1on1の記録、スキルなど従業員の人事評価情報を一元管理できます。蓄積したデータをもとに客観的で公平な人事評価を行える点がメリットです。また、部署ごとの人事評価の分析なども行えるため、分析結果をもとに適切な人材配置が可能となります。
【比較表】勤怠管理もできる人事管理システム
ここからは実際に、勤怠管理機能を搭載した人事管理システムを比較します。自社の予算や必要な機能と照らし合わせながら、おすすめの人事管理システムをご確認ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
freee人事労務 | 無料 | 400円/1ユーザー |
マネーフォワード クラウド人事管理 | 要問合せ | 要問合せ |
ジンジャー人事労務 | 要問合せ | 300円/1ユーザー |
リシテア | 要問合せ | 要問合せ |
COMPANY | 要問合せ | 要問合せ |
TimePro-NX | 要問合せ | 要問合せ |
One人事 タレントマネジメント | 要問合せ | 要問合せ |
下記ボタンから、人事管理システムを最大6社まで並べて比較できます。各社の料金や機能を比較したい場合にぜひご活用ください。
勤怠管理もできるおすすめの人事管理システム7選
2024年現在、勤怠管理もできるおすすめの人事管理システム7選を紹介します。搭載する機能や特徴、どの人事業務に対応しているのかを詳しく解説しますので、ぜひサービス選びの参考にしてください。
- freee人事労務
- マネーフォワード クラウド人事管理
- ジンジャー人事労務
- リシテア
- COMPANY
- TimePro-NX
- One人事 タレントマネジメント
freee人事労務は、freee株式会社が提供する人事管理システムです。誰でも使いこなせる操作性の高さが魅力で、初めて人事管理システムを導入する企業にもおすすめです。
出退勤の打刻から労働時間の集計、シフト表の作成・管理といった勤怠管理機能が充実しているほか、ワークフロー機能も搭載。早出・残業の申請や各種休暇の申請もWeb上で完結できます。さらに、労務管理や給与計算など人事業務全般に対応しています。
freee人事労務はサポートが手厚い点も評判で、機能について分からない点があれば、チャットや電話で無料相談できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
- 様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
マネーフォワード クラウド人事管理
マネーフォワード クラウド人事管理は、株式会社マネーフォワードが手がける人事管理システムです。業務内容に応じて、さまざまなソリューションを用意しているのが特徴。勤怠管理から人事管理、会計・財務管理、経費精算、請求書の管理まで、人事労務の課題ごとに複数のソリューションを組み合わせてシステム構築できます。
1つのシステムで人事業務全般に対応できるマネーフォワード クラウド人事管理は、「勤怠管理・給与計算を自動化したい」「入社退社や異動のたびに発生する転記作業をなくしたい」という企業におすすめ。ぜひ検討ください。
ジンジャー人事労務
ジンジャー人事労務は、jinjer株式会社が開発した人事管理システムです。幅広い業務の効率化を目的に開発されたシステムで、出退勤管理機能や勤怠データの自動集計機能、シフト管理機能といった一般的な機能はもちろん、従業員ごとの予算や実績を管理できる予実管理機能など、バックオフィス業務の効率化に資する多彩な機能が用意されています。
ジンジャー人事労務は外国語にも対応しており、英語のほか、タイ語、ベトナム語、フィリピン語などでも表示可能です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
リシテアは株式会社日立ソリューションズが運営する人事管理システムです。運営実績は約25年、利用者数は230万人以上、導入企業は1,600社以上に上ります。
人事労務業務の大半の業務に対応しており、従業員の勤務管理から目標管理、給与管理、人事管理、組織管理までワンストップで対応可能です。直感的で使いやすいUI(ユーザーインターフェース)も魅力で、スマートフォンからも利用できるため、リモートワークにもおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- 閲覧・編集の権限設定
- 社員の発令管理
- 社員リスト管理
- 社員情報の簡易検索
- 受講者の履歴属性管理
- 社員情報のソート機能
- 勤怠データの自動計算機能
COMPANY
COMPANYは、株式会社Works Human Intelligenceが手がける人事管理システムです。人事管理から給与計算、勤怠管理、タレントマネジメント、雇用手続き管理など各企業の課題に合ったソリューションを選べます。
勤怠管理機能では、フレックスタイム制や変形労働制・在宅勤務など、多様な勤務形態に対応しています。また従業員の残業時間を抑制するための機能もあり、「自社の従業員の働き方を改善したい」とお考えの企業にもおすすめです。
TimePro-NXは、アマノ株式会社が提供する人事管理システムです。人事労務業務に必要な機能がパッケージで提供される点が特徴で、就業、給与、人事、セキュリティの各分野の業務をワンストップで管理できます。
一方、「人事だけ」「給与だけ」など、自社に必要な機能だけをシステム実装することも可能で、費用を抑えて人事システムを導入することもできます。システム導入時には専任のエンジニアが企業ごとの課題に合わせて柔軟にシステム設計をしてくれるため安心です。
One人事[タレントマネジメント]
「One人事」は、勤怠管理・給与計算・労務管理・人事評価・タレントマネジメントなど、人事領域の業務を一元管理できるクラウドサービスです。企業の人的資本を適切に管理する機能が揃っているため、業務効率化を実現したい企業にも、人材育成の環境を整備したい企業にもおすすめできます。
また、One人事シリーズのすべてのツールを導入せず、必要なツールのみを導入して連携させたり、単独サービスだけを導入することも可能です。専任スタッフが導入まで伴走してくれるため、初めてツール導入する企業も安心でしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
人事管理システムの選び方
さまざまなサービスがリリースされている中で、自社にあった人事管理システムはどのように選べばいいのでしょうか。人事管理システムの選び方を解説します。
- 自社に必要な機能を搭載しているか
- 自社システムと連携できるか
- 使いやすい操作性か
- サポート体制は万全か
- 初期費用・月額料金を比較
自社に必要な機能を搭載しているか
勤怠管理機能を搭載している人事管理システムと一口に言っても、システムごとに機能が違います。自社が効率化したい業務を洗い出し、それに対応した機能を搭載している人事管理システムを選ぶことがポイントです。
たとえば、入社手続きなどの人事労務手続きを効率化したいのであれば、人事労務手続きに強みのある人事管理システムを選ぶ必要があります。また、人事評価にかかる工数を削減したいのであれば、タレントマネジメントの機能を搭載している人事管理システムがおすすめです。
自社システムと連携できるか
すでに自社に給与計算システムがある場合、勤怠管理システム(または勤怠管理機能がある人事管理システム)と連携することで、勤怠データから簡単に給与計算を行うことができます。CSVデータ連携やAPI連携によって、自社の人事関連のシステムと連携できるか、事前に確認しましょう。
使いやすい操作性か
使いにくいシステムを導入しても、従業員が使い方が分からず社内に浸透しない可能性があります。せっかく人事管理システムを導入しても従業員に使ってもらえなければ、費用がかかるだけでいつまで経っても業務効率は向上しません。無料トライアル期間などに実際に従業員に使ってもらい、使いやすい操作性の人事管理システムを導入するのがおすすめです。
サポート体制は万全か
サポート体制はサービスによってさまざまで、24時間365日体制でサポートデスクが稼働しているサービスもあれば、サポートは受け付けていないサービスもあります。サポート体制が手厚いサービスであれば、分からないことがあった時や不具合が生じた時にすぐに対応してもらえるためおすすめです。
初期費用・月額料金を比較
人事管理システムはいったん導入したら長く使い続けるものです。導入後に「ランニングコストが大きすぎて費用対効果が見合わない」となってしまわないよう、初期費用や月額料金の比較も重要です。
クラウド型の人事管理システムの場合、初期費用の相場は無料~10万円程、月額料金の相場は1人あたり300円から400円程となっています。月額料金は、利用人数ごとに料金が増える従量課金型が一般的です。
まとめ:勤怠まで一元管理できる人事管理システムで業務効率化
勤怠管理機能を搭載している人事管理システムを導入することで、従業員の情報から勤怠情報、給与計算までの業務を一元管理することが可能です。別々のシステムを使っての勤怠管理と比較して、データ連携などの手間を省くことができるため大幅に管理工数を削減できるでしょう。
勤怠管理まで一元管理できる人事管理システムの導入を検討している方はぜひPRONIアイミツにご相談ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った勤怠管理システムをご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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