【2024年最新】Mac対応のおすすめ会計ソフト7選
帳簿の記入や決算書の作成まで幅広い会計業務を効率化してくれる会計ソフト。従来のビジネスシーンではWindowsの利用が大きなシェアを占めており、業務系ソフトはWindows対応が主流でした。しかし近年ではMacの利用者も増え、Macに対応できる会計ソフトの需要も高まっています。
本記事では、発注業者比較サービスPRONIアイミツが、Macに対応した会計ソフトを厳選してご紹介します。使い勝手やメリットなど自分が求める最適の会計ソフトを見つけられるはずです。
- 「クラウド型」と「インストール型」とは
- 【比較表】クラウド型でおすすめMac対応会計ソフト
- クラウド型でおすすめ!Mac対応の会計ソフト5選
- インストール型でおすすめ!Mac対応の会計ソフト2選
- Mac対応の会計ソフトを導入する際の注意点
- まとめ:自社にあった会計ソフトを選ぼう
「クラウド型」と「インストール型」とは
会計ソフトの提供形態には大きく分けて「クラウド型」と「インストール型」の2つがあります。「クラウド型」はインターネットでアカウントにログインして利用する提供形態です。インターネットがつながる環境さえあれば、パソコン・スマートフォン・タブレットなど全ての端末からアクセス可能です。
クラウド型のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
・Windows、Mac両方に対応 ・自動でアップデートやバグ修正 |
・インターネット環境がないと使えない ・サイバー攻撃などを受けるリスクがある |
インストール型のメリット・デメリット
「インストール型」はDVD-ROMなどのパッケージソフトをダウンロードしたり、web上でインストールできるソフトをダウンロードすることで利用できる形態です。
メリット | デメリット |
---|---|
・自社サーバーを設置しオフラインで利用が可能 ・インターネットを経由しないため、情報漏洩や不正アクセスなどのリスクが低い |
・Windows用はMacで使えない ・保守やサポートの料金が割高 |
デメリットでOS環境を挙げましたが、MacにWindowsの仮想環境を構築してWindows用の専用ソフトを使う方法もあります。ITインフラ環境にかかるコスト削減やシステム部門の負担軽減などに繋がるでしょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
【比較表】クラウド型でおすすめMac対応会計ソフト
ここからはクラウド型のMac対応会計ソフトを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する会計ソフトでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、会計ソフト選びの参考にしてください。
クラウド型でおすすめ!Mac対応の会計ソフト5選
ここからはMac対応の会計ソフトの中から、クラウド型でおすすめのものを5つご紹介します。
freee会計
クラウド会計ソフトfreeeは、東京都品川区に本社を構えるfreeeが提供するMacに対応したクラウド型の会計ソフトで、高いシェアを誇っています。主な特徴は3つ。
特徴1:「自動で経理」で入力作業をほぼゼロにすることが可能。
ネットバンキングやクレジットカードから明細を自動取得。予め設定した仕訳方法やAIの推測に基づいて自動記帳ができます。
特徴2:あらゆる会計業務をオールインワン。
見積書・請求書作成、債権管理、経費精算などをまとめて管理できるので業務全体を効率化できます。
特徴3:経営状態をいつでも「見える化」。
資金繰りレポートなどで、売上利益の詳細分析の数字などいつでも見られるため経営改善にも活かせます。
価格はベーシックなプランの場合、月額3,980円(税別)。初期費用は0円で30日の無料お試しサービスも付いているので是非試してみるといいでしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計は、東京都港区に本社を構えるマネーフォワードが提供するMac対応のクラウド型会計ソフトです。
日々の取引の入力など面倒な作業は自動化して、業務効率を大幅に改善することが期待できます。データはクラウドに自動保存されるため、万が一パソコンが壊れたり紛失しても消えることはありません。また、法令改正や消費税増税への対応などにも無料で素早くアップデート対応し、常に最新機能に更新してくれます。
AIがビッグデータを元に勘定科目を提案してくれ、使えば使うほど賢くなって自動入力・自動仕訳がどんどん楽になります。
手軽に導入できるのもポイントで、初期費用0円ですぐに使えます。中規模の法人向けの年額プランの場合、月額4,980円(税別)。1カ月の無料お試しも可能なので一度試してみるのも良いでしょう。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
HANJO 会計は、カシオ計算機が提供するMac対応のクラウド型会計ソフトです。
飲食店経営の繁盛を応援するソフトで、飲食店の経営に特化している機能が大きなポイントです。経営に関わる全ての会計業務をクラウドでサポート。Macでの利用はもちろん、スマートフォンでレシートを撮影するだけで自動仕訳してくれます。Excel入力に比べ仕訳時間が3分の1に減らすことができるでしょう。
また、クレジットカードや銀行口座経由の取引も自動仕訳して、案内に沿って簡単操作するだけで確定申告書を作成。今使っている会計ソフトの勘定科目、取引先、仕訳明細のデータ取り込みも簡単に完了できます。
利用料金もリーズナブルで、申し込み当月と翌月は無料。翌々月より月額980円(税別)で利用できます。
弥生会計オンライン
弥生会計オンラインは、東京都千代田区に本社を構える弥生が提供するMac対応のクラウド型会計ソフトです。
全国1万以上の税理士・会計事務所とパートナーシップを提携し「プロがおすすめする業務ソフト」として支持を得ています。
選ばれる理由は簡単で優しい操作。銀行明細、クレジットカードの取引データ、レシートや領収書のスキャンやスマートフォンで撮影したデータを自動仕訳し、入力と仕訳の手間を省けます。
サポート体制も充実しています。業界最大規模のカスタマーセンターで、専門スタッフが製品の操作方法などを丁寧にサポート。年間100万件以上の問い合わせで、90%以上の満足度を得ています。
さらに、手軽に始められる料金プランも魅力。なんと、全ての機能が1年間無料でお試しできます。次年度からの料金は年額2万6,000円(税別)です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
円簿会計は、円簿インターネットサービスが提供するクラウド型会計ソフトです。クラウド型のためインストールの必要がなく、WindowsやMacといった使用するOSの指定もありません。インターネット環境があればどの端末でも操作可能といった基本的なメリットがあります。
そしてこのソフト最大のポイントとも言えるのが、会計ソフトの基本機能を全て「いつまでも無料」で利用できることです。
さらに税制改正などに対応するためのバージョンアップ費用や有償の保守契約も不要。経理初心者にもわかりやすい操作画面で簿記の知識がくても安心して利用できます。法人向けの決算書の作成も可能でさまざまな事業内容、事業規模に対応。これまでの経理作業を劇的に効率化することができるでしょう。
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 決算書の作成機能
- Windows対応
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
以上、クラウド型のおすすめ会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
インストール型でおすすめ!Mac対応の会計ソフト2選
続いて、インストール型でおすすめのMac対応の会計ソフトを2つご紹介します。
やるぞ!青色申告
出典:株式会社リオ https://www.riocompany.jp/yaruzo/
やるぞ!青色申告は、リオが提供する会計ソフトです。フリーランスや個人事業主のためのパッケージと、不動産や農業などの節税申告をフルサポートするパッケージの2種類があり、直感的な操作画面で使いやすいことが特徴。インストール型では数が少ないMac対応ソフトで、Mac対応ソフトでは高いシェアを誇っています。
利用者にとってうれしいポイントは、「2つのライセンス」が割り当てられるということ。パソコン2台にインストールして利用することが可能で、例えば確定申告の記帳代行業務を行う税理士事務所とデータを共有して作業を進めることができます。複数の申告者を抱える企業や、家族で2台のパソコンを使っている方にも便利でしょう。
最大15カ月間無料でサポートを受けられ、フルサポートパックの価格は1万800円(税別)です。
Macの会計
出典:マグレックス株式会社 http://www.magrex.co.jp/MacG/s/kaikei/
Macの会計は、マグレックスが提供するMacユーザーのための会計ソフトです。よく使う勘定科目の会計処理において、「摘要」と「科目」を多数用意。すでに登録してある摘要を選択すれば仕訳が自動で入力されるため効率的です。また、ユーザーが追加登録することもできるので使うほど便利に利用できるでしょう。ほかにも減価償却の仕訳も行える固定資産台帳機能も搭載されています。
また、消費税増税があった場合の対応として、消費税の切替日を設定しておくことで、入力する日付によって消費税率を自動で判別、計算する機能がついています。
各機能を活用することで残高試算表により毎月の経営状態を把握し、数カ月先の経営状態までしっかり見通せるようになるでしょう。価格は、スタンダードパッケージで1万9,800円(税別)です。
Mac対応の会計ソフトを導入する際の注意点
では、Mac対応の会計ソフトを導入する際の注意点を確認していきましょう。
税理士との情報共有はしやすいか
記帳や決算などの税務業務などを顧問税理士に依頼している場合、会計ソフトの選択に注意が必要です。税務業務を依頼する際、税理士が扱いづらい内容になっていては会計ソフトを導入する意味がありません。
情報共有がしやすい、顧問税理士が利用している会計ソフトを導入することで業務がより効率化するでしょう。自社がMacでの使用だったとしても、Mac対応の会計ソフトやクラウド型のソフトを導入することで課題が解決されます。
サポートは充実しているか
初めて会計ソフトを導入する方で特に気になるのがサポート体制です。せっかくの会計ソフトも使いこなせなければ意味がありません。導入の仕方や使い方などを電話やメール、チャットで相談できたり、不具合やトラブルがあった場合に保守対応してくれるサポート体制が充実しているかも大変重要です。有償サービスの製品もありますが、初年度だけといった期間限定の場合もあるので確認してみてください。
法改正に迅速に対応しているか
消費税増税など法改正された時にも迅速な対応ができるかも重要なポイントです。
クラウド型の場合は、自動でアップデートして常に最新情報に更新してくれるため、法改正などに迅速な対応が可能といえるでしょう。多くは無料で更新されることが多いのですが、バージョンアップに伴い追加で費用が発生する場合もありますので、予算をあまりかけたくない方は事前にチェックする必要があります。
まとめ:自社にあった会計ソフトを選ぼう
Mac対応の会計ソフトを7つご紹介しました。インストール型とクラウド型でそれぞれメリット・デメリットがあることがわかりました。また、会計ソフトを使うことで入力の手間が大幅に削減でき作業が効率化します。その上で、「税理士との情報共有をスムーズにしたい」「ネット経由による不正アクセスのリスクを減らしたい」など、自社の用途にあった商品を探してください。
とはいえ、数ある会計ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
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