中小企業向けERPを選ぶポイントは?おすすめのERP17選も紹介
近年、急激な変化を見せるビジネス環境において、各企業は生き残るためのさまざまな対策を迫られています。その対策の1つとして注目を集めているのが、ERPの導入です。現在は、大企業のみならず中小企業でもERPを大いに活用し、経営の効率化を図るケースが増えています。一方で、自社にマッチするERPが分からず、選定に迷っている中小企業の担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、中小企業にERPが必要な理由や、導入する際の注意点などに触れながら、中小企業におすすめのERPを厳選して紹介します。中小企業がERPを選ぶ際のポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- ERPの対象となる業務
- 中小企業にERPが必要な理由
- 中小企業にERPを導入する注意点
- 中小企業向けのERPのタイプ
- 中小企業がERPを選ぶ際のポイント
- 【比較表】おすすめのERP
- 中小企業におすすめのERP17選
- まとめ:中小企業の課題解決にはERPの導入が有効
ERPの対象となる業務
ERP(Enterprise Resource Planning)は、企業が保有する基本資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元管理し、それらを適切に分配の上、有効活用を図るための重要なシステムです。主に「生産」「販売」「会計」「人事」という多くの企業において欠かせない業務を対象としており、これらを扱う基幹システムを統合することで、企業全体の効率化と生産性の向上を図ります。
かつてERPは大企業向けのシステムと考えられていましたが、近年はクラウド型ERPが登場することで選択肢が増え、中小企業でも積極的に活用されるようになりました。
中小企業にERPが必要な理由
中小企業にERPが必要な理由として、主に次の2つが挙げられます。
- 人材不足
- DXの推進
以下、それぞれについて順に解説します。
人材不足
人材不足は、中小企業を悩ませる大きな問題の1つです。高齢化社会の進行に伴い、ビジネスマーケット全体が労働力不足に陥っており、昨今、その傾向はますます強くなっています。
ERPを導入することで、販売管理・在庫管理を始め、生産管理・人事管理・給与管理など、企業において欠かせないさまざまな業務をまとめて効率化することが可能です。総合的な効率化を図り、企業全体の生産性が向上することで、人材を増やさなくても現在のリソースのまま多くの業務をこなせるようになります。そのため、中小企業においてもERPが注目を集めているのです。
DXの推進
近年の厳しいビジネス環境の中、各企業においては、ITを駆使して事業を変革し、競争力を高めて継続的な成長を図るDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が不可欠となりました。
ERPは、企業が扱う重要なデータを一元管理することで、経営戦略の立案や迅速な意思決定に役立つため、DX推進における有効なソリューションの1つと考えられています。そのため、特に人材不足などの理由で対応が遅れがちな中小企業では、ERPによって一気にDXを推進できるとして、導入を検討するケースが増えているのです。
別記事では、国内ERPパッケージライセンス市場規模について解説しています。ERP市場の今後についてや、ERPが多く導入される背景を知りたい方はぜひご覧ください。
中小企業にERPを導入する注意点
中小企業にERPを導入する際、注意しなければならないポイントには主に次のようなものがあります。
- 社員への教育が必要
- 業務プロセスに合わない可能性がある
- 予定よりコストがかかる場合がある
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
社員への教育が必要
ERPの導入は、企業にとって欠かせない基幹業務を効率化する取り組みのため、関わる社員の数が多いのが一般的です。その中には、ERPの概念を理解しておらず、導入に戸惑う人が一定数いるものと考えられます。無用な混乱を招かないためにも、社員への教育は欠かせません。そのための体制を構築しておくことも重要です。
教育の際は単に使い方を教えるだけではなく、ERP導入の背景や、活用する目的も併せて伝えるようにしましょう。そうすることでERP活用に対する理解が進み、社内への浸透がスムーズに実現できます。
業務プロセスに合わない可能性がある
ERPの導入によって、既存の業務を効率化し、生産性を向上させることが可能です。ただしその過程においては、これまでの業務フローを見直し、新たな業務フローを確立しなければならないケースがあります。そのため、ERPの導入を進める担当者はもちろん、ERPを活用する現場の社員にも一定の覚悟が必要です。特に導入当初は、相応の負荷がかかることも予想されます。
一方で、どうしても業務の性質に馴染まず、ERPを無理に活用することで却って非効率になるケースも考えられます。導入前に既存の業務プロセスを確実に理解の上、ERPが適用できるか判断しておくことが重要です。
予定よりコストがかかる場合がある
ERPの導入・活用には一定のコストがかかります。導入時の初期コストはもちろん、ERPを安定して稼働させ、適切に運用するためのメンテナンスにかかるランニングコストも不可欠です。
特にライセンス料には注意する必要があります。一般的に、ライセンス料は利用者1人あたりの金額が設定されているため、事業の成長に伴って会社規模が大きくなり、利用人数が増えていくことで高騰してしまう恐れがあるからです。予算オーバーにならぬよう、ERP導入の際には料金体系をしっかりと確認した上で、中・長期的な観点でコストを試算しておきましょう。
中小企業向けのERPのタイプ
中小企業向けのERPには、いくつかのタイプが存在します。主なタイプは次のとおりです。
- バックオフィスに関するERP
- 商品の製造に関するERP
- 業界に特化したERP
以下、それぞれについて順に解説します。
バックオフィスに関するERP
財務・会計・人事・労務などのバックオフィス業務を対象とするERPです。一般的に、バックオフィス業務は異なる業種や業態であっても大きく変わることがないため、多くの企業で汎用的に利用できます。経営情報を可視化するための管理会計を始め、従業員の経費精算、個人情報管理、社会保険手続きなど、間接部門の業務を有機的に連携させることで総合的な効率化を図ることが可能です。
一口にバックオフィスと言ってもその内容は多岐にわたりますが、対象業務を一部分に絞ることにより比較的低コストで導入できるERPもあります。
商品の製造に関するERP
生産管理・在庫管理など、商品の製造に関する業務を対象としたERPです。品質・仕入・原価・在庫・検品・工程・生産分析など、製造における各プロセスを対象とし、商品を効率的に管理するための機能が揃っています。製造業で利用されることが多くありますが、そのほかの業種でも活用可能です。
また、輸入発注・輸出受注・為替レート処理・入金・支払い・各種書類発行など、海外と取り引きをするケースに活用することで効率化を実現できる、輸出入管理機能を搭載しているものもあります。
業界に特化したERP
特定の業界に特化して開発されたERPです。業界特有の要件や特殊な商習慣にも対応できるよう、汎用的なERPにはないさまざまな機能を搭載しています。当該業界におけるベストプラクティスや最適な処理フローも組み込まれており、大幅な効率化を図ることが可能です。
特有の要件や商習慣に対応するには、汎用的なERPをカスタマイズする方法もありますが、改修が広範囲に及ぶと開発コストが高騰し、導入までの期間も長期化する恐れがあります。一方、業界に特化したERPでは、コストを抑えながらスムーズに導入できるのが大きなメリットです。
中小企業がERPを選ぶ際のポイント
中小企業がERPを選ぶ際には、押さえておきたいいくつかのポイントがあります。主なポイントは次のとおりです。
- 業界や商習慣に合っているか
- 自社の効率化したい業務範囲をカバーしているか
- 誰にでも使えるUIになっているか
- サポートは充実しているか
- 費用や価格相場を調べる
それぞれについて、以下より順に解説します。
業界や商習慣に合っているか
中小企業がERPを選ぶ際には、自社が所属する業界に合っているかを確認することが重要です。特殊な業務が多く存在する業界や、特有の商習慣があるようなケースでは、汎用的なERPでは使いづらい恐れがあります。その場合には、業界に特化したERPがないか探してみるのも一案です。
また、特殊な業界でなくとも、業種や業態によって必要となる機能が異なることがあります。求める機能が搭載されていないというケースだけではなく、過剰な機能があるために無駄なコストが発生するような事態を避けるためにも、自社に適したERPを選定することが大切です。
自社の効率化したい業務範囲をカバーしているか
自社が効率化したい業務範囲を的確にカバーしているかを確認することも、中小企業がERPを選ぶ際の重要なポイントです。そのためには、自社が抱える課題に照らしながら、効率化したい業務とその状況を明確に把握しておかなければなりません。その上で、対象となるERPについて、「生産」「販売」「会計」「人事」といった大きな枠組みだけではなく、それらに含まれる具体的な機能までをしっかりと確認する必要があります。
また、一度にすべての業務を効率化するのではなく、業務ごとに導入できるコンポーネント型ERPを選定し、段階的に進めるのも有効な方法です。
誰にでも使えるUIになっているか
中小企業がERPを選ぶ際には、誰にでも使えるUI(ユーザーインターフェース)になっているかという観点からチェックすることも大切です。ERPの導入は既存業務フローの変更を伴うことも多く、運用が軌道に乗るまでは多くの従業員が戸惑うと予想されます。その上、UIが使いづらいERPでは、従業員の負荷がさらに増大して社内への定着がスムーズに進みません。
そのため、誰にでも使えるUIを具え、心地良いUX(ユーザーエクスペリエンス)を提供できるERPを選定することが重要です。無料トライアルが可能な製品であれば、実際に触りながら慎重にチェックすることをおすすめします。
サポートは充実しているか
基幹業務を取り扱うERPは影響範囲が広く、トラブルや不測の事態が発生した際には迅速に解決する必要があります。そのため、ERP提供会社によるサポートがどの程度充実しているかは、中小企業のERP活用にとって重要なポイントです。
また、特に導入初期段階では多くの従業員が戸惑いを覚え、質問や問い合わせが多くなります。そのような際にも慌てることのないよう、ERP提供会社のサポートとも連携しながら、窓口および対応体制を確立しておきましょう。
なお、サポートについてはその内容はもちろんのこと、電話・メールなどの連絡方法や対応可能時間帯、料金の発生有無も併せて確認しておくことが大切です。
費用や価格相場を調べる
ERPの活用には、導入時にかかる初期費用(イニシャルコスト)や、適切な稼働を維持するための運用費用(ランニングコスト)が発生します。また、ERPの使用に必要なライセンス料がいずれかに含まれることがほとんどです。これらの相場を把握した上で、各製品の料金体系をしっかりと確認することが、予算の限られた中小企業においては重要なポイントと言えます。
また、投資したコストに見合った成果が得られるかも見極めることが大切です。例えば、機能が豊富なERPは高額になることがありますが、使わない機能が多ければ無駄なコストが発生することになります。自社の規模や要件にふさわしいERPを選定しましょう。
【比較表】おすすめのERP
厳選した17のERPについて、料金プランや利用条件を比較表にまとめました。ぜひ参考にしてください。
製品名 | 料金プラン(月額) | 利用条件 |
---|---|---|
OBIC7 | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
キャムマックス | 基本料金:50,000円 ライセンス料:20,000円/1ユーザーあたり |
初期費用 月額利用料1ヶ月分 最低利用期間 ― 最低利用人数 1名 |
スマイルワークス | 標準プラン:10,000円~ | 初期費用 30,000円 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
プロワン | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 基本1年間 最低利用人数 ― |
ZAC | 要問い合わせ | 初期費用 100,000円~ 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
Oracle NetSuite | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
Reforma PSA | 販売管理:6,000円/1ユーザーあたり 購買管理:2,000円/1ユーザーあたり など |
初期費用 無料 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
マネーフォワード クラウドERP | 要問い合わせ |
初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
クラウドERP freee | freee販売(月払い) スタータープラン:2,980円(年額35,760円) ID追加:500円/1ユーザーあたり |
初期費用 無料 最低利用期間 1年間 最低利用人数 ― |
楽楽販売 | 70,000円~ | 初期費用 150,000円 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
Clovernet ERPクラウド | スタンダード:15,000円~ | 初期費用 30,000円 最低利用期間 ― 最低利用人数 5名 |
GEN | GEN PRODUCTS 基本料金:20,000円 アカウント料金:4,300円/1ユーザーあたり |
初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
GRANDIT miraimil | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
SAP Business ByDesign | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
Microsoft Dynamics 365 Business Central | Essentials:8,750円/1ユーザーあたり Premium:12,500円/1ユーザーあたり など |
初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
RobotERP ツバイソ | 年一括前払い 300円/1ユーザーあたり 販売管理:800円~ 購買管理:800円~ など |
初期費用 ― 最低利用期間 1年 最低利用人数 10名 |
kinterp | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
中小企業におすすめのERP17選
ここからは、中小企業におすすめのERPを詳しく紹介します。
- OBIC7
- キャムマックス
- スマイルワークス
- プロワン
- ZAC
- Oracle NetSuite
- Reforma PSA
- マネーフォワード クラウドERP
- クラウドERP freee
- 楽楽販売
- Clovernet ERPクラウド
- GEN
- GRANDIT miraimil
- SAP Business ByDesign
- Microsoft Dynamics 365 Business Central
- RobotERP ツバイソ
- kinterp
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
OBIC7は、株式会社オービックが提供するERPです。高い信頼性を具え、多くのクライアントから支持されているのは、情報システム構築に幅広い実績を持つ同社ならでは。コンサルティングから、企画、環境構築、システム導入、サポートまでを社内一貫体制で提供するワンストップ・ソリューション・サービスとなっています。
販売管理、生産管理、契約管理など、シリーズの豊富なラインアップをクラウドにて利用できるほか、商社・不動産・食品・化学・金融など、各業界に特化したソリューションを組み合わせたシステムを構築することも可能。また、自社専用環境となるプライベートクラウドにて稼働するERPとなっており、柔軟性とセキュリティを確保している点もポイントです。そのため、カスタマイズを必要とする特殊要件の多い中小企業にもおすすめできます。なお、料金については問い合わせによる確認が必要です。
キャムマックス
-
料金
月50,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
5ユーザー
キャムマックスは、株式会社キャムが提供するERPです。オムニチャネルに対応した中小企業向けの本格ERPとして、コストを抑えながら手軽に導入できるシステムを提供しています。月額7万円から利用できるというリーズナブルな価格設定が魅力です。
クラウド型のため、インターネット環境とWebブラウザさえあれば、場所や時間を問わずに利用できるのもポイント。販売管理・購買管理・財務会計・経費精算などの基本機能に加え、在庫管理、ピッキング管理、WMS連携、POS連携、EC連携といった豊富な機能が揃っています。製造業・卸売業・小売業を営む中小企業には特におすすめです。
-
料金
月10,000円 -
初期費用
30,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5ID
スマイルワークスは、株式会社スマイルワークスが提供するERPです。案件管理・販売管理・在庫管理・仕入管理といった基本機能を始め、財務会計の仕訳連動やEDI連携などのさまざまな機能により、中小企業における業務効率化と生産性向上を支援します。
また、オプション機能が豊富にあるため柔軟に拡張できるほか、自社専用サーバーを用意の上、任意の機能を組み合わせて利用することも可能。料金プランも充実しており、自社に最適な形態とプランで手軽にERPを導入したい中小企業におすすめです。システム開発業、印刷業、卸売業、小売業などの業界に多くの導入実績があります。
プロワン
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
プロワンは、株式会社ミツモアが提供するERPです。電気工事、外壁塗装、設備・空調工事、害虫駆除、造園、引っ越しなど、現場仕事と呼ばれるフィールドサービス業に適したオールインワン業務支援システムとして、クライアントから支持されています。
顧客管理・発注管理・営業管理・収支管理・契約管理などの基本機能に加えて、マーケティング、レポート作成、ルート最適化といった効果的なデータ活用を支援する機能を具えているのがポイント。また、協力会社との連携を一元管理し、関連メンバーの情報を効率的に把握できるため、多くのパートナーとともに仕事を進める中小企業におすすめします。なお、料金体系の確認には、問い合わせが必要です。
ZAC
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ZACは、株式会社オロが提供するERPです。案件型・プロジェクト進行型のビジネスに特化し、工数管理やプロジェクト管理などの機能を具えているのが特徴。特有の業務要件にも対応できます。そのため、IT・システム業、広告業、イベント業、コンサルティング業に携わる中小企業におすすめです。
また、プロジェクトとコストを紐付けしたタイムリーな損益管理の実現により、収益のボトルネックを可視化。数ヶ月先の収支を正確に予測することで、利益の低いプロジェクトや赤字案件が頻発しているようなケースでも、状況改善のためのスピーディな経営判断が可能です。料金体系は、初期費用に加えて月額固定の料金が発生する「月額ライセンス利用型」となっており、詳細は問い合わせて確認する必要があります。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Oracle NetSuiteは、日本オラクル株式会社が提供するERPです。EC(電子商取引)やCRM(顧客関係管理)も統合したオールインワンの経営管理ソリューションとして、世界中で4万社を超える企業が活用しています。
受注管理・生産管理・会計管理などの基本機能に加えて、在庫管理、倉庫業務管理、サプライチェーン・マネジメントといった機能を搭載しているのが特徴。製造業や物流業での活用に大きな効果を発揮します。また、オールインワンとしてそのほかにも豊富な機能を有しており、各機能を組み合わせることでさまざまな要件に柔軟な対応が可能。日々状況が変化するような成長過程にある中小企業にもおすすめです。料金は、ユーザー数やオプションによって変動するため、個別に問い合わせて詳細を確認する必要があります。
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料金
月30,000円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Reforma PSAは、株式会社オロが提供するERPです。前掲した「ZAC」の提供によって蓄積されたノウハウを集約し、広告・Web制作・IT・コンサルティングなどのクリエイティブ系ビジネスにおける業務管理に特化した製品となっています。独特な商慣習や特有の機能要件にも対応が可能です。
また、販売・購買・勤怠・経費などの管理機能の中から、必要なもののみを組み合わせて導入できるのも特徴。勤怠・経費については1人あたり300円(月額)と低価格設定のため、リーズナブルにERPを導入したい中小企業にも適しています。初期費用が無料なのもポイントです。
マネーフォワード クラウドERP
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワード クラウドERPは、株式会社マネーフォワードが提供するERPです。シリーズ累計での導入社数は10万を数え、年商10億円未満の中小企業向けERPとしてはトップレベルの売上金額シェアを誇っています。
コンポーネント型ERPの採用により、必要な機能のみを組み合わせて導入できる柔軟性が特徴。予算などの状況に応じて自由な構成で活用できます。加えて、SFAやCRMなどの外部システムともスムーズに連携できるため、将来の成長に合わせてシステムの拡張を見込む中小企業におすすめです。製造・建設・不動産・飲食・小売・金融・IT・メディアなど、あらゆる業種の企業に多くの導入実績があります。なお、料金体系の詳細については、個別の問い合わせによる確認が必要です。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
GRANDIT miraimilは、GRANDIT株式会社が提供するERPです。1,300社以上のクライアントを支援してきた次世代ERP「GRANDIT」のノウハウを活かし、商社・卸売業を営む中小企業に向けて開発された統合ERPとなっています。
食品・機械・精密機器・電子部品など、さまざまな商材を取り扱う企業の業務効率化を実現するため、在庫管理、得意先別単価管理、出合取引管理、商品セグメント別予実管理などの機能を標準装備。業務負荷の大きい商社や卸売業におけるあらゆる課題を解決できます。機能を任意に組み合わせることで、状況に合わせたフレキシブルな導入が可能なのもポイントです。なお、料金体系の詳細については、問い合わせによる確認が必要となります。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
クラウドERP freeeは、フリー株式会社が提供するERPです。「freee販売」「freee会計」「freee人事労務」「freee工数管理」の4サービスで構成されており、要望に合わせてそれぞれを個別に導入できるのが特徴。単独利用のほか、組み合わせて統合的に利用することで、スムーズなデータ連携と一気通貫の情報管理を実現します。
また、さまざまなデータの一元管理によって最適な業務フローが構築でき、高度な情報統制を図ることが可能。そのため、業務体系が確立しておらず煩雑な管理になっている中小企業が、ガバナンスを強化するために活用するようなケースにもおすすめします。なお、サービスの組み合わせなどによって料金が変動するため、費用の詳細を知るには個別の問い合わせが必要です。
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利便性が高くワークフローのリアルタイム連携も充実していて先祖返りなどのリスクも少なく構築されているから。
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画面が見やすいので初めて利用する人でも使いやすいところが良い。クリックするとすぐに説明文が出てくるので分からないことがあっても上司や先輩に聞かずに解決でき、新人にとっても使いやすくて良い。画面の色使いが見やすかったり、字の大きさがちょうど良くて見やすい。
-
料金
月70,000円~/契約 -
初期費用
150,000円
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最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
楽楽販売は、株式会社ラクスが提供するERPです。販売管理に特化した業務管理システムとして、3,500社を超える累計導入社数を誇っています。
売上管理、原価・収支管理、受注・発注管理、見積もり管理などの基本機能のほか、MA・SFAツールや会計ソフトとの連携も手軽に可能。マーケティング・営業のプロセスから財務会計までの一連処理を、一気通貫で効率化できます。まだ販売管理の手法が確立されていない中小企業には特におすすめです。月額7万円からの費用で利用できますが、ユーザー数などに応じて変動するため、詳細は個別の問い合わせによって確認する必要があります。
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導入時のサポートが充実している。 サポート要員のレベル・サービス水準も高い。 導入後のサポートも満足できる。
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説明書がなくても使えて便利。わからないことがあっても、チャットサポートがフォローしてくれて利用しやすい。
Clovernet ERPクラウド
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料金
月7,500円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
問い合わせ
-
最低利用人数
問い合わせ
Clovernet ERPクラウドは、NECネクサソリューションズ株式会社が提供するERPです。販売管理・仕入管理・在庫管理から給与管理・勤怠管理・マイナンバー管理まで、オールインワンの統合型クラウドERPとしてさまざまな機能をカバーしています。
また、経営データを統合管理することにより資金繰り状況まで見える化できるため、キャッシュの流れにシビアな中小企業にもおすすめ。たびたび改正される法令への対応やバージョンアップについても自動で行われ、長期にわたって安心して利用できます。料金プランにはスタンダードとエコノミーの2種類が用意されており、状況に合わせて選択が可能です。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
GENは、GEN(ジェン)株式会社が提供するERPです。メーカー向けの「GEN PRODUCTS」、アパレル向けの「GEN WEAR」、クリエイティブ向けの「GEN PROJECTS」など、業界ごとに特化したプロダクトラインアップを揃えているのが大きな特徴。それぞれ、販売管理・在庫管理・生産管理などの基本機能に加えて、各業界に特化した機能を具えています。
時間やコストに余裕のない中小企業のDX推進を支援するために、すべての機能において配慮が行き届いていることも、おすすめできる魅力の1つ。例えば販売管理機能では、掛け率設定や発注・請求の紐付けといった面倒な作業をスマートに管理できるほか、会計との連携、EDIデータ・受注データの取り込みもワンクリックで完了。大幅な効率化を実現できます。料金体系は基本料金+アカウントごとの料金となっており、プロダクトごとに明快なのもポイントです。
SAP Business ByDesign
SAP Business ByDesignは、SAPジャパン株式会社が提供するERPです。エンドツーエンドのERPとしてすべてのコア機能を統合し、あらゆる業務プロセスにおいてベストプラクティスを提供。多数の機能が搭載されたオールインワンソリューションとして、世界170ヶ国以上で利用されています。
販売管理・生産管理・購買管理などの基本機能から、プロジェクトマネジメントや経営管理まで、さまざまな業種・業態で活用できる機能が満載。また、リアルタイムなアナリティクスを利用した迅速な意思決定により競争力が向上できるため、ライバルがひしめくマーケットで差異化を図りながら急成長を実現したい中小企業におすすめです。導入構成によって料金が変動するため、詳細については問い合わせて確認する必要があります。
Microsoft Dynamics 365 Business Central
Microsoft Dynamics 365 Business Centralは、日本マイクロソフト株式会社が提供するERPです。統合型のクラウドERPソリューションとして、世界で3万社以上の中小企業が活用しています。財務管理・生産管理・仕入管理・販売管理などの基本機能から、マーケティング管理・プロジェクト管理まで、あらゆる機能を包括的に搭載することで、企業全体における業務の効率化と生産性の向上を実現可能です。
また、複数拠点のデータも統合して一元管理できるため、全国への事業展開を見込んでいる将来有望な中小企業の活用にもおすすめします。複数の料金プランが用意されており、自社に合ったものを選択できるのもポイントです。
RobotERP ツバイソ
RobotERP ツバイソは、ツバイソ株式会社が提供するERPです。「RobotERP」により、自律的運転の実現を目指しているのが大きな特徴。マルチテナント・シングルインスタンス、RPA(Robotic Process Automation)、REST APIによってデータの自動蓄積・活用、および業務の自動化を可能としています。
販売管理、購買管理、財務管理、人事・労務管理、決算会計管理、固定資産管理、法定調書管理など、数多くの業務プロセスを広くカバーしているのもポイント。あらゆる業務を自動化することによって大幅な効率化が図れるため、予算や人材に余裕のない中小企業での活用にもおすすめです。料金体系の基本となる月額利用料は、法人ライセンス料金とユーザーライセンス料金の2本立て。機能やアカウント数などに応じて変動するため、詳細については問い合わせる必要があります。
kinterp
kinterpは、日本ラッド株式会社が提供するERPです。業務アプリ開発プラットフォームとして名高い「kintone」にERPを組み合わせたソリューションとして、シームレスな情報共有による業務の効率化を実現します。
業務アプリを簡単に作れるkintoneがベースとなっているため、要望に応じて複雑な要件にも応えられる本格的なERPを構築可能。売上管理・生産管理・仕入管理・在庫管理・原価管理などの基本機能に加え、それぞれについてノーコードで任意の改修を加えられます。そのため、自社にマッチしたオリジナルのERPを構築したい中小企業におすすめです。なお、料金は業務範囲などによって変動するため、個別に問い合わせて確認する必要があります。
まとめ:中小企業の課題解決にはERPの導入が有効
以上、中小企業にERPが必要な理由や、導入する際の注意点などに触れながら、中小企業におすすめのERPを厳選して紹介しました。本記事を参考に、ぜひ自社に適切なERPを導入し、課題の解決を実現してください。
もし、ERPの選定に際してお悩みを感じる場合は、PRONIアイミツのご利用がおすすめです。当サービスは、ITツール受発注支援のプロとして、貴社に適したERP選びをしっかりとサポート。また、下のボタンから、いくつかの簡単な質問に答えるだけで希望要件に合ったERPを選定します。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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