企業規模別におすすめERPを徹底比較【2024年最新版】
近年、よりスピードが求められる企業経営において、ERPを活用する重要性が増しつつあります。一方で、ERPを導入したいものの、自社の規模や事業内容に合った製品が分からず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
現在、ERPは数多くの会社から提供されており、その中から適切なものを選定するのは容易ではありません。そこでこの記事では、ERPの種類や導入前に準備しておきたいことに触れながら、おすすめのERPを厳選して紹介します。数あるERPを比較する際のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- ERPとは
- ERPの種類
- クラウド型ERPとオンプレミス型ERPの違い
- ERPを比較する際のポイント
- 【比較表】おすすめのERP
- おすすめERP15選
- ERPを導入前に準備すること
- まとめ:ERPを比較して自社に合うものを選ぼう
ERPとは
ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業が保有する基本資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を統合されたデータベースによって一元管理の上、適切に分配し有効活用するためのシステムです。ERPを活用することで、企業全体の効率化を図り、効果的な経営戦略の立案や迅速な意思決定が実現できます。
キーマンズネットが実施したアンケート調査によると、ERPを「利用している」と答えた企業は、過半数を占める52.0%でした。また、「現在は利用していないが、導入予定」と答えた企業は12.2%となり、合わせて6割以上の企業がERPをすでに利用している、あるいは将来的に利用する予定があると答えています。(※1)
※キーマンズネット『ERPの利用状況(2022年)/前編』のデータをもとに弊社にて作図
また、中小企業庁が発行した「中小企業白書」では、IT投資額が増加傾向にある企業(2,084社)のうち70%以上が、デジタル化の推進が業績にプラスの影響を及ぼしたと答えています。(※2)
※出典:中小企業庁『2021年版 中小企業白書』「デジタル化推進による業績への影響調査」
これらの統計データは、ERPの導入による効果の有効性を裏付けるものであり、今後さらにERPの重要性が高まることを予想させます。
※1 参考:キーマンズネット『ERPの利用状況(2022年)/前編』
※2 参考:中小企業庁『2021年版 中小企業白書』「デジタル化推進による業績への影響調査」
ERPの種類
ERPは、主に次の3種類に大別されます。
- 統合型ERP
- 業界ソフト型ERP
- コンポーネント型ERP
以下、それぞれについて詳しく解説します。
統合型ERP
統合型ERPは、販売管理・人事管理・生産管理・会計管理など、あらゆる業務に関する基幹システムを統合し、データ基盤として提供するタイプのERPです。
統合データベースによってすべてのデータが一元管理されるため、各システム間の連携が容易に図れる上、全体を1つのパッケージとしてまとめることで、総合的な効率化が実現できます。
業界ソフト型ERP
業界ソフト型ERPは、会計管理・発注管理・販売管理など、業務ごとに完全に分離しているタイプのERPです。特定の業務のみを一元管理の上、効率化したいという用途に適しています。
単独の業務を対象としているため、一般的には機能が限定されており、大きな規模のシステムにはなりません。そのため、導入費用が比較的抑えられるという特徴があります。他の業界ソフト型ERPとの連携も可能ですが、すべてのデータを一元管理することはできません。
コンポーネント型ERP
コンポーネント型ERPは、各業務に応じたシステムがコンポーネントとして存在しており、それらを任意に組み合わせて利用するタイプのERPです。販売管理・生産管理・会計管理など、必要となる業務システムを導入し、それぞれで効率化が図れる一方、連携することで一元的なデータ管理と総合的な最適化も実現できます。
初期費用を抑えるために、まずは最小限の業務のみERPを導入したいといった用途に適している上、必要に応じて業務システムを追加し、自由に拡張することも可能です。
クラウド型ERPとオンプレミス型ERPの違い
ERPは、上述した3種類とは別に、その形態によって次のように分類されます。
- クラウド型
- オンプレミス型
以下、それぞれについて解説します。
クラウド型
クラウド型は、インターネットを通じてアクセスできるクラウド環境にシステムを構築し、稼働させる形態のERPです。サーバーやネットワークなどのリソースを自社で調達する必要がなく、初期費用が抑えられる上、スピーディに導入できるという特徴があります。クラウドのメリットを享受でき、ハードウェアリソースなどに対する拡張性が高いのもポイントです。
一方で、クラウドサービスの提供範囲に限られるなどカスタマイズには一定の制約があります。また、インターネットを利用してデータをやり取りする都合上、セキュリティには十分に留意しなければなりません。
オンプレミス型
オンプレミス(on-premises)は、「敷地内で」「構内で」といった意味を持ちます。オンプレミス型は、サーバーやネットワークなどのリソースを自ら調達し、自社内に構築した環境で稼働させる形態のERPです。独自の環境を自由に構築できるため柔軟性が高く、カスタマイズも思いどおりに実現できます。
一方で、導入には相応のコストがかかる上、運用・保守費用も高額になりがちです。また、スムーズな構築や運用を実現するには、相応のスキルとノウハウを持った専門の人材を必要とします。
ERPを比較する際のポイント
ERPを比較する際には、いくつかのポイントを押さえる必要があります。主なポイントは次のとおりです。
- 自社に必要な機能があるか
- カスタマイズが可能か
- 操作性は良いか
- サポート体制は充実しているか
以下、それぞれについて順に解説します。
自社に必要な機能があるか
ERPを比較する際には、検討の対象となる製品に、自社が必要とする機能が搭載されているかを確認することが重要です。そのためには、自社の業種や業務内容、企業規模を踏まえて、システムに求める機能を洗い出しておく必要があります。
また、すでに特定の業務において活用している基幹システムがある場合、それらと連携できることも大切なポイントです。ERPの導入を機に、既存システムを刷新するというのも一案ですが、これまで蓄積してきた情報は有益な資産となるため、少なくともデータを取り込んで引き継げるか確認しておきましょう。
カスタマイズが可能か
企業によっては特有の業務や独自の処理が存在し、一般的なERPでは対応できないことも考えられます。その際はカスタマイズを検討することになりますが、前述のとおりクラウド型のERPではカスタマイズに制約があることが多いため、注意が必要です。あらかじめ、どのような機能についてどういったカスタマイズが発生するのかを明確にした上で、それに対応できるERPを選定しましょう。
また、所属する業界に特有の商慣習や特殊な処理が多い企業では、業界特化型のERPに絞って比較・検討するのも良案です。
操作性は良いか
多くの場合、ERPの導入は既存業務フローの変更を伴うため、運用が軌道に乗るまで現場従業員に一定の負荷を強いることは避けられません。そのため、使いづらいシステムでは従業員の反発や戸惑いがより大きくなり、定着が難しくなる恐れがあります。したがってERPを選定する際には、操作性という観点で比較・検討することも重要です。
無料トライアルが可能な製品であれば、実際に触れてみることでUI(ユーザーインターフェース)のデザインや使い勝手を確認し、心地良いUX(ユーザーエクスペリエンス)が実現できているかをチェックしましょう。
サポート体制は充実しているか
ERPの導入は全社的な取り組みであるため、特に運用開始直後はさまざまなトラブルが発生したり、従業員から多くの疑問が寄せられたりする恐れがあります。そのような事態にスムーズに対応するには、ERP提供会社による手厚いサポートが欠かせません。ついては、ERP選定の際、サポート体制が充実しているかを確認しながら比較・検討を進めることも大切です。
ERPはあらゆる業務のデータを一元管理する統合システムであるため、大きなトラブルが発生すれば事業が停止しかねません。そうなってから後悔しないためにも、しっかりとしたサポートが付属した製品を選ぶことをおすすめします。
【比較表】おすすめのERP
ここからは、おすすめとなる具体的なERPを紹介します。まずは、厳選した15のERPについて、料金プランや利用条件を比較表にまとめました。ぜひ参考にしてください。
製品名 | 料金プラン(月額) | 利用条件 |
---|---|---|
マネーフォワード クラウドERP | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
OBIC7 | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
GRANDIT | 基幹Suiteプラン:201,700円~ | 初期費用 数百万円~ 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
キャムマックス | 基本料金:50,000円 ライセンス料:20,000円/1ユーザーあたり |
初期費用 月額利用料1ヶ月分 最低利用期間 ― 最低利用人数 1名 |
スマイルワークス | 標準プラン:10,000円~ | 初期費用 30,000円 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
Oracle NetSuite | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
ZAC | 要問い合わせ | 初期費用 100,000円~ 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
プロワン | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 基本1年間 最低利用人数 ― |
Reforma PSA | 販売管理:6,000円/1ユーザーあたり 購買管理:2,000円/1ユーザーあたり など |
初期費用 無料 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
RobotERP ツバイソ | 年一括前払い 300円/1ユーザーあたり 販売管理:800円~ 購買管理:800円~ など |
初期費用 ― 最低利用期間 1年 最低利用人数 10名 |
freee統合型ERP | freee販売(月払い) スタータープラン:2,980円(年額35,760円) ID追加:500円/1ユーザーあたり |
初期費用 無料 最低利用期間 1年間 最低利用人数 ― |
Clovernet ERPクラウド | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
Microsoft Dynamics 365 Business Central | Essentials:8,750円/1ユーザーあたり Premium:12,500円/1ユーザーあたり など |
初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
SAP Business ByDesign | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
ProActive C4 | 要問い合わせ | 初期費用 ― 最低利用期間 ― 最低利用人数 ― |
おすすめERP15選
次に、おすすめとなる15のERPについて、順に解説します。
- マネーフォワード クラウドERP
- OBIC7
- GRANDIT
- キャムマックス
- SmileWorks
- Oracle NetSuite
- ZAC
- プロワン
- Reforma PSA
- RobotERP ツバイソ
- freee統合型ERP
- Clovernet ERPクラウド
- Microsoft Dynamics 365 Business Central
- SAP Business ByDesign
- ProActive C4
マネーフォワード クラウドERP
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワード クラウドERPは、株式会社マネーフォワードが提供するERPです。中小企業(年商10億円未満)向けのERPとしてはトップレベルの売上金額シェアを誇り、シリーズ累計導入社数は10万社を数えます。
必要となるシステムのみを組み合わせて導入できるコンポーネント型ERPとなっており、予算に合わせて自由な構成が可能。自社の成長に応じてシステムを追加していけるため、将来に向けて発展を見込む中小企業におすすめです。財務会計・人事管理など、バックオフィス業務を中心に豊富な機能が用意されている上、SFA/CRMなど外部のシステムと連携できるのも魅力の1つ。料金体系は初期費用・月額料金・オプション費用で構成されており、詳細については問い合わせが必要です。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
OBIC7は、株式会社オービックが提供するERPです。幅広い実績を持つ同社ならではの高い信頼性を具え、コンサルティング・システム企画から、構築、サポートまでを一貫して提供するワンストップソリューションとなっています。
販売管理、生産管理、プロジェクト収支管理、人事・給与管理など、シリーズの豊富なラインアップを利用できるほか、業界・業種に特化したソリューションを組み合わせた独自のERPを構築することが可能。また、自社専用環境となるプライベートクラウドにて提供されるため、高い柔軟性を確保している点もポイントです。そのため、カスタマイズが前提となるような複雑な業務要件の多い大手企業にもおすすめできます。なお、料金体系についての詳細は、個別の問い合わせによる確認が必要です。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
GRANDITは、GRANDIT株式会社が提供するERPです。同社は、複数の企業が叡智を出し合うという理念の下、ユーザー系SI企業を中核としたコンソーシアムによって設立されました。そのため、本製品にはコンソーシアム各社の多彩なノウハウが凝縮されています。
人事・給与・経理・販売・製造・調達など、豊富な機能によって多様な業種や業態に対応できる上、状況に合わせたさまざまな料金体系が用意されているのも特徴。成長著しく、今まさに過渡期にあるような中堅企業が、事情に応じた最適なプランで活用したいといったケースにおすすめです。
キャムマックス
-
料金
月50,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
5ユーザー
キャムマックスは、株式会社キャムが提供するERPです。「ERPは大企業が使うもの」といった従来の常識を覆すべく、「中小企業のためのERP」を声高に謳いながら、莫大なコストが不要な導入のハードルが低いシステムを提供しています。クラウド型のため、インターネット環境とWebブラウザさえあれば利用できるのもポイントです。
また、月額7万円からというリーズナブルな価格でありながら、販売管理・購買管理・在庫管理・財務管理といった基本機能から、POS連携・EC連携・各種帳票ツールまで、豊富な機能が揃っています。費用を抑えながら手軽にERPを導入したい中小企業におすすめの製品です。
-
料金
月10,000円 -
初期費用
30,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5ID
スマイルワークスは、株式会社スマイルワークスが提供するERPです。中小企業の業務を効率化し、生産性を向上させるための機能が充実しており、リーズナブルな価格で手軽に利用できるERPとなっています。
案件管理・販売管理・仕入管理・在庫管理などの基本機能から、EDIや財務会計の仕訳連動まで、多岐にわたるさまざまな機能を直感的な操作で利用できるのが特徴。また、豊富なオプション機能によって柔軟な拡張が可能なほか、自社専用サーバーを用意の上、任意の機能を組み合わせて利用できるプランも用意されています。低価格ながら豊富な機能を具えた、使い勝手の良いERPを求める中小企業におすすめです。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Oracle NetSuiteは、日本オラクル株式会社が提供するERPです。20年にわたる歴史において、世界で4万社を超える企業が利用しています。ERPの機能に加え、CRM(顧客関係管理)やEコマース(電子商取引)を含む主要な業務機能を単一のシステムで提供しており、幅広い業種の企業が活用可能です。
また、在庫管理、注文管理などの基本機能からサプライチェーン・マネジメントまで、豊富な機能を有したオールインワンの経営管理ソリューションとして、変化に対する高い柔軟性を具えています。そのため、状況変化のスピードが速い成長過程のスタートアップや中小企業におすすめです。なお、料金についての詳細を確認するには個別に問い合わせる必要があります。
ZAC
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ZACは、株式会社オロが提供するERPです。工数管理・プロジェクト管理など、案件型・プロジェクト進行型のビジネスに特化した機能を具えている点に特徴があります。特有の業務要件にも対応可能です。これまでに、IT・システム業界、クリエイティブ業界、広告業界などで数多くのクライアントを支援しており、ベンチャーから大手企業まで導入950社・29万ライセンスという実績を残しています。
また、コストとプロジェクトを紐付けした上でリアルタイムな損益管理を行うことにより、数ヶ月先の売上や利益を正確に予測できるため、日々状況が変化する中で的確な判断が求められる中堅企業にもおすすめです。料金体系は、初期費用に加えて月額固定の料金を支払う「月額ライセンス利用型」となっており、詳細を知るには問い合わせる必要があります。
プロワン
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
プロワンは、株式会社ミツモアが提供するERPです。電気工事、設備・空調工事、リフォーム、外壁塗装、引っ越し、造園など、現場仕事と呼ばれるフィールドサービス業に適したシステムとして、これまでに多くのクライアントを支援しています。
発注管理・顧客管理・収支管理・契約管理などの基本機能に加えて、レポート作成、マーケティングなど、蓄積されたデータの活用を自動化できる機能まで具えているのが特徴。また、協力会社との連携を一元的に集約し、多数の関係メンバーを効率的に管理できるため、多くのパートナーを抱える大手企業にもおすすめです。なお、料金体系の詳細については、問い合わせによる確認が必要となります。
-
料金
月30,000円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Reforma PSAは、株式会社オロが提供するERPです。前述した「ZAC」の提供によって蓄積された業務管理のノウハウを凝縮し、IT・広告・Web制作などのクリエイティブ系ビジネスに特化した製品となっています。そのため、特有の機能要件や商慣習にもスムーズな対応が可能です。
また、販売管理・購買管理・勤怠管理・経費管理などの中から、必要な機能のみ組み合わせて利用できるのもポイント。さらに、勤怠管理や経費管理については、1人あたり月額300円とリーズナブルなため、数多くの従業員を抱える大手企業がコストを抑えながら活用したいケースにもおすすめできます。月額料金のみで、初期費用がかからないことも魅力です。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
freee統合型ERPは、フリー株式会社が提供するERPです。「freee販売」「freee会計」「freee人事労務」「freee工数管理」というサービスで構成されており、任意に組み合わせて導入できます。これらを統合して利用することにより、一気通貫で情報を管理しながら、スムーズなデータ連携による総合的な効率化が可能です。
また、有効に活用することで社内のコミュニケーションが活性化し、シームレスな情報共有による最適な業務フローが構築できるため、ガバナンスを整えたい中小企業の利用にもおすすめできます。なお、製品を構成するそれぞれのサービスで個別の料金プラン設定がありますが、統合して利用する場合などの詳細な費用については問い合わせによる確認が必要です。
-
使いやすいので便利です。特に困ることはないです。初心者でも分かりやすいです。不明点はすぐに解消できます。
-
チャットサポートがあり、わからないことがあっても気軽に聞けるのはいい。わざわざメールや電話で問い合わせるのは時間がかかるし、手間だから。
Clovernet ERPクラウド
-
料金
月7,500円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
問い合わせ
-
最低利用人数
問い合わせ
Clovernet ERPクラウドは、NECネクサソリューションズ株式会社が提供するERPです。プロジェクト収支管理・財務会計管理を軸として、販売管理・仕入管理・在庫管理から給与管理・勤怠管理までをカバーした統合型のクラウドERPとなっています。事業運営における重要なデータをすべて一元管理の上、リアルタイムに把握することで、タイムリーかつ的確な経営判断が可能です。
また、企業にとっての生命線となる資金繰り状況も可視化できるため、キャッシュの流れに注意が必要な中小企業にもおすすめ。なお、料金の詳細を確認するには個別に問い合わせる必要があります。
RobotERP ツバイソ
RobotERP ツバイソは、ツバイソ株式会社が提供するERPです。「自律的運転を実現するクラウドERP」として、RPA(Robotic Process Automation)やマルチテナント・シングルインスタンスを活用した業務の自動化とデータの自動蓄積・活用を実現しています。これにより、自律的な判断に基づく意思決定へのアドバイスを可能としているのが大きな特徴です。
また、財務管理、販売管理、購買管理、人事・労務管理から、決算会計管理、固定資産管理、法定調書管理まで、幅広い業務プロセスをカバーしているのもポイント。これらの自動化によって生産性の大幅な向上が図れるため、リソースが不足がちな中小企業にもおすすめです。料金体系は、法人ライセンス料金とユーザーライセンス料金から構成される月額利用料が基本となっており、機能やアカウント数、部門数などに応じて細かく変動します。
Microsoft Dynamics 365 Business Central
Microsoft Dynamics 365 Business Centralは、日本マイクロソフト株式会社が提供するERPです。統合型のクラウドERPソリューションとして、販売管理・仕入管理・生産管理・財務管理から、プロジェクト管理・マーケティング管理まで、幅広い業務プロセスの効率化を実現します。
また、2層ERPモデルの採用により、グループ会社や海外拠点のデータも一元的に管理できるため、関連拠点で総合的な効率化を図ることで成長を加速させたい中堅企業におすすめです。料金体系は、複数のプランから状況に応じて選択できるものとなっています。
SAP Business ByDesign
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
SAP Business ByDesignは、SAPジャパン株式会社が提供するERPです。すべてのコア機能を統合したエンドツーエンドの中堅企業向けERPとして、販売・財務から購買・製品管理まで、あらゆる業務プロセスにおいてベストプラクティスの採用による効率化を実現できます。
また、リアルタイム分析機能を活用した迅速な意思決定により、機を逃さない俊敏性と競争力の向上が期待できるため、ライバルが多い中での急成長を目指す中堅企業には特におすすめです。構成などによって料金が異なるため、費用の詳細については問い合わせて確認する必要があります。
ProActive C4
ProActive C4は、SCSK株式会社が提供するERPです。初めての国産ERPとして30年間の歴史を誇り、これまでに6,600社を超える導入実績を残しています。
販売管理・人事給与・財務会計・勤怠管理など、基幹業務全般を網羅していることはもちろん、グループ経営管理の基盤としてシェアードサービス業務に対応できるのが特徴。300の企業グループを支援してきた豊富な実績があるため、グループ会社全体でガバナンスを強化しながら総合的な効率化を図りたい大企業におすすめします。なお、料金体系の詳細を確認するには、個別の問い合わせが必要です。
ERPを導入前に準備すること
ERPを導入する前の準備として、留意しておきたいポイントは次のとおりです。
- 自社に必要な機能を理解しているか
- 利用人数を考慮しているか
以下、それぞれについて解説します。
自社に必要な機能を理解しているか
ERPは、全社的な取り組みとして自社におけるビジネス全体を効率化し、戦略立案などの経営判断に活かすことを大きな目的としています。そのため、自社に必要となる機能を正しく理解し、それらを漏れなく搭載した適切な製品を選定することが重要です。
必要な機能を知るには、各部署の責任者や現場で実際に働く従業員から、業務内容を綿密にヒアリングしておく必要があります。また、すでに利用している基幹システムがある企業では、ERPがそれらと連携できることも大切です。こちらもしっかりと確認しておきましょう。
利用人数を考慮しているか
ERPの料金体系は製品によってさまざまですが、月額利用料あるいはライセンス料として、ユーザー1人あたりについての費用が設定されているケースがほとんどです。つまり、事業の成長に伴って会社規模が大きくなり利用人数が増えていくと、それに比例してランニングコストが高騰する恐れがあります。
ERP導入の際には、製品の料金体系をしっかりと確認した上で、将来の従業員数まで見越した予算計画を立てることが重要です。
まとめ:ERPを比較して自社に合うものを選ぼう
以上、ERPの種類や導入前に準備しておきたいこと、比較する際のポイントを解説しました。繰り返しになりますが、ERPを選定する際には、自社の業務を理解し、必要となる機能を把握した上で、予算や利用人数などさまざまな条件を考慮する必要があります。本記事の内容が、数あるERPを比較・検討する際の参考になれば幸いです。
とはいえ、多くのERPを比較しながら、自社に最適な製品を選定するのは簡単なことではありません。そこで、もしERPの比較や選定に際して課題やお悩みを感じる場合は、ぜひPRONIアイミツをご利用ください。当サービスは、ITツール受発注支援のプロとして、貴社に適したERP選びをしっかりとサポートします。また、いくつかの簡単な質問に答えるだけで希望要件に合ったERPが分かる無料診断もあります。ぜひお気軽にお問い合わせください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!