名刺管理アプリ「Wantedly People(ウォンテッドリーピープル)」の評判と実態
Wantedly People(ウォンテッドリーピープル)は、名刺管理アプリの中でも高い認知度と豊富な導入実績を誇るサービスです。2016年11月にリリースされ、現在では400万人以上が利用しているとも言われています。ビジネスSNSとして知られるWantedly(ウォンテッドリー)を手がけるウォンテッドリー株式会社が提供しており、両サービスの連携性は非常に高く、スムーズに情報活用が可能です。
単なる名刺管理を超え、ビジネスコミュニケーションの活性化を支援するツールとしても注目されているWantedly People。本記事では、その評判や機能の実態を詳しく解説します。導入を検討している企業の担当者・個人事業主はぜひ参考にしてください。
- <総評> Wantedly Peopleは高速・高精度・高連携を兼ね備えた名刺管理アプリ
- Wantedly People 4つのメリット
- 徹底調査でわかったWantedly Peopleを使うべき人・会社
- 「Wantedly People」への登録方法
- Wantedly Peopleの効果的な使い方
- まとめ:
<総評> Wantedly Peopleは高速・高精度・高連携を兼ね備えた名刺管理アプリ
※出典:ウォンテッドリー株式会社『Wantedly People』
Wantedly People(ウォンテッドリーピープル)とは、複数枚の名刺を一瞬で読み取れるスピードと、手軽さが魅力の名刺管理アプリです。 名刺の取り込みはスマホで撮影するだけ。最大10枚を同時に撮影でき、そのまま即時にデータ化されます。
さらに、名刺を登録すると同時に、ビジネスSNS「Wantedly」上のプロフィールとも自動で連携。相手が「Wantedly」にキャリアや所属情報を登録していれば、名刺からは読み取れない情報も自然に補完できます。
他の名刺管理アプリと比べた評判は?
スマホで名刺を撮影・管理できるアプリは数多くありますが、Wantedly Peopleは名刺の読み取りスピードと、ビジネスSNS「Wantedly」との高い連携性で特に高い評価を得ています。また、人工知能(AI)が画像と文字を解析し、名刺を読み取るたびに精度が向上していく機械学習機能も搭載。使い込むほどに、ユーザーごとの使いやすさが高まっていく設計です。基本機能は無料で利用でき、広告の非表示やCSVダウンロードなどの有料プラン「People Premium」も用意されています。コストを抑えつつ、効率的かつ柔軟に名刺管理を行いたいユーザーから、継続的に支持を集めている名刺管理アプリです。
Wantedly People 4つのメリット
「Wantedly People」を導入するメリットを4つ解説します。
- 同時10枚の瞬間データ化でストレスフリー
- 並び替えや充実の検索機能でほしい情報にたどり着ける
- 名刺データを簡単スマートに共有
- ビジネス・コミュニケーションの深化をアプリが後押し
同時10枚の瞬間データ化でストレスフリー
第一のメリットは、やはり圧倒的な名刺登録の速さです。名刺登録は、名刺管理アプリを活用するうえで最初に直面する大きなハードルであり、作業の手間を感じるユーザーも少なくありません。登録作業が煩雑なままでは、せっかくの名刺情報を十分に活用できない可能性もあります。その点、Wantedly Peopleなら1回の撮影で最大10枚の名刺を瞬時にデータ化。さらに、人工知能(AI)による画像解析と機械学習により、使うほどに読み取り精度が向上します。名刺登録の手間を大幅に軽減できるため、誰でもストレスなく名刺管理を始められます。
並び替えや充実の検索機能でほしい情報にたどり着ける
第二のメリットは、情報の探しやすさです。Wantedly Peopleでは、登録した名刺情報を氏名や企業名で簡単に並び替えられるうえ、検索機能も非常に充実しています。氏名や企業名で検索できる名刺管理アプリは多いものの、Wantedly Peopleではそれに加えて、役職名、電話番号、メールアドレス、住所、さらにはメモの内容まで検索対象になります。人の記憶はあいまいで、名前を正確に思い出せない場面もありますが、企業名やメモ、日付といった記憶の断片からでもスムーズに目的の連絡先にたどり着けるのが、大きな特長です。
名刺データを簡単スマートに共有
第三のメリットは、名刺データの共有が簡単なことです。Wantedly Peopleでは、共有したい名刺を選び、生成されたリンクをLINEやSMS、メールなどで送るだけで、相手と名刺情報を手軽に共有できます。相手がWantedly Peopleのユーザーであれば、リンクから名刺データをそのまま自分の連絡先に取り込むことも可能です。名刺情報を社内メンバーとスムーズに共有できれば、名刺管理の利便性が高まるだけでなく、営業活動や人脈活用など、ビジネスへの活用の幅も大きく広がります。
ビジネス・コミュニケーションの深化をアプリが後押し
第四のメリットは、名刺交換相手とのコミュニケーションを深められることです。Wantedly Peopleで登録した名刺は、同じ運営元であるビジネスSNS「Wantedly」のプロフィール情報と自動的に連携されます。名刺だけでは把握できない相手のキャリアや職歴、所属部門などの詳細情報を補完できるのが特長です。
さらに、名刺に記載された企業に関するプレスリリースや業界ニュースが「話題」として自動表示されるため、商談や連絡時の会話のきっかけにもつながります。単なる名刺管理にとどまらず、ビジネスコミュニケーションを支援するツールとしても活用できるのが、Wantedly Peopleの強みです。
徹底調査でわかったWantedly Peopleを使うべき人・会社
実際に、どんな人や企業にとって、この名刺管理アプリが最適なのでしょうか。徹底調査をもとに、Wantedly Peopleの導入に向いているユーザー像を整理してみましょう。
- とにかく高速で名刺を読み込みたい人
- 名刺の共有は簡単に済ませたい人
- Wantedlyと連携して人脈を広げたい人
- 副業・兼業で複数の名刺を持っている人
とにかく高速で名刺を読み込みたい人
ビジネスのスピードを重視する人は、名刺の読み込みスピードにもこだわるべきです。特に、営業職や経営者など名刺交換の機会が多い人にとっては、Wantedly Peopleの高速スキャン機能が大きな効果を発揮します。名刺を受け取ってすぐに登録できれば、面談内容をメモしたり、お礼のメールを素早く送信したりと、次のアクションにもスムーズにつなげられます。名刺管理を「守り」ではなく「攻め」のビジネスツールとして活用したい人に、Wantedly Peopleは最適です。
名刺の共有は簡単に済ませたい人
上司や同僚を自分の取引先に同行させる前に、相手の情報を共有しておきたい。そんなときに便利なのがWantedly Peopleの名刺共有機能です。共有したい名刺を選ぶだけで、専用のリンクが自動生成され、住所やメールアドレス、電話番号などの情報を一つひとつコピペする手間は不要。メールやLINEでリンクを送るだけで、簡単に取引先の情報を共有できます。しかも、このリンクは24時間で自動的に無効化されるため、情報漏洩のリスクを抑える配慮もなされています。ビジネス現場でのスムーズな連携に、非常に心強い機能です。
Wantedlyと連携して人脈を広げたい人
すでにWantedlyを積極的に活用している人が、これから名刺管理を始めたいと考えているなら、Wantedly Peopleは最適な選択肢といえるでしょう。Wantedlyのプロフィールにこれまでのキャリアやスキルをしっかり登録しておけば、名刺交換を通じて、相手に自分の強みや実績をより効果的にアピールできます。名刺情報とプロフィールが連携することで、単なる名刺交換にとどまらず、信頼や印象づくりにもつながります。
副業・兼業で複数の名刺を持っている人
多くの名刺管理アプリでよくあるのが、同じ人物が複数の会社の名刺を持っている場合、最新の名刺情報でプロフィールが自動的に上書きされてしまうという問題です。しかし、Wantedly Peopleなら、1人分の連絡先に対して複数枚の名刺情報を紐づけて登録できるため、過去の名刺も残したまま管理が可能です。副業や兼業で複数の名刺を使い分けている人や、前職の名刺を通じた人脈を継続して活用したい場合にも便利。プロフィールの一元管理と人脈の蓄積を両立できるのが、Wantedly Peopleの大きな強みです。
「Wantedly People」への登録方法
名刺管理アプリ「Wantedly People」に名刺を登録し、同僚や上司と共有するまでの方法を解説します。
①Wantedlyアカウントを作成
「Wantedly People」のアプリで自分の名刺情報を読み込む。あるいは、手入力でプロフィール情報を入力してアカウントを作成します。すでに「Wantedly」のアカウントを持っていれば、同じアカウントで「Wantedly People」にもログインできます。
②スマホ撮影で名刺をデータ化
名刺をスマホで撮影して「Wantedly People」アプリに読み込みます。名刺は一度に10枚まで読み込むことができます。このとき名刺はきれいに並べなくても大丈夫。読み込んだデータは、必要に応じて修正します。
③LINE、SMS、メールなどで名刺情報を共有
共有したい名刺を選んで共有アイコン(紙飛行機)をクリックすると、共有用のリンク(URL)が生成。「Wantedly People」に読み込んだ名刺情報は、LINEやメール、Facebookを使って共有できます。生成されたリンクをWantedly Peopleのユーザーに送れば、送付先ユーザーの連絡先にも名刺情報が取り込まれます。
④他ツールの名刺情報もまとめてCSV形式でインポート
Wantedly Peopleのウェブサイトでは、他の名刺管理サービスから名刺情報をまとめてインポートすることができます。Eight、Sansan、CamCard、Evernoteなどから出力したCSVデータを取り込めるサービスが用意されています。
Wantedly Peopleの効果的な使い方
Wantedly Peopleのアプリを活用し、「スマートな名刺管理がビジネスチャンスにつながった」事例をいくつか紹介します。効果的な使い方のヒントを探っていきましょう。
事例①移動中でも訪問先との話のタネ探し
営業職は、外出の多い仕事。訪問先に行く際に住所をタップして地図で行き先を確認したり、前回訪問時のメモを見て話のタネを探したり。このように活用しています。予定になかった急な訪問が必要なときにも、住所や氏名だけでなく、電話番号、メールアドレス、役職名、メモからも検索可能。アプリの機能で、知りたい情報にすぐにアクセスできるようになりました。Wantedly Peopleなら、取引先の主要情報をすべてプロフィール画面から確認可能。便利で、非常に効率的です。充実した検索機能も、仕事の効率化にひと役買っているようです。
事例②名前を忘れてしまっても、さまざまな切り口から探せて便利
名刺交換回数が多いと、相手の名前を忘れてしまうこともあります。名前を忘れてしまっていても、会社名は覚えていることは多いのです。かつては会社名順に箱に入れて管理していたのですが、並び変えるのが大変でした。「Wantedly People」は、外出先でも連絡先をすぐに会社順に並び替えられるので便利です。飲食店など、仕事以外の名刺情報も読み込んでいるので、お店探しにも活用しています。
「Wantedly People」は、名前順、会社順、追加順で連絡先の並び替えも簡単。また会社名などで検索すれば、すぐに探し出すことも可能です。覚えている情報やキーワードを使って、さまざまな切り口から探せるので重宝しています。
事例③訪問直後の速攻挨拶メールで良好なコミュニケーション
訪問後にアプリからメールで挨拶文を送ったところ、先方に驚かれました。それをきっかけに、先方の携帯メールアドレスも教えていただけたのです。アプリのプロフィール画面にあるメールアイコンから、直接メッセージを送信可能。時間を開けずに、お礼のメールを送ることができます。ビジネスはタイミングやちょっとした気遣いが大切。相手と良好なコミュニケーションを築ければ、新しいビジネスチャンスに結びつくかもしれません。
まとめ:
Wantedly Peopleが「一瞬で複数枚の名刺を読み取れる」圧倒的な速さで高く評価されている名刺管理アプリです。基本機能はすべて無料で利用できますが、有料プラン「People Premium」に加入することで、広告の非表示や名刺データのCSVダウンロード機能などが利用可能になります。料金は月額600円(税込)で、iPhoneの場合はアプリ内課金、Androidの場合はアプリ内購入にて申し込みが可能です。
ユーザー数が急速に増えている背景には、ユーザーの声を反映して機能が継続的に改善されている点も大きく影響しています。今後もより進化を続けるWantedly Peopleの動向に注目です。