リンク型の決済サービスを比較!2025年最新おすすめ10選
ネットショップ・ECサイト運営者にとって、オンライン決済の環境を用意することは必須となりつつあります。クレジットカードやQRコードを利用したオンライン決済なら、顧客がサイトを訪れ商品を気に入った瞬間に即座に購入できるため「カゴ落ち」「サイト離脱」を防ぎます。
リンクタイプの決済システムは、決済用サイトを自社で構築する必要がない点がメリットで、手間をかけずに決済手段を導入したい事業者におすすめです。本記事では、リンクタイプでおすすめの決済代行サービス10選を紹介します。
- リンク型決済とは
- リンク型決済のメリット
- リンク型決済のデメリット
- 【比較表】リンク型に対応した決済代行サービス
- 【2025年最新】リンク型決済ができる決済代行サービスおすすめ10選
- 決済代行サービス選びで失敗しないためのポイント
- まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ

リンク型決済とは
リンク型決済とは、ECサイトから外部の決済用サイトへ遷移して、支払いを行う方法です。リンク決済の最大のメリットは、決済用サイトを自社で構築する必要がないこと。ECサイト内に決済サイトへのリンクを設置するだけで、オンライン決済機能を使うことができます。

利用できる決済手段
リンク決済サービスでは、主に以下のような決済手段を利用できます。
- クレジットカード決済
- 電子マネー決済
- QRコード決済
- コンビニ決済
- 銀行振込決済
- 口座振替決済
- ペイジー決済
- キャリア決済
など
オンライン決済システムの接続方式は4種類
オンライン決済システムの接続方法は、リンク型以外にも、メールリンク型・トークン型・API型があります。
接続方式 | 概要 | 決済ページ | カスタマイズ性 |
---|---|---|---|
リンク型 | 決済代行会社の決済ページに移動して決済。 | 決済代行会社のページに遷移 | △ |
メールリンク型 | 消費者のメールアドレス宛てに決済フォームのURLを送る。 | 決済代行会社のページに遷移 | △ |
API型 | ECサイトからカード情報を伝送(API連携)することで決済。 | ECサイト内 | 〇 |
トークン型 | カード情報をトークンに置き換えて決済。個人情報漏えいを防止できる。 | ECサイト内 | 〇 |
「メールリンク型」は、消費者のメールアドレス宛てに決済フォームのURLを送り、そこから決済を行う方法です。「リンク型」と「メールリンク型」は、決済代行会社の決済フォームを使用するため、EC事業者は決済システムを構築する手間がありません。
一方、「API型」「トークン型」はECサイト内に決済機能を構築する方法です。メリットは決済ページのカスタマイズが可能な点です。消費者(顧客)は別サイトに移動することなく、ECサイト内で決済が完了するため、よりスムーズに支払いができます。しかし、新たに決済ページを作成する手間・エンジニアリソースが必要な点には注意が必要です。
リンク型決済のメリット
リンク型決済を導入するメリットをまとめると、次の3つです。
自社サイトに決済ページを構築する必要がない
リンク決済サービスを導入すれば、自社サイトに決済ページを構築する必要がありません。決済用リンクから外部サイト(決済代行会社のサイト)に移動すると、多数のオンライン決済手段からユーザー自身が選んで支払いを行えます。決済ページを構築する時間とコストをかけずに、簡単にオンライン決済を導入できる点がメリットです。
クレジットカード情報の「非保持化」が実現
2018年よりカード加盟店(ECサイトなど)もセキュリティ対策が求められるようになりました。具体的な対策として、そもそもカード情報を持たない(非保持化)か、カード情報を適切に取り扱うためのルール(PCIDSS:クレジットカードの国際的なセキュリティ基準)に準拠することが義務化。
リンク型決済では、クレジットカード番号など個人情報の入力を、決済代行会社のサイト上で行うため、加盟店(ECサイト)が個人情報を持つ必要はありません。これによって、クレジットカード情報の「非保持化」が実現します。
SNSやブログにも導入できる
リンク型決済は、SNSやブログにも導入できる点がメリット。決済用サイトへのリンクを貼ったり、決済用ボタンを設置するだけで、手軽にECを始められます。
リンク型決済のデメリット
メリットの多いリンク型決済ですが、反面、デメリットもあります。デメリットも把握したうえでリンク決済サービスの導入を検討しましょう。
自由に決済ページをカスタマイズできない
リンク型決済では、決済代行会社が用意した決済ページを使うため、自由に決済ページをカスタマイズできない点がデメリット。UI・UXがECサイトとは異なるため、ユーザーが違和感を感じたり、外部サイトに遷移することに不安を感じて、サイト離脱・カゴ落ちしてしまうリスクがあります。「外部サイトに移動する」旨や「安全性の高い決済サイトである」旨を伝えるなど、安心してもらえるような工夫が必要でしょう。
リンク型決済サービスの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済サービス(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】リンク型に対応した決済代行サービス
ここからは実際に、リンク型に対応した決済代行サービスを比較します。以下、各サービスの初期費用・月額料金・決済手数料を比較した表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 決済手数料 |
---|---|---|---|
イプシロン | 無料 | 2,980円~9,980円 | 2.79%~ |
ゼウス | 無料 | 3,000円(税抜) | ~3.5% |
Stripe | 無料 | 無料 | 3.6% |
Square | 無料 | 無料 | 3.6% |
サブスクペイ | 要問合せ | 要問合せ | 2.65%~ |
SBペイメントサービス | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
VeriTrans4G | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
ペイジェント | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
Paysys | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
GMOペイメントゲートウェイ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
料金を公開している決済代行サービスを比較すると、「イプシロン」「ゼウス」「Stripe」「Square リンク決済」は初期費用が無料で、気軽に導入することができます。月々のランニングコストとしては月額料金と決済手数料があり、トータルコストを比較して導入サービスを選ぶことがポイントです。
【2025年最新】リンク型決済ができる決済代行サービスおすすめ10選
2025年現在、リンク型決済ができる、おすすめの決済代行サービス10選を紹介します。各サービスの特徴や他社と比較したおすすめポイントをまとめているので、ぜひサービス選定の参考にしてください。
- イプシロン
- ゼウス
- Stripe(ストライプ)
- Square(スクエア)
- サブスクペイ
- SBペイメントサービス
- VeriTrans4G(ベリトランス)
- ペイジェント
- ペイシス(メールリンク型決済)
- GMOペイメントゲートウェイ

イプシロン
イプシロンは、GMOイプシロン株式会社が提供する、中小企業向けの決済代行サービスです。法人・個人どちらでも導入でき、これまで4万社以上に導入実績があります。初期費用無料で導入できる点がおすすめポイントで、個人でECサイトを経営している方でも安心して利用できる決済代行サービスです。
決済システムとの接続方式は、「リンク型」「メールリンク型」「トークン型」です。リンク型はイプシロンの接続方式の中で最も簡単に導入できる方法となっています。
主な機能

ゼウス
ゼウスは、SBIグループの株式会社ゼウスが提供する決済代行サービス。1994年の設立から30年以上の歴史を持つ業界のパイオニア的な存在です。長年の経験とノウハウをもとに、国内1万4,000サイト以上に導入実績があります。
ネットショップ向けの接続方式としては「リンク(画面遷移)型」「トークン(JavaScript)型」「データ転送(API)型」があります。リンク型では、ゼウスの決済画面にてカード情報を入力するため、システム投資と負荷をかけずにオンライン決済を実装できます。
また、スピーディーに導入できる点も特徴で、即日審査、最短3営業日後には決済手段を導入できます。サイト開設まで時間が無い中で「すぐにオンライン決済を導入したい」というEC事業者におすすめです。
主な機能

Stripe
Stripe(ストライプ)は、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、決済代行会社。グローバルで利用できる40種類の決済手段を取り揃えており、中国・アメリカでよく利用される決済手段も用意しています。越境ECや小売店を始めたい方におすすめの決済代行サービスといえます。また、継続課金にも対応しているため、SaaSなどのサブスクリプションモデルにも最適です。
Stripeは「リンク型」「メールリンク型」「API型」の決済システムを提供しています。リンク型では、支払い用のURLを発行してサイト内に埋め込むだけで、オンライン決済を実装できます。

Square
Square(スクエア)は、ネットショップの作成からオンライン決済導入まで対応しているサービスです。もともとSquareは、実店舗向けに決済端末「Squareターミナル」を提供していましたが、近年ではECサイトのオンライン決済もサポートしています。
Squareが提供する接続方式としては、「リンク型」「メールリンク型」「API型」「トークン型」があります。リンク型では、決済リンクをECサイトに埋め込むだけでなく、ソーシャルメディアやブログに埋め込んだり、QRコード化してチラシやポスターに印刷することができます。
また、Squareの決済システムは継続課金にも対応。サブスクリプションモデルを採用しているネットショップは、毎月手間なく顧客との決済・取引を完了できます。
主な機能

サブスクペイ
サブスクペイは、株式会社ROBOT PAYMENTが提供する自動課金システムです。その名の通り、サブスクビジネスにおける月額決済をスムーズに実施することを目指して開発された決済サービスとなっています。これまで14,000社以上に導入実績があり、コンテンツ配信費やSaaSなどのシステム利用料の決済で活用されています。
サブスクペイが提供する接続方式としては、「HTML リンク方式」「トークン方式」「CSV一括方式」があります。リンク方式では、サブスクペイが用意した決済ページが表示されますが、フォームの色やヘッダーのロゴをカスタマイズすることが可能です。簡単なHTMLの知識さえあればスムーズに実装できます。
主な機能

SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、ソフトバンクの子会社(SBペイメントサービス株式会社)が提供する決済代行サービスです。40以上の豊富な決済手段を取り揃えている点が他社と比較したおすすめのポイント。海外顧客が日常的に利用する決済サービスもあるため、越境ECにも最適です。
決済システムの接続方式としては「リンク型」と「API型」があります。リンク型では、SBペイメントサービスが用意する決済画面にて、決済処理を行うため、加盟店側で決済画面を構築する必要はありません。
また、ECサイトや店舗において集客を拡大するための「マーケティング支援プラン」も提供。ニュースリリース配信や、SNSマーケティングのサポートを受けられます。 無料プランもありますので売上拡大を目指す企業はぜひ活用ください。
主な機能

VeriTrans4G
VeriTrans4G(ベリトランス)は、株式会社DGフィナンシャルテクノロジーが提供する決済代行サービスです。1997年の創業から多くのEC事業者様に選ばれ続けています。
提供する接続方式は、「リンク決済」と「トークン決済」です。リンク決済方式は、DGフィナンシャルテクノロジーが提供する決済画面にリンクする方法です。決済画面は、ECサイト画面上にポップアップ表示されるため、顧客(消費者)に違和感を与えず、カゴ落ちやサイト離脱を防ぎます。
VeriTrans4Gは、カード決済導入時のセキュリティ支援(3Dセキュアやセキュリティコード)も手厚く、国際セキュリティ基準に準拠した運用設計のため不正利用の多いEC運営者にも安心です。導入後のサポート体制も整っており、トラブル発生時にもすぐに相談できる窓口があります。
主な機能

ペイジェント決済代行サービス
ペイジェントは、大手Slerである株式会社NTTデータと、大手クレジットカード会社である三菱UFJニコス株式会社が出資し、安定した経営基盤を持つ決済代行会社です。
ペイジェントが提供する接続方式は「リンクタイプ」と「モジュール組込タイプ」。リンクタイプでは、ペイジェントの決済画面を使用しますが、自社のロゴを表示させることが可能です。
他社と比較したおすすめポイントは、入金スピードが早いこと。締め日から9営業日後に入金されます。また、早期入金オプションを追加すれば、締め日から5営業日後の入金も可能です。
主な機能

ペイシス(メールリンク型決済)
ペイシス(メールリンク型決済)は、株式会社ペイメントフォーが提供する決済代行サービスです。メールやSMSで決済URLを送付して簡単に決済できる点が特徴ですが、サイトにURLを埋め込む「リンク型決済」も可能です。
また、便利な機能も多数あります。たとえば継続課金機能を使えば、サブスクの月額決済を手間なくスムーズに行えます。また、クライアントへの請求書・領収書発行を行うことも可能。ペイシスはBtoB事業者も便利に使えるおすすめの決済サービスです。
主な機能

GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイは、15万店舗以上に導入実績のある、業界シェアの高い決済サービス。ECサイト運営者をはじめ、国税庁などの公共機関にも選ばれています。
接続方式は「リンクタイプ Plus」「OpenAPIタイプ」という2種類。リンクタイプは開発のしやすさを追究した方法で、開発負担なくオンライン決済を導入できます。メール・SMS・LINEなどで決済URLを送って、支払いを依頼することも可能です。
多言語対応も魅力。日本語だけでなく、英語、中国語(簡体字)で決済ページを表示することができます。海外の顧客は自国通貨でクレジットカード決済できるので、越境EC事業者にもおすすめです。
主な機能
これからネットショップを立ち上げようとお考えの方や、ECサイトを展開したい企業はぜひリンクタイプの決済代行サービスを検討ください。とはいえ、数あるサービスを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った決済代行サービスが分かる診断(無料)ができます。
決済代行サービス選びで失敗しないためのポイント
リンクタイプに定評のある決済代行サービスを特色ごとにご紹介しました。サービスの数だけ特徴があり、どのサービスを選んでいいか迷ってしまいますね。ここでは、決済代行サービス選びで失敗しないためのポイントをご紹介します。
自社が扱う商材や客層に合うか
決済代行サービスはたくさん存在しますが、重要なのは自社が扱う商品や客層にマッチするかどうかです。「値段が安い」「審査が早い」といった特徴は魅力的ですが、ショップやサイトを訪れるお客様が使いやすいものでないと意味がありません。
世代によって、クレジットやコンビニ払い、スマートフォンキャリア決済など利用する決済も変わってきます。自社の商品や客層にどのシステムが合うかを考えて候補を絞りましょう。
サポート体制がしっかりしているか
リンクタイプの決済システムは、自社サイトにリンクを貼るだけで簡単に導入できます。しかし、導入してそれで終わりではありません。デザインの変更や売上管理など、運用していく中で要望や疑問が出てくるでしょう。
そうした時にサポート体制があり、こまやかに対応してくれるサービスであれば、長く付き合っていくことができます。有人対応や電話・メールでのサポートなど、導入後も相談にのってくれるサービスが安心です。
セキュリティ対策に力を入れているか
セキュリティ対策も重要です。個人情報やクレジットカード情報などを取り扱うため、万が一の不正ログインや情報流失、ウイルス感染などには十分気をつけなければいけません。プライバシーマークやISO14001(情報セキュリティマネジメント)の認証を取得している、セキュリティ意識の高いサービスを選びましょう。
まとめ:決済代行サービス選びで迷ったらPRONIアイミツへ
今回はリンクタイプに定評のある決済代行サービスをご紹介しました。ひとくちに「決済代行サービス」といっても、大手からベンチャーまで全国にさまざまな提供会社があります。それぞれに魅力や売りがあり、自社にぴったりのサービスに絞るのは難しいかもしれません。しかし、個人でクレジット会社と契約を結び決済システムを導入するのはかなりハードルが高く、手間もコストもかかってしまいます。信頼できる決済代行会社を選び、サービスの導入や運用を任せられると安心ですね。
数あるサービスの中から1つを選ぶ事が難しい場合は、ぜひPRONIアイミツ(当社)にご相談ください。実績と評判を総合的に評価し、優良な決済代行サービスを無料で最大6社ご紹介。最適なサービス選定のお手伝いをさせていただきます。
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