パッケージ型のeラーニングシステムおすすめ7選【2024年最新】
「パッケージ型」eラーニングシステムのメリットは、学習教材を自社で用意しなくてよいことです。あらかじめ用意された教材を使い、効率良く学習を提供可能。また、章立てた複数の動画がパッケージ化されている教材もあるため、学習内容を深掘りできるメリットもあります。
一方で、独自の教材が作れる「オリジナル型」のeラーニングシステムもあります。両者相反する特徴があるため、それぞれのメリット・デメリットを理解してからeラーニングシステムを導入するのがおすすめです。
そこで本記事では、パッケージ型とオリジナル型の違いを解説したうえで、おすすめのパッケージ型eラーニングシステム7選を紹介します。選び方のポイントもあわせて解説していますので、eラーニングシステムの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
- パッケージ型eラーニングシステムとは
- 【比較表】豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステム
- 豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステム3選
- 【比較表】教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステム
- 教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステム3選
- 特定分野に強いパッケージ提供があるeラーニングシステム
- eラーニングシステムの選び方のポイント
- まとめ:eラーニングシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
パッケージ型eラーニングシステムとは
eラーニングシステム(LMS)とは、オンライン上で教育や研修を受講し、その学習進捗を管理できるシステムです。従来は集合研修が主流で、研修を行う場所・講師を確保して社員のスケジュールを調整する必要がありました。しかし、eラーニングはPCやスマホで受講できるため、時間や場所の制約を受けずに企業研修を実施できます。
また、一度eラーニング用の教材を用意してしまえば何度でも配信できるため、企業研修コストを抑えることが可能です。最近ではリモートワークを導入している企業も多く、オンラインで完結するeラーニングシステムへ注目が集まっています。
eラーニングで学習を提供する方法は大きく分けて2つ。パッケージ教材とオリジナル教材による提供方法があります。それぞれの特徴、メリット・デメリットは以下の通りです。
学習提供方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
パッケージ | すでに用意された動画教材を利用できる | ・教材を作成する手間がない ・トピックを深堀りして学習できる |
学習内容が社内のニーズに合わない可能性がある |
オリジナル | 自社で教材を作成して配信できる | ・専門的な学習ができる ・自社ノウハウを教材化できる |
教材作成に時間がかかる |
パッケージ化された教材を活用する
社内の従業員に向けて新入社員研修やコンプライアンス研修など基本的な研修を行う場合には、パッケージ化された研修動画を視聴できるeラーニングシステムがおすすめです。パッケージ型のeラーニングならすでに用意された動画教材を利用できます。さらに章立てで複数の動画がパッケージ化されている教材もあるので、一つのトピックについて学習を深めることも可能です。豊富な動画教材で広いニーズを満たせるため、以下のような一般的な研修を実施したい企業におすすめです。
- 新入社員研修(敬語、電話応対、名刺交換など)
- 社外コミュニケーション研修
- コンプライアンス研修
- セキュリティ研修
- ハラスメント研修
- 管理職研修
オリジナルの教材を作成する
専門領域や自社のノウハウの学習コンテンツを作成したい場合には、オリジナル教材を作成できるeラーニングシステムがおすすめです。動画ファイルにはmp4、aviなどさまざまな拡張子がありますが、多くの拡張子に対応したeラーニングシステムなら「ドラッグ&ドロップ」で簡単に自社オリジナルの研修動画をアップロードできます。
またeラーニングの学習管理システム(LMS)では、オリジナル教材の確認テストを作成可能です。確認テストでアウトプットしてもらうことで、学習内容の定着を促進できます。eラーニング学習後に確認テストがあることを事前に周知すれば、不正受講の防止にもつながるでしょう。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
【比較表】豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステム
ここからは豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステム(LMS)を紹介していきたいと思います。まずはご紹介するeラーニングシステム(LMS)でPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステム(LMS)選びの参考にしてください。
豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステム3選
それでは、豊富なコンテンツのパッケージ提供があるeラーニングシステムを紹介します。
KnowledgeC@fe(ナレッジカフェ)は、各種人材育成サービスを手がける、富士通ラーニングメディアが展開しているeラーニングシステムです。
今までに培ってきた研修運営ノウハウを活かした学習効果重視のシステムで、幅広い業種の企業に活用されている実績があります。研修フローの一元管理やグループ管理・講師といった権限設定のほか、ソーシャルラーニング・既存ソフトとの外部連携・オリジナル教材作成など、幅広い機能を搭載。また、一斉研修に限定した利用方法ができる、ディスカウントプランでの契約もできます。
さらに1,500以上もの学習コンテンツ(追加料金あり)をパッケージとして提供。複数のコースを一定期間中に自由に使える定額制の教材サービスも利用可能なので、自社で教材を用意するのが難しい方も安心です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 中国語
- 英語
- フランス語
BISCUE(ビスキュー)シリーズは、各種ビジネスコンテンツの企画・販売などを手がける、シュキビが展開しているeラーニングシステムです。
22ジャンル・1,900以上もの学習コースもパッケージとして提供。100単位ごとに教材を選んで自由に使える、年間定額契約としている点も大きな特長です。受講管理・月次報告・カレンダー・メッセージ投稿などを基本機能としており、そのほかの運用方法によって3つのプランから必要に応じて選択可能。
通常メニューのみの「LS(ラーニング・スポット)」、LSに加えて受講者設定ができる「LS エンタープライズ」、1人単位で研修スケジュールが組める「TS(トレーニング・スポット)」のいずれかより選べます。また自社オリジナルでの学習コース作成や、既存コンテンツの書き換えといった機能も搭載。教材の用意も柔軟にできます。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- シングルサインオン
- 中国語
- 英語
- フランス語
Schoo for Business
schoo(スクー)は、東京都渋谷区にオフィスを構えるサービス同名会社が運営しているeラーニングシステムです。大人の生放送コミュニティとして多種多様な学習コンテンツを配信する中で、法人向けのオンライン学習サービスも行っています。
1ユーザーにつき1,500円で、4,500本以上もの学習動画コンテンツを定額パッケージとして提供。OA操作・マネジメント・web開発・クリエイティブなど、幅広い分野の教材を利用できます。さらに各種コンテンツを職種や階層ごとにセットした、テーマ別の研修プログラムも利用可能です。
もちろん、各従業員の学習状況やレポート提出などの管理機能も万全。また既存テンプレートを使ったオリジナル教材や、自社動画のアップロード、schoo上にあるコンテンツとの組み合わせによるカリキュラム設定などにも対応しています。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- シングルサインオン
【比較表】教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステム
ここからは教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステム(LMS)を紹介していきたいと思います。まずはご紹介するeラーニングシステム(LMS)でPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステム(LMS)選びの参考にしてください。
教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステム3選
ここからは、教材制作サービスのパッケージ提供があるeラーニングシステムを紹介します。
STUDIOは、主に教育関連のITソリューション事業を展開する、ミテモが運営しているeラーニングシステムです。成果重視の学習プラットフォームである点が大きな特長で、人材育成のプロによる、eラーニングの運用方法に関するカスタマーサポートも無料で行っています。
各受講者の学習状況管理やコース設定といった機能をはじめ、集合研修管理・人事評価・ストレスチェックなど、社内教育をサポートする多彩な機能を搭載。200以上もの学習教材も備えており、定額制もしくは1コンテンツ買い切りのいずれか契約プランを選択できます。
さらに、教材制作サービスもパッケージとして提供おり、動画やスライドなどの作成依頼も可能。細かな要望までカバーした、より適切な教材を用意したい方にもおすすめです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- シングルサインオン
- 受講者の基本情報管理機能
- 受講者とのメッセージ機能
- 自動フォローメール機能
- 講義進捗の管理機能
- テスト結果の確認
CAREERSHIP
CAREERSHIP®は、eラーニングを中心とした人財育成サービスを手がける、ライトワークスが展開しているeラーニングシステムです。上場企業中の売上トップ100社のうち、半数以上に導入されている実績があります。
複雑な組織構造でも、柔軟に利用できる多彩な管理・配信機能を備えており、学習の進捗についても講座別や従業員別というように、さまざまな設定に対応できる点が大きな特長。また、シンプルな操作性と充実したマイページ機能で、受講者側とってのメリットも多くあります。
さらに、社内資料を簡単にコンテンツ化できる教材作成ツールをはじめ、300以上の既存の学習コースや教材制作の受託サービスなどもパッケージとして提供。幅広いニーズに応えられる、利便性の高いシステムです。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 中国語
AirCourse
AirCourseは、主にビジネスパーソン向けの教育サービスを手がける、KIYOラーニングが展開しているeラーニングシステムです。動画に特化した社員教育クラウドで、映像を使った研修をお考えの方には特におすすめできます。
集合研修の一元管理をはじめ、受講者の学習状況や成績を確認する管理レポート・ナレッジ共有SNS・テスト作成のほか、幅広い機能をカバー。また自社内にてスマホなどで撮影した研修動画についても、簡単にアップロードできます。
さらに料金プランによっては既存の学習コンテンツの標準搭載ができ、定額制にて自由に利用することが可能。講座開発の経験豊富な専門スタッフによる、動画マニュアルや研修映像の制作サービスもパッケージとして提供しています。できるだけ分かりやすい教材を用意したい方にはうってつけです。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 受講者の基本情報管理機能
- 受講者のグループ管理機能
特定分野に強いパッケージ提供があるeラーニングシステム
ここから、特定分野に強いパッケージ提供があるeラーニングシステムを紹介します。
track(トラック)は、主にITソリューションを通じた成長支援事業を手がける、ギブリーが展開しているeラーニングシステムです。プログラミング専門のオンライン人材サービスで、学習機能に加えて採用選考に使える試験機能も備えています。
各受講者の学習進捗確認から習熟度チェックまで各種管理機能を搭載しており、効果測定のための事前試験にも対応。各種テストにおけるレポート機能についても、豊富に取り揃えています。
さらにプログラミング言語基礎知識や課題演習といった学習コースを標準搭載しており、それぞれの教材は大学教授が監修を実施。そのほかオリジナル教材作成機能などもパッケージとして提供しており、より適切なコンテンツを使った教育ができる点も大きな特長です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- IP制限
- 受講者の基本情報管理機能
- 受講者のグループ管理機能
- 受講者へのメール連絡機能
- 受講者のプロフィール登録
- 講義進捗の管理機能
eラーニングシステムの選び方のポイント
それでは最後に、eラーニングシステムの選び方のポイントをお伝えします。
どんな学習コンテンツを利用したいか
各eラーニングシステムによって、対応できるコンテンツの形態は大きく異なります。動画・ライブ配信・スライド・テキストといったように、まずはどのような教材を利用するのか明確にしておくのがベストです。また、なかにはシステム上でオリジナル教材の作成機能が搭載されているケースもあります。もしくはofficeデータで作った教材が、そのまま流用できることも。簡単に学習コンテンツを作りたい場合には、しっかりと確認しておくと良いでしょう。
自社の規模感に合ったものか
eラーニングシステムによっては、利用できる人数が決まっているケースもあります。また、料金プランにおいても、1ユーザーごと・数十名単位といったように、定額制ではなく利用人数に応じた契約になっている場合も少なくありません。特に多くの従業員を対象として使うようであれば、そのシステムが対応している規模感の確認が必要です。また、予算を重視する際も、どの契約形態が適切であるかの試算もしておいたほうが良いでしょう。
別記事「おすすめのeラーニングシステムを徹底比較」では、より詳しい選び方や、多機能でおすすめのeラーニングシステムを紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ:eラーニングシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
eラーニングシステムは、それぞれで機能や対応している設定、得意な分野などが大きく異なります。また多くの場合、社内教育の効果アップや効率化を目的に導入されるものなので、できるだけ自社に合った適切なシステムを選びたいという方がほとんどでしょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、さまざまな条件でeラーニングシステムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
eラーニングシステムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
プロが代わりに探して紹介します!