英語学習向けeラーニングシステムおすすめ9選!TOEICスコアが上がった事例も紹介
英語学習向けのeラーニングシステムを導入することで、自宅やオフィスなどの場所に縛られず手軽に英語学習できる点が魅力的です。しかし、多くのeラーニングシステムが存在するため、どれが良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
本記事では、英語学習向けeラーニングシステムおすすめ9選を紹介。eラーニングを活用して実際にTOEICスコアが上がった事例も紹介しているのでぜひご覧ください。
なお、外国語を母国語とする外国人スタッフ向けに、多言語対応のeラーニングを導入したい場合は別記事「多言語対応のeラーニング(LMS)」をご覧ください。
- 英語学習向けeラーニングでTOEICスコアが上がった事例
- 英語学習に向かないeラーニングシステムの特徴
- 英語学習向けeラーニングシステムのおすすめ機能
- 英語専門eラーニングシステム3選
- 教材制作も依頼できるeラーニングシステム3選
- 【比較表】英語学習におすすめの多彩なコンテンツが揃うeラーニングシステム
- 英語学習におすすめの多彩なコンテンツが揃うeラーニングシステム3選
- まとめ:eラーニングシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
英語学習向けeラーニングでTOEICスコアが上がった事例
eラーニングシステム(LMS)とは、オンライン上で教育や研修を受講し、その学習進捗を管理できるシステムです。従来は集合研修が主流で、研修を行う場所・講師を確保して社員のスケジュールを調整する必要がありました。しかし、eラーニングはPCやスマホで受講できるため、時間や場所の制約を受けずに企業研修を実施可能です。
ここでは、実際にeラーニングでTOEICスコアが上がった事例を紹介します。ノートルダム清心女子大学 英語教育センターの高橋昌子氏の研究によると、学生78人を対象とした2021年度〜2022年度前期までのeラーニングでの英語学習調査で、TOEICの総合スコアが55.1点、リスニングスコアが48.5点、リーディングスコアは14.2点伸びていることがわかりました。
項目 | 事前スコア平均 | 事後スコア平均 | 伸び平均 |
---|---|---|---|
総合 | 385.3 | 439.7 | 55.1 |
リスニング | 221.1 | 269.1 | 48.5 |
リーディング | 164.4 | 170.9 | 14.2 |
※参照:ノートルダム清心女子大学紀要外国語・ 外国文学編 47(1),24-42頁 (単著)『e-learning を用いた TOEIC 指導の効果と課題― 記述式アンケートとインタビューからの示唆― 』 )
同調査の中で、eラーニングを順調に進められる要因は「学習範囲内の小テストがあるから」という回答が最多でした。この調査から、eラーニングによる英語力の向上にはインプットだけでなく、小テストなどアウトプット機能があるeラーニングシステムの活用が効果的であることがわかります。
英語学習に向かないeラーニングシステムの特徴
一方で、英語学習に向かないeラーニングシステムには以下のような特徴があります。
- モチベーションの維持管理が難しい
- 英会話力を強化しづらい
モチベーションの維持管理が難しい
eラーニングは個人で自由に学習できる反面、集団研修や大学の講義のような強制力がないため英語学習に対するモチベーションの維持が難しいデメリットがあります。そこでポイントになるのは、eラーニングの学習管理システム(LMS)。学習管理システムが充実したeラーニングでは、アンケート機能やフィードバック機能で受講者とのコミュニケーションを円滑にします。受講者のモチベーションを維持・管理するために、このような機能が搭載されているeラーニングシステムがおすすめです。
英会話力を強化しづらい
動画学習のみのeラーニングでは、英会話力を含む総合的な英語力の強化は難しいでしょう。一方でオンライン英会話もできるeラーニングシステムなら、講師との英会話レッスンで実践的な表現や発音が学べます。さらにリアルタイムでの質問やフィードバックなど、相互のコミュニケーションも可能。英会話力を含めた総合的な英語力を強化したいならオンライン英会話と連動したeラーニングシステムを導入しましょう。
英語学習向けeラーニングシステムのおすすめ機能
英語学習向けのeラーニングシステムのおすすめ機能は以下の通り。
おすすめ機能 | 特徴 | 関連記事 |
---|---|---|
学習管理システム(LMS) | 受講者ごとの進捗を管理したり、実施したテストのフィードバックを行う機能。受講者のモチベーションの維持・管理に効果的 | 学習傾向の分析機能があるeラーニングシステム |
教材作成 | 内製した教材をアップロードしたり、テンプレートから教材を作成できる機能。パーソナライズされた教育が可能 | おすすめのeラーニング作成ツール |
オンライン英会話 | 英会話講師とオンライン英会話が可能。リアルタイムで文法や発音のフィードバックを受けられる | おすすめのオンライン英会話サービス |
スマホ対応 | スマートフォンに最適化された画面表示が可能。いつでもどこでもスキマ時間を活用した学習が可能 | スマホ対応でおすすめのeラーニングシステム |
英語学習向けeラーニングシステムの選定ポイント
これらを踏まえて、英語学習向けのeラーニングシステムは以下の3点を基準に選定するのがおすすめです。
選定ポイント | よくある選定理由(例) |
---|---|
目的に合った講座を受講できるか | ・TOEIC対策が可能か ・オンライン英会話も受講可能か |
初期費用・月額料金の比較 | ・初期費用は無料か ・月額料金は1ユーザーごとの課金形式か |
操作性・使いやすさの比較 | ・受講・管理画面は直感的に操作できるか ・スマホ画面でも受講しやすいか |
英語学習向けのeラーニングシステムの選定に悩んでいる場合は、PRONIアイミツの無料診断をお試しください。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かります。
英語専門eラーニングシステム3選
まずは、英語学習におすすめの英語専門eラーニングシステムを紹介します。
TOP ESLオンライン英会話
出典:株式会社ジージー https://top-esl.com/
TOP ESLオンライン英会話は、海外展開する企業向けの法人・教育機関特化型eラーニングシステムです。フィリピンでトップクラスの語学学校・IDEA Edication Networkが開発・監修し、日本人留学生への指導経験を持つ講師陣が在籍しています。契約プランは、福利厚生として従業員におすすめできるプランと企業専用にプログラムをカスタマイズできるプランを選択可能です。また、出席率・教材進捗・配信などの管理者機能が充実しています。
Reallyenglish
出典:株式会社EdulinX https://www.reallyenglish.co.jp/
Reallyenglishは、オンラインでの英語学習に特化したeラーニングシステムです。これまでに1,000社以上の導入実績があり、大手企業や学校で人材育成ツールとして採用されています。目的に合わせたカリキュラムが組まれたコースを提供しているため、従業員の英語力に合わせた研修が可能です。また、受講者の管理機能も充実しており、提出課題状況や教材進捗状況を確認できます。申込後5営業日で開講可能で、急ぎの依頼にも対応可能です。
アスクオンライン for business
出典:株式会社アスク出版 https://www.ask-digital.biz/
アスクオンライン for businessは、英語教材の販売を手がけるeラーニングシステムです。主に英語力向上を目指したオンライン学習を提供しています。新人社員向けのプログラムのほか、TOEIC対策やプレゼンスキル習得など、実践的な学習コースもあります。また、日本人従業員向けのプログラムだけではなく、外国人授業員向けのプログラムもあるため、グローバルにビジネス展開する企業にもおすすめです。
ここまで、英語学習を専門的に取り扱っているeラーニングシステムを紹介しました。いずれについても語学に強い企業が展開している教育サービスのため、より質の高い英語力の習得に期待できます。教材やコンテンツの制作・選定の必要がなく、語学分野のみのeラーニング導入をお考えの方には特におすすめです。
教材制作も依頼できるeラーニングシステム3選
ここからは、英語学習におすすめで教材制作も依頼できるeラーニングシステムを紹介します。
Learning Wareは、教材制作も依頼できるeラーニングシステムです。企画段階から独自の教材制作を依頼できるため、目的に合わせた学習プログラムを作成できます。また、企業内で使用されている既存の教材や素材活用もできるため、これまでの研修を効率的にしたいというニーズにも適しています。導入後は、学習進捗状況の管理機能があるため、管理コストの削減にもつながるほか、自己学習を推進することで効率的な学習が可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
Learning Trackerは、関西ビジネスインフォメーションのラーニングチームが運営しているeラーニングシステムです。シンプルな操作性があるほか、ニーズに合わせた教材制作も依頼できるため、初めてのLMS導入にもおすすめできます。学習状況やテスト、アンケート結果の確認などの基本的な管理のほか、レポート提出の進捗確認や採点にも対応可能です。また、デザインや機能面も要望に応じて柔軟にカスタマイズできます。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- Pマーク
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- 受講者の基本情報管理機能
- 受講者のグループ管理機能
- 受講者属性の管理機能
Multiverse
出典:株式会社ネットラーニングホールディングス https://www.netlearning.co.jp/
Multiverseは、多機能で統合型のLMSを提供しているeラーニングシステムです。受講者の進捗状況や成績情報をリアルタイムで確認できるグループ管理機能があるなど、教育支援メニューも幅広く揃っています。PowerPointなどのファイルでeラーニング作成を簡単に行えるかんたんeラーニングを提供してるため、教材作成にかかるコストも削減が可能。動画を活用した配信、アンケート、課題管理など、多くの機能に対応していることが強みでしょう。
ここまで、運営元企業が教材制作依頼にも対応しているeラーニングシステムを紹介しました。3社ともeラーニングに特化した事業を展開しており、システム導入に限らず語学に関するコンテンツも取り扱っているため、英語に自信がなくても教材に関する依頼もできる点が魅力です。
【比較表】英語学習におすすめの多彩なコンテンツが揃うeラーニングシステム
ここからは英語学習におすすめの多彩なコンテンツが揃うeラーニングシステムを紹介していきたいと思います。 まずご紹介するeラーニングシステムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、eラーニングシステム選びの参考にしてください。
英語学習におすすめの多彩なコンテンツが揃うeラーニングシステム3選
ここから、英語学習におすすめの多彩なコンテンツが揃うeラーニングシステムを紹介します。
BISCUE eラーニングは、3つの契約プランから目的に合わせたシステムを選択できるeラーニングシステムです。英語学習をはじめ語学関連のコンテンツが多彩なことが特徴です。また、語学以外にもIT、営業など様々なビジネス研修が合計で22ジャンル用意。コース数は2,600コースを利用が可能です。これまでに1万社以上が利用した実績があります。すべてのプランはモバイル対応のLMSであり、管理機能やコミュニケーション機能などの機能も利用可能。利用者は幅広い選択肢の中から自分に必要なコースを選んで利用できます。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- シングルサインオン
- 中国語
- 英語
- フランス語
Schoo for Business
Schoo for Buisinessは、大人向けの生放送コミュニティとしてさまざまな学習コンテンツを提供しているSchooが、法人向けのオンライン学習サービスとして提供するeラーニングシステムです。英語学習コンテンツを含む7,500以上の教育コンテンツが組み込まれているほか、毎月新しいものが追加されています。1ユーザーあたり1,500円(税抜)の定額契約で、主に動画を用いた研修プログラムに対応していることが特徴です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- シングルサインオン
KnowledgeC@feは、さまざまな業界で活用され2160社の企業での導入実績があるeラーニングシステムです。英語学習に関する教材を含む2800以上の多様なコンテンツが実装されているため、人材育成向けに高品質な教材を活用できます。また、eラーニングを内製化するためのサポートも行っており、ブラウザ上で教材を作成できることも特徴です。研修フローの統合管理やAPI連携、権限設計など、幅広い機能を提供しています。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 中国語
- 英語
- フランス語
まとめ:eラーニングシステム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
eラーニングシステムは、運営元企業によって機能性や対応領域もさまざまな上、より効果的なシステムを導入するためには十分な情報収集が必要です。また、要望に合いそうなものをいくつかピックアップして、さらにその中からじっくりと精査していきたいという方が多いのではないでしょうか。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、eラーニングシステム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
プロが代わりに探して紹介します!