英語学習向けeラーニングおすすめ10選!無料で試せるサービスも紹介
従業員の英語力向上には、英語学習向けのeラーニングシステムがおすすめです。従業員のレベルに応じた学習コンテンツを提供し、組織全体の英語力の底上げが期待できます。しかし、eラーニングシステムは多種多様で、「どれを選べばいいかわからない」と悩んでいる方も少なくありません。
そこで本記事では、英語学習向けeラーニングシステムのおすすめ9選を比較します。実際にeラーニングを利用してTOEICスコアが上がった事例や、無料トライアルで試せるサービスも紹介しています。eラーニングで英語力強化を検討している人事担当者はぜひ参考にしてください。
- 英語学習向けeラーニングの事例・効果
- 英語学習に向かないeラーニングの特徴
- 英語学習向けeラーニングのおすすめ機能
- 英語学習向けeラーニングの選定ポイント
- 【比較表】英語学習向けeラーニング
- 英語学習向けeラーニングおすすめ10選
- まとめ:eラーニング選びで迷ったらPRONIアイミツへ

英語学習向けeラーニングの事例・効果

eラーニングシステム(LMS)とは、オンライン上で教育や研修を受講し、その学習進捗を管理できるシステムです。従来は集合研修が主流で、研修を行う場所・講師を確保して社員のスケジュールを調整する必要がありました。しかし、eラーニングはPCやスマホで受講できるため、時間や場所の制約を受けずに企業研修を実施可能です。
ここでは、実際にeラーニングでTOEICスコアが上がった事例を紹介します。ノートルダム清心女子大学 英語教育センターの高橋昌子氏の研究によると、学生78人を対象とした2021年度〜2022年度前期までのeラーニングでの英語学習調査で、TOEICの総合スコアが55.1点、リスニングスコアが48.5点、リーディングスコアは14.2点伸びていることがわかりました。
項目 | 事前スコア平均 | 事後スコア平均 | 伸び平均 |
---|---|---|---|
総合 | 385.3 | 439.7 | 55.1 |
リスニング | 221.1 | 269.1 | 48.5 |
リーディング | 164.4 | 170.9 | 14.2 |
※参照:ノートルダム清心女子大学紀要外国語・ 外国文学編 47(1),24-42頁 (単著)『e-learning を用いた TOEIC 指導の効果と課題― 記述式アンケートとインタビューからの示唆― 』 )
同調査の中で、eラーニングを順調に進められる要因は「学習範囲内の小テストがあるから」という回答が最多でした。この調査から、eラーニングによる英語力の向上にはインプットだけでなく、小テストなどアウトプット機能があるeラーニングの活用が効果的であることがわかります。
英語学習に向かないeラーニングの特徴
一方で、英語学習に向かないeラーニングには以下のような特徴があります。
モチベーションの維持管理が難しい
eラーニングは個人で自由に学習できる反面、集団研修や大学の講義のような強制力がないため英語学習に対するモチベーションの維持が難しいデメリットがあります。そこでポイントになるのは、eラーニングの学習管理システム(LMS)。学習管理システムが充実したeラーニングでは、アンケート機能やフィードバック機能で受講者とのコミュニケーションを円滑にします。受講者のモチベーションを維持・管理するために、このような機能が搭載されているeラーニングがおすすめです。
英会話力を強化しづらい
動画学習のみのeラーニングでは、英会話力を含む総合的な英語力の強化は難しいでしょう。一方でオンライン英会話もできるeラーニングなら、講師との英会話レッスンで実践的な表現や発音が学べます。さらにリアルタイムでの質問やフィードバックなど、相互のコミュニケーションも可能。英会話力を含めた総合的な英語力を強化したいならオンライン英会話と連動したeラーニングを導入しましょう。
英語学習向けeラーニングのおすすめ機能
英語学習向けのeラーニングのおすすめ機能は以下の通り。
学習管理システム(LMS)
学習管理システム(LMS)は、受講者の進捗やテスト結果、学習履歴を一元管理できるシステムです。管理者は受講状況を可視化でき、受講者ごとに適切なフォローが可能になります。学習の進行状況を把握しやすく、個別サポートがしやすいため、受講者のモチベーション維持や学習継続率の向上に役立ちます。管理の効率化にも貢献します。
教材作成
オリジナル教材をアップロードしたり、テンプレートを活用して教材を作成できる機能です。自社の目的や学習者のレベルに合わせたコンテンツ提供が可能になります。学習者に最適化された教材を提供できるため、理解度の向上や学習効果の最大化が期待できます。更新も簡単で、常に最新の内容に保てます。
関連記事:おすすめのeラーニング教材作成ツール
オンライン英会話
講師とリアルタイムで英会話ができる機能です。学んだ文法や表現をすぐに実践でき、即時のフィードバックを受けられるため、実践的な英語力が身につきます。アウトプットを通じて自分の課題が明確になるため、インプットに対する意識や目的意識も高まり、より効果的な学習サイクルが生まれます。
関連記事:おすすめのオンライン英会話サービス
スマホ対応
スマホ対応のeラーニングシステムであれば、画面レイアウトや操作性がスマホに最適化されており、ストレスなく学習できます。とくに、通勤時間やスキマ時間を使って学習できる点がおすすめです。いつでもどこでも学習できるため学習習慣が身につきやすく、忙しい社会人でも無理なく英語学習を続けられるでしょう。
英語学習向けeラーニングの選定ポイント
これらを踏まえて、英語学習向けのeラーニングは以下の3点を基準に選定するのがおすすめです。
目的に合った講座を受講できるか
eラーニングは、学習目的に合った内容を提供しているかが最も重要です。たとえば、TOEICやビジネス英語対策が可能か、オンライン英会話も含まれているかをチェックしましょう。目的に応じた講座が選ぶことで、必要なスキルを効率よく習得できます。
初期費用・月額料金の比較
コスト面の比較も欠かせません。初期費用が無料かどうか、料金体系が1ユーザー単位の月額課金かなどを確認しましょう。予算に応じて無理なく続けられるかどうかは、長期的な学習継続に直結します。
操作性・使いやすさの比較
受講画面や管理画面が直感的に操作できるか、スマホでも快適に学習できるかもポイントです。UIがシンプルで使いやすいと、日々の学習がストレスなく行え、スキマ時間も有効に活用できます。
英語学習向けeラーニングシステムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・システム選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】英語学習向けeラーニング
ここでは、英語学習向けのeラーニングを比較します。初期費用、月額料金、無料トライアル期間を比較した以下の表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル期間 |
---|---|---|---|
TOP ESLオンライン英会話 | 要問合せ | 要問合せ | あり |
Reallyenglish | 要問合せ | 要問合せ | 無料デモあり |
アスクオンライン for business | 要問合せ | 要問合せ | 体験版あり |
Multiverse® ネットラーニング | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
manebi eラーニング | 要問合せ | 要問合せ | 無料デモあり |
Learning Ware | 要問合せ | 20,000円(税抜)〜 | 2週間 |
Learning Tracker | 要問合せ | 要問合せ | 1ヶ月間 |
BISCUE eラーニング | 要問合せ | 要問合せ | 体験版あり |
Schoo for Business | 11万円(税抜) | 1,650円(税抜)/1ユーザー | 10日間 |
KnowledgeC@fe | 176,000 円 (税込) | 121円(税込)~/1ユーザー | 要問合せ |
おすすめのeラーニングでは、無料トライアル期間を用意しているサービスもあります。特に、Schoo for Businessは10日間、Learning Wareは2週間、Learning Trackerは1ヶ月と十分な無料トライアル期間が用意されているため、事前にeラーニング受講のしやすさや管理画面の操作性を確認できます。積極的に利用して、本格導入後のミスマッチを防ぎましょう。
英語学習向けeラーニングおすすめ10選
ここでは、英語学習におすすめの英語専門eラーニングを紹介します。無料トライアルや無料デモで事前に試せるeラーニングもあるのでぜひ参考にしてください。

TOP ESLオンライン英会話
TOP ESLオンライン英会話は、海外展開する企業向けの法人・教育機関特化型の英語学習向けeラーニングです。フィリピンでトップクラスの語学学校・IDEA Edication Networkが開発・監修し、日本人留学生への指導経験を持つ講師陣が在籍しています。契約プランは、福利厚生として従業員におすすめできるプランと企業専用にプログラムをカスタマイズできるプランを選択可能です。また、出席率・教材進捗・配信などの管理者機能が充実しています。

Reallyenglish
Reallyenglish(リアリーイングリッシュ)は、オンラインでの英語学習に特化したeラーニングです。これまでに1,000社以上の導入実績があり、大手企業や学校で人材育成ツールとして採用されています。それぞれの英語学習の目的に合わせたカリキュラムが組まれたコースを提供しているため、従業員の英語力に合わせた研修が可能です。また、受講者の管理機能も充実しており、提出課題状況や教材進捗状況を確認できます。
アスクオンライン for business
アスクオンライン for businessは、英語教材の販売を手がけるeラーニングシステムです。主に英語力向上を目指したオンライン学習を提供しています。新人社員向けのプログラムのほか、TOEIC対策やプレゼンスキル習得など、実践的な学習コースもあります。また、日本人従業員向けのプログラムだけではなく、外国人授業員向けのプログラムもあるため、グローバルにビジネス展開する企業にもおすすめです。

Multiverse® ネットラーニング
Multiverse(マルチバース)は、英語学習にも対応したeラーニングです。受講者の進捗状況や成績情報をリアルタイムで確認できるグループ管理機能があるなど、教育支援メニューも幅広く揃っています。PowerPointなどのファイルでeラーニング作成を簡単に行えるかんたんeラーニングを提供してるため、教材作成にかかるコストも削減が可能。動画を活用した配信、アンケート、課題管理など、多くの機能への対応がおすすめポイントです。
ここまで、運営元企業が教材制作依頼にも対応しているeラーニングシステムを紹介しました。3社ともeラーニングに特化した事業を展開しており、システム導入に限らず語学に関するコンテンツも取り扱っているため、英語に自信がなくても教材に関する依頼もできる点が魅力です。
主な機能

manebi eラーニング
manebi eラーニング(旧:playse.ラーニング)は、株式会社manebiが提供する英語学習にも対応したeラーニングシステムです。
他社と比較したおすすめポイントは、教材数が多いこと。manebi eラーニングでは6,600以上のレッスンが見放題で、階層別研修、職種別研修、コンプライアンス研修、ハラスメント研修、情報セキュリティ研修、IPO研修など、幅広い企業研修に活用することができます。
また、自社専用のオリジナル教材・カリキュラムを作成することも可能。専任サポーターによる教育カリキュラムの選定サポートもあるため、初めてeラーニングシステムを導入する企業も安心です。
主な機能

Learning Ware
Learning Wareは、英語学習にも対応したeラーニングです。他社と比較したおすすめポイントは、教材制作を依頼できる点。企画段階から独自の教材制作を依頼できるため、目的に合わせた学習プログラムを作成できます。また、企業内で使用されている既存の教材や素材活用もできるため、これまでの研修を効率的にしたいというニーズにも適しています。導入後は、学習進捗状況の管理機能があるため、管理コストの削減にもつながるほか、自己学習を推進することで効率的な学習が可能です。
主な機能

Learning Tracker
Learning Trackerは、英語学習にも対応したeラーニングです。シンプルな操作性があるほか、ニーズに合わせた教材制作も依頼できるため、初めてのLMS導入にもおすすめできます。学習状況やテスト、アンケート結果の確認などの基本的な管理のほか、レポート提出の進捗確認や採点にも対応可能です。また、デザインや機能面も要望に応じて柔軟にカスタマイズできます。
主な機能

BISCUE eラーニング
BISCUE eラーニングは、3つの契約プランから目的に合わせたシステムを選択できるeラーニングです。英語学習をはじめ語学関連のコンテンツが多彩なことが特徴です。また、語学以外にもIT、営業など様々なビジネス研修が合計で22ジャンル用意。コース数は2,600コースを利用が可能です。これまでに1万社以上が利用した実績があります。すべてのプランはモバイル対応のLMSであり、管理機能やコミュニケーション機能などの機能も利用可能。利用者は幅広い選択肢の中から自分に必要なコースを選んで利用できます。
主な機能

Schoo for Business
Schoo for Businessは、大人向けの生放送コミュニティとしてさまざまな学習コンテンツを提供しているSchooが、法人向けのオンライン学習サービスとして提供するeラーニングです。英語学習コンテンツを含む8,500以上の教育コンテンツが組み込まれているほか、毎月新しいものが追加されています。1ユーザーあたり1,650円(税抜)の定額契約で、主に動画を用いた研修プログラムに対応していることが特徴です。
主な機能

KnowledgeC@fe
KnowledgeC@feは、さまざまな業界で活用され2160社の企業での導入実績があるeラーニングです。英語学習に関する教材を含む2800以上の多様なコンテンツが実装されているため、人材育成向けに高品質な教材を活用できます。また、eラーニングを内製化するためのサポートも行っており、ブラウザ上で教材を作成できることも特徴です。研修フローの統合管理やAPI連携、権限設計など、幅広い機能を提供しています。
主な機能
以上、英語学習向けのeラーニングを詳しく紹介しました。英語学習向け以外にも、社会人向けのeラーニングアなど幅広く知りたい方は、以下の記事もおすすめです。2025年最新のeラーニングも紹介していますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
まとめ:eラーニング選びで迷ったらPRONIアイミツへ
英語学習向けのeラーニングは、TOEICテストやオンライン英会話など自社のニーズに合った研修が受けられるか、学習管理システム(LMS)で学習者の成績やモチベーションを十分に管理できるかがポイントです。
しかし、eラーニングは運営元企業によって機能性や対応領域もさまざま。より効果的なeラーニングを導入するためには十分な情報収集が必要です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件でeラーニングを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、eラーニング選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
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