【2024年最新】MicroStrategy 2020(マイクロストラテジー)の評判と実態
BIツール「MicroStrategy 2020」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや料金プラン、「MicroStrategy 2020」の導入実績や効果も網羅。この記事だけで、「MicroStrategy 2020」のすべてが分かります。
- <総評>MicroStrategy 2020は多様なデータソースを活用できるBIツールサービス
- MicroStrategy 2020の6つのメリット
- 徹底調査で分かったMicroStrategy 2020を使うべき人・会社
- MicroStrategy 2020の料金プラン
- MicroStrategy 2020の導入実績・効果
- まずはMicroStrategy 2020の見積もりを
- まとめ
「MicroStrategy 2020」は30年以上ビジネス向けソフトウェアを開発しているマイクロストラテジーより、さまざまな機能面を網羅して作られたBIツールです。中でもモバイル端末での操作に長けており、スマホ専用インターフェイスやネイティブアプリも提供されているなど、場所を問わず利用できると言えるでしょう。
今回は、MicroStrategy 2020とはどのようなサービスか、メリットや導入事例・効果をご紹介します。MicroStrategy 2020を使うべき人・会社についても触れていますので、あわせてご参考ください。
<総評>MicroStrategy 2020は多様なデータソースを活用できるBIツールサービス
出典MicroStrategy 2020 https://www3.microstrategy.com/jp/product
MicroStrategy 2020は高度にカスタマイズ化されており、データのシミュレーションやダッシュボード化まで豊富な機能が網羅されているBIツールです。データ集計や可視化はもちろんのこと、ビッグデータによる機械学習をもとに未来の予測分析シミュレーションもできます。
AmazonやGoogle、Salesforceなど90種類近くのデータソースとも連携しているため、「あらゆるリソースへシームレスに接続したい」という方にもおすすめのBIツールだと言えるでしょう。
BIツールの導入を検討中の方は、まずは無料の見積もりから始めてみてはいかがでしょうか。PRONIアイミツでは特に人気のBIツールの一括見積もりも可能なので、BIツール選びでお困りの方はお気軽にご利用ください。
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MicroStrategy 2020の6つのメリット
紹介したような特徴がある「MicroStrategy 2020」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
GUIによるわかりやすい操作性とインターフェイス
MicroStrategy 2020のダッシュボードは、Windowsでおなじみのグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)を導入しています。データをドラッグ&ドロップで出力したり、マウスだけでデータの抽出条件を変えたりすることが可能です。
新しいシステムを導入する際にネックになりがちな「操作性をいまいち掴めず、仕組みに苦手意識を持つユーザーが現れる」といった問題も解消しやすいと言えます。
表現力の高いビジュアライゼーション
ほかのBIツールに比べると、MicroStrategy 2020はビジュアライゼーションをカスタマイズできるチャートが多くなっています。デフォルトで用意されているチャートに加えて、Visualization Builderを利用することで、JavaScriptを使ったD3によるビジュアライズが可能です。
一定のIT知識は必要になるものの、活用するうえで好みのデザインを導入できると言えるでしょう。
MicroStrateg単体で幅広い機能をカバー
MicroStrategy 2020はBIツールとしてダッシュボード機能やビジュアライゼーション、データの分析から未来予測まで幅広く対応しています。しきい値を超えたときのアラート機能や配信設定、Microsoft Officeとも連携しているなど、MicroStrategy 2020単体で幅広いBI機能に対応している特長を持ちます。
また、基盤とコーディングは統一されたアーキテクチャにより作られているのも大きなメリットだと言えるでしょう。
スマホなどモバイル端末で活用しやすい
MicroStrategy 2020は、モバイル端末での運用にも強いBIツールです。専用のモバイルアプリでは高速パフォーマンスをモットーにしており、秒単位以下での応答時間を実現しています。モバイルでのトランザクションも可能で、受注や商談データの記入、写真のアップロードといったデータ入力ができます。
さらに、モバイルツール用のカスタム開発環境も整っており、コストを抑えつつ自社内向けアプリの機能面を拡張することもできるでしょう。
統計解析もできるセルフBIサービスは現状無料
MicroStrategy Desktopを使ったセルフBIサービス機能のみであれば、無料で利用ができます。データの登録や加工、ビジュアリゼーションやデータの分析までできるうえ、R統合パックを使ってR言語との連携も可能です。
有料版のMicroStrategy 2020を導入する前にどのようなBIツールか感覚を掴むことができるでしょう。
約90種類のデータソースにも対応
MicroStrategy 2020は90種類近くのデータソースに対応しており、Tableau、Power BI、Qlikなどさまざまなサービスとシームレスに接続できます。50を超える幅広いビッグデータと接続可能で、ClouderaやApache Spark、IBM BigInsightなどさまざまなデータソースを利用することが可能です。
自然言語処理にも対応しており、各データソースとあわせて音声技術やチャットボットとも統合できます。
徹底調査で分かったMicroStrategy 2020を使うべき人・会社
紹介したメリットを踏まえ、「MicroStrategy 2020」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
ひとまずBIツールを試してみたい企業
MicroStrategy 2020は「ひとまずBIツールとはどのようなものか導入テストをしたい」という企業におすすめです。MicroStrategy Desktopを使ったセルフBIサービス機能であれば無料で利用できるため、BIツールの使用感がどのようなものか把握ができます。
また、ほかのセルフBIサービスとは違いMicroStrategy 2020は単一メタデータや基盤に統一されたアーキテクチャが用いられています。データの抽出条件や計算ロジックを部品化することで、各条件付を一元管理し、データガバナンスとセキュリティを担保しつつアナリティクスの品質を高めることが可能です。
自社規模にあわせてBIツールを取り入れたい企業
MicroStrategy 2020はさまざまなデータソースやビッグデータに対応しているうえに、分析対象となるデータ量に制限が設けられていません。数十人程度の小規模から数十万人の大規模企業まで、あらゆる規模のデータ解析・通信に対応することが可能になっています。
また、MicroStrategy 2020に物足りない面があれば、MicroStrategy Analytics Platformなどを使って必要に応じた機能拡張も可能です。大規模データの取り扱いが必要になれば有料版MicroStrategを利用するなど、企業規模に応じてBIツールに掛かるコストや利用範囲を変更できると言えるでしょう。
現場でもBIツールを浸透させたい企業
BIツールでの自己分析といえば、今までは経営層のみがデータチェックをしていたという企業も多くなっていました。しかし、MicroStrategy 2020は各データをビジュアライズすることで可視化し、現場の各担当者レベルでのデータ分析が可能です。さらに、画像認識を使用することで、現場で行なう製品データのスキャンや在庫管理などのデータもダッシュボード上で一元管理することもできます。
現場で個別にデータを登録する作業を取り除き、見るべきポイントを簡単に可視化することで、次第に利用者が「考える仕事」へシフトしていくことができるでしょう。
MicroStrategy 2020の料金プラン
BIツールのなかでも多機能さを誇るMicroStrategy 2020ですが、料金プランは公開されておらず、要問い合わせとなっています。
MicroStrategy DesktopによるセルフBIサービスなら無料で利用できるため、ひとまずテストしてみるのもポイントです。また、エンタープライズ版の「MicroStrategy Analytics Platform」であれば、30日の無料試用期間にて導入ができます。インタラクティブな製品デモ版のため、テスト期間中も無料のメールサポートを利用可能です。
参照ガイドやマニュアル、製品ドキュメントなどMicroStrategyプラットフォームの完全版が無料使用できることから、「導入コスト」「導入でトラブルはないか」「システムをうまく活用できるか」といった点を有償版の導入前に確認できると言えるでしょう。
MicroStrategy 2020の導入実績・効果
ここからは実際に「MicroStrategy 2020」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
住友商事株式会社
世界各地でグローバルに事業展開をしている住友商事は、経営情報システムのエリアにMicroStrategy 2020を導入しています。こちらの導入事例ページによると、2001年にリリースされた初代の経営情報システムは、会計基準の変更や経営者が着目するポイントの変化といった時代の流れにより、理想的な経営情報システムから少し遠のいてしまいました。そこで、経営者が経営判断を必要な情報をタイムリーに見せるためにMicroStrategy 2020を導入したそうです。
ダッシュボードの機能にあるグラフィカルインターフェイスにより、「さまざまな経営情報をひと目で見せられるようになった」と語るのはIT推進部の山田 明義氏。産業別や商品別だけでなく、どの地域で、どういったビジネス活動になっているか、ポートフォリオ・マネジメントとして非常に画期的で大きな効果があったとも述べています。
また、作業の品質向上を目的として行われていたダブルチェックも不要になりました。BIツールを使ってデータの収集や分析を行なうことで、結果として業務の品質も向上。今後は社内外のデータを取り込み、活用することで、「MicroStrategyを使ったデジタルによるビジネスの変革を推し進めていきたい」とのことです。
ライオン株式会社
薬品・化学製品、油脂関連製品などを扱っているライオンでは、新旧のシステムが混在しているといった問題を抱えていました。こちらの導入事例ページによると、コスト低減を求めてスリム化を進めた際にも、「各データを一度Excelへ出力して編集して…」という手間が掛かっていました。また、加工し終わったデータを分析するために何度も画面を行き来することで、データ分析に掛かる作業時間がネックになっていたのです。
そこで、機能とコストに抜きん出ていたMicroStrategy 2020を導入したと言います。「表の頭と横を固定してスクロールできる機能を、いとも簡単に実現できるのが魅力」と語るのは統合システム部の阪間 勇一氏。MicroStrategyのサポートを受けつつ環境を構築した結果、使いやすい満足の行く環境が実現したそうです。
また、データの収集・集約や可視化といった作業をBIツールに任せられることで、ユーザーが「考える仕事」にシフトできたことも非常に大きなメリットに繋がりました。MicroStrategy 2020は各情報を一括で可視化できるため、「今後は海外も含めた経営情報やサプライチェーン関連を一気通貫に表現することを目標にしている」とのことです。
まずはMicroStrategy 2020の見積もりを
ここまで、MicroStrategy 2020のメリットや活用方法、実際MicroStrategy 2020を導入した企業が感じた効果についてご紹介しました。直感的に操作できるダッシュボード画面など、操作性に優れていると言えるでしょう。
とはいえ、企業によってBIツールを活用したい方面が異なるかもしれません。自社の運用方法にマッチしたBIツールを探したいという場合は、PRONIアイミツで見積もりをして各ツールのポイントを判断してみてはいかがでしょうか。
まとめ
多くのデータソースに対応しているMicroStrategy 2020は、ビッグデータやさまざまなデータソースのデータ分析をしたい方におすすめです。90種近くのデータソースや50近くのビッグデータ統合にも対応しています。Excelから個別にデータを取り出して分析する時間や、データを集約する手間をかけることなく、必要なデータを必要な分だけチェックできます。
また、ダッシュボード画面はグラフィカルインターフェイスで操作可能のため、PC操作が苦手な社員も直感的に操作することができるでしょう。PRONIアイミツでは、MicroStrategy 2020を含む人気のBIツールの一括見積もりも可能です。BIツール選びでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。