【2024年最新】Dr.Sum(ドクターサム)の評判と実態
BIツール「Dr.Sum」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや料金プラン、「Dr.Sum」の導入実績や効果も網羅。この記事だけで、「Dr.Sum」のすべてが分かります。
- <総評>Dr.Sumはパフォーマンス向上に特化したサービス
- Dr.Sumの7つのメリット
- 徹底調査で分かったDr.Sumを使うべき人・会社
- Dr.Sumの料金プラン
- Dr.Sumの導入実績・効果
- まずはDr.Sumの見積もりを
- まとめ
データの集積と分析を行い、企業経営へ活かすデータドリブンの手法は、BIツールなどの登場により、身近な手段へと変化しつつあります。今回はBIツールである「Dr.Sum」の評判や機能性に注目し、どのような導入効果が期待できるのかについてご紹介します。
データドリブン経営において重要なのは、データを効率よく収集、そして統合し、目的に合わせた分析を進め、アクションへ移行できるかどうかです。Dr.Sumはどんなメリットを持つのかを知り、自社の経営へと活用しましょう。
<総評>Dr.Sumはパフォーマンス向上に特化したサービス
出典Dr.Sum https://www.wingarc.com/product/dr_sum/index.html
まずは、Dr.Sumの全体的な特徴を見ておきましょう。このBIツールは、データドリブンには欠かせない集計作業の業務効率を格段に向上させてくれる可能性を秘めています。データの高速処理に定評があるだけでなく、わかりやすいインターフェイスでマニュアル操作の効率改善にも役立ちます。
基本的にはオンプレミスでの導入となっているため、少人数よりも大規模にBIツール導入を進めていきたい場合に活躍するサービスとなっています。
Dr.Sumの7つのメリット
紹介したような特徴がある「Dr.Sum」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
エンジン機能の強化で超高速処理を実現
Dr.Sumがまず強みとしているのは、エンジン機能の強化によって、超高速でのデータ処理環境を実現している点です。BIツールは大量のデータを読み込み、分析に回す役割を果たすため、高速処理は重要な機能です。
Dr.Sumではインメモリエンジンの活用で、10億件のデータを1秒台で集計し、数百億件の大容量データに対応するデータベースエンジンも備えています。IoTやAIの活用を本格的に進めたい企業にとっては、魅力的な機能です。
全社利用可能なBIツール
Dr.SumはオンプレミスのBIツールであるため、小規模での導入には適していないというデメリットがあります。しかし膨大なデータ処理能力を抱えているだけあり、規模の大きな組織となると、さらにそのポテンシャルを発揮できます。
全国の拠点からDr.Sumを利用し、いつでも誰でもデータ活用ができる環境を整えるには、最適なBIツールです。基幹システムからデスクトップ上のファイル、そしてIoTデバイスまで、あらゆる部署のデータを統合的に管理できます。
Excel活用ができるなど、専門知識不要の環境構築
BIツールは新しいテクノロジーをフル活用してデータドリブンを実現するためのサービスですが、一方で導入にあたり、新たにスキルを身につけなければならないのではという懸念もあります。Dr.Sumはこれまでのデータ処理同様、Excelなどの慣れ親しんだ形式のデータを扱えるので、誰でも簡単に操作ができます。
ダッシュボードなどのインターフェイスも直感的でわかりやすいデザインを採用し、扱いやすい製品に仕上がっています。
MotionBoardとの連携に期待
Dr.Sumは単体でも強力な効果を体験できますが、併せて導入すればさらなる成果につながるのが、兄弟製品であるMotionBoardです。
MotionBoardは、さまざまなデータソースと直接接続し、データの可視化と一元管理を容易にしてくれるサービスです。リアルタイムでデータの集積が可能で、Dr.Sumとの連携によりさらなる高速集計と分析への応用を実現できます。
自由なデータ活用が可能
Dr.Sumの強みは、データ活用の自由度にも見られます。例えばExcelデータをインプットするだけでなく、Excel形式でデータの分析を進めていくことが可能です。
さらにMortionBoardと組み合わせて運用することにより、データのグラフ化が簡単に行え、PC以外のデバイスからデータを閲覧することもできるようになります。スマホやタブレットなどを使い、外出先でもデータドリブンの意思決定が可能になるでしょう。
ユーザー数に依存しない利用料金
BIツールの強みを最大限に活かすためには、できるだけ多くのユーザーがデータへのアクセスと活用を積極的に行える環境を整えることが必要です。BIツールによっては一つのプランごとに利用可能なユーザー数が決まっており、幅広い活用のためには費用負担が発生する場合もあります。
一方、Dr.Sumは部門、役職などを問わずに全社員が自由にデータを活用できるサービスです。ユーザー数の大小で運用コストが変動することはないため、主体的なデータドリブン環境を実現できます。
クラウド対応バージョンも存在
Dr.Sumのメインサービスはオンプレミス型ですが、最近になってクラウドバージョンのサービスも登場しました。「Dr.Sum Cloud」と名付けられたこちらのサービスでは、基本機能はそのままに、利用目的や規模に合わせて3つのタイプから選ぶことができます。
クラウド版のMotionBoardとの連携機能も備えており、クラウドストレージへのデータ集積ができるようになります。サーバー管理などのコストも削減され、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
徹底調査で分かったDr.Sumを使うべき人・会社
紹介したメリットを踏まえ、「Dr.Sum」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
ビッグデータ活用を考えている人
まずDr.Sumの強みは、超高速処理機能を備えているため効率的なデータ活用が実現できることです。これからビッグデータ活用を始めたいが、ビッグデータを処理するノウハウがないという場合でも、Dr.Sumのパワフルなエンジンで高水準な作業効率を維持できるでしょう。
また、ビッグデータの運用には、全国のIoTセンサーや拠点で収集したデータを一括して扱えるような環境を整える必要があります。全社活用を推奨しているDr.Sumであれば、運用スケールを気にすることなく、データをフル活用できるでしょう。データの変化を見逃さないリアルタイム性にも優れ、有効性の高い意思決定も可能です。
組織的な運用を検討している会社
Dr.Sumのユーザー数に依存しない料金体系は、大人数での利用に最適な仕様です。BIツールの運用を始めるにあたっては、組織全体で一括データ管理ができるよう整備を始める必要があります。BIツールのユーザー数制限を気にして、少ない人数のチームに全社データを扱わせるというのは、いくらDr.Sumが優秀でも人的負担の大きい作業です。
しかしDr.Sumでは、部門ごとに担当ユーザーを配置し、効率よくデータをインプットする体制を整えることができるので、組織力で負担の軽減に努めることも可能でしょう。オンプレミス型のBIツールということもあり、Dr.Sumの利用に適しているのはある程度人数の多い会社でるとも言えます。
BIツール運用の環境整備が進んでいない会社
Dr.Sumはビジネス戦略の基礎となるデータ基盤ソリューションということですが、導入ハードルが低い点も魅力の一つです。BIツールの導入は費用の問題もさることながら、新しい業務フローを定着させるためのコストを嫌って見送られるケースも考えられます。
しかしDr.Sumは、Excelの活用など従来の業務フローをそのまま新しいシステムに組み込むことができるだけでなく、見やすく作られたインターフェイスのように、初めてのシステムでも直感的に操作しやすいのが特徴です。導入実績も6,400社を超えていることが、BIツール運用のノウハウがなく不安という会社でも、気軽に利用してもらうことができるでしょう。
Dr.Sumの料金プラン
オンプレミス型のDr.Sumですが、詳しい利用料金については導入要件に応じて異なってくるため、打ち合わせを重ねて見積もりを作成してもらう必要があります。
ただ、Dr.Sum Cloudについては、3つのタイプごとに価格が決まっています。まず、初期費用についてはいずれのプランでも一律の50万円となっています。そして月額料金ですが、最も安価なSmallプランでは25万円、中堅プランのMediumで50万円、Largeプランは200万からのスタートで、カスタマイズ次第の価格となっています。いずれも税別料金です。
Dr.Sumの導入実績・効果
ここからは実際に「Dr.Sum」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
三井住友海上火災保険株式会社
こちらの導入事例ページによると、三井住友海上では、これまでもデータ活用やデータの可視化への関心は非常に高かったものの、運用可能なダッシュボード構築は難易度の高いチャレンジでもありました。導入にあたって解決を目指したのが、各代理店に対して自店と他店の業績を比較し、顧客分析なども行えるようなシステムの開発です。この場合、店舗ごとにそれぞれで異なるニーズに応えられるシステムを構築しなければならず、それでいて三井住友海上自体にも有益である必要があるという、困難の伴うものでした。
そこでDr.Sumの導入にあたり、ソリューションとして代理店向けシステムの、経営者および管理者向け機能として、ダッシュボードを提供する方法が採用されました。
その結果、アジャイル開発の手法に則り、各店舗の業務ニーズに合わせたダッシュボードを短期間で開発することに成功しただけでなく、進捗管理機能も従来の手法と比べて低コストで導入することが実現しました。利便性に優れた多くの機能をダッシュボードで一元化することで、コストパフォーマンスと機能性の両立を実現したというわけです。
必要に応じて機能の拡張や削減も行える柔軟性の高さも、このシステムの優れたメリットです。
大丸株式会社
以前からデータ活用は行われてきたものの、効果的な活用が思ったように進まず、運用に難航していたのが大丸です。こちらの導入事例ページによると、データ検索やクロス集計画面を作る際には、その度にSQL文を記述し、さらにその結果をweb画面に表示するHTMLやJavaスクリプトを定義する必要があったのです。自由度は低く、抽出するデータによって、レスポンスにも差が生まれていたため、安定したパフォーマンスを発揮するには程遠い環境でした。
そこでDr.Sumの運用によって、自由度の高いデータ検索やクロス集計の画面を、ノンプログラミングで開発できるよう整備しました。またユーザーフリーで全社的なデータ運用環境を整えることで、より幅広い活用ができるシステムへと生まれ変わっていったのです。
結果として、大丸はデータ検索やクロス集計画面の開発生産性を、従来の10倍以上に向上させることに成功しました。これまでのプロセスがあまりにも時間がかかりすぎる方法であったことも劇的な変化を遂げた要因ですが、誰でもデータ運用ができるオープンな環境を実現したことも、生産性向上の要因です。1~2時間かかっていた作業が、わずか数分で完了するようになったのは、劇的な変化と言えます。
まずはDr.Sumの見積もりを
このようにDr.Sumは、導入企業の課題や必要なソリューションに合わせて柔軟にシステムを構築し、確実な効果を期待できる製品です。製品のポテンシャルを最大限発揮するためには、自社が抱える問題に対して、Dr.Sumをどう使えば良いか検討するところから始めなければなりません。
導入要件に応じて、Dr.Sumの導入費用も変化します。コストパフォーマンスと機能性の両立を進めていくためにも、まずは見積もりを立てて見るところから始めるのが良いでしょう。
まとめ
ここまで、Dr.Sumの具体的な機能やメリット、そして導入事例からDr.Sumがどのように活躍してくれるのかについて、詳しく見てきました。
クラウドバージョンの製品がリリースされていることもあり、比較的柔軟な運用方法も実現できます。Dr.Sumはいずれの導入企業でも確かな導入効果を発揮しており、非常に期待ができる製品です。見積もりを進めながら、自社のニーズにあった運用方法を検討していきましょう。
一括資料請求や機能比較、料金の相見積もりも無料で行うことができますので、BIシステムの導入を検討している方はぜひお気軽にお問い合わせください。