人気の会計ソフトはどれ?業界シェアを徹底解説【2024年最新】
この記事では、人気の会計ソフトについて徹底解説しています。個人事業主や法人、会計事務所別の業界シェアについてまとめました。また、導入する際の注意点についても説明しています。会計ソフトの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- クラウド会計ソフトの人気が年々上昇中
- 【個人事業主版】会計ソフトのシェア
- 【法人版】会計ソフトのシェア
- 【会計事務所版】会計ソフトのシェア
- 個人事業主におすすめの会計ソフト3選
- 法人(中小企業)におすすめな会計ソフト3選
- 会計ソフトを導入する際の注意点
- まとめ:会計ソフト選びで迷ったらアイミツへ
クラウド会計ソフトの人気が年々上昇中
現在、「クラウド型」会計ソフトの人気が年々上昇しています。2021年4月にMM総研が行った調査(※)によると、とくに個人事業主の間ではクラウド型ソフトの利用比率が増加しているようです。2020年4月の調査では21.3%だった利用率が、2021年4月の調査では26.3%に増えています。
行政手続きのデジタル化が進み、ますます定着率が上がっていくと予想されるクラウド型会計ソフト。以下では、利用者のタイプ別に会計ソフトのシェアについてまとめました。
※参考:「個人事業主のクラウド利用率は26%、前年からの伸びは過去最高 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研」(2021.11.18)
【個人事業主版】会計ソフトのシェア
2021年にMM総研が行った調査(※)によると、個人事業主が利用している会計ソフトのシェアはPCインストール型が61.1%、クラウド型会計ソフトが26.3%となっています。クラウド型の会計ソフトは、会計ソフトのなかでも後発で新しいものが多く、PCインストール型の利用者がいまだに半数以上を占めている状態です。
しかし、先ほどもお伝えした通り、クラウド型会計ソフトの利用者は1年で5%も増加しています。この増加率には行政手続きのデジタル化も後押ししており、今後も上昇していく見込みです。とくに、個人事業主として事業をはじめる方の多くは、導入時に支払うイニシャルコストが抑えられるクラウド型会計ソフトの導入を検討しているのではないでしょうか。
実際に利用されているクラウド会計ソフトのなかでも、トップシェアを誇るのは「弥生会計 オンライン」。次に「freee」「マネーフォワード」と続きます。
※参考:「個人事業主のクラウド利用率は26%、前年からの伸びは過去最高 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研」(2021.11.18)
【法人版】会計ソフトのシェア
続いて、法人が利用している会計ソフトのシェア率についてお伝えします。MM総研が行った調査(※)では、会計ソフトを利用している法人のうち、インストール型(パッケージ型)が85.5%、クラウド型が14.5%という結果でした。この調査は2017年8月に行われているため、近年におけるクラウドサービスの躍進を考えると、現在ではクラウド型のシェアが増加していると予想できます。
実際に利用しているクラウド会計ソフトの導入シェアは「freee」が32.3%で首位。続いてマネーフォワード提供の「MFクラウド会計」(19.2%)と「弥生会計オンライン」(15.4%)が続きます。
また、クラウド型会計ソフトを導入する理由としては、人件費・ソフトウェアにかかる費用などのコスト削減がもっとも大きな目的。ほかには、「情報を集約管理するため」「セキュリティの向上」「ペーパレス化」といったニーズも見られます。
※参考:「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研 」(2021.11.18)
【会計事務所版】会計ソフトのシェア
最後に、経理・会計業務を専門とする会計事務所が利用している会計ソフトのシェアについて見ていきお伝えしていきましょう。
実務経営サービスが2017年5月に実施したアンケート調査によると、実際に利用しているクラウド会計ソフトの導入シェアはマネーフォワード提供の「MFクラウド会計・確定申告」が1位。2位は「freee」で、3位が「弥生会計オンライン」という結果でした。
会計事務所では、顧問先と同じ会計ソフトを揃えるケースが多いようです。連携を図ることによって、スムーズで正確な会計管理を実現するためでしょう。そのため、顧問先に導入済み・導入予定のクラウド会計ソフトも同様に、1位「MFクラウド会計・確定申告」、2位「freee」、3位「弥生会計オンライン」という結果となっています。
参考:『実務経営サービス実施アンケート調査結果』,https://www.jkeiei.co.jp/sp_report.html(2021.11.18)
以上、会計ソフトのシェアを詳しく解説しました。人気度は重要な指標の1つですが、実際に導入する会計ソフトを選ぶ際には料金・機能も重要です。しかし、数ある会計ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
個人事業主におすすめの会計ソフト3選
ここからは、個人事業主におすすめの会計ソフト3選を紹介していきます。どのソフトにしようかお悩みの方は参考になさってください。
弥生会計オンライン
-
料金
年27,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
やよいの青色申告 オンラインは、確定申告資料を簡単に作りたい個人事業主の方におすすめな会計ソフトです。簿記の知識がなくとも気軽に操作できるのがうれしいポイントで、記帳作業やレポート作成などを全て自動化。青色申告の書類もデータを元にスムーズに作成することができます。業界トップクラスの規模を誇るカスタマーセンターが用意されているので、操作でわからない点があればすぐに相談できる点も魅力でしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
クラウド会計ソフト freee会計は、個人事業主から中規模ほどの法人まで幅広く対応した会計ソフトです。ビジネスに使用している銀行の口座やクレジットカード、ICカードなどを紐付ければ自動でデータ取得が可能で、データをもとに記帳作業を自動化。日々の経理作業をスムーズに終えられるだけでなく、確定申告書類の作成も簡単です。クラウド会計ソフトでトップクラスのシェアを誇る点も信頼できるでしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワード クラウド会計では、インターネットバンキングやクレジットカード、ショッピングサイト、ICカードなどといったさまざまな外部サービスと連携し、明細の取得・仕訳入力を自動化可能。会計ソフトとして活用できるだけでなく、確定申告書類も自動で作成できるので、青色申告や白色申告を簡単に行いたい個人事業主の方にはうってつけでしょう。
自営業や個人事業主向けのパーソナルプランは、年額1万1,760円とリーズナブルなのもポイントです。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
以上、個人事業主におすすめの会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
法人(中小企業)におすすめな会計ソフト3選
ここからは、中小企業などの法人におすすめな会計ソフト3選を紹介していきます。
法人向けの機能をお求めの場合は参考にしてください。
-
料金
年60,000円~/ライセンス -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
勘定奉行クラウドは、振替伝票や帳簿の入力などの日次業務をはじめ、予算管理や経営状況の把握などといった月次業務、決算書の作成などの年次業務まで幅広く効率化を叶えるサービスです。クラウド上で利用できるのでPCだけでなくスマートフォンからも気軽に利用できるほか、支払い処理のデジタル化も可能に。AI-OCRオプションを追加することによって、仕訳を自動化できるのも大きなメリットでしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
FXクラウドは、日本トップクラスの規模を誇る職業会計人集団・TKC全国会の税理士や会計士によって提供されている会計ソフトです。日々の会計業務をスムーズにするだけでなく、経営力や資金調達力の底上げをサポートしてくれるのが大きな特徴。部門別の業績管理機能や取引先の業績管理機能、TKC会員の会計事務所や税理士事務所による毎月の巡回調査など、他の会計ソフトにはなかなか見られないサービスが用意されています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
ツカエル会計オンライン
ツカエル会計オンラインは、WIndows・Mac問わずインストール不要で利用できる法人向けの会計ソフトです。クラウド上で利用できるためテレワークでも問題なく導入できるほか、銀行口座やクレジットカードなどと連携して情報取得・仕訳の自動化、複数人による共同編集など便利な機能を多数搭載。決算書の作成も簡単に行うことができます。「ツカエル見積・請求書オンライン」などと連携して用いればよりスムーズに会計作業を進められるでしょう。
以上、法人(中小企業)におすすめの会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
会計ソフトを導入する際の注意点
非常に便利な会計ソフトですが、種類が多いこともあり、導入を迷う方も多いでしょう。以下からは、会計ソフトを導入する際の注意点をお伝えします。
企業規模に合わせてシステムを選ぶ
まず、ソフトは自社の規模(企業規模)に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、「クラウド会計ソフト freee会計」は個人事業主から中規模の法人に対応したクラウド型会計ソフト。事業規模によって、会計ソフトに必要な機能も変わります。そのため、自社の規模や必要な機能に合わせて選定を進めていくことが重要です。
また、規模が大きい企業の場合は、会計ソフトではなくERP(統合基幹業務システム)の導入を検討してもよいでしょう。ERPは、会計業務から人事業務、生産業務、物流業務、販売業務まで含む基幹となる業務を統合管理できるシステムです。
使いやすさを確かめてから導入する
次に、会計ソフトの使いやすさを実際に確かめてから導入するのも大切なポイント。せっかく導入しても、「自社の業務形態に合っていない」と感じるようでは無駄なコストとなってしまうでしょう。
あらかじめホームページや資料で操作を確認しておくほか、多くの会計ソフトで用意されている無料トライアル期間を積極的に利用し、実際に使用してみることをお勧めします。
使い勝手というものは、業種・業態や利用する担当者によって感じ方が違うものです。よいサービスだからと言って、自社に合うとは限らないため、しっかり事前に確認しておくことが重要です。
セキュリティ面で安心できるか確認する
もちろん、セキュリティ面で安心できるソフトなのかどうかを確認することも大事。会計情報は企業の重要な機密情報です。使用する会計ソフトのセキュリティについてしっかり確認しておかなければ、取り返しのつかないトラブルにつながる可能性があります。
最低限でも、プライバシーマークの取得状況や、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を受けているかどうかを確認しておきましょう。
ワンタイムパスワードが利用できるものや、一定時間ログインがない場合自動的にログアウトするシステムを搭載しているもの、システムの操作ログを残しておけるものなど、独自のセキュリティ機能を搭載しているソフトも少なくありません。
まとめ:会計ソフト選びで迷ったらアイミツへ
ここまで、人気の会計ソフトを取り巻く状況や、会計ソフトを導入する際の注意点などについてお伝えしてきました。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で会計ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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