人気の会計ソフトはどれ?業界シェアを徹底解説
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施した700名対象のアンケート調査の結果、会計ソフトの利用回答が最も多かったのは、「弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン、弥生会計)」で23.0%でした。市場全体でも、利便性やコストパフォーマンスに優れたクラウド(SaaS)型会計ソフトが主流となりつつあります。
クラウド会計ソフトは、場所を選ばない操作性やコストの低さに加え、最新の法令改正にも迅速に対応できる点が強みです。法人はもちろん、近年はとくに個人事業主の間でシェアが上昇しています。本記事では、アンケートでシェア率が高かった人気の会計ソフトについて解説。シェア率の高い、人気のクラウド会計ソフトを導入したい企業は、ぜひ参考にしてください。
- シェアが高い人気のクラウド会計ソフト【アンケート調査】
- 【法人版】会計ソフトのシェア
- 【個人事業主版】会計ソフトのシェア
- 人気のクラウド会計ソフトおすすめ9選
- 会計ソフトを導入する際の注意点
- まとめ:人気の会計ソフトを比較し、自社に最適なサービスを選ぼう
- 会計ソフトの利用実態アンケートの概要
シェアが高い人気のクラウド会計ソフト【アンケート調査】
本章では、まず市場全体のトレンドとしてクラウド型の普及状況(外部調査)を振り返りつつ、PRONIアイミツSaaS(当社)が実施したアンケートの結果をもとに、人気の会計ソフトをお伝えします。
クラウド会計ソフトのシェア・人気が年々上昇中
現在、会計ソフト市場では「クラウド型」の人気・シェアが年々上昇しています。2021年4月にMM総研が行った調査(※)によると、個人事業主におけるクラウド型の利用率は2020年の21.3%から、2021年には26.3%へと上昇しました。背景には、行政手続きのデジタル化やテレワークの普及があり、今後もこの傾向は続くと予想されます。
「弥生会計 Next」が23.0%の回答を集めてシェア1位に
PRONIアイミツSaaS(当社)は、会計ソフトを導入・利用している担当者700名にアンケート調査を実施し、現在利用中の会計ソフトについて尋ねました。調査の結果、利用率が最も高かったのは「弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン、弥生会計)」で全体の23.0%(161名)を占める結果となりました。
【会計ソフトの利用シェア】
- 1位 弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン、弥生会計):23.0%(161名)
- 2位 マネーフォワード クラウド会計:15.14%(106名)
- 3位 freee会計:13.57%(95名)
1位の「弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン、弥生会計)」は、全体の4分の1近いシェアを占めています。長年の実績に基づく知名度と信頼性に加え、デスクトップ版からのスムーズな移行環境が整っていることが、多くの企業に選ばれ続ける要因と言えます。
一方で、2位の「マネーフォワード クラウド会計」と3位の「freee会計」を合わせると約29%に達します。直感的なUIや他社SaaSツールとの広範なAPI連携など、ビジネス全体のデジタル化・効率化を前提とした設計が、IT活用に積極的な層から支持を集めていると考えられます。
このように、上位を占めるツールの多くがクラウド型であることから、業種や規模を問わず会計業務のDX(クラウド移行)が着実に浸透していることが分かります。
【法人版】会計ソフトのシェア
続いて、法人が利用している会計ソフトのシェア率についてお伝えします。
【アンケート調査】法人版も「弥生会計 Next」が18.07%でシェア1位に
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施したアンケート調査では、法人(回答548名)の間で利用率が最も高かったのは「弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン、弥生会計)」 で全体の18.07%(99名)でした。
【法人版・会計ソフトの利用シェア】
- 1位 弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン、弥生会計):18.07%(99名)
- 2位 マネーフォワード クラウド会計:17.15%(94名)
- 3位 勘定奉行クラウド:15.88%(87名)
法人版では「弥生」「マネーフォワード」「勘定奉行」の3社が、それぞれ15%以上のシェアで拮抗する結果になりました。特に、中堅企業以上で求められる高度な機能を搭載する「勘定奉行クラウド」が全体シェア(4位)よりも順位を上げているのが特徴です。
中堅以上の法人において「勘定奉行クラウド」が根強く支持される背景には、高度な内部統制への対応力や、複雑な経営管理・グループ会社管理に耐えうる機能性があります。法令改正への迅速な対応にも定評があり、コンプライアンスや業務の堅実性を重視する企業担当者から選ばれやすい傾向にあると考えられます。
【個人事業主版】会計ソフトのシェア
ここでは、個人事業主が利用している会計ソフトのシェア率についてお伝えします。
【アンケート調査】個人事業主でも「弥生シリーズ(クラウド)」が42.76%でシェア1位に
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施したアンケート調査では、個人事業主(回答152名)の間で利用率が最も高かったのは 「弥生シリーズ(クラウド)」で、全体の42.76%(65名)を占める結果となりました。
【個人事業主版・会計ソフトの利用シェア】
- 1位 弥生シリーズ(クラウド):42.76%(65名)
- 2位 freee会計:12.50%(19名)
- 3位 マネーフォワード クラウド会計:7.89%(12名)
個人事業主版では、「弥生シリーズ(クラウド)」が42.76%という圧倒的なシェアを記録しました。インストール型も合わせると全体で約45%に達します。これほど支持される背景には、確定申告に関する長年の実績と信頼に加え、「初年度無償キャンペーン」などの施策により、新規・既存層の両方でスムーズなクラウド移行が進んでいることが挙げられます。
一方で、2位にはスマホ操作に定評のある「freee会計(12.5%)」、3位には外部連携が豊富な「マネーフォワード クラウド会計(7.89%)」がランクイン。確実性と安心感を求める層は「弥生」、手軽さや拡張性を重視する層は「freee」や「マネーフォワード」という棲み分けがなされています。まずはこの上位サービスを中心に、自社の事業規模や経理スタイルに合ったソフトを検討するのが効率的と言えるでしょう。
以上、会計ソフトのシェアを詳しく解説しました。数ある会計ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
人気のクラウド会計ソフトおすすめ9選
ここからは、人気のクラウド会計ソフトおすすめ9選を紹介していきます。どのソフトにしようかお悩みの方は参考にしてください。
おすすめのクラウド会計ソフト
弥生会計 Next
弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン)は、弥生株式会社が提供する会計ソフトシリーズ。さまざまな企業・事業主の方のニーズに合わせた使い方ができる会計ソフトです。
レシートや領収書のスキャンデータや、スマホアプリでの撮影データの自動仕訳にも対応しています。もちろん銀行口座やクレジットカード、ICカードなどの取引データも取込し自動で仕訳。会計帳簿や決算書類の作成だけでなく、取引・残高レポートや損益レポート、貸借レポートなどを自動で作成でき、経営状況もひと目でわかります。
主な機能
マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計では、インターネットバンキングやクレジットカード、ショッピングサイト、ICカードなどといったさまざまな外部サービスと連携し、明細の取得・仕訳入力を自動化可能。
他のサービスと比較し、MFクラウド会計は、マネーフォワードの他のクラウドサービス(請求書システム、経費精算システム、給与計算システム、勤怠管理システムなど)とデータ連携できる点もメリット。バックオフィス全体の効率化を図りたい企業におすすめです。
主な機能
JDL IBEX会計net
JDL IBEX会計net(JDLアイベックス会計ネット)は、株式会社日本デジタル研究所が提供する会計ソフトです。大量のデータ処理に対応し、複数の支社や営業所と連携した会計処理が可能な会計ソフトで、クラウド型とインストール型から選択可能。
業務フローに合わせた、帳票・レポートの自動生成機能が充実し、経理業務の効率化を実現。高いセキュリティ基準をそなえていることもおすすめの理由。データの暗号化や多層のアクセス管理を採用し、企業の財務情報を厳重に保護します。「本支店間や会計事務所と綿密なデータ連携をして効率化につなげたい」「経理処理を行うパソコンはネット接続したくない」という企業に、JDL IBEX会計netはおすすめの会計ソフトです。
主な機能
freee会計
クラウド会計ソフト freee会計は、個人事業主から中規模ほどの法人まで幅広く対応した会計ソフトです。ビジネスに使用している銀行の口座やクレジットカード、ICカードなどを紐付ければ自動でデータ取得が可能で、データをもとに記帳作業を自動化。
日々の経理作業をスムーズに終えられるだけでなく、確定申告書類の作成も簡単です。クラウド会計ソフトでトップクラスのシェアを誇る点も信頼できるでしょう。
主な機能
勘定奉行クラウド
勘定奉行クラウドは、振替伝票や帳簿の入力などの日次業務をはじめ、予算管理や経営状況の把握などといった月次業務、決算書の作成などの年次業務まで幅広く効率化を叶えるサービスです。強固なセキュリティ対策も人気の理由。
クラウド上で利用できるのでPCだけでなくスマートフォンからも気軽に利用できるほか、支払い処理のデジタル化も可能に。AI-OCRオプションを追加することによって、仕訳を自動化できるのも大きなメリットでしょう。
主な機能
PCAクラウド会計
PCAクラウド会計は、ピー・シー・エー株式会社が提供する会計ソフトです。日常の伝票入力で総勘定元帳や試算表、決算書を簡単に作成できます。加えて、損益分岐点計算書などの分析表も作成できるのが特徴。
ひとつのサービス契約で複数のグループ企業管理ができることも大きなメリット。複数の会社をひとつの企業グループとして登録したい企業や、子会社領域を作成したい企業におすすめ。伝票明細にプロジェクト・セグメントを登録できるのも特徴で、合計残高試算表などの集計帳票で集計条件に指定可能。同社の他システムとの連携で、バックオフィス業務全体の効率化も実現できます。
主な機能
ジョブカン会計
ジョブカン会計は、株式会社DONUTSが提供する会計ソフト。多機能で使いやすいクラウド会計ソフトです。パッケージの操作性をそのままに、クラウドならではのスムーズさで経理業務を効率化します。
主な機能はジョブカンシリーズ・ツカエルシリーズとの連携、カスタム帳簿、ライブラリ、集計、決算書作成、部門登録、金融機関連携サービスなど多彩。初めてクラウド会計を利用する企業や、記帳データの移行をスムーズに行いたい企業におすすめです。
主な機能
JDL IBEX会計net
JDL IBEX会計net(JDLアイベックス会計ネット)は、株式会社日本デジタル研究所が提供する会計ソフトです。大量のデータ処理に対応し、複数の支社や営業所と連携した会計処理が可能な会計ソフトで、クラウド型とインストール型から選択可能。
業務フローに合わせた、帳票・レポートの自動生成機能が充実し、経理業務の効率化を実現。高いセキュリティ基準をそなえていることもおすすめの理由。データの暗号化や多層のアクセス管理を採用し、企業の財務情報を厳重に保護します。「本支店間や会計事務所と綿密なデータ連携をして効率化につなげたい」「経理処理を行うパソコンはネット接続したくない」という企業に、JDL IBEX会計netはおすすめの会計ソフトです。
主な機能
OBIC7会計情報ソリューション
OBIC7 会計情報ソリューションは、株式会社オービックが提供している会計システムです。「財務会計」「管理会計」「連結会計」「グループ管理会計」の4つのシステムから構成されており、連結会計システムにおいては、グループ各社の会計情報収集、内部取引消去、未実現利益消去などの連結仕訳が可能。
資本連結仕訳が発生している際は自動生成を行うため、業務の効率化にも大きく貢献するでしょう。もちろん、制度連結に対応した財務諸表の作成、予算対比などの管理連結にも対応可能です。さらに連結セグメントオプション、連結情報入力オプションも用意されているため、グループ経営や海外拠点との連携にも活用できます。
主な機能
以上、人気のおすすめクラウド会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
会計ソフトを導入する際の注意点
非常に便利な会計ソフトですが、種類が多いこともあり、導入を迷う方も多いでしょう。以下からは、会計ソフトを導入する際の注意点をお伝えします。
企業規模に合わせてシステムを選ぶ
まず、ソフトは自社の規模(企業規模)に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、「クラウド会計ソフト freee会計」は個人事業主から中規模の法人に対応したクラウド型会計ソフト。事業規模によって、会計ソフトに必要な機能も変わります。そのため、自社の規模や必要な機能に合わせて選定を進めていくことが重要です。
また、規模が大きい企業の場合は、会計ソフトではなくERP(統合基幹業務システム)の導入を検討してもよいでしょう。ERPは、会計業務から人事業務、生産業務、物流業務、販売業務まで含む基幹となる業務を統合管理できるシステムです。
使いやすさを確かめてから導入する
次に、会計ソフトの使いやすさを実際に確かめてから導入するのも大切なポイント。せっかく導入しても、「自社の業務形態に合っていない」と感じるようでは無駄なコストとなってしまうでしょう。
あらかじめホームページや資料で操作を確認しておくほか、多くの会計ソフトで用意されている無料トライアル期間を積極的に利用し、実際に使用してみることをお勧めします。
使い勝手というものは、業種・業態や利用する担当者によって感じ方が違うものです。よいサービスだからと言って、自社に合うとは限らないため、しっかり事前に確認しておくことが重要です。
セキュリティ面で安心できるか確認する
もちろん、セキュリティ面で安心できるソフトなのかどうかを確認することも大事。会計情報は企業の重要な機密情報です。使用する会計ソフトのセキュリティについてしっかり確認しておかなければ、取り返しのつかないトラブルにつながる可能性があります。
最低限でも、プライバシーマークの取得状況や、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を受けているかどうかを確認しておきましょう。
ワンタイムパスワードが利用できるものや、一定時間ログインがない場合自動的にログアウトするシステムを搭載しているもの、システムの操作ログを残しておけるものなど、独自のセキュリティ機能を搭載しているソフトも少なくありません。
まとめ:人気の会計ソフトを比較し、自社に最適なサービスを選ぼう
ここまで、人気の会計ソフトを取り巻く状況や、会計ソフトを導入する際の注意点などについてお伝えしてきました。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で会計ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
→会計ソフトの最新ランキングはこちら
また、PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
会計ソフトの利用実態アンケートの概要
この記事にまとめた会計ソフトの利用実態アンケートの概要です。
会計ソフトの利用実態アンケートの概要
- 調査対象:会計ソフトの利用・導入者700名
- 調査地域:全国
- 調査期間:2026年3月30日
- 調査方法:インターネット調査
- 主な回答業種:サービス業(19.0%)、製造業(18.9%)、商社・卸売り・小売業(10.0%)、その他(8.7%)など
- 主な調査項目:現在利用している会計ソフト、料金体系など
当記事の引用や転載をする際は、必ず出典として「PRONIアイミツSaaS」および記事URL(https://saas.imitsu.jp/cate-accounting-software/article/h-1618)を明記願います。
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