名刺管理アプリのセキュリティ対策とは?おすすめサービスも紹介
名刺管理アプリは、名刺情報を効率的にデータ化・共有できる便利なツールですが、個人情報を扱う以上、セキュリティリスクへの配慮が欠かせません。
本記事では、名刺管理アプリ導入のメリットに加え、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクについても解説します。安心して使えるアプリを選ぶためのチェックポイントや、セキュリティに定評のあるおすすめの名刺管理アプリもあわせて紹介します。
- 名刺管理アプリのセキュリティリスクとは
- セキュリティ対策が充実した名刺管理アプリの選び方
- 【比較表】セキュリティに定評がある名刺管理アプリ
- セキュリティに定評がある名刺管理アプリおすすめ7選
- 名刺管理アプリを導入するメリット
- まとめ:名刺管理はセキュリティ対策万全なアプリで!
名刺管理アプリのセキュリティリスクとは
名刺管理アプリとは、紙の名刺情報をスマホやパソコンで手軽にデータ化・整理できるツールです。従来は個人ごとに紙で管理されていた名刺も、アプリを使うことで効率的に一元管理できるようになりました。
名刺管理アプリの導入は多くのメリットをもたらしますが、個人情報を扱う以上、一定のセキュリティリスクも避けられません。例えば、不正アクセスによる顧客情報の流出や、スマートフォンやパソコンの紛失による情報漏えいなどが具体的なリスクとして挙げられます。
もし情報流出などのインシデントが発生した場合、企業としての社会的信用を失い、回復には大きなコストと時間がかかります。こうしたリスクを極力低減するためにも、名刺管理アプリを導入する際は、機能や料金だけでなく、セキュリティ対策にも十分注意を払うことが重要です。
セキュリティ対策が充実した名刺管理アプリの選び方
名刺管理アプリをより安全・安心に利用するためには、どのようなポイントに注目して選ぶべきでしょうか。ここでは、セキュリティ対策の観点から押さえておきたい選定ポイントを解説します。
- 提供元のセキュリティ認証を確認する
- アプリのセキュリティ機能をチェックする
- 導入実績にも注目する
提供元のセキュリティ認証を確認する
プライバシーマークやISMS(ISO/IEC 27001)といった認証は、個人情報の適切な管理体制や情報セキュリティが整っている証拠。プライバシーマークはJIPDECが管理する日本独自の認定基準であり、ISMSは国際的な情報管理規格です。これらの認証を取得している企業のアプリは、厳しい審査と運用管理をクリアしているため、セキュリティを重視したい場合は大きな判断基準になります。ただし、未取得でもセキュリティ対策が整った企業もあるため、総合的に判断しましょう。
アプリのセキュリティ機能をチェックする
提供元の認証だけでなく、アプリ自体が備えるセキュリティ機能も重要です。具体的には、IPアドレスによるアクセス制限、ユーザー権限の細かな設定、ID・パスワードによるログイン認証、SSL(暗号化通信)などが挙げられます。これらの機能が充実しているアプリを選ぶことで、不正アクセスや情報漏えいリスクをさらに抑えることができます。
導入実績にも注目する
名刺管理アプリの導入実績も、信頼性を判断するポイントです。多くの企業や金融機関、官公庁などで導入されているアプリは、それだけ高いセキュリティ基準を満たし、実績と信頼を得ている証といえます。大規模な組織でも安心して利用できる実績があるか、導入事例なども確認しておくとよいでしょう。
【比較表】セキュリティに定評がある名刺管理アプリ
ここからは実際に、セキュリティに定評がある名刺管理アプリを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月1,300円/ID
初期費用 100,000円 |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月660円/ユーザー
初期費用 0円 |
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IP制限
二要素認証・二段階認証
ISMS
シングルサインオン
通信の暗号化
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IP制限
二要素認証・二段階認証
ISMS
シングルサインオン
通信の暗号化
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IP制限
二要素認証・二段階認証
ISMS
シングルサインオン
通信の暗号化
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IP制限
二要素認証・二段階認証
ISMS
シングルサインオン
通信の暗号化
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IP制限
二要素認証・二段階認証
ISMS
シングルサインオン
通信の暗号化
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導入実績社数 1万社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 100社 |
人気の理由は、豊富な機能と高度なセキュリティ対策を兼ね備えていること。データセンターへの通信はすべて暗号化されている上に、名刺のスキャン後には端末側の画像が自動で削除される機能を実装しているので、スマートフォンを紛失してしまった場合でも心配いりません。
また、定期的にセキュリティ専門会社の脆弱性診断を実施しているほか、提供元はプライバシーマークも取得しているので、膨大な名刺を管理する必要がある企業も安心して導入できます。
提供元はプライバシーマークとあわせて情報セキュリティの国際規格の1つであるISMS27001(情報セキュリティマネジメントシステム)も取得しているので、セキュリティを担保しながら名刺管理アプリを営業活動にも役立てたいという企業にぴったりではないでしょうか。
Salesforceと組み合わせて利用することで営業成果や顧客管理を実現することができたり、Salesforceと同じID・パスワードでのユーザー管理などの運用を一元化できます。Salesforceとの連携を通した顧客管理や案件管理、ダイレクトメール配信、アンケートなども利用することができ、4,000以上の他社システムとの連携ができるので業務の幅が広がります。
加えて、通信はすべてSSL/TLSで暗号化しており、オペレーターによる名刺データ入力はひとつの名刺内容を分割して入力しているのでセキュリティ対策・コンプライアンス対策も安心して利用できます。
OCRとオペレーター確認による高精度なデータ化、東京商工リサーチの企業データベース連携、kintoneやSalesforceとの外部連携など、利便性も充実。
さらに、ISO/IEC 27001やISO/IEC 20000、プライバシーマーク取得に加え、AWS認定ソフトウェアとして公式に認定されており、国際基準に基づいた高いセキュリティと信頼性で安心して利用できます。
セキュリティ面では、ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得や2要素認証、IPアドレス制限、不正ログイン検知・強制ログアウト、WAFによる脆弱性対策、SSL暗号化、AWS採用など多層的な対策を導入。
サーバー多重化・ロードバランサーによる可用性確保、個人情報保護士資格取得も推進しており、安心して利用できます。
各サービスの具体的な特徴は後ほど紹介します。比較表とあわせて、名刺管理アプリ選びの参考にしてください。
セキュリティに定評がある名刺管理アプリおすすめ7選
ここからは、セキュリティに定評がある名刺管理を紹介していきます。
- Sansan
- ホットプロファイル
- SmartVisca
- SKYPCE
- ネクスタ・メイシ
Sansanは、Sansan株式会社が提供する名刺管理アプリです。導入社数は10,000社以上にのぼり、シード・プランニングによる名刺管理サービスの市場調査ではシェアNo.1を獲得。名刺管理アプリの代名詞的な存在として高い人気を誇ります。
人気の理由は、豊富な機能と高度なセキュリティ対策を兼ね備えていること。データセンターへの通信はすべて暗号化されている上に、名刺のスキャン後には端末側の画像が自動で削除される機能を実装しているので、スマートフォンを紛失してしまった場合でも心配いりません。
また、定期的にセキュリティ専門会社の脆弱性診断を実施しているほか、提供元はプライバシーマークも取得しているので、膨大な名刺を管理する必要がある企業も安心して導入できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「ホットプロファイル」は、東京都新宿区に本社を構えるハンモックが提供している名刺管理アプリです。
提供元はプライバシーマークとあわせて情報セキュリティの国際規格の1つであるISMS27001(情報セキュリティマネジメントシステム)も取得しているので、セキュリティを担保しながら名刺管理アプリを営業活動にも役立てたいという企業にぴったりではないでしょうか。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「SmartVisca」は、Salesforceと一体型の名刺管理アプリです。Salesforceをコアシステムとする企業を中心に幅広く利用されています。
Salesforceと組み合わせて利用することで営業成果や顧客管理を実現することができたり、Salesforceと同じID・パスワードでのユーザー管理などの運用を一元化できます。Salesforceとの連携を通した顧客管理や案件管理、ダイレクトメール配信、アンケートなども利用することができ、4,000以上の他社システムとの連携ができるので業務の幅が広がります。
加えて、通信はすべてSSL/TLSで暗号化しており、オペレーターによる名刺データ入力はひとつの名刺内容を分割して入力しているのでセキュリティ対策・コンプライアンス対策も安心して利用できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
SKYPCE
SKYPCEは、名刺情報に営業進捗などの情報を付加して安全に一元管理し、部署や職種を超えた情報共有による営業力強化を支援する名刺管理アプリです。
OCRとオペレーター確認による高精度なデータ化、東京商工リサーチの企業データベース連携、kintoneやSalesforceとの外部連携など、利便性も充実。
さらに、ISO/IEC 27001やISO/IEC 20000、プライバシーマーク取得に加え、AWS認定ソフトウェアとして公式に認定されており、国際基準に基づいた高いセキュリティと信頼性で安心して利用できます。
主な機能
ネクスタ・メイシ
ネクスタ・メイシは、法人単位で名刺情報を一元管理し、人脈の可視化・共有によって業務効率化とリスク低減を実現する名刺管理アプリです。AIによる機械学習機能やシンプルな画面設計、コストパフォーマンスが特長。
セキュリティ面では、ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得や2要素認証、IPアドレス制限、不正ログイン検知・強制ログアウト、WAFによる脆弱性対策、SSL暗号化、AWS採用など多層的な対策を導入。
サーバー多重化・ロードバランサーによる可用性確保、個人情報保護士資格取得も推進しており、安心して利用できます。
主な機能
名刺管理アプリを導入するメリット
ここでは、名刺管理アプリを導入することで得られる主なメリットを解説します。
- 入力作業なしで名刺データを取り込める
- 名刺データを全社員で共有できる
- リモートワークにもスムーズに対応できる
入力作業なしで名刺データを取り込める
名刺管理アプリの最大のメリットは、名刺データを手軽に取り込めることです。多くの名刺管理アプリには高精度な文字認識(OCR)が搭載されており、スマートフォンのカメラやスキャナーで名刺を読み取るだけで、情報を自動でデータ化できます。手入力が不要になるため、作業の手間を大幅に削減できますし、データ化された情報はアプリ上ですぐに検索できるので、名刺探しも効率的です。
ただし、OCRの精度は100%ではなく、文字や数字のサイズ、フォントによっては正確に読み取れない場合もあります。そのため、多くの提供元が人力によるデータ補正サービスを用意しており、名刺枚数が多い企業はあわせて利用するとよいでしょう。
名刺データを全社員で共有できる
紙で名刺を管理する場合、名刺を交換した本人だけが情報を保管しているため、他の社員はその名刺情報を把握できません。たとえば「A社の担当者と名刺交換したことを他の社員が知らない」といった状況も発生します。 一方、名刺管理アプリを使えば、取り込んだ名刺データを全社員で共有できるため、営業したい企業に伝手がなくても、社内の誰かがその企業の担当者と名刺交換していれば、すぐにアプローチできるようになります。
リモートワークにもスムーズに対応できる
名刺管理アプリの多くはスマートフォンやタブレットに対応しており、場所を問わず名刺の取り込み・閲覧・共有が可能です。オフィスにいなくても名刺情報にアクセスできるため、業務効率の向上が期待できます。また、最近では「オンライン名刺」機能を搭載したアプリも増えており、Web会議でも対面と同じように名刺交換が可能です。名刺管理アプリの導入は、リモートワーク推進にも役立つでしょう。
まとめ:名刺管理はセキュリティ対策万全なアプリで!
名刺管理アプリは業務効率化や情報共有に大きく貢献しますが、個人情報を扱う以上、セキュリティ対策は欠かせません。アプリ選定時は、プライバシーマークやISMS認証の有無、IPアドレス制限やログイン認証などの機能、導入実績などを必ず確認しましょう。
安全性が高いアプリを選ぶことで、大切な顧客情報を守りつつ、安心して名刺管理を行うことができます。自社に最適なアプリを選んで、信頼できる名刺管理を実現しましょう。
しかし、名刺管理ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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