【2024年最新】「Kaspersky(カスペルスキー)」の評判と実態|約30種類のウイルス対策ソフトを試したPRONIアイミツが徹底比較
今回取り上げる「Kaspersky(カスペルスキー)」は、モスクワに拠点を置くKaspersky Labが提供しているウイルス対策ソフトです。「ノートン360」などと並んで業界トップクラスのシェアを誇り、個人・法人問わず世界中のユーザーに利用されています。受賞歴も多く、オーストリアの評価機関・AV-Comparativesによる性能比較テストでは7年連続No.1を獲得。2016年にはAV-Testのトップアワード、2019年にはVectorのプロレジ大賞部門賞も獲得しました。
本記事では、「Kaspersky」の中小企業向けセキュリティサービス「Kaspersky Security for Internet Gateway(KSIG)」の料金や機能にはどういった特徴があり、どんな企業に向いているのか、他社製品と見比べながら詳しく解説していきます。
- <総評>「Kaspersky」の特徴は業界トップクラスのウイルス検出率&多彩な機能
- Kaspersky Security for Internet Gatewayとよく比較されるサービス
- 「Kaspersky」のメリット
- 徹底調査でわかった「Kaspersky」がおすすめの人・企業
- 「Kaspersky Security for Internet Gateway」の料金プラン
- まずは「Kaspersky Security for Internet Gateway」の無料体験を
- まとめ
<総評>「Kaspersky」の特徴は業界トップクラスのウイルス検出率&多彩な機能
「Kaspersky(カスペルスキー)」の何より大きな強みは、業界トップクラスのウイルス検出率です。AV-Testによるテストでは3期連続で検出率100%、AV-Comparativesのテストでも平均99.95%の数値をマークしています。ウイルス対策ソフトの基本性能にこだわる人には、有力候補の1つになるのではないでしょうか。
さらに、ソフトウェアの脆弱性を発見したり、オンライン決済のセキュリティを強化する機能も豊富に搭載。フリーWi-Fiを利用する際には、VPNを使って通信を暗号化することも可能です。性能的には他社のハイエンド製品と比べてもまったく遜色なく、ユーザーのブログや口コミ・レビューサイトを見ても非常に高い評価を受けています。
他のウイルス対策ソフトとの比較
「Kaspersky Security for Internet Gateway(KSIG)」とは、「Kaspersky」の中小企業向けセキュリティサービスです。ウイルス感染、情報漏洩といったインターネット利用時のリスクを軽減し、企業のインターネットゲートウェイにおけるアクセス環境を保護します。
KSIGは、他のウイルス対策ソフトと比べてどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、世界中で利用されているセキュリティソフト「ESET インターネットセキュリティ」、「ノートン 360」と比較します。
比較項目 | KSIG | ESET インターネットセキュリティ | ノートン 360 |
---|---|---|---|
台数 | 10ライセンス~ | 1・3・5台 | 1・2・3・5台 |
契約年数 | 1年~5年 |
1・3年版 | 1・3年版 |
料金 | 年額34,364円~ | 年額4,950円~ | 年額4,780円~ |
1人あたりの年額 ※1年プランで比較 |
545円~3,436円 | 1,496円~4,950円 | 1,596円~4,780円 |
※価格は税込み(1円以下の端数は1円単位に四捨五入)
KSIGは10ライセンスからの契約のため、最安値は年額34,364円。「ESET インターネットセキュリティ(年額4,950円~)」や「ノートン360(年額4,780円~)」は1台からの利用が可能のため、小規模~大規模利用に柔軟に対応できるメリットがあります。
一方で、KSIGはライセンス数が増えれば増えるだけ1ライセンスあたりの年額を抑えられます。たとえば、「10~14ライセンスなら、1ライセンスあたり年額3,436円」「5,000ライセンス以上なら、1ライセンスあたり年額545円」で利用できます。そのため、オフィスにまとめて導入する場合は高いコストメリットを実感できるでしょう。
また機能面ではウイルス検出率が高く、悪質なwebサイトの検知、ファイアーウォール、ソフトウェアの脆弱性対策、セキュア接続など、セキュリティソフトに求められる機能を幅広くカバーしています。さらに、長期間使われていないソフトウェアを検知してクリーンアップしたり、ネットバンキングの決済画面を保護したりすることも可能です。ただし、端末のスペックによっては起動時に時間がかかったり、webサイトの読み込みが遅くなったりすることもあるようです。
Kaspersky Security for Internet Gatewayとよく比較されるサービス
「Kaspersky」のメリット
それではまず、「Kaspersky」のメリット面を見ていきましょう。
- 抜群のウイルス検出率
- 利用者目線の多彩な機能
- ネット決済も保護
- リーズナブルな料金
- 充実のアフターサポート
抜群のウイルス検出率
第三者機関のテストでは、ウイルス検知率がほぼ100%に達しており、世界中のコンピューター専門誌やビジネスメディアから多数の賞を受賞しています。さらに、パフォーマンスも非常に安定しており、製品のアップデートによって一時的に検知率が低下することはほとんどありません。
セキュリティソフトの基本性能については「ノートン360」と並び、シェア上位の製品のなかでも頭1つ抜けた存在だと思います。
利用者目線の多彩な機能
プラスアルファの機能が非常に充実しているのも、「Kaspersky」の特徴の1つです。
たとえば管理画面で「実行アプリケーションの制限」をONにすると、Kaspersky側で端末にインストールされているアプリの安全性を判断し、問題が見られる場合はその起動自体をブロックすることで、OSやドライブへの悪影響を防ぎます。
また、「PCクリーナー」という機能も備わっていて、長い間使われていないソフトウェアやアプリを検知し、アンインストールすることによって端末をセキュアな環境に保ちます。さらに空港や公共機関のフリーWi-fiを使う際に通信内容を暗号化し、データの盗み見を防ぐことも可能です。
ネット決済も保護
webブラウザにアドオンを追加することによって、ネットバンクへのアクセスを検知、ブラウザ全体を保護して暗証番号や個人情報の流出を防ぎます。
リーズナブルな料金
「Kaspersky」の中小企業向けウィルス対策ソフト「Kaspersky Security for Internet Gateway」は、多彩な機能を搭載している一方、料金はリーズナブルに抑えられています。10ライセンス以上で契約する必要がありますが、1ライセンスあたりの年額は他社と比べても安く利用できます。
また、契約ライセンス数が多ければ多いほど1ライセンスあたりの年額を抑えられる料金体系で、1,000ライセンス以上なら、1ライセンスあたり年額1,077円で利用可能。従業員数の多い中小企業にもおすすめのウィルス対策ソフトです。
充実のアフターサポート
「Kaspersky」では、サポート体制も充実しています。24時間365日受け付けのWebサポート(回答は10時~18時)やチャット経由の対応、電話での対応など幅広く利用可能です。ウィルス対策ソフトの知識に自信がない人も安心して運用できる体制が整っています。
徹底調査でわかった「Kaspersky」がおすすめの人・企業
ここまで紹介してきたメリットを踏まえ、「Kaspersky」はどういった人や企業におすすめかお伝えします。
- ウイルス検出率を重視する人
- 初めてウイルス対策ソフトを使う人
- 複数の端末でウイルス対策ソフトを利用したい企業
ウイルス検出率を重視する人
繰り返し紹介してきた通り、「Kaspersky」のウイルス検出率は業界トップクラスです。パフォーマンスも長年にわたって安定しており、アップデートやバージョンアップによって、一時的に検出率が落ちてしまうようなこともほぼありません。
ウイルスやスパイウェアへの対策を何より重視する人にとっては、数あるウイルス対策ソフトのなかでも有力候補の1つになると思います。
初めてウイルス対策ソフトを使う人
メリットで紹介した通り、電話・チャットサポートのほか、webサイト経由の相談・問い合わせなど多様なサポート体制があります。
ウイルス対策ソフトを使うのが初めての人、「設定の仕方が不安」「万が一の際にどうしたらいいかわからない」といった人にもおすすめです。
複数の端末でウイルス対策ソフトを利用したい企業
たとえば、「Kaspersky Security for Internet Gateway」の料金体系は、契約ライセンス数が増えると1ライセンスあたりの年額が抑えられます。コストを抑えつ全社的にウイルス対策ソフトを導入したい企業にもおすすめです。
「Kaspersky Security for Internet Gateway」の料金プラン
続いて、「Kaspersky Security for Internet Gateway(KSIG)」の料金プランについて紹介します。
- 新規(1年)
- 更新(1年)・他社有償製品からの乗換
新規(1年)
KSIGは、10ライセンスから契約可能。契約ライセンス数が増えると1ライセンスあたりの年額も安くなります。以下は新規契約時の年額料金の一例です。
- 10~14ライセンスなら、1ライセンスあたり年額3,436円
- 5,000ライセンス以上なら、1ライセンスあたり年額545円
契約年数は1~5年で、複数年契約を希望する場合は、別途問い合わせが必要です。
更新(1年)・他社有償製品からの乗換
KSIGでは1年更新の料金も公開されています。新規契約時の約半額で更新できる点がメリットです。以下は更新時の年額料金の一例です。
- 10~14ライセンスの更新なら、1ライセンスあたり年額1,718円
- 5,000ライセンス以上なら、1ライセンスあたり年額273円
また、KSIGには「乗換プログラム(他社有償製品からの乗換)」適用時には、更新定価相当の割引があります。料金の詳細は「Kaspersky Security for Internet Gatewayの料金プラン」でまとめています。興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
まずは「Kaspersky Security for Internet Gateway」の無料体験を
最後に、「Kaspersky Security for Internet Gateway」の申し込み方法について紹介します。30日間の無料トライアル期間が用意されているので、まずはそれに申し込み、機能や効果を試してみましょう。
1.公式サイトにアクセスして「評価版(30日間)」をクリック
Kasperskyの公式サイトへアクセスし、画面上部のメニューから「評価版(30日間)」をクリックします。
2.申し込みフォーム入力
「30日間無料体験版をダウンロード」下の専用申し込みフォームに必要事項を入力し、「送信」をクリック。
3.インストール
申し込みフォームに入力したメールアドレスにダウンロードに必要なファイルが届くので、公式サイトの手順に沿ってインストールを進めましょう。
まとめ
業界トップクラスのウイルス検出率と多彩な機能を誇り、世界中のユーザーに利用されている「Kaspersky」。法人・個人問わず安心して使えるウイルス対策ソフトに仕上がっていると思います。コンプライアンスなどを踏まえてウイルス対策を徹底的に強化したい企業にとって有力候補の1つになるはずです。セキュリティソフトを導入する際は、今回紹介した内容をぜひお役立てください。