キャッシュフロー対応のおすすめ会計ソフト8選【2025年最新】
さまざまな社会・経済の変動を受けて、リアルタイムでの経営状況の把握や基幹業務のシステム化・クラウド化に課題を感じている企業も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、おすすめの会計ソフトの特徴や機能、料金などを徹底比較いたします。中小企業向け/大企業向け、クラウド型/パッケージ型など幅広くご紹介しますので、会計ソフトの導入・乗り換えをご検討中の方はぜひご参考ください。
- 会計ソフトとは
- 比較表:キャッシュフローに対応した格安の会計ソフト
- キャッシュフローに対応した格安の会計ソフト3選
- 比較表:キャッシュフローに対応した人気の会計ソフト
- キャッシュフローに対応した人気の会計ソフト2選
- キャッシュフローに対応した、外部連携やERP機能などの拡張性が魅力の会計ソフト3選
- 会計ソフトの選び方のポイント
- まとめ:会計ソフト選びで迷ったらPRONIアイミツへ
会計ソフトとは
会計ソフトとは、帳簿の入力から決算書の作成まで、会計情報を一元管理するための専用ソフトウェアを指します。会計ソフトを導入することで、下記のようなメリットがあります。
- 業務効率化が図れる
- 経営状況をリアルタイムで把握できる
- 権限管理による内部統制の促進につながる
- 税制改正への対応が容易になる
現在は国内でも多種多様な会計ソフトが販売されており、会計専門のソフトもあれば、会計機能が組み込まれたERP(統合基幹業務)システムもあります。自社の課題や規模などに合わせて、適した会計ソフトを導入することが重要です。
比較表:キャッシュフローに対応した格安の会計ソフト
ここからはキャッシュフローに対応した格安の会計ソフトを紹介していきたいと思います。まずはご紹介する会計ソフトでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、会計ソフト選びの参考にしてください。
キャッシュフローに対応した格安の会計ソフト3選
まずはじめに、キャッシュフローに対応した格安の会計ソフトをご紹介します。
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「マネーフォワード クラウド会計」は、マネーフォワード提供のクラウド会計ソフトです。安価ながら、多彩な連携機能が魅力といえます。銀行、クレジットカード、電子マネー、POSレジと連携し、AIが勘定科目を提案。使うほど自動入力・自動仕訳で効率化が図れます。また、請求書、経費、給与、勤怠管理など、他システムとの連携も可能です。
仕訳帳/現預金出納帳などの帳票だけでなく、残高試算表/前期比較/各推移表などの集計表、決算書/固定資産台帳/消費税集計表といった決算書類に対応。また、キャッシュフローレポートや費用レポートなどのレポート機能も充実しています。
料金プランは、3種類でいずれも初期費用は無料。一番安いスモールビジネスなら部門登録が2部門までで年額3万5,760円、月額の場合3,980円(税抜)です。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
-
料金
月5,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「クラウド発展会計」は、日本ビズアップ提供の経理業務を効率化し、経営分析をサポートするクラウド会計ソフトです。領収書やレシート・預金通帳のOCR読み込みやネットバンキングの明細自動読み取り機能で業務を効率化。また定型仕訳の一括コピー機能、支店・店舗で入力できる分散入力機能のほか、多彩な入力機能で簡単に利用できます。
推移表や予実対比表、資金繰り実績表などの財務データ作成機能だけでなく、月次レポートや納税予測、決算診断など経営分析に役立つ資料が自動作成できる点が魅力。
年度利用計画についても、貸借対照表/損益計算書/キャッシュフロー計算書を自動で作成可能です。
料金は、零細企業で月額5,000円(税抜)、中小企業の場合で月額1万円(税抜)。2ヶ月の無料体験版も用意されています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
-
料金
ー -
初期費用
44,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「会計王」はソリマチが提供する、安価で使いやすい点が特徴の個人・中小規模法人向けのパッケージ型ソフトです。業種別テンプレート機能で、その業種で使われる標準的な科目が自動設定されるため1からの設定が不要。国内99%の金融機関から利用明細を直接取り込めるため、入力の手間も省けます。
「会計王」はソリマチが提供する、安価で使いやすい点が特徴の個人・中小規模法人向けのパッケージ型ソフトです。業種別テンプレート機能で、その業種で使われる標準的な科目が自動設定されるため1からの設定が不要。国内99%の金融機関から利用明細を直接取り込めるため、入力の手間も省けます。
日計表や部門別実績集計表などのリアルタイム集計機能のほか、月次残高推移表・連続5期経営分析・損益分岐点分析などの経営分析機能を搭載。決算に関しても、決算書/株主資本等変動計算書/キャッシュフロー計算書などの書式の中から必要なものだけを選択して出力が可能です。
料金は、希望小売価格4万円(税抜)。専属スタッフによる15ヵ月の電話サポート付きです。また、法令・制度改正などが行われた場合は、更新プログラムを提供してくれるので安心できるでしょう。
キャッシュフローに対応した格安の会計ソフトを3つご紹介しました。会計ソフトは多くの場合、利用ライセンス数や企業規模によって料金が変動します。特に企業の規模によって、必要となる機能も変わってきますので、自社に適したサービスやプランを選定しましょう。また会計業務では入力のミスや曖昧さが許されないため、使い勝手やサポートの体制も重要です。料金だけで比較せず、自社が運用しやすいソフトを選択することが会計ソフト導入のポイントといえるでしょう。
比較表:キャッシュフローに対応した人気の会計ソフト
ここからはキャッシュフローに対応した人気の会計ソフトを紹介していきたいと思います。まずはご紹介する会計ソフトでPRONIアイミツが各サービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、会計ソフト選びの参考にしてください。
キャッシュフローに対応した人気の会計ソフト2選
次に、キャッシュフローに対応した人気の会計ソフトをご紹介します。
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「クラウド会計freee」は、freeeが提供するクラウド会計ソフトです。経理の知識がない方でも使える使い勝手の良さで、小規模企業を中心に100万事業所に導入されています。
記帳作業を大幅に自動化できるだけでなく、請求書発行、経費精算、入金管理、支払管理まで、経理に関わる業務の一元化が可能。また資金繰り管理から直接法のキャッシュフロー計算ができるほか、豊富なレポート機能で経営を見える化します。決算に関しても、決算書類、消費税申告などを簡単に作成可能です。
料金はミニマム/ベーシック/プロフェッショナルの3種類。資金繰り管理ができるベーシックプランで月額3,980円(税抜・年払いの場合)です。また、「クラウド会計freee」は従業員20名までの小規模企業向けとなっており、21名以上の場合は「クラウドEPR」への申込みとなります。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
-
料金
年93,000円~/ライセンス -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「勘定奉行クラウド」は、オービックビジネスコンサルタントが提供するシェアトップクラスの業務クラウドである「奉行クラウド」の会計ソフトです。
API連携で多様なシステムやデバイスからデータを自動で連携でき、仕訳起票を自動化。また元帳・試算表など会計帳票はもちろんのこと、対比表やキャッシュフロー推移表などの分析帳票機能を搭載。決算報告書、消費税申告書、キャッシュフロー計算書などの決算処理も省力化します。また24時間365日の運用監視に加え、国際認証SOC1、SOC2報告書を取得しており、セキュリティに関しても安心です。
料金は、初期費用が5万円からで、利用料は基本システムが年額16万円(税抜・利用者1ライセンス・専門家1ライセンス)。ライセンス数やAPI連携などによって追加料金がかかります。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
キャッシュフローに対応した人気の会計ソフトを2つご紹介しました。人気の会計ソフトは、外部連携などによる自動仕訳が充実しており経理業務を大幅に効率化できるだけでなく、レポートなどの管理会計機能も豊富でスピーディに的確な経営判断をサポートしてくれる特徴があります。会計ソフトを選ぶ際は、経理担当者だけでなく、経営陣にとっても使いやすくプラスになるシステムであることも抑えておきたい重要なポイントです。
キャッシュフローに対応した、外部連携やERP機能などの拡張性が魅力の会計ソフト3選
次に、キャッシュフローに対応した外部連携やERP機能などの拡張性が魅力の会計ソフトをご紹介します。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「SuperStream-NX」はスーパーストリーム提供のEPR(統合基幹業務)システムです。財務会計ソフト機能だけでなく、人事・給与管理など、経理・人事業務を広くカバーしており、吉野家ホールディングスやグンゼなど、9,000社以上の導入実績を誇ります。
仕訳パターン入力、定例仕訳入力、過去伝票複写入力、外部データ取込などの入力補助機能で業務を省力化できるほか、財務諸表やキャッシュフロー計算書などすべての帳票をCSVやPDFで出力可能。また四半期、中期、年次決算だけでなく月次決算にも対応。資金繰り管理や本支店管理、予算管理、配賦処理管理、経営課題の原因をドリルダウンで追跡するトレーシングなどの機能も搭載しています。
導入形態は、エンジンライセンス型・パッケージ提供型・クラウド提供型の3種類。料金は要問い合わせです。
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 取引明細の自動取込機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 決算書の作成機能
- 固定資産台帳の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
PCAクラウド会計
-
料金
月23,100円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「PCAクラウド会計」はピー・シー・エー提供の会計ソフトです。仕訳の承認機能、部門の階層管理、自動仕分け、配賦処理、豊富な管理用帳票などの会計機能が充実。APIによる外部連携やPCAFinTechサービスによる口座取引、クレジットカード取引の自動仕訳も可能。
現金出納帳/預金通帳/売掛帳などの多彩な帳簿入力が簡単に行えるほか、予約伝票機能で入力忘れも防止できます。決算書、消費税申告書、キャッシュフロー計算書にも対応し、損益分岐点計算書や経営分析表、勘定分析表といった分析機能も充実しています。
クラウド版の料金は、ソフト利用ライセンスが月額3,500円+同時接続2ユーザーまでのサーバー利用ライセンスが月額1万9,000円。クラウド版のほかに、サブスク版、パッケージ版も用意されています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
EXPLANNER/Z
出典:日本電気株式会社 https://jpn.nec.com/soft/explanner/explanner-z/
「EXPLANNER/Z」は日本電気(NEC)提供の大企業向けERPシステムです。会計ソフトとしての機能のほか、債権、債務、販売管理、生産管理、原価管理、在庫管理までトータルで活用可能。会社全体の経営力と生産力を高めるシステムとして、45年で3万本を超える導入実績を誇ります。
各システムからの自動仕訳や定期仕訳機能で入力業務を効率化。キャッシュフロー管理や資金繰り管理、外貨管理、プロジェクト管理、複数帳簿管理、グループ会社管理など、多彩な会計機能を搭載しています。また、残高・元帳の明細から仕訳明細、さらには債権システムなどの発生伝票へのドリルダウンができる点もERPならではのメリットと言えるでしょう。料金は要問い合わせ。導入形態はパッケージ型とクラウド型が用意されています。
会計ソフトの選び方のポイント
次に、会計ソフトの選び方のポイントをご紹介します。
- 外部連携やEPR機能などの拡張性
- 規模に合った機能やプラン
外部連携やEPR機能などの拡張性
経理業務の効率化や会社全体の生産性向上を考える上でキーポイントとなるのが、自動読み込みでできるだけ入力の手間やミスを防いだり、他業務とシームレスでつながる連携機能です。
例えば、会計ソフトの導入によって会計業務は効率化できたとしても、給与計算のデータを整形し取り込むことに多くの時間を取られたのでは意味がありません。前後の業務や関連部署との連携も含めて効率化・生産性向上を図っていくことが大切です。
規模に合った機能やプラン
会計ソフトを選ぶ際に注意したいのが、規模や体制によって適した会計ソフトは異なるという点です。日々の仕訳の入力でも、個人店舗のオーナーを想定した仕様と、簿記の知識がある経理担当者向けの仕様では、利用者にとっての使い勝手の良さは異なるでしょう。また、連結決済や事業部などの部門別管理の有無などによっても、必要な機能は変わってきます。
料金プランも多くの場合、企業規模や利用ライセンス数によって変動しますので、自社に合ったものを選択しましょう。
まとめ:会計ソフト選びで迷ったらPRONIアイミツへ
ここまで、キャッシュフローに対応した会計ソフト8選の比較を中心に、会計ソフト選びのポイントなどをお伝えしてきました。会計ソフトはその業務の都合上、自社に必要な機能や作成できる帳票に不足があると業務基盤として機能しない可能性がありますし、一度導入すると乗り換えも簡単にはいかないものです。他のシステム以上に十分な比較検討を行った上で導入するソフトを選定しましょう。
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