eラーニングシステム10選を比較!法人におすすめのサービスを紹介
eラーニングシステムの比較において大切なのは、「研修教材が用意されているか」と「自社だけのコース・研修作成に向いているか」のどちらを重視するかです。PRONIアイミツSaaSが2025年11月に実施したアンケート調査に基づく、結論を記事にまとめました。
この記事でわかること
- 教材コンテンツの充実度や学習管理(LMS)機能など選び方のポイント
- 既存教材利用タイプと自社教材利用タイプなどタイプごとの違いを解説
- 「manebi eラーニング」や「Schoo for Business」などシェアが高い10製品
本記事では、法人におすすめのeラーニングシステム10選を料金や機能で比較。選び方やタイプについても解説します。
- eラーニングシステム(LMS)とは
- eラーニングシステムのタイプ
- 【独自アンケート調査】シェアが高い人気のeラーニングシステム
- おすすめのeラーニングシステム(LMS)比較表
- 法人におすすめのeラーニングシステム10選
- eラーニングシステムの選び方
- まとめ:法人のeラーニングシステム選びならPRONIアイミツへ
- よくある質問
eラーニングシステム(LMS)とは
eラーニングシステム(LMS)とは、オンライン上で教育や研修を受講し、その学習進捗を管理できるシステムです。最近ではリモートワークを導入している企業も多く、オンラインで完結するeラーニングシステムへ注目が集まっています。
実際、株式会社矢野経済研究所の調査によると、2024年度の法人向けeラーニングの市場規模は前年度比7.8%増の1232億円に拡大する見込みとなっています。※
人的資本の開示義務化やリスキリング需要の拡大などが影響し、今後も企業向けに提供されるeラーニングは、高い需要を保つことが予測されています。
eラーニングシステムのタイプ
eラーニングシステムは多機能化が進んでいますが、企業の利用スタイルは「既存の研修教材を使うか」「自社オリジナルの教材を作るか」によって、3つのタイプに分類されます。自社にマッチしたシステムを選ぶには、まず「どの運用スタイルを目指すか」を決めることが重要です。
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年11月に実施した「eラーニングシステム利用・導入者に対するアンケート調査(回答数550名)」(※)では、各スタイルの導入比率は以下の通りでした。
eラーニングシステム導入企業の約半数が、ビジネスマナーやITスキル研修など、汎用的な研修への利用目的で導入していることが分かります。これら3つの運用タイプの特徴と、それぞれのスタイルがどのような企業に向いているかを解説します。
既存教材利用タイプ(コンテンツ提供型)
導入企業の約半数が選んでいるのが、この「既存教材利用タイプ」です。システムに標準搭載されているビジネスマナーやコンプライアンス、ITスキルといった学習コンテンツをメインに利用する運用スタイルを指します。
自社教材をアップロードする機能も備えていますが、利用する企業の多くは、機能よりも「最初から用意された豊富なコンテンツ」を重視して導入しています。以下のような汎用的な教材か特定の業種に特化した教材を求めるケースが多いです。
| 種別 | コンテンツ内容 |
|---|---|
| 汎用的な教材 | ビジネスマナー、ハラスメント対応のケース動画、個人情報の取り扱い小テスト、営業ロープレ教材など |
| 業界に特化した教材 | 医療の安全管理、介護の身体介助、ITのセキュリティ演習など |
自社教材利用タイプ
全体の約3割の企業が選んでいたのが「自社教材利用タイプ」です。LMS(学習管理システム)としての機能をフル活用し、PowerPointや動画で作成した業務マニュアル、接客ルールなどを配信することを主目的とした運用スタイルです。
外部の汎用教材を利用できる機能があっても、あくまでメインは「自社のナレッジ」を浸透させることにあります。製造現場の機械操作手順や、企業独自の営業トークスクリプトなど、市販の教材ではカバーできない専門知識を教育したい企業に向いています。
ハイブリッドタイプ
柔軟性の高さから注目されているのが「ハイブリッドタイプ」です。システムに搭載された標準コンテンツを利用しつつ、自社作成のオリジナル教材も積極的に組み合わせて活用する、運用スタイルです。
例えば、新入社員には標準教材で「名刺交換のマナー」を学ばせ、中堅社員には自社で作った「商談スキル」を配信するといった使い分けを行います。運用工数はかかりますが、全社的な教育プラットフォームを構築し、教育効果を最大化したい場合に最適な選択肢です。
【独自アンケート調査】シェアが高い人気のeラーニングシステム
実際に多くの企業で利用されている人気のeラーニングシステムをご紹介します。上記と同じアンケート調査では、利用しているeラーニングシステムとして最も回答が多かったのは、「manebi eラーニング」で22.2%(122名)でした。
【eラーニングシステムの利用シェア】
- manebi eラーニング:22.2%(122名)
- SmartBrain:12.7%(70名)
- LearningBOX:10.5%(58名)
標準教材の豊富さと自社教材のアップロード機能を兼ね備えた仕様が、多くの企業のニーズを満たしていると考えられます。次いで「LearningBOX」といったLMS機能に強みを持つシステムが続きました。標準教材の多さとLMSとしての運用しやすさが上位に選ばれるツールの共通点と言えそうです。
おすすめのeラーニングシステム(LMS)比較表
ここでは、企業や法人利用におすすめのeラーニングシステム(LMS)の初期費用、月額料金、機能などを比較表にまとめました。
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料金 月 19,800 円 初期費用 100,000円
(他1プラン)
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料金 月 1,650 円 /ID 初期費用 要問合せ |
料金 月 29,400 円 /30ID 初期費用 100,000円
(他1プラン)
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料金 月 50,000 円 /100ID 初期費用 0円
(他1プラン)
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料金 月 600 円 /ユーザー 初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金 月 20,000 円~ 初期費用 200,000円~
(他1プラン)
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問い合わせ
(他1プラン)
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料金 月 4,900 円 /50人まで 初期費用 0円
(他2プラン)
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料金 月 330 円~ /ID 初期費用 要問合せ
(他3プラン)
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料金 月 8,000 円 初期費用 0円
(他4プラン)
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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受講者の基本情報管理機能
教材提供の機能
教材作成の機能
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導入実績社数 3,500社以上 |
導入実績社数 累計4,000社 |
導入実績社数 累計70,000アカウント以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 2400社以上 |
導入実績社数 500社以上 |
導入実績社数 3,800社 |
導入実績社数 1500社、150万ID |
導入実績社数 1,000,000人以上 |
また、manebi eラーニングでは、自社専用のオリジナル教材・カリキュラムを作成することもできます。専任サポーターによる教育カリキュラムの選定サポートもあるため、初めてeラーニングシステムを導入する企業も安心です。
Schoo for Businessは、ビジネススキルから政治・経済、金融、デザイン、プログラミング、 DX、AI、さらには哲学まで全21カテゴリに渡る幅広い領域をカバーしており、動画コンテンツを中心に利用できます。
社員教育から自主学習まで、多岐にわたるニーズに応えられるeラーニングシステムをお探しなら、Schoo for Businessがおすすめです。
またeラーニングのカリキュラムも教育研修のプロが設計しており、社員それぞれの階層別・課題別に研修を受講することが可能。効率的な社員教育が実現します。「受動的な研修だけでなくOJTまで対応したい」という企業におすすめのeラーニングシステムです。
おすすめポイントとして、直感的でシンプルな画面デザインが挙げられます。受講者や管理者にとって使いやすく、効率的な学習が可能です。ストレージ容量は無制限で、大量の教材も安心してアップロードできます。
独自のeラーニング教材の制作から効果測定までトータルサポートしているため、「オリジナル教材をeラーニングシステムで配布して社員研修を行いたい」という企業におすすめです。
自社でコンテンツを作成しなくても動画教材が揃っているため、なかなか動画作成の時間を取れない企業にもおすすめです。社員同士でナレッジを共有できるSNS機能も搭載されているため、ナレッジマネジメントシステムとしても活用できます。
他社と比較したおすすめポイントは、かゆいところまで手が届く豊富な機能。LearningWareは「3社以上の要望があれば実装する」という開発ポリシーを掲げ、ユーザーが使いやすいシステムを追求しています。バージョンアップは月1回と業界最速クラス。
充実した学習管理機能で、効率的に社員教育を行いたい企業におすすめのeラーニングシステムです。
また、利用できるストレージ容量が無制限となっている点も他社と比較したメリット。アップロードする教材のデータ容量や、動画の配信回数を気にする必要はありません。研修管理者は、研修カリキュラムの設計や学習進捗管理に集中できます。
UI(ユーザーインターフェース)は、直感的・スムーズに操作できるように設計されているため、初めて学習管理システムを導入する企業も安心です。
LearnO(ラーノ)はオリジナルの動画教材の作成に向いたeラーニングシステムとなっており、ライブ配信・スライド学習・テストにも対応しています。
他社と比較したおすすめポイントは、充実した学習管理機能(LMS)。学習用ドリルやテストの実施機能、アンケート機能、レポート機能などが実装されています。
「オンラインで教育・テストを実施したい」という企業や教育機関は、ぜひSAKU-SAKU Testingを検討ください。
他社と比較したおすすめポイントは、直感的に操作できるUI(ユーザーインターフェース)。アイコンや色合いが分かりやすいため、年齢やITスキルを問わず、簡単に操作できます。また、同時アクセスユーザー数5名の場合、月額料金8,000円(税抜)から利用できる料金の安さも魅力で、これまで中小企業から大企業まで総数50万人以上のユーザーが利用しています。
AirCourse、etudes、Coursebase、LearnOは初期費用無料、月額料金のみのシンプルな料金体系で運用可能です。また、多くのeラーニングシステムでは無料トライアルか無料デモで事前に試せます。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かる診断(無料)ができます。ぜひ一度お試しください。
法人におすすめのeラーニングシステム10選
人気のほか、特徴的な機能や導入実績数、モバイルでの利用のしやすさなどから、おすすめの法人向けeラーニングシステムを10製品紹介します。
法人・企業におすすめのeラーニングシステム
manebi eラーニング
manebi eラーニング(旧:playse.ラーニング)は、株式会社manebiが提供するeラーニングシステムです。他社と比較したおすすめポイントは、教材数が多いこと。manebi eラーニングでは6,600以上のレッスンが見放題で、階層別研修、職種別研修、コンプライアンス研修、ハラスメント研修、情報セキュリティ研修、IPO研修など、幅広い企業研修に活用することができます。
また、manebi eラーニングでは、自社専用のオリジナル教材・カリキュラムを作成することもできます。専任サポーターによる教育カリキュラムの選定サポートもあるため、初めてeラーニングシステムを導入する企業も安心です。
主な機能
Schoo for Business
Schoo for Businessは、株式会社Schooが提供するeラーニングシステムです。9,000本以上の動画数を持ち、さまざまな属性の従業員、目的に合わせて活用できる点が魅力です。オンライン集合研修などの管理にも長けています。
Schoo for Businessは、ビジネススキルから政治・経済、金融、デザイン、プログラミング、 DX、AI、さらには哲学まで全21カテゴリに渡る幅広い領域をカバーしており、動画コンテンツを中心に利用できます。
社員教育から自主学習まで、多岐にわたるニーズに応えられるeラーニングシステムをお探しなら、Schoo for Businessがおすすめです。
主な機能
Smart Boarding
Smart Boardingは、株式会社FCEトレーニング・カンパニーが提供するeラーニングシステムです。教育研修のプロ監修のもとで開発された社員教育用システムで、動画視聴型の学習だけでなく、ライブ型のオンラインレッスンで実践トレーニングを受けられる点が特徴です。
またeラーニングのカリキュラムも教育研修のプロが設計しており、社員それぞれの階層別・課題別に研修を受講することが可能。効率的な社員教育が実現します。「受動的な研修だけでなくOJTまで対応したい」という企業におすすめのeラーニングシステムです。
主な機能
etudes
etudes(エチュード)は、アルー株式会社によって開発されたeラーニングシステムです。約20年の企業研修のノウハウを持つ同社が、知見とノウハウを生かして開発しています。テーマや階層別の研修のほか、オリジナル教材の活用もできる万能型のツールとなっています。
おすすめポイントとして、直感的でシンプルな画面デザインが挙げられます。受講者や管理者にとって使いやすく、効率的な学習が可能です。ストレージ容量は無制限で、大量の教材も安心してアップロードできます。
独自のeラーニング教材の制作から効果測定までトータルサポートしているため、「オリジナル教材をeラーニングシステムで配布して社員研修を行いたい」という企業におすすめです。
主な機能
AirCourse
AirCourseは、KIYOラーニング株式会社が提供するeラーニングシステムです。受講できる教材が充実している点がおすすめで、750コース、4,500本の動画教材を受講し放題。情報セキュリティ研修やハラスメント研修といった基礎内容から、ITスキル・営業スキルを身に着けるための研修まで網羅しています。
自社でコンテンツを作成しなくても動画教材が揃っているため、なかなか動画作成の時間を取れない企業にもおすすめです。社員同士でナレッジを共有できるSNS機能も搭載されているため、ナレッジマネジメントシステムとしても活用できます。
主な機能
Learning Ware
Learning Wareは、株式会社プロシーズによるeラーニングシステムです。20年以上の歴史を持つこのシステムは、企業研修・学校教育・オンライン試験など、さまざまなシーンで利用されており、導入実績は2,800社以上を誇ります。
他社と比較したおすすめポイントは、かゆいところまで手が届く豊富な機能。LearningWareは「3社以上の要望があれば実装する」という開発ポリシーを掲げ、ユーザーが使いやすいシステムを追求しています。バージョンアップは月1回と業界最速クラス。
充実した学習管理機能で、効率的に社員教育を行いたい企業におすすめのeラーニングシステムです。
主な機能
Coursebase
Coursebaseは、コースベース株式会社が提供するeラーニングシステムです。他社と比較したおすすめポイントは、システム運用の安定性です。システムへの同時アクセス数には制限がなく、数万人、数十万人のユーザーが一斉にアクセスした場合でも快適に利用することができます。
また、利用できるストレージ容量が無制限となっている点も他社と比較したメリット。アップロードする教材のデータ容量や、動画の配信回数を気にする必要はありません。研修管理者は、研修カリキュラムの設計や学習進捗管理に集中できます。
UI(ユーザーインターフェース)は、直感的・スムーズに操作できるように設計されているため、初めて学習管理システムを導入する企業も安心です。
主な機能
LearnO
LearnO(ラーノ)は、Mogic株式会社が提供するeラーニングシステムです。他社と比較したおすすめポイントは、最短1ヶ月の短期間から利用できる点や、初期費用無料・50ユーザーあたり月額料金4,900円(税抜)と安価に導入できる点。気軽に導入できる学習管理システム(LMS)をお探しの企業におすすめです。
LearnO(ラーノ)はオリジナルの動画教材の作成に向いたeラーニングシステムとなっており、ライブ配信・スライド学習・テストにも対応しています。
主な機能
SAKU-SAKU Testing
SAKU-SAKU Testingは、株式会社イー・コミュニケーションズが提供するeラーニングシステムです。これまで1,500社以上に導入実績があり、企業の社員教育だけでなく、検定・資格試験団体の通信講座にも利用されています。
他社と比較したおすすめポイントは、充実した学習管理機能(LMS)。学習用ドリルやテストの実施機能、アンケート機能、レポート機能などが実装されています。
「オンラインで教育・テストを実施したい」という企業や教育機関は、ぜひSAKU-SAKU Testingを検討ください。
主な機能
e学びばこ
e学びばこは、株式会社テクノカルチャーが提供するeラーニングシステムです。クラウド型とパッケージ型の2種類から、自社に最適な導入形態を選ぶことができます。
他社と比較したおすすめポイントは、直感的に操作できるUI(ユーザーインターフェース)。アイコンや色合いが分かりやすいため、年齢やITスキルを問わず、簡単に操作できます。また、同時アクセスユーザー数5名の場合、月額料金8,000円(税抜)から利用できる料金の安さも魅力で、これまで中小企業から大企業まで総数50万人以上のユーザーが利用しています。
主な機能
eラーニングシステムの選び方
数多くのeラーニングシステム(LMS)の中から、自社に最適なシステムを選ぶための比較方法を解説します。PRONIアイミツSaaSが行ったアンケート調査では、システム選定時に重視するポイントとして「教材の質(66.0%)」「価格(62.9%)」「管理機能(50.4%)」が挙がりました。優先度順に1〜3位までで回答した総比率をまとめています。
これらを踏まえ、確認が必要な点は以下の4つです。
eラーニングシステム選びのポイント
教材コンテンツの種類と特長が自社に合っているか
多数の教材が提供されていても、それが自社の研修目的に沿わない内容であれば、そのメリットを享受できません。多くの担当者が「登録されている教材の質」をトップ3以内に挙げており、システム選びの最重要項目と言えます。
例えば、動画教材であれば「講師の解説が聞き取りやすいか」「スマホでも見やすいテロップが入っているか」などを確認する必要があります。まずは無料トライアルなどを活用し、自社の研修目的に合った質の高い講義が受講できるか比較しましょう。なお、主な教材コンテンツとしては下記のようなものがあります。
主な教材コンテンツ
- ビジネススキル
- マネジメント
- コンプライアンス
- 階層別(新入社員、中堅社員、管理職向けなど)
- 職種別(営業、人事・労務など)
- Officeスキル(Excel、Word、PowerPointなど)
- ITスキル(HTML、Java、CADなど)
初期費用・月額料金が自社にとって手頃か
ほかにeラーニングシステム選びで重視するポイントとしては「価格の手頃さ」が挙げられます。アンケート調査では、最も重視すると回答した企業数はトップでした。eラーニングの料金体系は主に、利用人数に応じて課金される「ID課金型(従量課金)」と、人数に関わらず定額の「月額定額型」の2種類があります。
少人数でスモールスタートするならID課金型が割安ですが、全社員数百名で利用する場合は定額制の方がトータルコストを抑えられるケースが多いです。また、初期費用(導入費)の有無もベンダーによって大きく異なります。目先の月額費用だけでなく、1年間運用した場合の総額でシミュレーションを行い、費用対効果を見極めることが大切です。
| 導入形態 | 初期費用 | 月額料金 |
|---|---|---|
| クラウド型 | 無料~数万円程度 | 3万円~10万円 (1ユーザーあたり数百円という価格設定のサービスもある) |
| インストール型 | 数十万円~100万円程 | 基本的に発生しない |
LMS(学習管理システム)機能の充実度
運用担当者にとって欠かせないのが「受講管理・進捗確認のしやすさ」で、半数以上が重要なポイントとして挙げています。具体的には、管理画面のダッシュボードの粒度や、受講を促すリマインドメールの自動送信機能などを確かめましょう。
CSVで受講データをダウンロードできる機能があれば、人事評価システムとの連携もスムーズになります。管理工数を最小限にするためにも、LMS機能の使い勝手は妥協せずに比較しましょう。チェックすべきLMS機能は以下のようになります。
| 機能 | 詳細 |
|---|---|
| 学習進捗管理機能 | 個人別・部署別の受講状況やスキル習得度を可視化 |
| 理解度チェック | テストやアンケートの実施と結果集計 |
| 通知・リマインド | 未受講者への自動通知や修了証の発行 |
| フィードバック機能 | 講師や管理者からのコメント送信、受講者からの回答収集 |
| コミュニケーション機能 | 掲示板やチャットによる質問・意見交換 |
自社で使う教材の作成・登録がしやすいか
「自社教材利用タイプ」や「ハイブリッドタイプ」での運用を考えている場合、特に重要となるのが「教材作成・登録のしやすさ(49.8%)」です。既存の資料を簡単にコース化できるか、スマホ撮影動画をアップロードできるかなど、対応する教材の種類と作成方法を必ず確認しましょう。
システムによっては、テストの作成画面が複雑で時間がかかるものもあります。担当者のITリテラシーに関わらず、直感的に操作できるUIになっているか、デモやトライアルで確認しましょう。
まとめ:法人のeラーニングシステム選びならPRONIアイミツへ
「自社のノウハウやマニュアルを共有する目的」か、あるいは「ビジネスマナーなど一般的な企業研修を行う目的」かによっておすすめのeラーニングシステムは異なります。最初に導入目的×運用体制を決めておくことが重要です。
しかし、法人や企業で利用するeラーニングシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、eラーニングシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
eラーニングシステムについて、よくある質問に答えます。
eラーニングシステムの主な機能は?
eラーニングシステムには、教材を提供・作成する機能と学習を管理する機能(LMS)があります。システム内の教材を使えるほか、自社の資料や動画をアップロードして配信することも可能です。
さらにLMS機能により、受講者ごとの進捗や修了状況を自動で記録でき、未受講者へのリマインド送信も行えます。一部のシステムでは集合研修の申込や出欠管理も対応しており、オンラインと対面を組み合わせた運用も可能です。
無料で使えるeラーニングシステムはありますか?
基本は有料ですが、オープンソース(例:Moodle、Canvas)や無料プランも存在します。無料のツールは、利用人数や登録可能ユーザーに制限があるのが一般的です。また標準教材が足りないことも多いです。
まずは無料でeラーニングシステムを試してみたい方は、別記事「無料で使えるおすすめのeラーニングシステム」もご覧ください。
集合研修との併用は可能ですか?
一部のeラーニングシステムでは、集合研修の申込や出欠管理に対応しており、オンライン学習と組み合わせて活用できます。ただし、すべてのシステムで利用できるわけではないため、導入時には対応可否を確認することが大切です。
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