多言語対応のeラーニング(LMS)12選【対応言語一覧】
スマートフォンやパソコンから学習を進められるeラーニングシステム(LMS)。いつでも、どこからでも学習できることから、社員研修を効率的に行うのに大いに役立つツールです。
また、近年は海外展開する企業や外国語を母国語とする従業員が増加していることから、多言語対応のeラーニングシステムの需要が高まっています。海外拠点のスタッフや国内の外国人従業員の研修のために、多言語対応のeラーニングシステムを探している方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、多言語対応のeラーニングシステムの中で特におすすめのサービスを紹介します。eラーニングのメリットやサービスの選び方もお伝えしますので、eラーニングの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
なお、英語学習におすすめのeラーニングを導入したい場合は別記事「英語学習向けおすすめeラーニングシステム」をご覧ください。
- 【対応言語一覧】多言語対応のeラーニングシステム(LMS)
- 【2024年最新】多言語対応のeラーニングシステムおすすめ12選
- eラーニングシステムのメリット
- eラーニングシステムの比較方法
- まとめ:外国人従業員・海外現地スタッフの教育には、多言語対応のeラーニングがおすすめ
【対応言語一覧】多言語対応のeラーニングシステム(LMS)
eラーニングシステム(LMS)とは、オンライン上で研修コンテンツを配信し、受講者の学習進捗を管理できるシステムです。従来は集合研修が主流で、研修会場・講師を確保して社員の予定を調整する必要がありました。しかし、eラーニングはPCやスマホで受講できるため、時間や場所の制約を受けずに社員研修を実施できます。
厚生労働省の調査によると、令和5年10月末時点で外国人労働者数は前年から12.4%増加し、2,048,675人に達しました。また、外国人を雇用する事業所も6.7%増加し、318,775所にのぼります。こうした背景から、多言語対応のeラーニングは、外国人労働者が効率よく業務スキルを習得できる重要な手段として注目されています。
出典:厚生労働省『「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和5年10月末時点)』
ここでは、多言語対応のeラーニングシステムの対応言語を一覧でまとめています。eラーニングシステムにかかる費用(初期費用・月額料金)も比較しているので、ぜひ参考にしてください。
サービス名 | 対応言語 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
Platon | 日本語、英語、中国語(繁体語・簡体語)、韓国語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、ベトナム語、インドネシア語 | 無料 | 16,100円~ |
BISCUE eラーニング | 日本語、英語、中国語、スペイン語、中南米スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、マレーシア語 | 要問合せ | 35,000円~ |
etudes | 日本語、英語 | 無料 | 500円/1ユーザー |
Smart Boarding | 日本語、英語 | 100,000円 | 29,400円/30ユーザー |
LearnO | 日本語、英語 | 無料 | 4,900円~/50ユーザー |
楽々てすと君 | 日本語、英語、中国語 | 無料 | 75,000円 |
学び~と | 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字) | 無料 | 15,000円~/50ユーザー |
CAREERSHIP | 日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、ベトナム語 | 要問合せ | 要問合せ |
SmartBrain | 日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語 | 要問合せ | 200円/1ユーザー |
e学びばこ | 日本語、英語、中国語、韓国語、その他(要問合せ) | 50,000円 | 15,000円/5ユーザー |
KnowledgeC@fe | 日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、タイ語、ベトナム語、ドイツ語、スペイン語、インドネシア語、韓国語、ポルトガル語 | 160,000円 | 12,500円~ |
Learning Ware | 日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、ベトナム語、韓国語、タイ語、インドネシア語、マレー語、ほか30以上の言語に対応 | 要問合せ | 20,000円~ |
(価格は税抜き)
多言語対応でおすすめのeラーニングシステムではすべて英語に対応しています。英語や中国語に加えて、ベトナム語にも対応しているのがCAREERSHIP。タイ語にも対応しているシステムならSmartBrainがおすすめです。多言語対応のシステムでも、より多くの言語に対応しているeラーニングシステムを導入したい多国籍企業には、KnowledgeC@fe、Learning Wareがおすすめです。
【2024年最新】多言語対応のeラーニングシステムおすすめ12選
多言語対応のeラーニングシステムは多数のサービスがリリースされているため、どれを選べばいいか分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは、多言語対応のeラーニングシステムの中で特におすすめのサービスを紹介します。
- Platon
- BISCUE eラーニング
- etudes
- Smart Boarding
- LearnO
- 楽々てすと君
- 学び~と
- CAREERSHIP
- SmartBrain
- e学びばこ
- KnowledgeC@fe
- Learning Ware
-
料金
月14,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Platonは、ロゴスウェア株式会社が提供する多言語対応のeラーニングシステムです。累計利用者数39万人以上を誇ります。
他社と比較したおすすめポイントは、パワーポイントで簡単に教材を作成できる点。さらに、パワーポイントのノート機能に入力した文字から、ナレーションを自動生成し、手軽に音声付きの教材を作成することが可能です。これにより、音声を使った理解促進ができ、学習者への伝わりやすさが向上します。
クラウド型であれば、月16,100円~と安い価格で利用可能です。利用しない期間は「利用休止」もできるので、初めてeラーニングシステムを導入する企業でも気軽に導入できる設計になっています。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語(繁体語・簡体語)、韓国語、タイ語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、ベトナム語、インドネシア語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
-
料金
年420,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
BISCUE(ビスキュー) eラーニングは、株式会社シュビキが提供するクラウド型のeラーニングシステムです。定額制で受け放題の「BISCUE LS」、研修効率化支援の「BISCUE TS」の2サービスを提供しています。
BISCUE eラーニングは、従業員が母国語で学習できる「多言語コース」だけでなく、管理者も多言語で管理できるLMS(学習管理システム)を搭載。さらに、各国・地域のサーバーを活用することで海外でも快適に受講ができるため、海外拠点の外国人従業員にも均一な教育環境を提供できます。
定額で受け放題のeラーニング「BISCUE LS」の料金は、年額42万円(月換算35,000円)から。複数のコースが用意されており、従業員数や受講したい講座に合わせて柔軟に選択できる点がおすすめです。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語、スペイン語、中南米スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、マレーシア語
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- シングルサインオン
- 中国語
- 英語
- フランス語
-
料金
月50,000円/100ID -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
etudesは、アルー株式会社が提供するeラーニングシステムです。約1,500社に人材育成研修サービスを提供してきた知見をもとに開発されたシステムで、大企業から中小企業まで規模の大小を問わず、幅広い企業に導入されてきた実績があります。
さらに、eラーニング教材の制作や対面講義とeラーニングを組み合わせた「ブレンド型教育」の設計を依頼することも可能です。
料金は、ID数に応じた月額課金制。初期費用無料、1IDにつき月額500円から利用できます。最小利用人数は1人と、小規模企業でも導入しやすいのもおすすめポイントです。
【多言語対応】
日本語、英語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 英語
-
料金
月29,400円/30ID -
初期費用
100,000円
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
30名
Smart Boardingは、株式会社FCEトレーニング・カンパニーが開発したeラーニングシステムです。4,500社に社員研修を行う研修会社が開発した質の高いコンテンツが最大の魅力で、累計発行IDは4万に上ります。
eラーニングに加えて、学んだことをすぐに実践できるライブ型のオンラインレッスンを提供しているのも特徴の一つ。スキルや知識が身に付くまで、繰り返しレッスンを受けられます。
さらに、自社オリジナルの教育プログラムの作成サービスも用意しており、育成課題の特定から教育計画の作成、キャリアマップや教育プログラムの作成まで依頼可能です。サポート体制も手厚く、専属のスタッフが定期的にサポートしてくれます。
【多言語対応】
日本語、英語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
-
料金
月4,900円/50人まで -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
なし
LearnOは、Mogic株式会社が提供するeラーニングシステムです。累計導入実績は3,800社、月間60万人が利用しています。
多くの企業から選ばれている理由の一つが、多彩な機能です。動画の配信・受講機能はもちろん、スライドの配信・受講機能、受講者のグループ管理機能、メール配信機能、ライブ配信機能など多彩な機能があります。
高機能ながら低価格な点もおすすめポイントで、最も低価格な「eラーニング格安プラン」の料金は50人までで4,900円。1人あたりわずか98円と安い料金で利用できます。
【多言語対応】
日本語、英語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
-
料金
月75,000円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
なし
楽々テスト君は、株式会社アグレックスが提供するeラーニングシステムです。累計450社で導入されています。
サービスの一番の特徴は、システムの使いやすさです。操作にあたって専門的な知識は一切不要。eラーニングシステムの操作が初めての方でも難なく使いこなせるでしょう。
初期費用は無料、月額料金は75,000円からとなっています。無償の学習コンテンツも用意しているため、導入後すぐに運用を開始できます。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 中国語
- 英語
- 講義のシステム登録
- 動画ファイル対応
- SCORM1.2ファイル対応
-
料金
月15,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
学び~とは、大手予備校・駿台予備校のグループ企業であるエスエイティーティー株式会社が開発したeラーニングシステムです。
他社と比較した強みの一つが、教材作成ツールの使いやすさ。PowerPointだけで簡単に教材を作成でき、動画や音楽の挿入もワンクリックで行えます。作成した教材は複数の会社で共有したり、外部に販売したりといったことも可能。自社のノウハウをグループ全体に浸透させたい方や、販売収益を得たい方におすすめです。
また、受講者の情報はCSV出力できるなど、ほかの業務システムと連携しやすいのもおすすめポイントです。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
CAREERSHIP
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
CAREERSHIPは、株式会社ライトワークスが開発したeラーニングシステムです。規模を問わず幅広い企業で導入されています。特に大企業で高い人気を得ており、上場企業の売上トップ100の企業のうち、47%で導入されています。
大規模かつ複雑な運用が可能な多彩な機能、1,000タイトルを超える多彩なコンテンツラインナップ、ISMS認証を取得するなど堅牢なセキュリティ体制などの理由で、多くの大企業から選ばれています。
また、2ヵ月で10本のオリジナル教材が届く仕組みのeラーニング教材の作成サービスも展開。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、ベトナム語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 中国語
-
料金
月200円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
SmartBrainは、株式会社キバンインターナショナルが開発したeラーニングシステムです。
マルチデバイス対応のシステムで、学習画面はもちろん、管理画面もスマートフォンやタブレットから操作できます。用意しているコンテンツは基礎的な講座から専門性の高い講座まで全450講座。理解度や習熟度を把握できるテストも9種類用意しています。また、動画などのコンテンツの販売機能も搭載しているため、自社のノウハウを外部に販売したい企業にもおすすめです。
料金は1人あたり1,080円からですが、ユーザー数が20人までであればすべての機能が無料で利用可能です。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- IP制限
- シングルサインオン
- 中国語
- 英語
- 韓国語
- タイ語
e学びばこ
-
料金
月8,000円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
2ヶ月
-
最低利用人数
なし
e学びばこは、株式会社テクノカルチャーが開発したeラーニングシステムです。大企業から中小企業含め、あらゆる規模の企業で導入されており、50万人以上の利用者がいます。
他社と比較したおすすめポイントは、誰でも直感的に使えるユーザーインターフェースの良さにあります。シンプルかつ分かりやすい操作画面のため、特別な知識がなくても受講できることはもちろん、教材を作成することも可能です。
料金は、同時アクセスユーザー数に応じて変動する仕組みで、同時アクセスユーザー数が5人までなら月額15,000円、15人までなら月額30,000円で利用できます。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語、韓国語、その他(要問合せ)
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
KnowledgeC@feは、株式会社富士通ラーニングメディアが提供するeラーニングシステムです。導入企業は1,950社、利用人数は113万人を数えます。
多くの企業から選ばれている理由の一つが多彩なコンテンツラインナップにあります。用意しているプログラム数は2,900以上。eラーニングはもちろん、集合研修やライブ配信研修にも対応しています。
また、堅牢なセキュリティ体制も心強いポイントで、ISMS、ISMAPなどの公的認証・規格に対応しているほか、セキュリティ専門のエキスパートチームが24時間365日体制でモニタリングを行っています。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、タイ語、ベトナム語、ドイツ語、スペイン語、インドネシア語、韓国語、ポルトガル語
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 中国語
- 英語
- フランス語
-
料金
月20,000円~ -
初期費用
200,000円~
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Learning Wareは、株式会社プロシーズが手がけるeラーニングシステムです。導入企業は2,800社以上、月間利用者数は100万人以上とeラーニングシステムとしては業界トップクラスのシェアを誇ります。
また、1,000を超えるレッスン数を用意し、eラーニングの学習管理はもちろん、集合研修やライブ配信まで一元管理できます。高機能でありながら月額料金は20,000円~と低価格なのも魅力です。
サポート体制も手厚く、導入前だけでなく導入後にも専属のサポートスタッフからの運用アドバイスを受けられます。
【多言語対応】
日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、ベトナム語、韓国語、タイ語、インドネシア語、マレー語、ほか30以上の言語に対応
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
以上、多言語対応のeラーニングシステムを詳しく解説しました。システム選定は実はややこしくて、導入費用、学習コンテンツ、LMS(学習管理システム)、サポート体制など、対応言語以外にもいろいろな点を比較検討する必要があります。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、多言語対応のeラーニングシステム選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのシステムがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
eラーニングシステムのメリット
eラーニングシステムの主なメリットは以下の通りです。
- 場所・時間を問わずに多言語で受講できる
- 動画やテストを活用した研修教材で、理解度・習熟度を深められる
- 集合社員研修にかかる費用を抑えられる
場所・時間を問わずに多言語で受講できる
eラーニングは、スマートフォンやタブレット、パソコンとインターネット環境さえあれば、いつでもどこでも学習できます。自宅や外出先からでも受講できるため、集合研修のようにわざわざ指定された場所に出向く必要はありません。
海外拠点で働いている従業員を研修する場合でも、eラーニングであれば、海外にいながらでも受講可能。多言語対応のeラーニングシステムであれば外国人従業員も母国語で受講できます。
また、普段の業務量が多いため研修のためのまとまった時間が取れない方もいるでしょう。そういった方もeラーニングであれば、通勤時間や家事の合間、就寝前など隙間時間に学習できます。
動画やテストを活用した研修教材で、理解度・習熟度を深められる
eラーニングのメイン教材は動画ですが、動画を使った学習はテキストのみの学習より高い効果が得られます。テキストを使った学習の場合、得られる情報は基本的に文字情報と画像のみです。
一方、eラーニングではスマートフォンやパソコンの特性を生かして、文字情報や画像はもちろん、動画を使っての学習も可能です。短時間で大量の視覚情報を配信できる点もeラーニングのメリットです。
さらに、eラーニングシステムのテスト機能を活用することで、受講者一人ひとりの理解度や習熟度を把握できます。受講者ごとの進捗状況や理解状況に合った、より最適な学習プログラムが立てられるでしょう。
関連記事:おすすめの多機能eラーニングシステム
集合社員研修にかかる費用を抑えられる
受講者各自が好きな時間に学習を進められるeラーニングを行うことで、集合社員研修にかかる費用を抑えられます。
集合社員研修を行うには、社員が一堂に集まるための会場を借りる必要があります。研修を受けさせる社員の人数によっては、会場費だけで数十万円かかるケースも考えられるでしょう。また、社員の交通費も会社が負担する必要があります。海外拠点の社員を日本に呼び、研修を受けさせる場合には高額の交通費に加えて、宿泊費も会社が負担しなければなりません。
eラーニングであれば、自宅からでも講義を受けられるため、交通費や宿泊費を会社が負担する必要はありません。もちろん、eラーニングシステムの利用料はかかりますが、集合研修と比べると費用は大幅に削減できるでしょう。
なお、eラーニングシステムの費用相場については「価格が安いeラーニングシステム」で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
eラーニングシステムの比較方法
eラーニングシステムを選ぶ際は、以下のポイントに注目してください。
- 自社に必要な言語に対応したeラーニングシステムか
- 動画配信やテストなど独自の教材を制作できるか
- LMS(学習管理システム)の機能が充実しているか
自社に必要な言語に対応したeラーニングシステムか
多言語対応と一口に言っても、対応可能な言語はサービスによって千差万別です。多言語対応のeラーニングシステムを導入したい場合は、自社に必要な言語に対応しているかどうかは必ず確認しましょう。
たとえば、導入したeラーニングシステムが英語のみ対応しており、自社で雇用している外国人従業員の母国語に対応していない場合、「本当は母国語で学習したいけど、英語でもなんとか理解できる」という状態では、学習効果は大きく下がってしまいます。そういったことにならないように、まずは自社で必要な言語を洗い出したうえで、その言語に対応しているeラーニングシステムを選びましょう。
動画配信やテストなど独自の教材を制作できるか
eラーニングシステムは既存の教材のみを学べるサービスと、独自の教材も制作できるサービスの2種類に大別されます。一般的な内容にとどまらず、独自のプログラムを学ばせたい場合、動画やスライドを使った教材を自社だけで簡単に作成できる機能を持つeラーニングシステムがおすすめです。あらかじめ登録されたプログラムのみ受講するタイプのeラーニングシステムの場合、時代や市況の変化に対応した教育が行えなくなる可能性があります。
なお、制作ツールの使いやすさはサービスによって違います。無料プランや無料トライアルなどで実際に使ってみて、より使いやすいツールを用意しているサービスを選びましょう。
関連記事:無料で使えるeラーニングシステム
LMS(学習管理システム)の機能が充実しているか
eラーニングシステムに搭載する機能を検討する際は、特にLMS(学習管理システム)の機能に注目しましょう。
LMS(学習管理システム)とは、eラーニングの受講や学習管理を効率的に行うための機能です。主な機能には、受講機能、受講履歴の確認機能、受講対象者の指定機能、進捗状況の管理機能、学習理解度テストの作成機能などがあります。これらの機能を使うことで、一人ひとりの社員が何の講座を受講して、どれくらい理解度が深まったのかなどを適切に把握できるようになります。従業員の成長を促進するためにも欠かせない機能のため、LMS(学習管理システム)の機能が充実しているサービスを選びましょう。
以上、eラーニングシステムの比較方法を解説しました。関連記事「eラーニングシステムの比較・おすすめ解説」では、より詳しい選び方や2024年最新のおすすめシステムを解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
まとめ:外国人従業員・海外現地スタッフの教育には、多言語対応のeラーニングがおすすめ
海外展開する企業や、外国人従業員を雇用する企業は年々増えています。外国人従業員の増加とともに、課題となるのが、どのように教育していくかということです。eラーニングであれば、海外現地スタッフであっても、日本と同様の教育を行えます。また、外国人従業員の母国語に対応したeラーニングシステムであれば、学習効率も上がるでしょう。そのため、外国人従業員の教育に多言語対応のeラーニングシステムを導入したいと思っている方も多いのではないでしょうか。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件でeラーニングシステムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なシステムを探してみてください。
とはいえ、多言語対応のeラーニングシステムに限定しても、数多くのサービスがリリースされているため、「多すぎて選びきれない」とお悩みの方もいると思います。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、eラーニングシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったeラーニングシステムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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相場がわからない
複数を比較しづらい
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